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Government2020 継続的なコラボレーションの必要性

—6つの世界的な原動力に対処するための独自戦略

Government 2020 継続的なコラボレーションの必要性 6つの世界的な原動力に対処するための独自戦略

調査レポート「Government 2020」をお送りします

調査レポート表紙

ホワイトペーパー「Government2020 継続的なコラボレーションの必要性 —6つの世界的な原動力に対処するための独自戦略」(詳細レポート)をご希望の方にお送りしております。
ぜひこちらからお申し込みください。

IBMは、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、ドイツ、インド、日本、スウェーデン、英国、米国のIBM公共部門の専門家へのインタビューおよび調査を実施し、今日、各国政府に影響を与えている主要な原動力についての提言を、調査レポート「Government 2020 継続的なコラボレーションの必要性」としてまとめ、2008年に公表しました。その概要(サマリー)をご紹介いたします。

はじめに

全世界の将来は、政府の統制力が及ばない6つの原動力によって方向づけられつつある。人口構造、グローバル化、環境問題、社会との関係、社会の安定、およびテクノロジーの劇的な変化はほとんどすべての政府に影響を与え、それぞれの国、地域に適した個別の対応を必要としている。
世界中でほぼ共通して見られるこれらの原動力に対して、より多面的なコミュニケーションや、業務および標準技術の共有から始める「継続的なコラボレーション」が求められている。
これらのコアとなる要素以外に、効果的な戦略を実行できるかどうかは、さまざまな政府機関(国内外)が関与する活動と、国境を越えた組織間の提携を促進するという政府の方針にかかっている。

世界に影響を及ぼす6つの原動力

現在、直面している6つの影響力に対する各国の政府や社会の統制力には限界がある。この影響力は伝わりやすく、同時に発生するという特性を持っていることから、本書ではこれらを単なる影響力ではなく、原動力という用語で表す。以下に示す6つの原動力は、いずれもほぼすべての国に何らかの影響を与えるという共通点がある。

新しいアプローチの提唱
どの国家もそれぞれ異なるように、上記の原動力もそれぞれの社会ごとに独自の作用を及ぼす。各国間には、歴史上の経験、社会の価値観、将来像および制約に著しい相違が見られる。あらかじめ課題に対処するためには、変化に直面してから時間をかけて慎重な対策を講じるという従来の政府のアプローチから脱却する必要がある。
さまざまな種類の課題が生じ、各国政府はかつてないほど包括的な対策の実施を迫られていることは間違いない。国内の状況に合致した対応策を策定する際、政府が必要とする最も重要な能力はコラボレーションの強化という新しい要素である。なぜなら、それが6つの原動力への対処に必要な戦略の基盤となるからである。政府機関、社会、政府の枠を超えた、多くの国民とのより密接な接続性と協力がかつてないほど必要とされている。本書では、この強化された多層的かつ多面的な能力、すなわちわれわれが継続的なコラボレーションと呼ぶ能力を実現するための政府の政策に対するアプローチを提唱する。

継続的なコラボレーション:何が必要か

政府には、「組織、文化および統治」、「パートナーシップ、仲介、取引」、「パーソナライズされた相互関係とサービス」、「知識の創造と共有」を継続的なコラボレートする中核能力が求められます。

世界的な6つの原動力がもたらすプラスおよびマイナスの影響に政府がどの程度、適切に対処できるかは、今後数年間に国民が繁栄できるかどうかを大きく左右する。各国が世界的な6つの原動力が及ぼす影響に対処する継続的なコラボレーション戦略を、独自の将来像と制約の両方を考え合わせた上で策定することに取りかかる必要がある。
戦略設計へのアプローチはいずれもコラボレーションの向上に関連したものでなければならない。その理由は、関係する問題には多くの組織、政府、政府機関、その他民間との間で、さまざまな領域にわたって、より効果的なコミュニケーションと接続性が必要とされるためである(図を参照)。
継続的なコラボレーションのフレームワークを構築し、維持することにより、形態、チャネル、また受け手と送り手のタイプを問わず情報を交換するという目標がサポートされる。これは、政府内だけでなく、社会のあらゆる面にわたって利用できる能力を活用することを目的とする。組織の仮想化が進み、「階層的、かつ垂直的」から「拡散的、かつ水平的」な組織へと移行するに伴い、継続的なコラボレーションによってより広範なチームワークと相互接続性の実現が可能となる。
「仮想組織」という考え方は、概念の段階から成功する政府が機能するための手法という段階に急速に移りつつある。

今が行動を起こすとき
政府は今すぐ行動を開始し、ほぼ世界中に見られ、世界を一変させる6つの原動力の影響に同時に対応することに取り組む必要がある。これらの原動力の影響と各国独自の願望や制約とのバランスを図ることにより、各政府や社会は適切な戦略を策定する必要がある。継続的なコラボレーション、すなわちさまざまな形態によって国境や組織の境界を超えて主体を結びつける多層的なコミュニケーションのフレームワークの確立が重要である。それは、公共部門が幅広い国民のニーズに対応する際に役立てる最初で、かつ最善のステップである。
われわれは、脅威と大きな機会が共存し、巨大な原動力が政府の機能の仕方に深く影響を及ぼし始めつつある不安定な時代に生きている。こうした状況に的確な対応をとることができるチャンスは二度と訪れない。したがって、政府職員、国民、協力者は全員最初の段階で「正しく理解」する必要がある。継続的なコラボレーションの効果的なプロセス に社会の多くの部門が参画することが成功の最大の要因となる。そのためには事実に向き合い、実行すべきことを決め、今すぐに行動を起こすことが必要である。

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