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管理会計のツボ

「企業価値」を向上させる管理会計を考える

第1回管理会計実践のツボ

管理会計活用手法の概要

田中:

課長、今度の経営戦略のスローガンですけど、『売上げ倍増、コスト半減』って本当ですか?


課長:

もちろん正真正銘の大まじめだよ。
これまでの業績を適切に評価した上で、新年度のプロジェクト計画や期間計画を立て、予算編成を行った結果なんだ。
みんなが、努力すればきっと達成できるはずだよ。


田中:

へ~~すごい自信ですね。


課長:

ここに赴任してきてから最初の仕事だったから、気合が入ったのは正直なところかな。ただ、戦略策定のための情報を準備するのは大変だったよ。外部のコンサルタント会社に相当依存せざるを得なかったんだ。


田中:

なるほど、そうだったんですか。
ただ、それにしても、今の状況ってすぐ変わりますよね。競合会社もいろいろ手を打ってくるし、なかなか計画どおりには進まないんじゃないですか?


課長:

うん、なかなかいいところを突いてくるね。ビジネスの状況が刻々と変化するのは田中君の言うとおり。景気も競合も1年の間には予想もしなかった変わり方をすることがある。でも、だからこそ経営戦略っていうのは、そういう変化に即応できる継続的な仕組みを持つことが大切なんだよ。


田中:

それって、どういうことですか?


課長:

つまりさ、状況の変化に合わせて、経営資源を柔軟に編成しなおすことが重要なんだ。
そのためには、予算に対して実績がどう推移しているかをつねにモニタリングし、変化があればその要因を迅速に分析・把握して、商品戦略や営業戦略に反映していく必要がある。


田中:

あ、それって、PDCAサイクルってやつですよね。
でもウチの会社って月次決算もままならない状況なのに、そんなことできっこありませんよ。


課長:

いいや、やれるようにするのが、わたしらの仕事だよ。
特に、IT部門の田中くんには頑張ってもらわなくちゃね。
とりあえず、明日までに、LOBごとの財務会計資料を出せるようにしておいてくれるかな。


田中:

エッ 明日ですか…

 

 

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         コンサルタント深澤先生
管理会計は、簡単に言ってしまうと会計情報を企業経営に生かすための手法のことですが、その手法にはいろいろなものがあります。これから、約10回ほどで、現在の企業にとって実効性のある手法を紹介していきたいと思っていますので楽しみにしてください。
今回は、今後紹介していく予定の項目を書き出してみましたので、ご覧ください。

経営戦略に管理会計を生かすツボ


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