タブの始まり
- 1. CATIAの成長の軌跡とV5の位置付け
- 2. V5がもたらす3次元設計の活用範囲の拡大とその効果の数々
- 3. 製品設計の最適化から製品ライフサイクル全体の最適化へ
- 4. CATIA V5データをご利用頂くことの価値 (標準性と永続性)
- 5. V5の先に広がるCATIAワールド
エンジニアリング・ソリューション CATIA V5の活用をぜひご検討ください。
1. CATIAの成長の軌跡とV5の位置付け
CATIAの誕生
1981年12月、商用3次元CADの先駈けとしてCATIAは産声を上げました。
お客様のニーズと共に成長してきたCATIA
それから約20年、CATIAはお客様のニーズに支えられ、それらに応える形で機能を高めてまいりました。このような成長過程をたどった為、あらゆるご要求に対応できる高い機能を獲得したものの、その構造は派生的、積層的な非常に複雑なものにならざる得ませんでした。これは、特にこれからCATIAをお使い頂くユーザーの皆様にとって大きな障壁として認識されるようになってまいりました。
勢いを増す3次元設計化の流れ
また、急速に発展するIT技術に支えられて、3次元設計の応用範囲もワイヤーフレームやサーフェスを中心とした形状表現から、ソリッドモデルを活用した製品設計へと発展し、意匠の検討、設計の予備検証、試作や金型製作の効率化など、様々な用途へと広がり、CATIAへの期待も益々多様化してまいりました。
そしてCATIA V5へ
そこで、お客様のこれからのニーズに引き続きお応えしていく為に、歴代CATIAでお客さまと共に熟成してきた高い機能を整理統合、昇華させ、今までCATIAをお使い頂いたお客さまにも、これからお使い頂くお客さまにも、使いやすく、さらにお客さまが最新の3次元設計技術の恩恵を最大限享受できるよう、CATIA V5への脱皮が図られたのです。 これにより、複雑な機能メニューを知らずとも、より直感的に操作を始めることができるようになると共に、非常に高度な3次元設計技術の数々を、専門的な知識の習得を必要とせずに、簡単に使うことができるようになりました。さらに広く普及しているWindowsプラットフォームへ移植することにより、使いやすさと同時に、多くのアプリケーションとの協業を実現することができるようになりました。
2. V5がもたらす3次元設計の活用範囲の拡大とその効果の数々
直感的でフレキシブルな3次元モデリング
CATIAは20年間にわたりお客さまのニーズをその機能に転化させるべく努力してまいりました。その結果、3次元モデリング機能においては、もはや表現できない形状はないと言われるほどに、その成熟度を高めてまいりました。3次元設計の裾野が広がるにつれて、CATIAは様々な業界の、様々な製品設計に活用され、そのモデリング能力の高さを広く認識して頂けるようになりました。
CATIA V5では、これまでにCATIAが獲得した高いモデリング機能を、より使いやすく整理統合し発展させていくことにより、今まで以上により多くの設計者の皆様に、CATIAのモデリング機能を活用して、目的の形状をより効率的に作成して頂くことを目指しております。なぜなら、今後、3次元モデリングは単なる製品形状の表現のみではなく、様々な解析や検証といった製品開発のあらゆる要素を含んだ作業として変化していくからであり、このような設計環境においては、モデリングは直感的で、設計者の意のままにあるべきであり、設計者の創造作業を阻害する存在となったり、ましては3次元モデル自身の作成が目的となってはならないと考えるからです。
広がる3次元モデルの活用方法と製品開発にもたらす革新の数々
これまでの製品開発では、製品の設計と検証は別なプロセスであると認識されてきました。しかしながら、今日、IT技術の発達により、様々な検証作業が製品設計の段階で可能になってきました。CATIA V5には、複雑な製品構成のレイアウト検証はもちろんのこと、アセンブリー状態での応力や振動解析、さらには機構解析を、設計者がモデリングを行いながら簡単に実行できる機能を備えています。設計者がこれらの機能を自在に駆使することにより、モデリング完了時には、今まで後工程で行ってきた多くの検証が完了していることになり、その結果、製品の開発期間の短縮と同時に、製品の最終品質を飛躍的に向上させることができるようになります。
ユーザーフレンドリーになったCATIA
このように、ハイエンド3次元CADとしての高い機能をさらに熟成させた上、非常に使いやすく生まれ変ったCATIA V5ですが、価格も大変お求めやすい設定となりました。益々お客様に近づいたCATIA V5です。
3. 製品設計の最適化から製品ライフサイクル全体の最適化へ
製品設計の最適化
製品の設計作業とは、突き詰めて言うと、製品の仕様を定義し、その定義した結果を記録していく作業と言うことができるでしょう。2次元製図技法はこの製品定義を行っていくための非常に優れた手法であるだけでなく、その統一された表現形式は、一定の技能を有する設計者間において明確な製品定義の伝達を約束してくれます。
2次元CADは、この優れた製図技法をコンピュータ上で実行することにより、従来の製図作業をより効率的に実行していくことを目指しておりました。
3次元CADとしてのCATIAは、当初、曲線や曲面など2次元図面上での表現が困難な形状の作成と伝達という、2次元図面の弱点を補完する役割を担っておりました。もともと、2次元図面表現の限界を超えた製品定義を行う為に生み出されたと言っても良いでしょう。近年、IT技術の進歩により、この3次元CADの役割は急速に拡大されることになり、製品定義の作成と伝達という従来の図面の役割を遥かに越えた機能が提供できるようになってまいりました。たとえば、以前は製品設計作業の外側に位置付けられていた試作品によるテストや多くの検証作業がCATIAの3次元仮想環境の中で実行できるようになってまいりました。これらのCATIA機能の活用により、製品開発に不可欠な設計/検証サイクルを、より短期間に数多く回せるようになり、完成品品質の向上、開発期間の短縮を始めとした製品設計の最適化に重要な役割を担うようになってきたのです。
製品ライフサイクル全体の最適化
CATIA V5では、この製品設計の最適化という考えをさらに発展させ、製品ライフサイクル全体に渡った最適化を目指しております。
製品企画のお客様へのプロモーションやニーズに対する適合性の検証といった製品開発の上流工程から、金型の加工データや組み立て手順書の作成といった下流工程まで、CATIA V5は製品ライフサイクル全体の最適化を支援致します。
さらに、CATIA V5が世界で初めて実現した知識ベース設計を支援する機能群は、単一の製品ライフサイクルの枠を越え、全ての製品ライフサイクルを横断する最適化に寄与することでしょう。
4. CATIA V5データをご利用頂くことの価値 (標準性と永続性)
あらゆる規模のお客様がCATIAを採用
従来よりCATIAは製造業を代表する多くのお客さまにお使い頂いてまいりましたが、卓越した操作性と、高いコストパフォーマンスを備えたCATIA V5の登場によりCATIAのユーザーはあらゆる事業規模のお客さまへと広がっております。世界中で続々と新しいユーザーが生れ、CATIA V5の世界を共有しているのです。
国際取引きにおけるCATIAデータの重要性
インターネットにより世界中の商圏がますます単一化される中、国際的な事業連携や提携が活発になってきました。既にCATIAをお使いのお客さまは、3次元CADデータとしてのCATIAデータの国際標準性を実感されてきたことと思いますが、今後、国際取引き機会の増大に伴ない、CADデータの国際標準性はさらに重要な要素となってくることでしょう。CATIAデータは、より多くのお客さまにご利用頂くことにより、より優れた標準性を獲得することができるのです。
デジタル協業時代の到来
製品が複雑化すればするほど、異なった知識と技術を提供できる様々な企業が協業し、製品開発の部分部分を担っていかなければなりません。インターネットの広帯域化にともない、従来、設計室内で行われていたこれらの共同設計作業は、今後急速にデジタル仮想空間へと移行するものと考えられています。CATIA V5はインターネットの進化を的確に捉え、そのインフラに適した機能を追求し続けることにより、デジタル協業時代に備えた共同設計作業の場を提供してまいります。ネット会議アプリケーションとの連携、3次元モデルのブラウザ上への表示(3D Comとの連携による)、モデルの軽量化、セキュリティーなどCATIA V5はインターネットを最大限活用し、より大きな価値をお客さまにお届けします。
ますます強固になるCATIA の基盤
今日、世界中には数多くのCADベンダーが存在し、激しい開発競争を行っています。CATIAの開発元であるダッソーシステムズ社とIBMは、このような厳しい環境の中でCATIAの地位を確固たるものにするべく様々な努力をしてまいりました。この結果、今日では、多くのお客様に安心してお使い続けて頂ける強固な基盤がCATIAにもたらされると同時に、最先端のIT技術や優れた製品開発思想や手法を取り入れ、CATIAを永続的に進化させ,
お客さまにお届けできる環境が整ってまいりました。
5. V5の先に広がるCATIAワールド
CATIA V5を中心に展開するデジタル・エンジニアリングの世界
CATIA V5は単なる3次元CADにはとどまらず、優れた3次元CADの特長と製品開発の様々なプロセスを支援する諸機能を融合し、製品ライフサイクル全体の最適化を目指す総合ソリューションであることは既に説明してまいりました。しかしながら、CATIA V5に課せられた役割はそれだけではありません。
製品開発作業を迅速かつ効果的に進めるため、近年、コンカレント・エンジニアリングの重要性が益々大きなものとなっております。CATIA V5はこのコンカレント・エンジニアリングを支援するENOVIAソリューションとの協業により、開発チーム全体で共有可能な仮想共同設計空間を実現することができます。これにより複数のプロジェクト間における共用データの整合性の維持、データの開発進捗度管理などコンカレント・エンジニアリングに必須の諸機能を獲得し、CATIA V5は共同設計のワークベンチとして進化致します。インターネット技術を活用した ENOVIAポータルソリューションにより、このコンカレント・エンジニアリング環境は企業の枠を越えてさらに拡張させることができます。
また、DELMIA e−マニュファクチャリング・ソリューションとの統合により、CATIA V5はデジタルマニュファクチャリングの世界へとその機能を拡張し、製品開発と同期的に製造プロセス全体や、個別の生産作業、さらには生産計画の検討をも進めることができるようになります。
お客様の成長と共に
CATIAのデジタル・エンジニアリングへの歩みはまだ途に就いたばかりです。CATIAは、今後もお客様のニーズに導かれて、まだ見えぬ広大なデジタル・エンジニアリングの世界へ、お客様と共に進んでまいります。
