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素材管理システムは、新聞各社様の素材を有効活用するための統合アセット・マネジメント・システムです。新聞社様のリエンジニアリングとワンソース・マルチユースを目指す“e-編集システム”コンセプトの中心となります。

NewsMLを統合的に管理し、オープンなデータの利用を可能にするデータベースをメインに、IBMの先進的なデータ管理技術、多機能な出稿端末、マルチ素材を管理・編集できるコンテンツ端末から構成されます。

特長

素材の一元管理
新聞社で利用する記事や写真、数値データから音声、画像までの各種データを一元的にNewsMLに変換、データベースで一元管理します。データベースに蓄積管理されるデータは多種多量のものとなりますが、最新のXML技術、マルチメディアデータベースおよび大容量ストレージ技術で、確実かつ高いスループットのシステムを実現します。

XMLベースの全社中核データベース
入力された素材は、最適なXMLを企画設計した上で、その形式によって多角的に管理されたデータベースに格納されます。データベースには複数のジャンルが統合的に管理され、目的の情報をスピーディーに管理する機能を実現します。

編集者─記者間コミュニケーション
取材記者とデスクとの間のコミュニケーションをより密にし、効率化を図ります。記者とデスクとの記事(ニュース)の企画から校正校閲を、デジタルコミュニケーションで効率的に行なうことができます。そしてテーマによる情報のインデックス化はもちろん、その情報の使われ方や完成に至る過程などの情報を共有、効率化します。取材記者は文章と画像、数値を一体化して出稿できる複合機能を搭載した記者端末を使います。加えて、記事データベースなど取材支援のための検索機能を、モバイル環境から利用することができます。

サブシステム間共通インターフェース
入力/出力の各システムは、NewsML(XML)で標準化されたデータ構造とMQによって統一化されたインターフェースで、オープンな環境を実現。新聞はもとより、デジタルメディアなどの多メディアに配信できます。配信先は時代と共に大きく変化することが予想されますが、モジュラー構造をとることにより、短時間で容易に新しい配信先に対応できる仕様になっています。システム構築時から将来にわたっての拡張性と柔軟性を確保しています。

ワンソースマルチユースの実現
今後のデジタルメディアの急速な変化に迅速に対応することはもとより、メディアの追加/変更に必要な人的作業をできるだけ少なくすることが可能なワンソースマルチユースの仕組みを実現できるシステムです。

自社/他社を含め、収集した情報は統一的にデータベース化し、デスクが利用するコンテンツ端末で自由に活用することができます。複数に分散した情報を高度な検索機能で効率的に把握し、データを真の情報としてスピーディーに利用できます。

ニュースは新聞のみならず、インターネット、携帯電話向けコンテンツといった多様な媒体へ、そして将来のデジタルメディアへと、選択およびタイミングを管理しながら出稿ができます。

出稿デスク・モード例/整理デスク・モード例

素材管理システム・コンポーネント

記事・画像集信:DCX(Data Collection & eXchange Processor)
素材管理サーバー内で利用するNewsML(XML)共通形式のデータに、通信社や他社、記者端末などさまざまなデータ・フォーマットを一律に変換する機能です。

従来のTTY/C手順/FTPのデータを受信し、NewsMLへデータ形式の変換やデータ・コード(文字コードなど)を統一したコード体系に変換し、素材管理サーバーへMQで転送します。

データ・フォーマットを変換するとともに、DCX内のディスクに変換前のデータを蓄積保存します。

保存されたデータは、何らかの障害で素材管理サーバーがデータや電文を受信できなかった場合に、再試行を実施できます。DCXサーバーは複数台のラックマウント・サーバーで構築し、将来の受信先の増加など、変更への容易な対応が可能です。複数台あるDCXは、DCX総合管理端末によって、容易で一元的な管理ができるようになっています。

素材管理サーバー
次世代新聞社アセット・マネジメントの中核となるデータベース・サーバーと、ニュースパッケージ主体の業務で素材のワークフローを管理するアプリケーション・サーバーから構成されます。レイヤー構造を取り入れたこの素材管理サーバーは、分散した構成でも容易な対応、将来性、メンテナンス性を確保します。データベース・サーバーは、NewsMLを効率的に管理するIBM DB2ユニバーサル・データベースとContent Managerからデータベースが構成されています。NewsMLの変換にはNewsMLプロセッサーを活用し、APIで標準化された手順でアクセスすることができます。インターフェースにはIBM WebSphere® MQを利用し、周辺サブシステムにも汎用的な手順を提供。将来の拡張や変更にも柔軟に対応できます。

記事・画像配信:DDX(Data Delivery & eXchange Processor)
素材データベースで統合的に管理されているNewsML(XML)のデータを、配信先サブシステムなどが必要とするデータ形式に合わせて変換し、配信します。

配信要求受付機能は、素材データベースの共通インターフェースで、配信要求を受け付けます。変換機能により、配信先の外部インターフェースに合わせた変換(コード変換、フォーマット変換)などを行ないます。外部システム通信機能では、共同通信社や友好社などの外部システムに合わせた通信機能を提供。新共同方式への対応も可能です。

将来の拡張性を考慮し、外部接続先が増えた場合、容易な追加・拡張対応ができます。DDX総合管理端末から各ゲートウェイ・サーバーを共通の操作で操作、管理します。また、配信先の状態に合わせ、データをキューする機能もあります。

コンテンツ端末
デスクが利用する端末で、素材の作成、編集、リリース、配信などを行ないます。新聞制作を中心に、ほかのメディアまで対応が可能です。記事/画像編集機能は、記者端末の機能と同等の機能を提供します。また、画像専用の端末とも連携し、外部からの素材も簡単に取り込むことができます。

素材管理システム・コンポーネント

NewsMLプロセッサー

NewsMLのXML文書から各構成要素の抽出と組み立てを行なうエンジンです。NewsMLプロセッサーの利用により、NewsMLをベースにしたコンテンツ・データの入出力を高速、かつ確実に行なうことができます。素材管理システムに用いるNewsMLプロセッサーは、NSK(日本新聞協会)の拡張モデルが提供されており、NewsML文書の解析、変更、生成、検査を行なうほか、Property要素による拡張モデルを容易に追加できます。

要素のコピーやNewsML文書間の合成もできます。定義ファイルによるNewsML定義の動的な変更が可能なため、新聞各社様の固有のタグ定義にも、プログラミングなしで容易に対応が可能です。

また、NewsML構文のチェックもでき、これによりシステムの開発生産性、保守生産性が向上します。IBMではNewsMLの標準化の支援や、NewsML対応ソリューションの構築実績をもとに、コンサルティング・サービスからシステム構築サービスまで、お客様のサポートが可能です。

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