新聞紙面に掲載される人物写真は、その形になるまでに意外と多くの作業を伴います。
特に国政選挙や人事報道など、一度に大量の写真を取り扱う場合は、その作業量もさることながら、すべての写真に均一の品質が求められます。
IBMの顔写真処理システムは、写真の切り抜き、色調調整など、顔写真作成の一連作業を高速、かつ大量の処理を含めて可能にした、画期的なシステムです。
特長
- 新聞紙面などへ掲載する報道用顔写真の作成に特化した専用システム
- スナップ写真などからの切り抜き、背景色統一、配置の調整などをシステムで効率的に処理
- 高速かつ大量処理を得意とし、国政選挙報道などに威力を発揮
優れた操作性
顔写真の作成に特化し、編集者・オペレーターの作業効率を考えた、利用者に易しい操作性を提供します。操作はマウス、キーボードはもちろん、液晶タブレットにも対応。Windows® システムのGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)をベースに開発されていますので、普段パソコンをお使いの方ならすぐにでも、簡単な操作で使うことができます。
効率よい処理を意識したつくり
よりよい作業効率のために、利用者を意識した上での優れた操作性はもちろん、システム設計においても数多くの工夫がこらされています。切り抜き対象をおおまかに指定すれば自動的に輪郭の切り出しを行なうなど、作成フローの自動化をできるだけ取り入れたつくりになっています。もちろん、利用者による処理後画像への手動微調整機能も備えています。処理対象の画像は、画像処理一覧画面で確認ができ、また一覧画面からの送信が可能です。
高速大量処理が可能
画像加工の設定項目が、次の画像へ引き継がれる「連続操作」機能を利用することで、大量の画像を一度に加工することができます。切り出し画像の形(円/楕円/矩形)、上下のマージンやサイズ、色調調整から背景パターン合成後の確認まで、連続操作で処理することができます。画像加工以外のスキャナー読み出し、画像システムからの取り出し、送信なども、連続操作が可能です。
先進かつ柔軟なシステム
顔写真処理で最も手間が掛かるのは、背景からの切り抜きと色調の調整です。顔写真の切り抜きには、IBM独自の処理プログラムを採用。色調の調整は、画像の最適化処理といった、IBM独自の自動処理を適用させています。開発にあたっては、お客様のシステムとの親和性も考慮しました。スキャナー接続はもちろん、各種通信プロトコルをサポート。プログラム自体は汎用の画像処理ソフトウェア(Adobe Photoshopなど)との連動も可能です。
処理フロー例
IBM顔写真システムは、専門のオペレーターでなくとも、簡単なフローで作業が可能です。まず切り抜き対象を設定します。切り出せる画像は円/楕円/矩形の設定が可能です。さらに上下のマージンやサイズなど、数値での設定や、0.01ドット単位での回転も可能です。切り抜き対象の設定をしたら、切り抜き作業を開始します。
- 頭、あご、肩のポイントを合わせる
切り抜き画面に表示されている赤いポイントをそれぞれ、頭の頂点、あごの先端、左右の肩の位置に合わせます。各ポイントをマウスでドラッグ&ドロップすることにより修正できます。切り抜きサイズを変更する場合は、青いポイントをドラッグ&ドロップすることにより、同様に行なうことができます。自動輪郭切り出しの場合は、画像の天頂部分を指定すれば、自動的に切り抜きができます。 - 輪郭のトレースを行なう
切り抜き位置のポイントを設定し、トレース・ボタンをクリックします。トレースが完了すると、輪郭が赤い線で表示されます。輪郭がはっきりしているものは、ほぼ自動で切り抜くことができます。表示された輪郭が不明瞭な場合は修正を行ないます。 - トレースを修正する
修正ボタンをクリックします。トレースの修正も、マウスのドラッグ&ドロップで可能です。修正したい開始点から輪郭をドラッグしながらトレースし、修正地点でマウスをドロップ(ボタンを離す)することで修正されます。修正はリアルタイムで可能です。輪郭切り出し後は、切り出しイメージの確認画面が表示されます。確認画面では、切り取った輪郭と背景のパターンとを合成して表示、確認ができます。必要であれば再調整も可能です。

