情報に耳を傾ける
イノベーションを実践している企業は、情報通です
物事に注意して耳を傾けてみると、頭の中に情報が送られ、それが燃料となりさまざまなアイデアが生まれます。だから、耳を傾けるということがまず触媒となり、独創的な発想や変革につながるのです。しかし、現実のビジネス社会に当てはまるのでしょうか?
ビジネスの進化について、IBMの初期のインターネットのパイオニアである、John Patrickの言葉を借りるならば「従来のビジネス・モデルは、設計、構築、納品という形態をとっていました。新しいモデルは、何度も繰り返されることです。例えば、情報の“感知、そして対応”の繰り返しです。つまり、情報に耳を傾け、戦略を変更するということです。信頼のおける情報に合わせて適切に変更できるように対応するのです。対応は即時です。何カ月もかけるものではありません。その日のうちに最善策を練っておくと、必ず次の改善につながります」
イノベーションを生み出す企業風土は、外部の情報収集を極めて重要視します。だからこそ、凄まじいペースで世界中のテクノロジーが進化しても、毎日24時間、無休体制で何が起きているか、情報に耳を傾けているのです。
複数の場所の複数のソースから情報が集まれば、新しくアイデア豊富な土壌が形成されます。重要なフィルタリング(情報をふるいにかけ)と分析を行い、洞察(インサイト)と真のイノベーションがしっかりと融合できる地点に向かって作業します。このようにして、私たちはビジネスと社会の最も重要な問題を解決できるのです。
新しいアイデアを評価するために、外部の意見を聞くということも重要なことです。インターネットでは、本当にすばらしいアイデアが記述されているので、参考になります。Webとブログ機能を使うと、今まで使っていたどれよりもはるかに強力なインフラストラクチャーで共同作業ができるようになります。インターネットでは、世界中でほとんど同時に、専門家の率直な意見をフィードバックとして受け取ることができます。
インターネット上で最も関心を集めるアイデアは、突然素晴らしいブレークスルーにつながることもよくあります。その理由で、革新的な企業は、情報の感知と対応に集中的に注意を払っています。
<アービング・ラダウスキー・バーガーとジョン・パトリックのインタビュー>
ジョン: 耳を傾けることは、イノベーションにはとても重要なことです。それは自分の所属するチームの人たちのアイデアを聞くというだけのことではありません。外部の人たちの意見を聞く必要もあります。また、もちろん、インターネットを使えば、外部の人たちの意見を聞くことはとても簡単になります。そこには、多くの専門家もいます。その専門家をどうやって見つけるか?ブログを使うのです。
アービング: お客様の声に耳を傾けることがすべてです。研究室での発明はそれ自体は素晴らしいが真の価値は発明自体にあるのではないと気づいたときに、何よりも重要なのは市場の問題を解決することにあるからです。問題を抱えているのは、お客様です。つまり、お客様の問題を理解でき、自社の技術、製品、サービスに基づく解決策を顧客に示すことができれば、お客様はお金を払ってくれるでしょう。
ジョン: インターネットを使うと、何が起きているのか把握することができます。新しいアイデアがあって、そのアイデアに関心を深め、会社でそのアイデアを進めようとしているとします。この場合、外部でインターネット上でどうなっているか聞いて、他の誰も自分がやっていることをやっていなければ、本当に誰よりも先に最先端のことをやっているか、そのアイデアがそんなによいわけではないか、のいずれかです。
アービング: 世界中に、市場に耳を合わせ、注意深く聞き、すぐに感触を確かめ、回答を期待し、重要なことは何かを確認します。その後で、これらの分野に向かって努力を集中させれば、優れたビジネスを手にすることができます。
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