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IBM環境シンポジウム2007 市民が変える、社会が変わる 循環型社会実現への協働
 

懐かしさのなかに再認識される暮らしの知恵

紀泉わいわい村
紀泉わいわい村は、金剛生駒紀泉国定公園内にある環境教育施設です。大人から子供まで、里山生活体験、自然体験、自然塾での学習・遊びなどを通して、人と自然のつながりを学ぶことを目的に大阪府が2003年4月に設置して以来、「里山の自然学校」として(財)大阪YMCAにより運営されています。敷地面積4haの施設内には、自然体験ハウス(管理棟、展示棟、研修棟、食堂棟の連棟)、宿泊棟(6棟)、休憩所(1棟)、キャンプ場(200人収容)、駐車場(150台)などの施設のほか、田畑や山林などの体験フィールドがあります。

  

まずは研修棟で、西川所長からわいわい村の概要説明。真剣
に聞き入る参加者たち。研修棟の電気は、太陽光発電(最大出
力3,072W)によりまかなわれている。

  

わいわい村の各施設を見学。棚田と森林のどかな風景が広が
るなか、棚田ではボランティアの方々が次の日の大イベント「収
穫感謝際」に向け、天日干しの作業を行っていた。

  

昔ながらの民家を再現している宿泊棟。内部には、かまど、い
ろり、五右衛門風呂(ごえもんぶろ)があり、薪を用いた生活
を体験できる。テレビ、エアコン、冷蔵庫などの電化製品はな
い。ここで家族と一緒にいろりを囲むことで初めて「一家団欒
」の意味が実感できたという宿泊者もいるとのこと。

  

キャンプ場にある野外炊飯場と石窯。石窯の前でピザ用木製ヘ
ラを持ちながら説明する西川所長。前日に使用された石釜の中
には、まだ熱が残っていた。

  

小川には小さな魚が沢山泳ぐ。ホタルをはじめ、生き
物が生息しやすくなるように、小川の両岸はコンクリ
ートではなく、石積みにするなど工夫しているとのこ
と。昔なつかしい手押しポンプにより、井戸の水をくみ
上げている参加者。

私たちは普段、快適さや便利さを追い求め、たくさんのモノに囲まれ、自然とあまり触れ合うことなく暮らしています。参加者からは、「里山の暮らしを見て体感することを通じて、改めて自然環境や自分たちの生活スタイルについて見直すとなった」、「今度は家族みんなで泊まりに来たい」という感想が聞かれました。

わいわい村訪問を通して感じたことは、施設や設備だけではなく、運営スタッフの皆さんの環境・自然保護に対する強い思い、そしてボランティアの方々の日頃の協力こそが、素晴らしい教育施設とし自然について学ぶ機会を来村者に与え続けられている理由ではないかということでした。