
一度作成されたら更新されることが無く、主に参照に利用されるデータは世の中にどれくらいあるのでしょうか?
例えば、レントゲンやCT(コンピュータ断層撮影)による医療画像、CADによる設計図面や、研究開発データ、報道機関の高解像度写真や動画、公文書など非常に多岐にわたります。しかもこれらの参照用データの量は、その種類を問わず、アプリケーション数の増加、大容量・高精細化、作成・保存頻度の増大によって、日々、爆発的に増え続けているのです。
Fixed Contents と呼ばれるこれらのデータは、一旦作成されれば更新されることは無く主として参照用データとして利用されます。そのため、ニーズに応じて、複製方法やアーカイブ方法、情報ライフサイクル管理(ILM)、災害対策(バックアップ・リカバリー)が重視されたシステムに格納されます。また複数拠点間から参照・利用したい、というシステム連携のニーズもあるでしょう。
従来のシステムでは、これらのニーズを満たすために数多くのソフトウェアやハードウェアを組み合わせたり、専用の運用体制が必要でした。つまり、システム内のデータを常に冗長化して確保したり、障害や災害発生時には手動で切り戻してデータの保全性を確保するために、高度なシステム設計と投資が必要だったのです。
IBMグリッド・ストレージ・ソリューションは、複製やバックアップ・リカバリー、世代管理や災害対策といった機能はすべて「ポリシー」によって一元管理されるため、簡便な管理・運用が可能となります。また、個々の物理ストレージの場所を意識させることなくデータの保存、検索や読み出しの効率化、自律的な災害対策を実現します。
つまりグリッドによって、システムが物理的にどこにあっても、ユーザーやアプリケーションには仮想化されたひとつのストレージが提供されるのです。しかもユーザーは、そのストレージに格納されたデータの複製やバックアップ・リカバリー、世代管理や災害対策を気にする必要はありません。これらの機能はすべてインフラの機能として、グリッド・ストレージが提供するからです。
お客様の抱える課題とITインフラの課題
ネットワーク時代のビジネス環境に必要不可欠な「データ」。そのデータは日々爆発的に増加し続けています。またビジネスを取り巻く環境も目まぐるしく変化しています。これらの変化に柔軟に対応するためにITインフラに求められているのは、効率的な投資、効果的な運用管理、そして、ビジネスを止めないための障害・災害対策です。
グリッド・ストレージ・ソリューションによる解決

グリッド化によって、個別のストレージを有効活用でき、かつデータ量の増大やシステム拡張に柔軟に対応できるシステム環境を構築できます。また、データの保存場所やアーカイブ方法などデータ保管のルールは、「ポリシー」に独自に設定できるため、お客様の業務内容やニーズに適したシステムを構築できます。このポリシーベースのシステム運用により、グリッド・ストレージ・システム全体のパフォーマンス向上と、冗長化による障害、災害対策も実現できます。
TCOという観点では、スタンダードなハードウェア、統合的な機能を提供するストレージ・ソフトウェアによるシステム構成でTCOを削減します。
さらに、このソリューションはディスク・ストレージだけではなく、テープ・ストレージもグリッド化の対象にできるため、IBMテープ・ストレージ・ソリューションの持つ高度な暗号化機能や改ざん防止機能を活用したデータの保管も可能です。特に、テープ・ストレージを効果的に利用したシステムはディスク・ストレージに比べて電気代を含めたコストを大幅に削減(10年間で約65%の削減:IBM調べ)できるため、TCOの更なる削減にも効果的です。
| TCO削減 | フレキシブルな拡張 |
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| シンプルな運用管理 | 複数拠点のデータの統合 |
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導入事例

海外では20社を超える医療のお客様を中心に数多くのシステムに導入されています。
推奨構成
最小初期構成
- グリッド・ストレージ管理サーバー:IBM System x 3650×4台
- SANストレージ装置:IBM System Storage DS4200(6TB)
- グリッド・ストレージ用ソフトウェア「IBM Grid Access Manager(GAM)」一式
