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オート・オークション応札システムを構築

「IBM統合オークション・ソリューション」導入事例

中古車オークション業界のリーダーであり続けるために

株式会社シーエーエーの写真 オート・オークションが中古車流通の主流となるなかで、株式会社シーエーエー(以下、CAA)は、国内有数規模のオークション会場を全国4カ所に展開し、約50万台の年間出品台数を誇っています。また、インターネットを利用したネット・オークションの運営にも意欲的に取り組み、多くの会員の方々から高い評価を得ています。しかしながら、市場の成熟化に伴って競争は激化する一方です。
そこで同社では次の一手を求め、グリッド配信技術やエージェント技術などの先端テクノロジーと、IBM BladeCenter、IBM Anyplace Kioskなどの優れたハードウェアを組み合わせた「IBM統合オークション・ソリューション」を導入。このソリューションによる新オークション・システムを構築し、今まで抱えていた課題を解決するとともに、コスト削減や会員様の満足度向上も同時に実現しました。今後も、出品/会員数の拡大、売り上げ増加に向けて、さらなる取り組みを進めていく予定です。

中古車オークション業界の競争が厳しさを増す中で

CAAは1988年にオークション会場(現在のCAA中部会場)を豊田市に開設。良質車にこだわる事業方針の下で、全国有数の規模と高成約を誇るオート・オークション会場として成長を続け、今日では、全国4会場の年間出品台数は50万台を越すまでになっています。
その一方で、市場の成熟化に伴う競争の激化や、ネット・オークションへの需要シフトが進み、新たな課題が浮き彫りになってきました。より高度なサービスを提供し、参加者の方々の利便性を向上させ、オークションの活性化を図っていかなければ、競争に勝ち残るのは難しい状況です。
特に最近ではネット・オークションの普及により、オークション会場間の競争のみならず、中古車オークション業界全体での競争が激化しています。オート・オークション・ビジネスは、市場のIT化、オープン化を受けて、今まで以上に情報の質とスピードが求められているのです。

オークション会場リニューアルに伴い、新システムの導入を決断

オークション会場の写真
CAAは、激化する競争に勝ち残るために、敷地面積14万平方メール、最大収容能力6,500台を誇る新オークション会場を中部会場に建設することを決断。同時に、先進テクノロジーを活用した新オークション・システムを構築することにしました。ネットワーク経由での落札台数が全体の5割近くを占めていることから、ネット・オークション対応のさらなる強化を含め、オークション・システムの刷新によるサービスの充実化が欠かせないと判断したからです。
新システムの構築にあたり、同社は「IBM統合オークション・ソリューション」を採用しました。最新の技術を用いることで、会員様の満足度向上とコスト削減が同時に期待できたからです。
こうして、2005年9月には新システムの構築プロジェクトがスタートしました。

今後も業界をリードしていくために

「IBM統合オークション・ソリューション」は、インターネットでも利用されているIPプロトコルを採用。標準化を図るとともに、エージェント技術による高度なサービスの提供や、グリッド配信技術によるネットワーク環境の高速化・安定化、キオスク端末/ICカードの導入による使い勝手の向上や不正防止を実現しています。
CAAがIBMに期待したのは、テクノロジーの先進性ばかりではありません。システム構築に取り組む姿勢についても、CAA 代表取締役専務 長崎 豊氏は高く評価しています。
「新システム構築に当たり、IBMには本当にさまざまなリクエストを出しました。『それはできません』という返事になりそうな要求についても、一つ一つ真摯に聞いてもらうことができ、CAAとIBMが共同で新しいシステムを構築しているという一体感が得られ、とても満足しています」
こうして完成した新システムは、2006年5月に新システムでのサービスがスタートし、さらに11月にはインターネット・リアル応札も始まりました。

会員様満足度向上と業務の効率化を同時に実現

ネットワークには、IBMのグリッド配信技術であるIBM Peer-to-GroupMedia Broadcast(IBM P2G)を採用。IBMP2Gは、LAN環境下の複数のクライアントがデータ・パケットを分担受信することで、ネットワーク・トラフィックを大幅に削減することができます。中部新オークション会場では大規模回線を敷設することなく、約1,150席の応札端末にオークション・データを一斉送信することが可能になりました。
IBM BladeCenterを採用したオークション用サーバーには、エージェント技術を導入。事前に希望車両の入札価格を指定しておくと、参加者に代わってエージェントがオークションの状況に合わせて応札を行い、従来の機械的な不在応札とは異なる自然な応札を実現しています。
自席の応札端末であるIBM Anyplace Kioskのタッチパネルを操作すれば、オークション画面と情報検索の画面を自由に切り替えることができます。相場検索や車種別検索、落札車両検索などの多様な検索で、必要な情報を確実かつスピーディに集めることができます。
また、商談申し込みや不在申し込みも応札端末から行うことが可能です。応札のために特に開発された押しボタンは、レスポンスの速さと相まって「オークションに集中できる」「応札のタイミングを逃さない」と多くのユーザー様からご好評をいただいているとのこと。
非接触型ICカードによるスムーズな受付、セキュリティの向上、出品準備作業の削減など、主催者側の作業も大幅に効率化されました。

さらなるネットワーク化を推進

CAA 代表取締役社長 鈴木 章郎氏は、今回の取り組みを次のように総括します。
「当社が業界をリードしていくには、新たな取り組みが必要だと感じています。今回、IBMの協力を得て、私たちの要望を最大限に取り入れていただくことができました。新システムに移行したことで、オークション会場の応札端末から高機能な検索や多様な申し込みが可能になり、会員様の利便性を飛躍的に高めることができました。加えて、会場外からもインターネット経由でリアルタイムに応札が可能なWebリアルを実現したことで、オークション会場に足を運べない会員様にも大変な好評をいただいています。今後もIBMとパートナーシップを組むことによって、ネットワーク化を推し進め、エージェント技術の活用など、さらなる機能拡張と会員様の満足度向上に取り組んでいきたいと考えています」

株式会社シーエーエー DATA

設立

1987年8月1日


事業内容

中古車オート・オークション会場の運営


所在地

愛知県豊田市竜神町東名32番地


会場

中部会場・東京会場・岐阜会場・東北会場


売上高

連結 66億5,100万円(2006年7月期)


資本金

4,900万円


従業員数

166名(2006年7月現在)


会員数

16,500社(2006年7月現在)

製品・技術情報

ソフトウェア

WebSphere Application Server
WebSphere MQ
DB2 UDB Workgourp Server Unlimited Edition
Tivoli Storage Manager


ハードウェア

IBM BladeCenter
IBM System x
IBM System Storage
IBM Anyplace Kiosk


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