IBMers Valueのひとつ“私たち、そして世界に価値あるイノベーション”には、「IBMerは未来を考えます。私たちは進歩を信じ、知性、理性、科学を活かすことでビジネス、社会および人類の現状を改善することができると信じています。」という意味が含まれています。今回は、ボランティアとしてIBMers Valueを発揮している人たちの活動として、日本科学未来館での事例を紹介します。
日本科学未来館での活動

「探査機を宇宙に送ろう」の様子2010年3月20日(日曜日)、東京・お台場の日本科学未来館(館長:毛利 衛 氏)で、IBMのさまざまな部門から参加した約20名のボランティアが、子どもたちと科学を通じて触れ合いました。IBM社会貢献部門が日本科学未来館と協業するのは今回が初めてですが、子どもたちもボランティアも、充実した1日を過ごしていました。
この日実施したプログラムは3つ。簡単な実験を通じて科学する心を育む“トライサイエンス”から2つの実験(「探査機を宇宙に送ろう」、「ゆかいなクラクション」)と、ゲームや工作から環境やエネルギーを学ぶ“パワー・アップ”環境教育です。

「パワー・アップ」環境教育の様子
子どもたちは、風船を遠くに飛ばす「探査機を宇宙に送ろう」では一回目より二回目に確実に距離を伸ばすなど、考えて工夫することの楽しさを感じていた様子。
また、紙コップを使って音の伝わりを感じる実験「ゆかいなクラクション」では、「音はどうやって私たちの耳に伝わってくるのかな?」というボランティアの問い掛けに、「空気が震えるから!」と元気良く答えたり、空気が振動していることを目や指で確認したりしていました。
そして「パワー・アップ」環境教育では、ボランティアとして参加していたエンジニアをも唸らせるほどの出来栄えの美しさや効率性を備えた紙の風車を作り上げていました。
参加すると誰もが笑顔になるボランティア活動
何度もボランティアを経験している人は「参加する度に楽しい」と笑顔を見せ、初めて参加した人も「普段の仕事では触れ合えない人と一緒に繋がることができた」と興奮した様子。始めは少しためらいがちなボランティア活動も、参加すると誰もが笑顔で帰って行きます。ボランティア活動に長年取り組んでいる、Distinguished Engineerの竹尾さつみさんは以下のように述べています。
「パワー・アップに参加するのは初めてでしたが、今日も楽しかったです。普段複雑なシステムを扱っている中、Basicな仕組みに触れることで自分の勉強にもなりました。子どもたちには、Try and Errorで進むのがエンジニアだということを伝えられたと思います。今日ボランティアに参加した人たちには、楽しかったということを職場のみんなに伝えて欲しいです。みんなが一年に一回、一時間ボランティアに参加すれば、それはすごいパワーになるのではないでしょうか。」
日本科学未来館のご担当者、参加した子ども・保護者からは以下のようなコメントをいただいています。
日本科学未来館科学コミュニケーター 細川 聡子 氏より(「パワー・アップ」環境教育について)
- ひとり1台ずつ風車モーターがあり、全員が手を動かして工夫できるところ、指導者の数が多く、子どもたちの創意工夫に対しじっくりと相談になっていたところが特に参考になった。
- 最後のレースが一番盛り上がるので、例えば、レースのシートを作る、ミニカーに各自の名前(ニックネーム)をつける、3位までには旗(運動会であるような)を上げる、等の工夫があっても良いかもしれない。
- 簡単なワークシートを用意し、レース前と後、自分が工夫した点や他の子の作品を見て気づいた点を書く(時間があれば発表してもらう等)とより深く学べるのではないだろうか。
日本科学未来館科学コミュニケーター 松島 淳一 氏より(「トライサイエンス」実験教室について)
- スタッフの数が多く、それぞれの参加者によく目を配っていた。取り残される子どもがいないためスムーズに進行されていて良かった。
- 司会者やスタッフの自己紹介をさらに充実させてもよいと感じた。スタッフの普段の姿を知ることで、子どもたちとより親密になるきっかけが出てくるように思う。
子ども、保護者からのコメント(事後アンケートより抜粋)
- 子ども(幼稚園)には難しいかな、と思いましたが、クラクションがとても気に入ったようで、将来、理科をやったときにあのときのことか、と思い出してもらえるのではないかなと思っています。(保護者、「ゆかいなクラクション」)
- 本当に面白い音がして愉快でした。最後に、巨大糸電話で音の伝達を学習したのが楽しかったと、小2の息子が言っておりました。ありがとうございました。(保護者、「ゆかいなクラクション」)
- 風船のロケットを実際に1回とばして、その後工夫してもう一度とばしてみて違いを実感して楽しかった。(子ども、「探査機を宇宙に送ろう」)
- 風力発電のしくみがよく理解できて、興味をもてたから(子ども、「パワー・アップ」環境教育)
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