掲載月 : 2009年12月
情報のデジタル化がますます進み、管理対象となるデータの量は過去に類を見ない勢いで増加を続けています。多様化・肥大化・複雑化する大量のデータの中から信頼できる情報を迅速に取得し活用することが企業競争力の要となり、企業が持続的成長を遂げるためには、必要な状況変化を敏感にとらえる「察知力」と柔軟かつ迅速な「適応力」を、ITの有効活用によって備えることが重要です。IBMが提唱する「ダイナミック・インフラストラクチャー」は、スマート化へ向かい進化する世界の中で、金融機関の皆様を柔軟性・迅速性・サービス指向をもってご支援します。
以下のファイルを見るにはAdobe® Reader®が必要ですAdobe Reader
変化の激しい時代に求められるITとは

図1 IT業界の今後10年に影響
を及ぼす新たな計画
の推進 (440KB)
ITの調達もサービス指向に
ビジネスのスピードは加速し、変化も激しくなっています。市場ニーズが多様化し、お客様のITへの要求も多様化しています。そうしたお客様の多様な要求に応えるためには、個々のニーズに沿ったサービス・レベルを提供することが必要です。例えば、一口に高い可用性や信頼性と言っても、「計画外停止を1年間に10分以内」、「障害復旧は1日以内」、「あるトランザクションの応答時間は1秒以内」など、求められるサービス・レベルはお客様によって異なります。
また、必要なITを「今すぐ使いたい」というニーズも増えています。特に、溢れ出るデータの中から企業戦略を導き出す分析系の業務では、ITの調達スピードが企業の存続を左右すると言っても過言ではありません。従来、数ヵ月を要することもあった機器の選定、構成の決定、検証、設置・導入を短縮する「アプライアンス型」のようなITデリバリーへの需要も増えてきています。
このようにIT選択の視点も、「機器選択」から「サービス・レベル」による選択、つまり「サービス指向」へと変わりつつあります。これからのITインフラは、多様化するニーズに応えワークロード最適化されたサービス・レベルを提供しながら、企業成長を実現していく必要があります(図1)。

図2 IBMワークロード最適化
システム (449KB)
ワークロードに適したアーキテクチャーの必要性
多様化しているのはニーズだけではありません。すべてのモノがセンサーやRFID(無線IDタグ)搭載によって機能化され、車、電子機器、鉄道、医薬品など、システムや機器間で相互に交信できる環境では、莫大な量の情報が生み出されています。それに対し、リアルタイムでの分析や予測を必要とする新たなアプリケーションが創出されますが、その内容はトランザクション処理、ビジネス・アプリケーション処理、分析処理・HPC※1、Web処理といった大きく4つのワークロード(処理)に分類できます。一方、高パフォーマンス、高品質サービス、高い経済性を実現するには複数のアーキテクチャーが必要です。つまり「One size Fits All(一つのサイズですべてに対応)」ではなく、「Fit for Purpose(目的に最適に対応)」できるアプローチが必要なのです(図2)。
ワークロード最適化アプローチに基づくIBMの製品・ソリューション群
このような環境、ニーズに対応するために、IBMは「ワークロード最適化アプローチ」の考え方に基づいた製品・ソリューションを発表しています。
例えば、分析系ワークロードに対する「IBM Smart Analytics System」。ビジネスに最適なデータウェアハウス構築には、インフラのセットアップやチューニングなどの作業に手間がかかるため、通常6ヵ月程度の期間が必要です。さらに、計画時点での予測を超すデータ量の増加に対して、構築期間の延長が必要な場合や、想定した効果が得られないケース、導入後のシステム運用管理が煩雑といった課題が出てきます。IBM Smart Analytics Systemは、IBMの長年蓄積されたデータウェアハウス構築およびコンサルティングの実績から設定された最適なシステムを、最短12日で構築できるアプライアンス製品でお応えします。最小限の構成でモジュール化されているため、お客様のシステム要件の変化に合わせて、各機能を柔軟に拡張することができます。
ITリソースの新しい提供方法として注目を集めるクラウド・コンピューティングに対する「IBM CloudBurst」は、クラウド環境構築のためのサーバー、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアを組み合わせ、導入サービスをパッケージしたソリューションです。メータリング機能と電力監視機能を追加し、従量課金のためのリソース使用量の情報収集や、IT資源や電力の監視および効率的な利用を可能にします。障害時のフェイル・オーバー機能も搭載。ネットワーク・セキュリティー機能を追加することにより、クラウド環境のネットワーク、コンテンツを外部の脅威から防御し、安全なクラウド環境の利用を実現します。
また、複数のサーバーのIT資源を集中管理するソフトウェア「VMControl」は、データセンター全体のIT資源を単一システムにまとめた資源のプールを構築し、総量を最適化することで、利用率を高め投資を抑制します。また、業務を一部のサーバーに集中的に配置し、業務の無いサーバーを停止して保守・点検するなど、データセンターのメンテナンスも効率良く行うことができます。さらに、社内に点在するIT資源の総量を一括管理することで、管理コストを最適化します。
ストレージ仮想化のための「SAN Volume Controller」もメモリー型ディスク(ソリッド・ステート・ドライブ)を採用しデータ転送速度2倍を実現するなど、増加の一途にあるデータ格納のためのストレージ・ソリューションも強化しています。
企業のIT基盤は、成長のためのイノベーションを実現する存在にならなければなりません。IBMはSystem z®、PowerSystems、System x®のサーバー製品群とストレージ製品をさらに進化させるとともに、これら複数のアーキテクチャーを組み合わせたハイブリッド型のシステム提供や、アプライアンス製品の提供等を通じて、金融機関の皆様の「ダイナミック・インフラストラクチャー」の実現を支援してまいります。
※1HPC:High Performance Computing
ソリューション情報は、すべての場合において同等の効果が得られることを意味するものではありません。効果はお客様の環境その他の要因によって異なります。
掲載されている情報は2009年12月現在のものです。内容は事前の予告なしに変更する場合があります。
ソリューション情報は、すべての場合において同等 の効果が得られることを意味するものではありません。効果はお客様の環境その他の要因によって異なります。
製品・サービス等詳細については、弊社もしくはIBMビジネス・パートナーの営業担当員にご相談ください。
IBM、IBMロゴ、ibm.com、CloudBurst、System z、PowerSystems、System x、は、世界の多くの国で登録されたIBM Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
Adobe, Adobeロゴは、Adobe Systems Incorporatedの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
