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- 各国におけるIBMの取り組み選択中,
- 国内における取り組みと今後の方向性
この記事は、 ITS愛知News に寄稿した論文です。
日本アイ・ビー・エム株式会社 理事 未来価値創造事業 竹内淳一
日本アイ・ビー・エム株式会社 主任研究員 東京基礎研究所 加藤 整
IBMはスマートなモビリティー社会を目指し、交通社会問題への取り組みを進めています[1]。本稿では、交通問題に関するIBMの取り組みを紹介します。 前半でグローバルの活動を紹介し、後半では日本IBM東京基礎研究所が開発した大規模交通流シミュレーターを紹介するとともに今後の方向性、特に大規模超実時間交通流シミュレーションに関して紹介します。
各国におけるIBMの取り組み
IBMは高度道路交通システム(ITS: Intelligent Transportation System)においてテクノロジー分野で重要な要素技術を提供してきました。さらに交通問題、環境問題の解決において情報技術の果たす役割が認知された現在、IBMは世界各国の様々なプロジェクトにおいて実績を重ねてきております。
スウェーデン ストックホルム市においてIBMは渋滞課金システムを構築しました。このプロジェクトでIBMは、政策策定・計画・構築・運用の全段階にわたりスウェーデン政府をサポートし、現在アウトソーシングにより運用しております[2]。 ストックホルム市渋滞課金システム構築には高い信頼性と、大規模トランザクション処理のための性能が求められました。この車両ナンバープレート識別にハイファ研究所の光学文字読み取り技術を活用することで高い認識率を実現することに成功しています。また通信・金融業界を担当するチームが参加し、経験・アセットを活用することで大規模なトランザクション処理、請求入金等信頼性の高いシステムを実現しました。システム構築には、ゼネラルコントラクターとして行政への一本化した窓口となり、路側機器ベンダーからコールセンターの人材派遣会社まで、13からなる企業群の持つ機能のインテグレーションを担当しています。
また、イギリス ロンドン市においても渋滞税課金システムの再構築に深く関わり[3]、 ヨーロッパに拠点をおくIBMグローバルITSチームが世界中の様々なITS案件に対して提案・コンサルティング・構築活動を行っています。
他にもシンガポール中心ビジネス地区の交通量予測試験運用では、T.J.ワトソン研究所の時系列データ解析技術が活用されております。
IBMはこのような世界各国の都市交通問題に対して、ビジネスコンサルティング部門の持つ分析手法、テクノロジーサービス部門の持つアセット、デリバリー技術、基礎研究部門の持つ先進技術など、グローバルに展開された高い技術を活用することで問題解決に取り組んでいます。
参考文献
[1] ”A smarter planet, SMART Traffic”
http://www.ibm.com/ibm/ideasfromibm/us/smartplanet/topics/traffic/20081201/index.shtml (US)
[2] “ストックホルムの道路交通イノベーション”
http://www.ibm.com/jp/lead/ideasfromibm/stockholm/index1.html
[3] “Transport for London announces new Congestion Charge service provider”
http://www.ibm.com/press/uk/en/pressrelease/24544.wss (UK)
