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オンデマンド・ビジネスへの道

変化への即応力こそ企業の価値を生む

 

第1回:停滞脱出の鍵を探せ!---合い言葉は「オンデマンド・ビジネス」

その月曜日の朝、Pachiは二日酔いでまだ頭がクラクラしていた。熱いお茶を飲んで気合いを入れ直し、メールチェックを始めたとき、e課長が声をかけてきた。

e課長: Pachi、また飲み過ぎか。
Pachi: いやあ、昨日友人の結婚式がありまして。三次会までつき合ってしまいました。
e課長: なるほど。
Pachi: そういえば、課長、「オンデマンド・ビジネス」って聞いたことあります?
e課長: オンデマンド・ビジネス? なんだそれ?
Pachi: 二次会である企業のIT部門で働いているっていう女の人と一緒になって、共通する話題も多かったからけっこう話したのですが、彼女が「やっぱりこれからはオンデマンド・ビジネスだよね」というようなことを言っていたんです。
e課長: 詳しく聞かなかったのか?
Pachi: もうかなり良い調子になっていたもので。彼女の顔すらぼんやりとしか思い出せない始末なんですよ・・・。ただ、彼女のところでは顧客ニーズにマッチした情報システムの活用がかなり進んでいるようで、たとえばWeb上で受注が入ると関係する各部署が一斉に動き出して迅速に処理する仕組みができているようなのです。
e課長: へえ、それはすごいな。

「オンデマンド・ビジネス」って何だ?

e課長は先日の経営企画会議で社長から言われたことを思い返していた。

社長: わが社の売上げも数年間250億円前後で停滞したままだ。
ウチくらいの規模の会社はどこも厳しいだろうが、わが社も何とかここまではリストラもせずに持ちこたえている。
ただ、今のままでは、200人体制にまで縮小しなければならんかもしれない。そうなる前に、何か手を打ちたいと思う。
そのためにも、以前、多摩大学の星野克美先生から学んだことをもう一度思い起こして、ITをうまくビジネスに活用することで、成長軌道に乗せられるような方策はないだろうか。
そのあたりを、君が中心になって少し検討してみてくれないか。

e課長は、Pachiの話に「ひょっとしたら」と感じた。ここにヒントがあるかもしれない。
e課長は自席に戻ると、インターネットで「オンデマンド・ビジネス」を検索し、情報収集に取りかかった。

オンデマンド・ビジネス

オンデマンド・ビジネス?実現できれば、かなり高い効果を得られそうなものだ…。だが、何から始めていいのかわからない。そこでPachiを呼んで、事情を説明した。

e課長: Pachi、二次会で会った女性に連絡はつくのか?
Pachi: 友人に聞けばなんとかなると思います。
e課長: そうか。彼女が言っていたというオンデマンド・ビジネスについて、いろいろ聞いてみたいと思うんだ。ちょっと連絡をつけてみてくれないか。
Pachi: はい、やってみます。でも、その前に熱いお茶をもう一杯…っと。



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