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2007 IBM ITキャンプが実施されました

人事企画 Diversity主催で、聴覚に障がいのある中学生を対象にした3日間のプログラムを開催


掲載日 2007年08月20日

2007 IBM IT キャンプ 概要

「IT キャンプ」は、ITについて早くから興味を持ってもらおうと、米国IBMをはじめ世界中のIBMで開催されているプログラムです。 日本IBMでは、2004年から聴覚に障がいのある中学生を対象に実施してきました。
今年も、聴覚障がい児の教育分野で活動中の NPO法人聴覚障害者教育支援大塚クラブ様と連携し、広く全国の中学生に参加を呼びかけ、ITキャンプを実施しました。実施にあたっては、同じ障がいを持つ大学生が、ロールモデルとして参加し、中学生参加者にとってさわやかで頼もしいお兄さん役として活躍してくれました。

日程

2007年8月1日(水曜日)~8月3日(金曜日)


場所

箱崎事業所、大和事業所


参加者

聴覚障がいのある男女中学生9名

1日目のプログラム

散歩で写真、プレゼン資料に使おう
オープニングのKickoffには、IBMのアクセシビリティ・ソリューションである「字幕編集システム」が実験的に使用されました。製品化前のシステムで、音声から字幕への変換はまだ完璧ではありませんが、中学生・大学生参加者、NPOの関係者には大好評でした。
自己紹介やオフィスツアーの後は、午後には箱崎事業所から徒歩15分ほどの清澄庭園にて、デジタルカメラや携帯電話を使い風景や友人を撮影しました。 
事業所へ戻って講義を受け、自分で撮影した写真をさっそく貼付して、自己紹介のプレゼンテーションパッケージを作成しました。毎年人気の高いプログラムですが、今年も参加者に好評で、それぞれが大変愉快な個性的なパッケージを作ってくれました。

2日目のプログラム

ロボットと遊ぼう

字幕スクリーン(左)を使用した講義の様子
字幕スクリーン(左)を使用した講義の様子
このプログラムは、ボランティア社員の協力を得て、聴覚に障がいのあるIBM社員が講師となり、主に手話で講義を行いました。手話から発語への通訳と、PC要約筆記者の入力による字幕スクリーンで、中学生・大学生参加者にも、そして健聴者にも全体の進行が良く分かるように工夫されました。

PC上でロボットに指示を出す参加者の皆さん
PC上でロボットに指示を出す参加者の皆さん
前半で、ロボットに命令を与える簡単なプログラムについて学び、後半では図を見ながら次々とロボットを組み立て、実際にプログラミングを体験しました。みんなすぐに操作方法を習得し、用意されたコースで次々とロボットをゴールまで動かし、難しいコースをクリアするたびに歓声があがりました。
事務局の予想を超えて中学生参加者の理解が早く、予定より早く事前に準備された内容を終了してしまい、関係者の間では嬉しくも困った状況に。急遽、より難しいコースを作り、それに挑戦してもらったり、中学生3チームと大人チームの計4チームでタイムを競う対抗戦を行ったりして、おおいに盛り上がりました。

この2日目のプログラムに、東京都教育委員会からの長期社会体験研修派遣研修生で東京都公立学校主幹の鈴木孝子さんと、東京教師養成塾の塾生の明星大学人文学部4年生の谷口葉子さん、国士舘大学文学部4年生の戸村隆司さんが、体験活動の一環として参観しました。
谷口さんは、「聴覚に障がいのある社員が講師を務めているのが大変良いと思う。子どもたちのお手本となるのでは」と語っていました。また戸村さんは「企業の幅広い活動に驚いた。教師になる上で貴重な体験ができた」とのことです。
教師養成塾については後日紹介する予定です。

集合写真

3日目のプログラム

新しいものを見て
3日目は会場を大和研究所に移し、イノベーション・センターを見学しました。
チップが内蔵されたカードにより車のドライバー画面が変わったり、センサーで操作することにより洗面用の鏡台にその日の天気予報などの情報を映し出されたりといった近未来のIT製品を、説明を聞きながら見学しました。
途中「この洗面所はいくらで買えるの?」という質問も出て、「1,000円? 10,000円?」「もう少し高いかな(笑)」など、参加者が説明員と積極的に会話をする様子も見られました。
近未来IT技術を見た後は、「新しいものを見て誰かをハッピーにするには」というテーマでプレゼンテーションを行うプログラムです。各自で考えたことを発表し、最後には、中学生参加者たちの要望で、スタッフも入れてのベストプレゼンテーションを投票し、会場は大変盛り上がりました。
キャンプの締めくくりに、修了証書授与とパーティを行い、無事3日間のプログラムを終了しました。

3日間を通し、事故やけががなくプログラムを実施でき、また1人の欠席者もありませんでした。 今回のプログラムは、総じて好評な結果となり、随所で中学生参加者たちの笑顔が見られたことが、一番の成果ではなかったかと思います。
来年以降も、より一層充実した内容を提供できるよう、努めてまいります。


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