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受注時と出荷時に同じデータを入力していませんか?

データベースの仮想統合でムダを徹底排除する

 

同じデータを複数のデータベースで管理するというロス

DB2®やOracle、SQL Severなど、さまざまなデータベースが混在している企業の情報システムでは、仕入先マスター・ファイルのデータを別のアプリケーションで利用したい場合などは、データを一括(バッチ)処理やファイル転送などでデータの整合性を取るか、メッセージ・キューイングなどのミドルウェアを利用してデータを連携させることが一般的です。

データベースの仮想統合によるフェデレーション

しかし、アプリケーション開発に時間がかかるだけでなく、同じデータを複数のデータベース上で管理する必要があるため大きな資源のロスが発生します。特に、データ量もデータベースの数も増え続けていくため、完全にデータを連携させるのは非常に困難な上、システム運用面でも負担になっています。このため、効率的にシステム間連携を目的にしたデータベース仮想統合によるフェデレーションへ機能の注目が高まっているのです。

フェデレーションによる単一仮想DBとDB2、Informix、SQL Server、Oracle、IMSなどのDBとXML、MQ、Webサービス、アプリケーションとの連携図

フェデレーションによる単一仮想DBとDB2、Informix®、SQL Server、Oracle、IMS™などのDBとXML、MQ、Webサービス、アプリケーションとの連携図

見積処理時に在庫照会できないシステムは?

工具や金型に使われる工具鋼専門商社の日立金属工具鋼株式会社は、この問題に悩んでいました。Webによる見積システムをオープン系で構築していた日立金属工具鋼では、販売・在庫管理を行っている基幹システムと見積システムが分離されており、データ処理が二度手間になっていました。つまり、見積を処理する時に在庫の数をリアルタイムで照会することもできないため、正確な納品スケジュールを管理することが困難だったのです。同社の受発注システムは、受注した内容によって必要な鋼種やサイズの素材を手配するものでしたが、配送部門への出荷指示書の出力には、別途基幹システムへ情報を入力しなければなりませんでした。双方のシステムに同じデータを入力しなければならないので、時間のムダだけでなく、入力ミスの可能性もあったため、受注データをリアルタイムで基幹システムに反映できる改善が急務になったのです。

日立金属工具鋼は加工受注から作業指示まで一貫させた

日立金属工具鋼は、既存システム上のデータとプログラムを活用して短期間にシステムを構築するため、Webサーバー側から基幹システムのデータをリアルタイムに読み書きできるIBMのフェデレーション機能を使って、データを入出力する方法を選択しました。これにより、加工の受注から作業指示までを一貫させたシステムが完成しました。基幹システムから在庫情報の一部をWebシステムに提供して、発注時に在庫を確認できるようにもなっています。

サブシステムに散在したデータをリアルタイムで更新できますか?

熊本の肥後銀行が構築した信用リスク管理の充実や、与信管理・融資推進の高度化を図る「融資トータルシステム」も、散在したデータの共有を進めることが目的のプロジェクトでした。データがさまざまなサブシステムに散在していたため、目的の情報がなかなか見つからない上、業務の効率化が妨げられていたためです。サブシステム間でファイル転送や夜間のバッチ処理などを行うことで、データの整合性を保たせていたのですが、リアルタイムで更新できないと与信管理などでは多くの問題が発生します。肥後銀行が選択したのは、フェデレーション機能によって、仮想的に一元化されたデータベースの導入でした。

肥後銀行は査定業務の工数を2/3に短縮

導入の結果、従来は3週間ほどかかっていた自己査定業務は、約2週間で処理できるようになっています。融資稟議業務では、登録されている財務分析などの情報を即座にPC画面上で確認できるようになりました。また、大規模なペーパーレス化が実現し、年間150万枚の紙の削減が見込まれています。


本ページ内の事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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