当記事は、TechTargetに掲載のファイルサーバー統合に関する同名の記事より転載しております。増えすぎたファイルサーバーで、運用負担やコスト増加などにお悩みのお客様の課題解決にお役立てください。
乱立するWindowsファイルサーバーとそれに伴う非効率なストレージ環境をどう整理するのか。急増する情報資産の管理に悩む中堅企業にとって、この課題は先送りのできないものとなっている。
乱立するファイルサーバー
企業の業務を支えるシステム環境では、Windowsファイルサーバーの乱立が大きな問題となっている。Windowsファイルサーバーとして購入されるものの多くは安価なIAサーバーで、それにひも付くストレージは接続そのものが簡単なので、あっという間にシステム全体が複雑化してしまう。この管理を放置していると、各ファイルサーバーに同じファイルが世代管理もされないまま保管され、迅速な情報共有が困難になるばかりか、情報漏えいのリスクも増大する。特に、このような環境にさらされているのは、専任の管理者が不在の中堅企業に多いのが実情のようだ。
この課題を解決するためには、統合ストレージ製品の導入が効果的である。ファイルサーバーとして利用できる統合ストレージ製品で、乱立状態を解消し、情報資産の安全性を確保する。さらには次世代のITインフラを構築するための基盤作りにつなげていく。そんな手法が、人手と予算が限られる中堅企業にも十分に取り組める試みとして注目されている。
だが、ストレージ統合ができるならどんな製品でもよいわけではない。IBMの新世代NAS「IBM System Storage Nシリーズ」なら、システム管理者が常に悩まされるファイルサーバーとストレージ管理の3つの問題を解消してくれる。では、その3つの問題とは何か…
中堅企業が抱える情報資産環境の3つの問題
ここで、特に中堅企業が抱えるファイルサーバーにおけるストレージ環境の問題点について整理してみよう。主に3つの問題に直面していることがいえる。
1つは、非効率になる投資だ。Windowsファイルサーバーの台数が増加することで、内蔵ストレージやSAN、テープストレージなどの混在を招くとともに、頻繁なセキュリティパッチの適用やOS再起動に伴うサービス停止など、Windowsのセキュリティ脆弱性への不安を常に抱えることになる。
また、個々のストレージがサイロ化し、相互の融通性が低いためストレージの拡張も困難になり、最大利用を見越したディスクを割り当てることで平均使用率が3、4割程度になっているなど、無駄なコストが発生している。
2つ目は、情報資産保護の困難さ。データの急増でただでさえバックアップに時間がかかる上に、バックアップ対象のファイルサーバーが増え続けると一元管理が困難になる。また、DAS形態で接続しているファイルサーバーと外部ストレージでは、データをリストア(復元)するにはシステム停止が伴うので、ユーザーの要件を満たせないという問題も発生している。
3つ目が、拡張性と柔軟性に欠けること。ビジネス環境が急速に変化する中、既存のWindowsファイルサーバーに外付けのストレージを付け足していく従来の方法だと、ストレージ側の設定を行ってからファイルサーバー側でそれを認識させる作業が必要となり、常に拡張のための導入や設定変更に多くの時間を費やすことになる。この工数を前提にシステム拡張を考えると、経済的にも人的にも予想以上のコストが必要になり、ビジネスの成長に合わせた迅速な拡張ができないという状況にある。
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