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IT経営百選に学ぶ

第6回:ポイントその5 - IT経営で満足度を向上させた企業とは

ITで自社を取り巻く人々の満足度を高める

タブの始まり

 

「21世紀のモデル企業」になるのは中堅企業

全6回に渡り、平成18年度IT経営百選「最優秀企業」のIT活用事例を紹介いたしました。各企業に共通するポイントは、「全体最適と継続的進化」であるとIT経営百選選考委員長の上村氏は指摘します。

集合写真

「21世紀に入ってマーケットは供給過多になり、企業の論理が通用する売り手市場から、消費者がイニシアチブを持つ買い手市場へと転換しています。いままでの常識が通用しない。企業全体の仕組みを変えていかなければ、マーケットの急激な変化に対応することはできません。
全体最適というのは、実は経営者がリーダーシップを発揮できる中堅企業のほうが果たしやすい。部門ごとに力を持つ大企業ではなかなかできません。だから中堅企業から、21世紀のモデル企業としてアピールできる存在が次々と現れているのです。

さらに、そうしたことを可能にするには、毎年経営レベルを着実にアップさせるという継続的進化が重要になります。IT投資もシステム再構築時期だけ突出して他の年には特別な投資をしない、という考えは通用しないことを認識すべきです」

加えて、
「中堅企業のIT投資は中長期的に考えることが重要。21世紀のモデル企業になるためには、もはや経営をまるごとIT化していかなければなりません。IT経営百選企業の事例を参考に、5年10年のスパンでアクションプランを立て、それをひとつひとつ成し遂げていくと、結果としてよい会社ができあがるでしょう」
ただし、その場合、
「中堅企業は予算が大企業のように潤沢でないから、全方位的に少しずつIT投資を行うのではなく、優先度が高いテーマに重点的投資をすることが肝要です。つまり、IT投資の成果を確実にモノにするには、どのテーマを“選択”し、“集中”するかという考え方がポイントである」
と力説します。

IT経営百選の最優秀賞に選ばれた企業の経営戦略の詳細は、「IT経営百選」のホームページ上で公開されています。ここに掲載された経営戦略が評価され、銀行から2億円の無担保融資を持ちかけられた中堅企業もあるといいます。その事例に触れるだけでも非常に勉強になるはず、とは委員会の弁。他ではまず得られない貴重な情報が詰まっています。ぜひご一読ください。


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