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活性化する富裕層ビジネス

競争優位獲得のためのアプローチ


掲載日 : 2008年10月7日

Datamonitorの2007年調査によると、日本における富裕層(流動資産100万ドル以上)の人口は、直近3年間に年率7%強の拡大を続け33万人を超え、その所有する流動資産合計(現預金、株式、債券、投信など)も100兆円超(1$=105円換算)になったと推計されています。
日本は富裕層大国といって過言ではありませんが、その保守的な運用選好や、金融機関の取り組みが必ずしも富裕層の高度なニーズ(分散投資ニーズ、リスク商品への投資余力)を反映した方法でなかったことから、その潜在力を十分に活かしたマーケットに成長していませんでした。
しかし新富裕層の出現や高齢化の進展による世代交代、外資系Private Banking(PB)やウェルス・マネージメントの再参入、富裕層に的を絞った日系金融機関の取り組み強化から、日本の富裕層マーケットは今、大きく活性化しつつあります。

鍵となる「クライアント・アドボカシー」という視点

富裕層ビジネス先進国である米国で、IBMは約1,300人の富裕層(投資資産50万ドル以上)を対象に調査を行いました。その結果、富裕層ビジネスではクライアント・アドボカシー(Client Advocacy : 顧客からの支持)を視点にビジネスを見直すことが、富裕層のロイヤリティーを高め、より大きなウォレット・シェアを獲得し、富裕層ビジネスに成功する鍵になることが判明しました。
クライアント・アドボカシーは以下3つのステートメントに対する顧客の同意度を測るものです。

  1. 私は自分の富裕層ビジネス・サービス・プロバイダー(以下プロバイダー)を友人や家族に推薦する。
  2. 私は自分のプロバイダーから新たに必要とする金融商品・サービスを購入する。
  3. たとえ他のプロバイダーが同等の金融商品・サービスを提案してきても、乗り換えない。

また、顧客セグメントの構成比が変わることで、プロバイダーの収益に大きな影響を与える可能性が高いことが下記の結果からわかりました。

クライアント・アドボカシーを拡大するには?

それでは、中立者を支持者に変えるには、何が必要でしょうか。下記の中立者の評価がそのヒントになります。

支持者と中立者の大きな評価格差を是正し、中立者を支持者に変えるために、IBMは以下の施策が必要だと考えます。

  1. 【顧客との対話力の強化】
  1. 【顧客視点に関する分析能力の開発】
  1. 【デリバリー・モデルの再構築】

グローバルで培った経験をソリューションとして提供

IBMはクライアント・アドボカシーの視点に立った以下のソリューションを、グローバルに提供しています。

能力開発のソリューション
富裕層に直接対峙する担当者だけでなく、バックオフィス・スタッフを含めた、あるべき(To-be)スキル、能力要件を定義します。現行とのギャップを特定し、To-beに向けた研修方針、研修計画の策定および研修の実施をサポートします。

顧客視点に立った業務プロセスの分析と改革提案
顧客獲得、顧客ニーズの発掘、投資アドバイスの提案、取引・サービスの実行、顧客フォローなど、主要な業務プロセスを、提供者の立場からでなく富裕層の視点で評価します。その評価を踏まえ、一貫した高品質の価値提供に向け、何が金融機関にとって必要かを、プロセスの見直し、スキル・能力改善、ITの活用といった多様な観点から提案します。


IBMは、グローバルに培った経験をもとに、コンサルティングからシステム導入まで一貫したサービスをご提供します。

※Datamonitor社 : イギリスのマーケットリサーチ会社

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また、記事内容は、本記事発表時のものです。

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