IBMが提供する新聞組版システム(ELS)は編集者の方々にも簡易な操作で、高度な紙面を作成することを可能にしたシステムです。
特長
- パソコン操作で容易に新聞組版を実現
- 整理組版での実績の上に、さらに使いやすさをプラス - 出稿部組版も可能に
- IBMの30年以上にわたる新聞CTSの実績と最新技術を生かした堅固なシステム
- オープン・システム、汎用製品を基盤としたマルチメディア対応システム
- マルチベンダー環境でのシステム間連携も考慮
使いやすいインターフェース
PC組版端末は、Windows® パソコンの操作経験がそのまま生かせる、親しみやすい操作体系です。画面表示も分かりやすく、拡大表示、簡易表示も多彩に実現します。操作を戻せる「アンドゥー」、「リドゥー」機能でいつでも安心して利用することができます。
編集者の操作性を考慮
編集者の操作性を考慮し、紙面イメージそのままでの容易な操作性を実現。編集者に負担をかけず、スピーディーで美しい紙面作成が可能です。操作は、お客様の制作ルールを反映した操作性をご提供します。
操作はオブジェクト優先型で、編集者の方々がコマンドを覚えるなどの手間はありません。基本レイアウト操作(流す、置く、移動など)は、対象オブジェクトをドラッグするといったアクションにより、処理が実行されます。
その他の操作(記事編集、見出し編集など)は、オブジェクトを選択してマウスを右クリックすると、実行可能なメニューが表示され、実行したい処理を選択していきます。小組などは、任意のサンプルからの作成や、よく使われる箱のひな型を登録しておくこともできます。また、大組の自動組みや、並行組版、フォント管理などの機能も充実しています。
見出し作成機能
見出し作成機能は、簡単な操作で素早く文字見出し、地紋見出しの作成ができます。お客様独自フォントや独自地紋を用いた見出しはもちろん、地紋カットも対応可能です。
小組の作成はサンプルやひな型からの簡易作成はもとより、小組特有の非正段や特殊な段間調整も、見たままの操作性で調整することができます。表組、やぐら組、各種罫線も簡単な設定で作成から属性の変更が可能です。各種管理機能組物(見出し、表・やぐら組、絵解き)や罫線の再配置が可能です。また、素材管理機能により、素材をほかの面に回す「面回し機能」、関連する素材を自動的にまとめる「グルーピング機能」があります。人名など緊急に特殊文字を追加する場合には、緊急外字機能で作字をし、すぐに利用することができます。
その他の機能
- 並行組版機能
同一面を、複数台の端末を利用してレイアウト作業をすることができます。相互の端末の編集状況も確認できるようになっています。
- 自動配置機能
掲載すべき情報や決まりものに関するスペース取りと配置を自動的に行ないます。

自動組み機能
前もって用意したひな型を用いて小組を自動作成したり、複数の組版コマンドをスクリプトとして自動実行したりすることが可能な機能です。定型作業で作成される組物に対し、自動組み機能を導入することによって大組作業者の負担を減らすことができます。

拡張性・柔軟性を確保したシステム構成
実績のある汎用的で、かつ最新の製品を利用したオープン・システムです。将来的にも最新のハードウエア/ソフトウエアを容易に活用できます。クライアント/サーバー方式を採用し、処理分散により高パフォーマンスを確保。万が一の障害発生時にも影響の出にくい構成となるよう、配慮もされています。また、LAN環境から広域ネットワーク環境までの、柔軟なシステム構築が可能です。他社システムとの接続性も多くの実績があり、関連するデータ・フォーマットや構造を明確化することができます。
開発・運用・保守の生産性向上
処理とロジックの分離により、アプリケーションは将来にわたる拡張性と柔軟性、保守生産性を配慮したモジュール設計になっています。自動組みサーバーでは、自動組み用簡易言語(Slang)がサポートされています。Slangは分かりやすい言語体系と、アセンブル/コンパイルが不要なことからプログラムの修正・テストの簡易化やスピードアップを実現し、保守生産性の大幅な向上が可能になります。
マルチメディア対応
紙面組版では素材の編集も頻繁に行なわれ、素材には次々と変更情報が追加されます。新聞制作時に随時編集、変更された素材を、素材データベースと連携してマルチメディア向けに活用することも可能です。より正確なデータをマルチメディアへ反映することができます。
自動組み処理の流れ
自動組みサーバーは、テキスト素材を前もって用意してある自動組み用簡易言語(Slang)に従って加工・編集します。処理後、必要に応じて組版処理サーバーでの組版処理をリクエストします。また、決められたトリガー(特定電文の到着や待ち合わせなど)が発生すると、必要に応じて組版処理サーバーへデータを渡して、組版処理を実行させます。組版処理サーバーは、あらかじめ登録してあるスクリプトに従って素材のレイアウト処理を実施、結果を組版データベースへ格納します。
画像処理サーバーは、画像加工編集を行ないます。自動組み処理の中では、地紋見出し作成時に機能します。
ELSオープン組版機能
IBM ELS PC組版システムは、Windows上で稼働する汎用アプリケーションやお客様独自のユーザー・アプリケーションなどと、データの自由なやり取りや機能連携を「オープン・アクセス・サービス」で実現します。これにより利用者は、あたかも組版の一機能として外部プログラムを利用することができます。オープン組版機能の利用で、スポーツ組版はもちろん、出稿者による組物の出稿などが可能になり、大きな機能の広がりを享受することができます。
オープン・アクセス・サービス
汎用アプリケーションについては、Adobe Illustrator、PhotoShop、InDesignなど業界標準のアプリケーションと連動できるプラグインを提供します。表組/画像のマスク・最適化・切り取りなどの高度な機能を、専門ツールに不慣れな方にも利用いただけるように工夫しています。さらに、汎用アプリケーションやお客様独自のユーザー・アプリケーションがIBM ELSの各機能を利用していただけるように、汎用インターフェースを提供、それらのデータを組版システムと連動して活用することができます。

