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しなやかで強い「スマーター・レジリエント・シティー」


危機をバネに、都市は回復力をまとい新たに成長する。100年後にも誇れる「わが国・わが都市」であるために

しなやかで強い、持続可能な都市――「スマーター・レジリエント・シティー」は、どのようにすれば実現できるのでしょうか。スマーター・レジリエント・シティーの姿と、その事例をご紹介します。

都市が「レジリエント」になることで得られるもの

――困難な道のりが想像されますが、スマートで持続可能な都市の実現が見えてきたとき、私たちは何を得られるのでしょうか?

木崎:東日本大震災は、大地震と津波、そして原発事故、計画停電と、先進国で、しかもグローバリゼーションが進んできた中で起きた初めての大災害と言えます。この夏に想定されるエネルギーに関する制約も含め、過去に経験したことのない状況に対応していかなければなりません。しかし、逆に経験したことを風化させずに教訓として残せれば、必ずや将来に生かせるはずです。

志済:私も、この震災をある意味、さまざまなことを考え変えていく重要な分岐点である思っています。ご存じのように近年、世界の関心やグローバル企業の投資は、主に中国をはじめ新興国に向かっています。しかし、震災が起きたことで、日本がどう復興していくかについて、別の意味で世界からの注目が集まっています。思い切った変革をすることで危機を乗り越えて、災害管理分野におけるグローバルなリーダーシップを発揮するようになれば、日本は再び輝くことができるのではないでしょうか。

「100年後にも誇れるわが国・わが都市」であるために

志済:2011年6月にIBMは創設100周年を迎えました。5月には、IBMの会長兼CEOであるサミュエル・J・パルミサーノが来日し、東京大学で記念講演を行ったのですが、その中でパルミサーノが強くメッセージしたのが“Move to the future”という言葉です。

今、私たちの前には、今後の復興に向けて解決しなくてならない課題が山積しています。10年後、20年後、そして100年後にも誇れるわが国わが都市であるために、前を向き、先々を正しく予見しながら、しなやかで強い都市を実現し、明るい未来を導いていくことに邁進する――このことが、創業以来社会とともに歩んできたIBMの果たすべき使命なのだと考えます。

紹介

志済 聡子(しさい・さとこ)

日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 - 公共事業担当(2011年6月現在)

北海道大学法学部卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社入社。
入社以来主に官公庁・公共事業部門のお客様支援の営業を担当。
2004年からソフトウェア事業。2007年、理事。2008年、米国本社勤務を経て、2009年5月より現職。



木崎 重雄(きざき・しげお)

日本アイ・ビー・エム株式会社
公共サービス事業部
官公庁サービス パートナー(2011年6月現在)

上智大学法学部卒業後、新日本製鐵(株)、ブーズ・アンド・カンパニーなどを経て2010年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社。防衛・公共安全分野のコンサルティングサービスを担当するとともに、東日本大震災以降、政府・自治体・大学による復興施策検討への支援活動に従事している。




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