ビジネスの課題
一般消費者をターゲットとする消費財メーカーが、勝利を手にするために取り組むべきことには、次の2つの優先課題があります。
- 市場の多様化と変化に即応し、迅速に製品の市場投入を行う
- 販売管理やマーケティング活動にかかるコストを低減する
ITの役割
この課題を解決するためには、サプライ・サイドとデマンド・サイドを結ぶバリューチェーン全体で、製品データや販売データを共有できるようにして、手作業をできるだけ減らす必要があります。
しかし、バリューチェーンを構成する自社・仕入先・販売先などで稼働している情報システムは、それぞれ異なるシステムであることが一般的です。
さて、この情報のサイロを越えて、情報を動的に共有するにはどうすれば良いのでしょうか?
従来の統合アプローチ
解決へのアプローチ
関係企業間のきずなが強く、取引先、得意先が比較的固定化されていた従来のビジネス環境であれば、共通のプラットフォーム上で、システムやアプリケーションを統合したりすることも可能かもしれません。
しかし、既存の情報資産をムダにすることなく、グローバルな環境でビジネスをダイナミックに展開するためには、そのような静的な統合はあまり意味がありません。
そこで、異なるシステム間でデータを共有するため「データの同期化」という方法をとります。
データの同期化というアプローチは、WebサービスなどのSOA(サービス志向アーキテクチャー)に基づく標準化された技術を利用することで可能になります。業務アプリケーションのインターフェースをモデル化し、ビジネス・プロセスの呼び出しやルーティングなどを、共通のランタイム環境で行えるようにします。
今ある業務アプリケーションの情報とプロセスを、新しいビジネス機会の創出に利用できるようになるのです。
データ同期化アプローチ
IBMからのご提案
IBMでは、実証されたミドルウェア・アーキテクチャによって投資効果の早期実現とプロジェクト・リスクを回避します。
ビジネス・パフォーマンス管理機能の提供
- WebSphere Business Integration Modeler and Monitor
製品情報管理機能の提供
- WebSphere Product Center
- Global Data Synchronization
- WebSphere Business Integration pre-built collaborations
メッセージング機能の提供
- WebSphere Business Integration Connect
- WebSphere Business Integration
コラボレーション機能の提供
- WebSphere Portal
- WebSphere Everyplace
先進事例
事例1:IBMソフトウェアでサプライ・チェーンを実現したUnilever社
ビジネス課題
- 発注エラーの削減
- 製品情報の可視化
- 管理コストの低減
ソリューション
WebSphere Business Integration によるグローバル統合フレームワーク
- 世界の流通業界標準の接続手順(EDIINT- AS2)に対応したB2B統合
- ユニリーバ・グループのすべてを共通のシステム(SAP)で統合
導入効果
- 製品情報の共有化、スピード化により、製品の市場投入時間を短縮
- グローバルな電子商取引を前提とする新たなビジネス機会への準備
- 新しいインフラストラクチャは重要なビジネスで利用されている
- 顧客やサプライヤとの新しいプロセスの開発や情報交換を素早く、柔軟に実現
事例2:製品データのグローバル管理を実現した米国KRAFT社
ビジネス課題
- グローバル製品体系の導入
- 製品情報の精度向上
- 製品情報データベースの開発
- Transoraと協同してRFIDの標準化を主導
ソリューション
WebSphere Product Center
導入効果
- 手作業の自動化とエラー削減により、市場投入時間を短縮
- Transoraによるグローバル・データの同期化
- 全世界の拠点のシステムにあるデータの重複を削減し、情報の精度を向上
事例3:WebSphereにより製品データをコントロールするフィリップス セミコンダクター社
ビジネス課題
- 複数のバラバラのプロセスをコントロールする
- 製品情報の交換をRosettaNetの既定に基づいて標準化
- 製品設計プロセス(PLM)に新製品の導入プロセスを統合
- 中央で管理された正確な情報により、取引上の不要な争いを低減
ソリューション
- WebSphere Product Center
- WebSphere Business Integration
- WebSphere MQ
導入効果
- 製品情報の品質の改善
- コストの削減と市場投入時間の短縮化
- 自動化されたワークフローにより、製品検査の時間を短縮
- 業界標準に基づく規制遵守
- 製品情報の柔軟な展開が可能
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