
Webシステムの基本は「つながる」こと
「Webブラウザーから接続すらできない」
「何の状況もわからない」
このような問題が発生するとシステムに対するユーザーの信頼感は揺らぎ、満足度は大きく下がります。ユーザーは、Webブラウザーを使用してシステムにアクセスしています。「つながらない」という状況は、ユーザーを孤立させてしまいます。少なくとも現在の状況をユーザーに伝えるということは、非常に重要です。「つながる」これはシステムの規模を問わない共通の課題です。
「つながらない」 を減らすためにできること
基本となる対策は、Webシステムの各コンポーネントの二重化です。Webシステムのコンポーネントとしては、Webサーバー、アプリケーション・サーバーが主なプロセスになりますが、この各々を少なくとも二重化する必要があります。このことにより、不意のソフトウェア障害やハードウェア障害発生時にもユーザーから「つながる」状態を維持できるようになります。WebSphere Application Serverでは、Network Deployment(ND)によりこの二重化の機能をご提供します。
NDをお勧めする3つの理由
- 小さく始められる
Network DeploymentによるWebSphere Application Serverのクラスター化は、少ない投資で始めることができます。下図の構成では、筐体4台で負荷分散機能、Webサーバー、アプリケーション・サーバーがそれぞれ二重化されていますが、この構成で必要となるNetwork Deploymentのライセンスは2台分だけになります。Webサーバーとアプリケーション・サーバーを別筐体に置く構成をとったとしてもこのライセンス数は変わりません。最初にこの構成でシステム運用を開始して、その後にシステム負荷の増加、稼動アプリケーションの追加などでサイトの能力が不足してきた場合は、必要に応じてWebサーバー機、アプリケーション・サーバー機をクラスターに追加するだけで処理能力を向上させることが可能です。このクラスター構成をWebシステムの出発点とすることで、その後の業務の拡張に伴うシステム展開を非常に容易にします。

- 保守のことも考えて
信頼性の向上のために、複数の機能コンポーネントを用いるシステムにおいて、コンポーネント毎に保守契約を個別に結ぶことは、費用の点からも手続きの煩雑さからも管理者に大きな負担となります。
Network Deploymentによる二重化により、保守契約は一種類だけで、複数の機能コンポーネントに関して一括してサポートが受けられ、また、新規にNDのライセンスをご購入いただく場合には、12ヶ月間のソフトウエア・メンテナンスが標準提供されております。このように費用や手間のことを考えてもNetwork Deploymentによるクラスター化が断然お勧めです。

- クラスター環境でも容易な管理を実現
クラスターの管理は、面倒? いいえ、スタンドアローン構成に比べてむしろ容易であるとも言えます。Network Deploymentを導入すると、各アプリケーション・サーバーは、管理用のプロセスの管理下に置かれます。この管理プロセスの機能により、アプリケーション・サーバーの起動・停止からアプリケーションの配布、更新まで一つのWebブラウザーで行えるようになります。アプリケーションの更新においては、クラスター内のアプリケーション更新をサイトの停止を避けながら順番に行うといった機能まで装備しています。また、クラスター全体の状況の把握も行えるようになり、パフォーマンス状況をWebブラウザーでモニターすることも可能です。

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商標に関する注釈
IBM、IBMロゴ、WebSphereは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
