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決済業務の2011年問題

規制対応に向け、今から取り組むべき課題

掲載月 : 2009年3月

2011年から2012年にかけて、決済業務システムはさまざまな制度変更に直面します。大口内為取引の日銀RTGS(※1)決済に伴う次期全銀システム対応や、統合(銀行間)ATMネットワークの更改、SWIFT(※2)メッセージのXML化対応、そしてセキュリティー強化に向けたICキャッシュカードのホスト認証対応など、取り組むべき課題は多岐にわたります。
開発/導入/テスト/センター接続テストや行内の事務処理改訂等にも時間のかかる決済業務システムの特性から、定められた期間のサービスインを守るためには、今年度の早期に「検討着手・優先度整理」して対応を進めていくことが重要です。

変化と変革が求め続けられる決済業務

【ソリューションの特長】

全銀協ICキャッシュカード認証の基本形対応─ICキャッシュカード取引のセキュリティー強化
国内金融機関に対する全銀協ガイドラインとして、2012年5月までに、ICキャッシュカード認証方式の端末認証からホスト認証への切り替えが必要とされています。現状では、公開鍵方式でカードの真性確認が行われていますが、今後はEMV仕様(※4)にも定義される発行者認証・取引データ認証として、アプリケーションによる暗号化を活用した認証(AC認証:Application Cryptogram認証)移行が行われます。AC認証により、ATM、ネットワーク、そして取引を処理する基幹システムまで一貫した取引認証機能を強化できますが、これを金融機関センターで実施するには複雑で高度な暗号関連処理が必要となります。
そこで、IBMは、長年にわたる世界のクレジットカード・ブランドにおける実績とノウハウをもとに開発された安全性と信頼性の向上を実現する「ICキャッシュカード認証ソリューション」をご提供しています。当ソリューションは、優れたパフォーマンスと強固なセキュリティーを実現するSystem z® & zSeries®とCrypto Express2を活用し、多数の実績ある金融機関勘定系向けフレームワーク製品(SAIL/CAP-A)の機能拡張により、全銀協標準仕様を実装した完成済みの認証ソリューションです。

具体的には下記の三つの製品機能で構成されています。

  1. System z & zSeries ハードウェア機能
    暗号化処理機構 Crypto Express2
  2. z/OS 機能
    ICSF(Integrated Cryptographic Services Facility):暗号化処理や鍵管理を行うOSの標準機能。また、プログラムに対する暗号化関連のAPIを提供。
  3. SAIL/CAP-A機能
    認証処理を実行する新規EXITを提供。鍵の登録・移行などの鍵管理機能および、テスト電文のデータ生成ツールもご提供可能です。

IBMは、規制対応のみならず、決済業務エリア全般におけるお客様のイノベーション実現に向け、国内外における豊富な実績を通じて培われたノウハウを生かし、今取り組むべき課題、そしてそれを解決するソリューション群を引続きご提供してまいります。

※1 RTGS(Real Time Gross Settlement) : 即時グロス決済
※2 SWIFT:Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication
※3 DSE:Data Systems Environment
※4 EMV仕様:Europay International, Mastercard International, Visa Internationalの世界3大クレジットカード・ブランドによる金融取引用ICカード関連の仕様のことであり、事実上国際的なデファクト・スタンダードとなっている。

本事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

IBM, IBMロゴ, System z, zSeriesは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
Adobe, Adobeロゴは、Adobe Systems Incorporatedの米国およびその他の国における登録商標または商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。

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