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次世代EDIはこうして生まれた
流通業界にとって、様々な問題点がクローズアップされ始めていたEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)が、大きな転換期を迎えています。
大手スーパー18社が卸と団結して、「次世代EDI標準化ワーキング・グループ(WG)」を結成。2007年4月1日に、流通業界の次世代EDIの標準規格である「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)Ver1.0」を発表しました。
今回お送りするのは、2007年6月に開催された「次世代EDIソリューション セミナー」で講演した花王カスタマーマーケティング株式会社 流通開発部 マネジャー 須賀慎一氏のセミナーレポートです。卸の代表として「次世代EDI標準化WG」に参加し、次世代EDI共同実証にも取り組んだ花王カスタマーマーケティング様の事例をご紹介いたします。
花王カスタマーマーケティング株式会社(略称:花王CMK)
2007年4月1日、旧花王販売と旧花王化粧品販売が合併し、誕生しました。
会社DATA
-
設立
1971年12月25日
資本金
18億2900万円
-
従業員数
7,407名(2007年4月現在)
事業内容
花王株式会社及び花王株式会社の子会社・関連会社の製造もしくは販売する洗剤・シャンプー・化粧品等の販売

花王グループの企業理念
花王CMK ECR推進への取り組み
花王グループの行動原則にある「消費者起点」の活動の一つとして、花王CMKでは、ECR(Efficient Consumer Response:効率的な消費者対応)の推進に取り組んでいます。同社ではECRを次のように理解しています。
ECR 当社の理解
- 消費者のニーズに基づいて、全ての仕事を組み立てる
- ニーズ対応に不必要なものを省き、徹底的に効率化する
- 複数の企業で連携し、標準化を進める←重要な視点
上記を実現する業務改革のコンセプト+ツール
IT面では、企業間データ交換基盤の標準普及が重要であると認識。それを推進する“場”(GCIジャパン、卸研究会、経済産業省・流通システム標準化事業等)”での活動と、策定された標準の実用化に向けた活動に積極的に参画する方針です。
ECRに取り組むことが社内に根づいているので、次世代EDI標準化WGに参加し、また自社のコストでインフラを用意しなくてはならない次世代EDI共同実証を行うことについても、社内からの異論はなくスムーズに進めることができました。
経済産業省の流通システム標準化事業とは
経済産業省の流通システム標準化事業の柱は2つ。1つはもちろん、新しいEDIとなる「流通ビジネスメッセージ標準」です。もう一つは、卸売業と小売業の間にデータプール業者を入れ、速やかに同期化する「商品マスタデータ同期化システム」です。
経済産業省 流通システム標準化事業 全体像

出典:平成18年度 経済産業省 流通システム標準化事業成果報告会資料
2006年度末までに、議論によって合意した標準規格が、インターネットをベースに決められた通信手順で実現可能であるかを実証する次世代EDI共同実証がスタート。2007年3月に実証が終了し、4月以降参加各社が順次本番に切り替えています。次世代EDI共同実証には小売業4社、卸売業9社が参加しました。
プロジェクトの体制図

出典:平成18年度 経済産業省 流通システム標準化事業成果報告会資料
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