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SOA実現への提言 IBM IMPACT2008ラスベガスからの最新メッセージ

IMPACT JAPAN SOA CONFERENCE セッション・ハイライト・レポート

日本アイ・ビー・エム株式会社
専務執行役員 グローバル・ビジネス・サービス事業担当
ピーター・カービー

ピーター・カービーの顔写真 2008年4月7日からラスベガスで開催された世界最大級のSOAイベント「IMPACT 2008」で公開された最新のメッセージに加え、日本での取り組みなどの情報も合わせて解説。さまざまなSOAソリューションとその事例とを解説することで、SOAの、ビジネスとITにとっての有効性、ならびにSOAがすでに始まっているムーブメントであることを紹介した。

SOAの実現に向けて

「これまで多くの企業がSOAに対して消極的な姿勢を示していた。しかし『SOA IS NOW!』、今まさに起こっていること」と述べ、ホットなSOAの現状を紹介。「2007年以降でSOAに着手した企業は64%増え、その事例の数は145%も増えた」と述べ、SOAへの関心が急増していることを示した。

また、世界中の財務や人事の担当役員、経営者にインタビューすることで完成したCFO Study、Human Capital StudyやCEO Studyから、企業のエグゼクティブが機敏性を重視していることを紹介し、「企業の成長には機敏性が必要」と強調。「ビジネスのイノベーションは継続性が高く、ひとつのアクションで終了する組織変革や買収よりも企業の成長率が伸びる。すなわち、機敏にイノベーションを展開できる企業が高い成長率を維持することができる」と話した。

そんな成長を遂げる企業の例としてIBMの現状を紹介。今やIBMの収入の63%は米国外の事業によるもので、BRICの国々における18%もの成長率や、2002年以降の53件もの企業買収によって、年率8%の増収を実現している。「これを支えるのがグローバルに統合されたプロセスとSOAの基盤にある」と述べ、IBMのSOAの有効性をアピール。成長を続ける企業に求められるのは、顧客のニーズを知ること、それに応えること。そして新製品をすばやく展開することなどを上げ、そのためにビジネスとITの強い連携が必要であることを強調した。さらに、SOAを実現するためには、ビジネス・アーキテクチャーとビジネス・プロセス、およびSOAファンデーションとインフラの高度な連携、およびそのレイヤーとしての考え方が不可欠であることを解説した。

SOAにおけるポイントとIBMの取り組み

続いてSOAにおける重要なポイント、そしてこれに対するIBMの取り組みを紹介。ラスベガスで開催された「IMPACT 2008」の内容に日本での取り組みの紹介が加味された最新報告となった。ここでは、その中からいくつかをピックアップして紹介する。

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SOAにおけるポイントとIBMの
取り組み説明図

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統合された分かりやすいソリューションの提供
「SOAファンデーションとインフラ」、「インダストリー・フレームワーク」、「インダストリー・ソリューション」、「戦略的なビジネス推進」、「ガバナンス」という5つのレイヤーからなるIBMのトータルなソリューションを紹介。各レイヤーでの事例も紹介し、すでにSOAの取り組みが進んでいることを示した。

SOAの良好な状態を維持・管理
SOAの状態を診断する「Infrastructure Architecture Healthcheck for SOA」というサービス・オファリングを発表。SOAの評価や専門的な診断が可能となった。

SOAソーシャル・ネットワークの確立
世界中にあるSOAコミュニティー間の交流を活発にする「Smart SOA™ソーシャル・ネットワーク」を発表。日本では金融SOAコミュニティーが5月15日に設立されたことを報告した。

講演のまとめとして「IBMの優れたテクノロジーやソリューションとSOAのお客様事例、そしてSmart SOAソーシャル・ネットワークによって構築されるサイクルが継続的なお客様の価値を実現する」と述べ、変化の激しい昨今のビジネスをリードするためにSOAが不可欠であることを強調した。


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