IBMの社会貢献活動は会社の歴史に匹敵する伝統を有しています。
IBMの創始者であるトーマス J. ワトソンSr.は、「ビジネスを展開するということは、その地域社会に対しても責任を持つ」という先駆的な信条を持っていました。
彼は創業当初から社員に対し、会社においてはもちろん、自分の時間や才能を使って自分の住む町や地域に貢献するよう、言い続けていました。
それに対して、社員もまた躊躇することなく、地域社会にさまざまな形で参画し貢献してきました。これはIBMが事業を営む米国以外の国や文化の中においても同様です。
またここ数年、急速に進展する情報技術(IT)を背景に、長い伝統を持つ従来からの社会貢献活動に加えて、IBMが持つ革新的な技術やスキル、知識を活用する貢献活動も展開してきました。
「オンデマンド・コミュニティー(ODC)」では、ITを活用してIBMが取り組んできた社会貢献のノウハウを、Web上に作られたボランティア活動のためのナレッジ・バンクで提供しています。ODCに登録している、社員や定年退職者の一人一人がそれらのツール、ノウハウを活用しながら、地域社会に貢献できるよう全世界規模で支援しています。また、「ワールド・コミュニティー・グリッド(WCG)」では、グリッド・コンピューティング技術を用いて世界中のパソコンから集めた処理能力を結集することで仮想的なスーパーコンピューターを作り出し、それを基盤として社会的に意義の高い研究活動に巨大な演算能力を提供する世界最大規模の人道的活動です。
2007年7月、IBMは全世界の社員が社内のみならずコミュニティーにおいて、グローバルなリーダー、専門家、そしてグローバル市民として活躍するためのグローバル・シチズンズ・ポートフォリオ(Global Citizen's Portfolio)という新たな人材育成の活用および活用のためのプログラムを発表しました。
PCがあれば誰もが参加できる人道支援活動から、社員の開発途上国への海外支援活動など、技術を活用し、経済成長と持続可能な社会の両立を支援し、世界に価値あるイノベーションを提案する社会貢献活動をスタートさせています。
