概要
CATIA 3Dファンクショナル・トレランシング & アノテーション 1 (FT1) は、3D と関連付けたパーツやプロダクトの公差仕様および注釈を、作成または管理するプラットフォーム 1 の製品です。パーツやプロダクトはアセンブリー環境内で公差付けでき、その注釈が注釈平面を使用して3D 環境に表示されます。3D ビューに関連付けられた包括的な注釈セットを備え、主要国際標準 (ISO、ANSI、JIS) の最新改訂版に準拠したこの製品は、3D の使用頻度を高め、2D 図面への依存性を低減します。企業にとって次の段階は、内部情報システムの参照用として 3D を使用できることになります。
特長
- パーツ、プロダクトおよびプロセス ドキュメントの 3D 寸法を作成
- 関連する注釈、テキスト、フラグ ノートおよびドレスアップ フィーチャーの包括的なセットを 3D 形式で表示
- 注釈平面を使用して 3D 環境に注釈を表示
- 他のワークベンチに注釈を表示
- 公差と注釈を 3D パーツおよびプロダクトに関連付け
お客様の主なメリット
3D 公差仕様と注釈を容易に関連付け:
パーツやプロダクトのドキュメントに 3D 公差仕様を関連付けることにより、2D 図面への依存性を低減できます。アセンブリー環境のパーツやプロダクトには、次のタイプの公差を適用できます。
- テキスト
- データム
- データム ターゲット
- 幾何公差
- フラグ ノート
- 仕上げ記号
パーツおよびプロダクト ドキュメントの3D 寸法を作成:
3D 寸法を直接操作および更新できます。永続的なドレスアップ ツールバーにより、頻繁に使用するパラメータに直接アクセスできます。
3D ビューに関連付けられた包括的な注釈セット:
データム エレメントやデータム ターゲットを含んだ GDT (ジオメトリック・ディメンジョニング & トレランシング) のフルセットおよびその他の注釈により、図面(テキストおよびフラグ ノートなど)を完成させる際に、そのメリットを享受できます。注釈は、ワード プロセッシング機能 (自動折り返し、テキスト内の複合フォーマットなど) により編集できます。注釈位置はその形状に関連付けられます。
3D 注釈の表示/非表示:
注釈表示は、デフォルトでは、CATIA 3Dファンクショナル・トレランシング & アノテーション 1 (FT1) 製品の起動時に表示されます。この注釈表示の非表示または再表示は、常時選択可能です。このオプションは、ファンクショナル・トレランシング & アノテーション ワークベンチを終了すると自動的にオフになります。また、他のワークベンチ (パート・デザインやアセンブリー・デザインなど) に統合することもできます。
注釈平面を使用して 3D 環境に注釈を表示:
デフォルトでは、ファンクショナル・トレランシング & アノテーション ワークベンチを起動すると、座標系の 3 つの平面に対応する 3 つの注釈平面が作成されます。形状内では、2D 図面が対応するビュー、セクションおよびカットの自動生成時に、その他の注釈平面を指定できます。この注釈平面は、正面ビュー、断面ビューおよび切断ビューです。
3D 注釈の修正を表示:
注釈機能を形状エンティティとして拡大縮小できます。3D 注釈は、カット、コピー、ペースト、ドラッグ & ドロップ機能により速やかに変更できます。3D 注釈を選択して該当するコンテキスト メニュー (ビュー/注釈平面へ転送) を使用すれば、3D 注釈は別の注釈平面およびビューに移動します。
3D パーツまたはプロダクトの関連性:
3D パーツまたはナビゲーション ツリー内で注釈を選択すると、それと関連した形状フィーチャーが 3D 内で高輝度表示されます。関連する引出線や位置も使用できます。サーフェスは、そのサーフェスと 3D 注釈のある注釈平面の交差部によりトレースされます。注釈をサーフェス/形状にリンクする引出線を操作する際、公差付けされたサーフェスのトレースが表示され、対応する注釈平面に添付可能なすべての構成が表示されます。
3D 注釈および形状の関連高輝度表示のオン/オフ:
CATIA 3D ファンクショナル・トレランシング & アノテーション 1 (FT1) 製品の起動時、デフォルトでは、このオプションはオンになっています。このオプションは、ファンクショナル・トレランシング & アノテーション ワークベンチを終了すると自動的にオフになります。また、他のワークベンチ (パート・デザインやアセンブリー・デザインなど) に統合することもできます。
この場合の関連性は、不完全なものになります。このオプションでは、テキスト、データム、データム ターゲットおよび GD&T の照会が可能です。指定された注釈に関連する (公差付けされた) 要素だけが相互に高輝度表示されます。
フィルタリング オプションの複数表示:
フィルタリング オプションを使用して、ユーザーは調査領域にフォーカスできます。ユーザーは、次の条件を使用して、3Dビューアー内の注釈表示をフィルタ処理できます。タイプ (非セマンティック)、サブタイプ (テキスト、データ、データム ターゲット、幾何公差、フラグ ノート)、フィーチャー エレメント、形状エレメント、注釈平面、注釈セット。
注釈のミラーリングによる読み取り可能化:
注釈が読み取り不可能な (反転しているまたは逆さまになっている) ビューがあります。このコマンドを使用して[ミラー]アイコンをクリックすれば、すべての注釈が読み取り可能になります。
- 直感的でカスタマイズ可能な短期トレーニング用 Windows ユーザー インターフェース
- [プロパティを編集]パネルを使用して、3D 注釈の編集機能にフルアクセス
- プルダウン メニューやパネルを使用する初心者 & 一時的ユーザーから、コンテキスト メニューやキーボード ショートカットを使用して Visual Basic のマクロ記録を編集および再生する上級ユーザーまで、幅広くカバーするアイコン ベースの柔軟で拡張性のある技法
- エレメントの作成または修正時に、頻繁に使用されるパラメータに直接アクセスできる永続ツールバー
- 他の注釈エレメント作成時の基準として、既存の注釈エレメントの仕様を再利用 (グラフィック属性)
主要国際標準の最新改訂版に準拠:
- ISO、ANSI、JIS サポート済み
- NLS 標準に準拠および DBCS をサポート
他のワークベンチでのトレランシング & アノテーション:
デフォルトでは、FT1 の機能外の公差表示がオンになり、次の機能をエクスポートすることにより、他のワークベンチに寸法作成注釈と公差注釈を表示できます。
- 3D 注釈の表示/非表示
- 3D 注釈および形状の関連高輝度表示のオン/オフ
関連高輝度表示機能:
CATIA 3D ファンクショナル・トレランシング & アノテーション 1 (FT1) 機能の内外で、デフォルトでは関連高輝度表示がオンになり、各エンティティと寸法作成注釈および公差注釈間にリンクを設定できます。
ファンクショナル・トレランシング & アノテーションで CATIA パート・デザインからの寸法を生成:
スケッチ ベースのパート・デザイン フィーチャーである穴、パッド、シャフトおよびリブに対するサポートは、自動的に FTA 製品の関連ファンクショナル・トレランシング & アノテーションに生成されます。FT1/FTA 寸法作成時に、平均寸法コマンドを使用できるように、FTA/FT1 寸法の公差値とパート・デザインの拘束が関連付けられます。拘束の編集もできるようになります。このコマンドでは、事前定義された関連情報の再利用により、ユーザーに高い生産性と信頼性がもたらされます。
ENOVIA および DELMIA DMU ディメンショニング & トレランシング・レビュー:
このオプションは、CATIA 3D ファンクショナル・トレランシング & アノテーション 1 および 2 で作成された FD&T 仕様の読み取りと、ENOVIA DMU ディメンショニング & トレランシング・レビュー 1 (DT1) へのリンクに役立ちます。ENOVIA インテグレーション (アプリケーション コンテナ) の場合、ファンクショナル・トレランシング & アノテーションのデータ (指定された製品レベルの注釈セット情報) を、その説明と構造を許容する ENOVIA データベースに保管したり取り出したりします。
システム要件
CATIA V5 の要件以外の追加要件はありません。詳しくは、CATIA V5 システム要件 [英語]を参照してください。
