当イベント(11月5日開催)は盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
ご挨拶・基調講演「イノベーションと変革の継続—SOAで実現する未来企業」
日本アイ・ビー・エム株式会社
代表取締役 社長執行役員兼会長
大歳 卓麻
全世界のCEOに対するインタビューをまとめたIBM Global CEO Study 2008から、「未来企業のあるべき姿」として5つのキーメッセージが明確になりました。
- 変化の速さを機会と捉える
- 顧客の想像を超える
- 世界中の優れた能力を活用する
- ビジネスの常識を破壊する
- 社会問題に取り組む
これらを実現するためにはITの活用が必須で、特にSOAが非常に有用な手段となります。また、SOAをよりスムーズに導入するためにはあらゆる企業活動のコンポーネント化が必要で、サプライヤーやパートナーをも巻き込んだコンポーネント化および共通化によってバリュー・チェーン全体での最適化が可能となります。
ドイツの保険会社における事例では、SOAによる自動化で事務処理コストを1/3に、日本のアパレル業のメーカーにおいても、さまざまな様式のテナント料請求をSOAで一元化、Webでの集計によりワークロードを1/5まで圧縮できました。このように、SOAを成功に導くためにはCIOやIT部門の果たす役割が重要となります。そして、SOAの現場ではITの進化を捉え、ビジネスのノウハウを熟知したビジネス・アーキテクトが求められています。
基調講演「ビジネスを躍進するSOA—業界別ソリューション」
日本アイ・ビー・エム株式会社
専務執行役員 ソフトウェア事業担当
三浦 浩
システム開発の手法は部門別の個別最適から、ITガバナンスに基づいた全体最適へと変わりつつあります。さらに、商品価値の存続期間が短くなった昨今、業務とITの両面で高頻度の変化に耐えうる企業体質を作るビジネス・イノベーションが重要で、そのためにSOAが有効な手段となります。
IBMは2004年5月にSOAのアーキテクチャーを発表し、SOAに注力してきました。2004年当時は、まだアーキテクチャーを紹介する段階でしたが、現在は17業種300種類以上のCBM(コンポーネント・ビジネス・モデル)マップや、1,400種類のKPI(キー・パフォーマンス・インデックス)、300種類のKAI(キー・アジリティ・インデックス)などが利用可能となっています。さらに、業界別のベスト・プラクティスを紹介する「SmartBusiness INsight」も、すでに10冊が発行済みとなっています。
最後に講演のまとめとして、「SMART SOAアプローチによってお客様のビジネス成果向上を実現」、「業種別のフレームワーク/ソリューションによる迅速なSOAの実現」、「End to EndなSOAソリューションの提供」というIBMのSOAに対する取り組みを紹介しました。
IBM, IBMロゴ, SMART SOA、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
