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掲載日:2010年3月4日
IBM Faculty Awardsとは
IBM Faculty Awardsとは、IBM の大学連携プログラムの中の一つで、大学教員への賞金授与や表彰を通じて、卓越した研究やスキルの育成を支援するものです。賞金は大学への寄付金としてのご提供になります。
東京工業大学が2009年IBM Faculty Awardsを受賞
2009年のIBM Faculty Awardsを、日本から東京工業大学が受賞されました。
受賞された東京工業大学 講師
金子 晴彦先生
近年のコンピューター・システムには高い信頼性と性能、強固なセキュリティー、さらに環境の観点からエネルギーの効率化が求められています。
今回受賞された、東京工業大学大学院情報理工学研究科 計算工学専攻 講師 金子 晴彦先生は、情報理論に基くアプローチにより、これらの要求に応えるコンピューター・システムの開発を研究されておられます。具体的には、効率性・信頼性・セキュリティーのためのデータ圧縮・誤り制御符号化・暗号化のプロセスを結合させて同時に処理する新しい方式を考案されており、プロセッサーボード上に実装して、性能と効率を定量的に評価する研究を進めておられます。この方式は符号化・復号化による遅れが小さく、また、小さなデータサイズにも適用できて、コンピューター・システムの要件に合っています。さらに、エネルギー消費量が小さく環境問題にも貢献するものです。
今回、金子先生のこの分野への多大なご貢献を表彰して、IBM Faculty Awards を授与させていただきました。
東京工業大学での授与式の模様
2010年2月17日(水曜日)に、東京工業大学において授与式が行われました。
贈呈式の様子。右から
東京工業大学 金子 晴彦先生、
日本IBM 理事 星野 裕。
贈呈式には、金子先生のほか、東京工業大学から大学院情報理工学研究科 研究科長 笹島 和幸教授、 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻 専攻長 徳田 雄洋教授が列席されました。
まず、日本IBM 理事 STG マーケティング&ストラテジーの星野 裕から、IBM Faculty Awardsの紹介、今回の受賞理由の説明、表彰状の授与が行われました。
次に、金子先生から受賞挨拶として、IBM Faculty Awards 受賞対象となったご研究のご説明がありました。
金子先生は、今回考案された新しい方式について特許の出願も進めていらっしゃいます。ここで金子先生の研究成果の普及方法に関連して笹島先生からお話しがあり、話題は、データバスの規格化やテクノロジーの標準化などに発展していきました。金子先生は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)にも在籍されたご経験もあり、スケールの大きなこのご研究の、今後さらなる成果が期待されます。
今回東京工業大学が受賞されたプログラムについての詳細はこちらをご覧ください。
IBM 大学連携プログラム ユニバーシティー・リレーション
University Awards - IBM Faculty Awards(US)
