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サンネット株式会社

もうノートPCは外では使わない!スマートフォンとタブレット端末だけの企業モバイル活用事例

サンネット株式会社のロゴ 神奈川県小田原市に本社を構えるサンネット株式会社(以下、サンネット)は、会計業務のシステム構築に強みを持つシステム・インテグレーター企業。会計業務に精通しており、簿記資格を持つ社員が30人以上在籍しています。「感動創出企業」を経営理念として掲げる同社は、顧客と社員、そして社会に感動を与える企業となることを目指して、日々の業務に取り組んでいます。

東京オフィスの開設を機に社内システムを刷新

市川聡氏の写真
サンネット株式会社
代表取締役社長
市川聡氏
サンネットは2011年9月、東京・新宿に東京本社オフィスを新設しました。これを機に同社は、異なるオフィスや顧客先に常駐する社員同士のタイムリーな情報共有を図るために、モバイル・デバイスを活用することで、機動性を増すとともに、従来のPCは共用化するなど、社内システムを全面クラウド化した「SUNNET's CLOUD」(サンネットクラウド)を構築しました。さらに同社では現在、自社内でのSUNNET's CLOUDの運用ノウハウを基にした、新たなクラウド・ソリューションを顧客に提供することを計画しています。

「これまで、自社システムに関して、概して目が行き届かないところがあり、社内システムの整備は随分遅れているというのが実情でした」

こう語るのは、サンネット株式会社 代表取締役社長の市川聡氏。
「しかし、こうした状態をいつまでも放置しておくわけにはいきません。そこで、2011年9月の東京本社オフィスの新設を機に、社内システムの刷新に取り組むことになりました。弊社の社員の多くは、小田原本社の近辺に住んでいます。そのため、東京本社への通勤には、往復4時間近くもの時間を費やすことになります。この通勤時間を、何とか有効活用できる仕組みが構築できないかと考えました」(市川氏)

また、同社の社員の多くは、顧客先に出向いて業務を行っています。そのため、新たに構築する社内システムでは、社外で業務に従事する社員との間でタイムリーな情報共有を可能にし、社員の満足度を高めることを目指しました。さらに、新たに開設する東京本社オフィスでは、コスト削減と業務効率化のために、社員の座席を固定しない完全フリーアドレスのオフィス環境を採用することになりました。

こうした仕組みを実現するためには、場所にとらわれることなく、いつ、どこにいても、誰とでもコミュニケーションがとれるシステムを構築することが必要です。そのためにポイントとなる技術は3つ。場所を問わずシステムにアクセスするためのモバイル技術、高度なシステムを低コストで効率良く構築するためのサーバー仮想化技術、そしてどんなデバイスからでもデータ同期を可能にするためのクラウド技術です。

「ご存じのように、『モバイル』『仮想化』『クラウド』は、今日における3大ITトレンドです。サンネットではこれらの技術を、自ら率先して経験することにより、お客様へ最適な提案ができると考えています」(市川氏)

そして、この3つの中の「モバイル」を実現するための中核ソリューションとして同社が導入したのが、エス・アンド・アイ株式会社が提供するスマートフォン内線化ソリューション「uniConnect」だったのです。

フリーアドレス環境で威力を発揮したuniConnect

uniConnectは、会社の内線番号にかかってきた電話を、スマートフォンに自動的に転送する機能を提供します。これは、フリーアドレス環境を導入した新オフィスにおいては、極めて大きな効果を発揮しました。フリーアドレス環境では、社員のために固定の専用デスクは用意されません。そのため、社員に専用の固定電話機が割り当てられることもありません。

このままでは、内線番号を通じた電話連絡が困難になってしまいます。しかし、uniConnectが導入された環境であれば、どのデスクに座っていようとも、内線番号にかかってきた電話をスマートフォンで確実にとることができるのです。uniConnectの導入効果について、サンネット システム開発部 部長 和田氏は次のように述べます。

「オフィス内にいるときはもちろんですが、外出先でもお客様から内線番号にかかってきた電話に対してスマートフォンで確実に応対できるので、コミュニケーションロスが大幅に減少しました。また、社外にいる社員に対しても、固定電話と同様に内線番号を指定すれば簡単に連絡が取れるため、外回りが多い管理職への報告も迅速に行うことが可能になりました」

また、システム管理者にとっても、uniConnectの導入は大きなメリットがあったといいます。東京本社オフィスでシステム管理業務に従事する企画総務部 情報システム課 主査 江川氏は、次のように説明します。

「当社では社員にスマートフォンを配布していますが、人事異動があると社員に割り当てた電話番号を変更しなくてはいけません。その際、uniConnectの共有アドレス機能を使えば、更新されたアドレス帳の内容がすべてのスマートフォンに自動的に反映されます。これは管理者の立場から見ると、非常に便利な機能だと感じています」

ちなみに同社オフィスのフリーアドレス環境では、デスクだけではなくPCもすべて共用となっています。各社員は、オフィスに出社すると、キャビネットの中にストックされた共用ノートPCの中から1台を取り出し、ネットワークに接続して利用しています。社員一人ひとりのデスクトップ環境はPC上にではなく、クラウド環境上に仮想デスクトップとして存在するため、どの端末であろうともネットワークにつなげられさえすれば常に同じデスクトップ環境にアクセスできるのです。こうした環境は、モバイル・テクノロジーとともに同社が新社内システムのコア技術として挙げるクラウド・コンピューティングによって実現されたものです。

ノートPC持ち出しが不要になり情報漏えいリスクが大幅低減

なお、uniConnectの機能は、単に内線電話の音声コミュニケーションをスマートフォン上で可能にするだけではありません。メールやスケジューラーといったコラボレーションツールのデータを、スマートフォンと同期させることもできます。これによって、いつどこにいても、スマートフォンから最新のメールやスケジュールを確認できるようになります。これは、サンネットが目指す「いつ、どこにいても、誰とでもコミュニケーションがとれるシステム」と、完全に合致するものでした。市川氏も次のように述べます。

「グループウェアなど社内の既存システム資産と、モバイル端末との間の連携が、uniConnectなら実に簡単に実現できると感じました。既存システムとの連携機能は、来るべきマルチデバイス時代においては、欠かせない技術だと思います」

このように、社外に居ながらスマートフォンで音声・データ共に密なコミュニケーションがとれるようになれば、自ずとノートPCを社外に持ち出す必要もなくなります。このことは、ノートPCの紛失や盗難による情報漏えいを防ぐという意味で、セキュリティー上の大きな利点になります。事実、サンネットでもセキュリティー上の観点から、ノートPCの社外持ち出しを禁止しています。

「弊社ではISMS(情報セキュリティーマネジメントシステム)のルールにのっとり、社員がノートPCを持ち出すことを禁じています。以前は、営業スタッフにかぎりノートPCの社外持ち出しを許可していましたが、やはりセキュリティー上の脅威になる可能性を考慮し、全面的に禁止しました」(市川氏)

その代わり、スマートフォンやタブレット端末の持ち出しは許可されています。これらのデバイスでも、uniConnectの機能を活用することにより、ノートPCに劣らぬほどの使い勝手が実現できているといいます。さらに、スマートフォンやタブレット端末には、ノートPCにはない独自の強みもあると市川氏はいいます。

「スマートフォンやタブレット端末はノートPCと比べ、システムの立ち上がりが極めて速いことが大きなメリットだと思います。このことによって、出先での作業をスピードアップし、無駄な時間を大幅に削減できます。一度これらのデバイスに慣れてしまうと、ノートPCを持ち歩こうという気持ちはすっかりなくなってしまいますね」

ただし、もし万が一スマートフォンやタブレット端末上に重要なデータが残った状態で紛失や盗難に遭うと、ノートPCと同様に情報が漏えいしてしまう危険性が残されています。そこでuniConnectでは、万が一に備えてスマートフォンやタブレット端末を電話経由で初期化できる「セルフリモートワイプ機能」を備えています。たとえ端末が紛失や盗難に遭っても、即座にその場で端末上の情報を消去できるため、より一層情報漏えいのリスクが低くなるのです。

IBMとビジネス・パートナーによる万全の支援体制


uniConnectが稼働
するIBM System x
今回サンネットが導入したuniConnectシステムは、IBMのx86サーバー製品「IBM® System x」上で稼働しています。サーバーは社内のサーバールーム内に設置されており、可用性確保のために冗長化構成された2台のサーバーが2セットずつ配置されています。IBM System xについて、市川氏は「われわれだけでなく、お客様先でも多くのIBMサーバーが運用されていますが、やはり安定稼働を支える信頼性や耐久性などの面で非常に優れていると感じます」と高く評価しています。

また、uniConnectの導入作業に当たっては、同製品の開発元であり、IBMのビジネス・パートナーでもあるエス・アンド・アイが導入支援サービスを提供しました。同社のサービスについて、サンネット 企画総務部 情報システム課長 片岡氏は次のように述べます。

「エス・アンド・アイさんにはuniConnectの導入以前にも、サーバー仮想化の導入プロジェクトでさまざまな支援をいただきました。その際には、企業規模に見合った適切な提案をいただき、とても信頼できる企業だと感じました。今回のuniConnect導入に際しても、こちらはただ要望を出すだけでしたが、エス・アンド・アイさんにすべてこたえていただき、とても感謝しています」

【製品・技術情報】

モバイル・デバイス活用事例

【ハードウェア】

IBM System x3650 M3
IBM System x3250 M3


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IBM、IBMロゴ、ibm.com、およびSystem Xは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。

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