24時間動き続ける外国為替取引で安定したサービスを提供するSystem i5
伊藤忠グループの外国為替取引専門会社として2003年9月に設立されたFXプライム株式会社(以下、FXプライム)。外国為替に強い伊藤忠商事の長年の経験とノウハウを活かし、高い信頼性を特長とするオンライン外国為替保証金取引(FX)サイトを通じて安定した取引環境をお客様に提供している企業です。
2005年5月にスタートした同社のサイト『選べる外貨』も、アクセス集中時の安定したレスポンスや業界最高水準を誇る可用性の高さでユーザーから高い評価を得ています。その信頼性を実現するためにFXプライムが選択したのはSystem i を中心とするIBMの製品群でした。同社はWebSphereのスケーラビリティーを積極活用し他社へのASPサービス提供も開始。さらに、順調な口座数の増加に対応してIBM System i5を中心とするシステム構成への刷新を行い、より高い信頼性と業界屈指のサービスを備えた取引環境の提供を目指しています。
オンライン為替取引に求められるシステムの安定稼働
外国為替は世界中で24時間市場が動き続ける「眠らないマーケット」です。世界各地の市場で刻々と市況が変化し、一瞬のチャンスを捉えられるかどうかがユーザーの損益に重大な影響を及ぼすこともあるFXのオンライン取引では、システムのトラブルは許されません。取引サイトにおいて「ログインできない」「注文が行えない」といった事態が生じてしまうと、ユーザーにとってはまさに死活問題なのです。
また、外国為替取引ではニューヨーク市場の午前中とロンドン市場の午後が重なる日本時間の夜21時から1時頃までが取引がもっとも活発な時間帯であり、さらに欧米先進国の経済指標などが発表されるタイミングです。もし、発表内容を受けて注文が殺到した際に、取引システムが注文を即座に処理しきれず約定までのレスポンス遅延が発生してしまうと、得られたはずの利益を失ったり損失が拡大したりする可能性も生じます。
FXプライムは2003年の設立当初から取引システムの安定稼動を最重要課題として標榜し、ユーザーが前述のようなリスクにさらされることなく取引ができる信頼性の高いシステムの構築を望んでいたのです。
アクセス急増の過負荷にも耐える高い性能ポテンシャル

情報システム部長
中林 卓也 氏
FXプライムでは同種のサービスを提供する他社がオープン系システムを採用する中、信頼性を重視しAS/400(System i)を中核としたシステムを構築。
「在庫管理や経理システム向けのイメージが強いAS/400でしたので当初レスポンスに懸念はありました。しかし即時性が要求される外国為替トランザクションの処理パフォーマンスは想像以上でしたね」と情報システム部長 中林卓也氏はSystem iの性能を高く評価しています。
同社のオンライン取引サイトとして2005年5月にスタートした『選べる外貨』も、ストレスのない取引環境がユーザーから高く評価されるポイントとなっています。
『選べる外貨』のサービス基盤として高い可用性を誇るSystem iでしたが、過去に急激なアクセス増加による一時的なレスポンスの遅延が発生したことがありました。この一件に加え、『選べる外貨』のサービス水準の高さとFXの人気向上を背景に同サイトの口座数が順調に増加しつづけていることも考慮し、FXプライムではシステムの増強を決定。システムのキャパシティにさらに冗長性を持たせるため直ちに最新のSystem i5への切り替えに着手し、2006年7月にはSystem i5 570を導入しました。これは、アクセスの集中などによる負荷の増大に対して最初からインストールされている予備CPUをシステム停止させることなく稼働し処理能力を向上させるCUoD(Capacity Upgrade on Demand)など、ミッションクリティカルな業務に適した数多くの機能が評価された結果でした。

「選べる外貨」取引画面
その結果、「重要経済指標の発表直後にはどのサイトもアクセス数が急激に増加すると思いますが、そのような場合でも『選べる外貨』ではほぼ平常時と変わらないレスポンス時間を保っています」と業務企画部長 丹野恭志氏が述べるように、FXプライムのシステムは数多くのFX業者サイトの中でもトップクラスのパフォーマンスを常に発揮しています。
システムの安定性と柔軟性が生み出す信頼と新たなビジネス展開
外国為替取引を扱うシステムにはその商品特性から昼夜・休日を問わず常時安定稼働が求められますが、『選べる外貨』では計画メンテナンスを除くシステムの稼働率が過去1年半以上業界最高水準を維持しており、その安定性はFXプライムの優位点としてサイトでも謳われています。
「以前、セキュリティ対策用のソフトウェアを導入した際に急に負荷が高くなり少しひやりとしたことがありましたが、結局はSystem iがその負荷を吸収し、システムの機能に対する影響はまったくありませんでした」(中林氏)。
また、「IBM製品だけで構成されたシステムは他社にはない弊社の特長ですが、これは将来的なFXサービスの社外への提供も考慮した結果でもあるのです」と丹野氏が語るように、同社は充実したサービス内容と堅牢な取引システムを積極活用しASPとしてもビジネスを展開。FXへの参入を表明したカブドットコム証券株式会社(以下、カブドットコム)に対し、2007年5月からFXサービスの提供を開始しました。その際にもWebSphereとJAVAプラットフォームによるアプリケーション環境の柔軟性が発揮され、カブドットコムの既存取引システムとのインターフェース開発も含めた要件定義・開発・移行作業はおよそ半年という短い期間でスムーズに完了。
また、サービス提供開始後には国内有数の口座数を抱えるカブドットコムからのアクセスを受けることになりましたが、システムは引き続き安定稼働で高いレスポンスを保持し、改めてその拡張性・処理能力の高さと高可用性が実証されました。
より高次元のサービス開発のために進化が期待されるSystem i

業務企画部長
丹野 恭志 氏
FXプライムは外国為替取引がより多くの個人投資家の資産運用の手段として定着するよう、安心して投資を行うことのできる環境の拡充を目指しています。
「弊社の充実した取引サービスをさらに数多くのお客様に利用していただけるよう、ASPとしてのサービス提供も積極的に進めていきたいと考えています」(丹野氏)
また、『選べる外貨』では顧客へのサービス向上のために2007年7月から「手数料0円」の1万円コースを新設し、さらに業界でも初となる取引ポジションごとのコース(レバレッジ)途中変更サービスも開始。1万円コースでは手数料がかからないことから取引注文の飛躍的な増加が生じ、また保有ポジション別のレバレッジ変更についてもより複雑な処理が必要となることでシステムの負荷も上昇しますが、新サービス導入後も大きなトラブルが生じることもなく安定した稼働を続けています。
このような業界に前例のない新たなサービスを今後も積極的に生み出してゆくために、FXプライムではIBMの協力体制も欠かせない要素のひとつとして挙げています。
「システムの柔軟性の高さももちろんですが、IBM製品を扱う方は技術的な知識が豊富で対応のレベルが高い方が多く、安心して新しいサービスに関する相談ができます」と中林氏は今後のさらなるサービス展開についての意欲を語ります。お客様がいつでも自由に取引を行うことのできる環境を追求する、その目標に向かって日々チャレンジを続けるFXプライムを、IBMの製品が支えてゆきます。

ハードウェア
IBM System i5 570
IBM System x ™ 3850
ソフトウェア
WebSphere Application Server
FXプライム株式会社
FXプライムは長年の外国為替の経験とノウハウの蓄積がある総合商社伊藤忠商事が2003年に設立した外国為替取引専門会社です。伊藤忠グループの強みを活かした30種類以上の質の高いマーケット情報の提供や、業界最低水準の手数料、優れたプライス安定力などを武器にオンライン外国為替取引事業者の中でも確固たる地位を確立。さらに、外国為替専業でははじめてのISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証取得や、「手数料無料の1万円コース」「保有ポジションごとのレバレッジ変更」といった新サービスの開始など、顧客本位の取引環境充実に積極的に取り組んでいます。
所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目7番7号 住友不動産青山通ビル10階
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