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粋(イキ)なエコシステム

パートナーとの協業で実現した事例をご紹介 第2回 御木本製薬株式会社様

夢を提供し、その夢を実現するのがわれわれの仕事。

御木本製薬株式会社 田所邦雄 社長

タブの始まり

 

内池社長:

まず化粧品業界の動向から教えてください。


田所社長:

化粧品業界は、今世を挙げての化粧品ブームで、非常に活況を呈しています。女性はいくつになっても、いつまでも若く美しくありたいと美容に熱心ですし、最近では10代からお肌の老化を心配して手入れをしている。以前より利用年齢層が上にも下にも伸びています。当社ではありませんが、10万円を超える価格のクリームがよく売れたりもしています。また、女性用ばかりでなく、最近は男性用も徐々に市民権を得てきています。しかし、その分競争も激化しています。国内にも同業他社が多いですし、海外からの参入も増えています。さらには、従来まったく化粧品と関係のなかった業種からの新規参入も相次いでおり、非常に厳しい状況になっています。


内池社長:

そういう厳しい状況のなかで勝ち残っていくために、御社が解決しなければならない課題というと、具体的にはどういうものがありますか?


田所社長:

田所社長の写真当社に限らず化粧品業界全体の、と言ってもいいかもしれませんが、大きな経営課題が3つあります。まず、販売している商品が直接お客様の肌につけられる化粧品ですので、品質の確保と強化が重要です。また、市場の変化、移りやすい消費者の嗜好の変化、そういったものを素早く察知して対応し、商品の改善や新製品を開発したり、マーケティングを変えていくこと、そして、コスト面で他社より優位に立つためのコスト競争力。これらの課題を解決するために、ITは不可欠であり、重要な役割を果たしていると考えています。


内池社長:

確かに、ITの持つ特性として、まず膨大な情報を処理できる能力とスピードがあります。そして情報をできるだけ見える形にするという特性を持っています。集めた情報を元に素早く的確な決断を行わなければならないという時に、従来のようにひとりで情報を独占して決断するという方法では、もう正しい選択はできないと思います。ですからITで情報を共有し、議論をしていく。どこかの部門が下した決断も、結論だけを提示するのではなく、その背後にある前提も共有する。そのような取り組みを行うことが、より速く、より正しい経営判断を行うことにつながるんだろうと思います。
また、現場においても前後のプロセスも知ることで、品質や生産性の向上が可能になります。前のプロセスで期待されることをカバーし、次のプロセスが作業をしやすいように送り出す。このためにITで情報を共有することが、品質や生産性の向上にも寄与すると考えています。


田所社長:

そうですね。経営判断のスピード化には、まさにITは不可欠です。どこの会社もそうだろうと思うのですが、当社では昨年組織を大幅に変え、スリムでフラットな形にしました。それによって、現場の情報や市場の動向などが以前よりずっと速く、経営トップまで伝わってくるようになりました。と同時に、われわれのところに来る情報量も膨大なものになり、それに対して迅速に的確な判断をしなければならなくなっています。こうなってくると、ITによる管理ツールなしで、経営の責任を全うすることは、ほとんど不可能です。

幅広い出会いから知識を吸収
「わたしは非常に単純な人間なので、会う人ごとに感銘を受け、影響を受けてしまうんです。ですから、今の尊敬する人は? と聞かれれば、内池社長ですねえ」と、本音混じりの冗談を語る田所社長。一方の内池社長も誰か一人、なにかひとつの分野にとらわれることなく、いろいろな人や書物などからどん欲に知識を吸収したい方だという。案外この二人、よく似たタイプなのかもしれない。



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