概要
CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) により、設計者は、CATIA ナレッジ・エキスパート 2 (KWE) を使用して作成されたルール ベースに保管されている社内のノウハウをインポートして使用できます。このようにして、企業標準に準拠した設計が行われることになります。これらのルール ベースにより、次のようなナレッジ プロセスが自動化されます。
- ベスト プラクティス
- アプリケーション プロセス
- 設計の検証と修正
生成されたレポートによって企業標準に違反した個所が指摘され、必要な修正の手助けが行われます。CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) は、統合化された製品として、他のすべての V5 製品と共同して使用することにより、企業全体で処理アプリケーションを共有することができます。ナレッジ・エキスパートは、作成時に使用する CATIA ナレッジ・エキスパート 2 (KWE) と実行時に使用する CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) で構成されています。
特長
- 設計者は、企業標準に準拠した設計の質と整合性を確保できます
- 企業の技術的ノウハウを利用して、製品設計プロセスを遵守します
- 実行した検査を詳細に示したレポートを生成します
- 他の CATIA V5 アプリケーションとの統合による効果が得られます
お客様への主なメリット
設計者は企業標準に準拠した設計の質と整合性を確保:
CATIA ナレッジ・エキスパート 2 (KWE) は、企業のノウハウとベスト プラクティスを取り込み、利用する機能を提供します。CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) では、1 つ以上のナレッジ ベースと設計の間を単純かつ動的にリンクして、このハイレベルなデータにアクセスできます。リンクを作成すると、企業標準およびベスト プラクティスと設計との整合性が永続的に保証されます。事実 CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) での作業では、企業標準に違反していないかどうかを即座に判別できます。したがって、エラーが発生する危険性が低くなるため、生産性は向上します。設計者は企業のベスト アプローチに焦点を合わせながら、最適設計に集中できます。
企業の技術的ノウハウを利用した製品設計プロセスの遵守:
ルールに違反すると、CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) によって、修正が必要なオブジェクトが強調表示されるため、コンテキスト メニューを使用して修正を簡単に行うことができます。すべての検査状況は、ワークベンチのツールバーに直接、緑 (有効) または赤 (無効) のアイコンで動的に表示されます。このアイコンをクリックすると、合成ウィンドウにすべての検査状況が表示され、説明も提示されます。推奨または自動的な修正処理が示されるので、検査箇所を容易に分析できます。赤と緑のライトのアイコンによって、設計が企業標準に準拠しているかどうかを素早くかつ簡単に判断できるので、問題を容易に検出できます。
たとえば、部品に穴を追加したとき、ナレッジ ルールによってその穴がエッジに近すぎると指摘されるとします。この場合、ポップアップ メニューにより、穴を移動させるか補強のためのマテリアルを追加することを提示できます。設計者は必要なソリューションを選択するだけで、システムに直ちに問題を解決させることができます。
実行した検査を詳細に示したレポート:
CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) によって、HTML または XML など各種の出力形式のレポートを作成できます。これにより、ルールおよび検査基準違反のカスタマイズ レポートを出力して、社内イントラネットに直接送信できます。レポートは、(必要とされる詳細のレベルに応じて)問題を詳細または簡潔に説明して生成できます。 また、すべての結果を表示したり、違反したルールだけ(あるいは逆にパスした検査基準だけ)を表示できます。さらに、レポートをルール、オブジェクト、またはルール状況で分類することも選択できます。したがって企業は、社内のノウハウを誰もが共有し、統合でするプロセスによって設計作業を推進できます。
CATIA V5 との統合:
CATIA V5 に完全に統合することにより、どの V5 仕様でも使うことができます。CATIA ナレッジ・エキスパート 1 (KE1) は、統合化された製品として、企業全体にわたって他のすべての CATIA V5 製品と共にご使用いただけます。
システム要件
CATIA V5 の要件以外の追加要件はありません。詳しくは、CATIA V5 システム要件 [英語]を参照してください。
