例えばBCPに「災害対策プランの更新や訓練」は考慮されていますか?
3月11日の大災害は被災地の東北地方のみならず、首都圏にも大きな爪あとを今なお残し、震災を通して多くの課題が浮き彫りになりました。 例えば、多くの企業では災害をはじめとする業務継続リスクに対し事業継続計画(BCP)を策定していたと思います。しかし、果たしてそれが機能したのでしょうか。
IT面とビジネス面の6つのレイヤーで事業継続を考える
下記のような問題は今回起こらなかったでしょうか?
- 従業員に関する問題
- コミュニティとの関係に関する問題
- インフラが機能しなかった問題
- 業務に対する影響の大きさ
- 災害対策プランの更新や訓練がされていなかったことによる問題
- 情報の周知徹底の課題
図1:事業継続の
考え方の6つの
レイヤー
拡大図
例えば、ITを中心とした事業継続計画はあるが、ビジネスまで考慮にいれていないなど、計画として十分でないケースがあったのではないでしょうか。
IBMでは事業継続計画策定の考え方として、
- 戦略とビジョン
- 組織
- プロセス
- アプリケーションとデータ
- テクノロジー
- 設備
の6つのレイヤーを考慮する必要があると考えます。
ITのみならず、ビジネス面の影響まで考慮に入れた総合的な計画を策定することが必要なのです。
アセスと計画だけで終わらない、実行、定着化まで
また、前述の6つのレイヤーのみならず、実際に機能させるためには、フェーズという観点からもフルスコープで考える必要があります。
例えば、計画はあったとしても、それが実行に移されていなかったり、定着化していないケースがあることから、IBMでは事業継続・回復計画策定だけでなく、解決策の提供定着化までを対象としたフルラインアップのソリューション体系をご用意しています。(下図参照)
そして、実際の対策の実行にあたっては、本社機能の最適分散化、調達機能の最適分散化など、業務・ITの標準化、集約、分散化が実施され、どこかの拠点が被害にあったとしても、業務が継続可能な体制を構築することが考えられます。IT面では災対システム構築、在宅勤務のためのe-Workシステム構築などが具体化されることでしょう。
また、定着化では、災害を想定したリハーサルや教育、計画のモニタリングなどをはかり実行可能な計画に向けての活動を実施します。
事業継続・回復ソリューション全体像

上記A~Fまでの6つのソリューションカテゴリーの詳細は以下のとおりです。
【A:BCRAアセスメント】
【B:業務毎のBCRP策定】
- 事業継続回復計画の策定
【C:IT災害復旧計画策定】
- IT災害復旧計画(DRP)策定支援
- 本番バックアップシステム構築に向けたIT災害復旧計画(DRP)策定支援
- 災害時影響把握、復旧対策立案支援
【D:業務・プロセスの対策】
- シェアード・サービス・センターの最適分散化 (参考:シェアード・サービス・ソリューション)
- 本社機能の最適分散化
- グローバルSCMの最適分散化 (参考:サプライチェーン・ストラテジー)
- 調達機能(プロキュアメント)の最適分散化 (参考:プロキュアメント・トランスフォーメーション)
【E:IT・インフラ設備の対策】
- 災害対策システム構築支援
- Virtual Private Network構築支援
- ハウジング/データセンター・リロケーション
- デスクトップ・クラウド
- リモート・データ保護サービス
- ビジネス・リカバリー・サービス
- ラピッド・リカバリー・サービス
- リカバリー・エクスプレス(REX)
- リモートサイトへのリアルタイム・データコピー
- アプリケーション処理継続
- 災害対策レベル7を実現するソリューション
- マルチベンダー・ストレージ環境をミラーリング
- データ圧縮を併用したミラーリングによるネットワーク負荷の軽減
- 小規模システム向けの災害対策
- 全社規模の災害対策
- 重要設備インフラの緊急停止を回避するためのイベント監視
【F:リハーサル・教育・点検】
- ビジネス・リカバリー・サービス
- ラピッド・リカバリー・サービス
- リカバリー・エクスプレス(REX)
- 災害時影響把握、復旧対策立案支援
【G:リスク・モニタリング・評価・報告】
IBM自身の実践経験
IBMではIBM自らが約50年に及ぶ災害対策ならびに事業継続の経験を持ち、全世界で多くのお客様への支援を実施しています。計画策定のコンサルティング段階から解決策の実行まで、ITのみならず業務分野まで範囲に入れた検討が可能です。多くの実績を持つメソトロジーを活用して、短期間で実効性の高い解決策を検討することが可能です。

