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IBMのアクセシビリティ

IBMのアクセシビリティに対する洗練されたアプローチ


慈善事業から業務改革へ
アクセシビリティへの取り組みを世界規模で一体化
社会への貢献と公約の持続
障害を持つ方々の採用
障害を持つ社員への配慮
教育の機会の提供
影響力のある関係の構築
アクセシビリティ標準への取り組み
会社規模で社内規定にアクセシビリティへの取り組みを明記
IBM内のビジネス・プロセスへのアクセシビリティの組み込み
アクセシビリティの組み込み
アクセシブルなツールのプロセスの中への導入
アクセシビリティの拠点を設立
先端技術の頂点に立つ
有言実行
情報へのより簡単なアクセス方法で先に立つ
結果を出す
アクセシビリティへの総合的なアプローチの確立
第一歩を踏み出す
公約を守り通す

慈善事業から業務改革へ

IBM は、障害の有無に関係なく、より多くの人々が情報技術(IT)の恩恵を受けるように、その分野で世界を切り開く先駆者の役割を果たしてきています。障害を持つ方々のための IBM の長年の努力は、アメリカ障害者法 (ADA) が成立する 76 年前の 1914 年、IBM が障害を持つ方を初めて雇い入れた時から始まりました。以来、雇用機会の公平さに始まり、製品やサービスをアクセシブルにすることへの信念、また研究への情熱にいたるまで、IBM は 50 年以上もの間、アクセシビリティに関して業界内のリーダーであり続けています。

アクセシビリティは、当初、慈善事業への取り組みとして始まりましたが、ここ 15 年で大きく様変わりしました。1990 年代後半に、米国政府は、障害を持つ方々にも扱いやすい電子機器および情報サービスの購入を連邦機関に義務づけるよう、同国のリハビリテーション法 508 条を改正しました。欧州連合においては、すべてのヨーロッパの機関と加盟国の公共の Web サイトに対して、World Wide Web Consortium の Web Content Accessibility Guidelines の採用を促進しています。日本では、日本電子情報技術産業協会 (JEITA) 等が、高度情報技術を通して生活の質を高めることを目的とする、デジタル・ネットワーク社会を育てあげ、業界標準を制定する役割を果たしています。最近では、世界中で多くの国々がアクセシビリティに関する法案を可決または制定に向け動き出しています。

BM は、アクセシビリティの採用を官公庁と民間の両方から推進していきたいと考えています。当初は慈善事業への取り組みとして始まったことが、IBMとお客様の業務改革への取り組みへと発展してきています。

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アクセシビリティへの取り組みを世界規模で一体化

IBM は、2000年に、それまで数多くあった既存のアクセシビリティ・グループを再編し、米国、ヨーロッパ、日本およびオーストラリアの 4 つの地域を拠点として、世界規模で活動するアクセシビリティ・センターを開設しました。アクセシビリティ・センターは、製品のアクセシビリティに磨きをかけ、世界標準に向け協力を促し、我々の研究技術を障害を持つ方々が遭遇する様々な問題を解決するために駆使して、業界的視点に立ったソリューションを生み出し、アクセシビリティへの社会的な認識を高める役割を果たしています。

障害を持つ方々のITへのアクセスを支援するには、革新的な技術が必要です。IBM Research 組織の一部として、アクセシビリティ・センターは、新しい技術を開発している研究者達と直接関わりを持っています。革新的なアイディアが IBM の研究所で開発されると、アクセシビリティ・センターは、インフルエンサーや当事者団体、そしてお客様と協力し、これらの技術を試験的に導入します。成功した試験プログラムは、障害の有無に関わらず、より多くの人々がITにアクセスできるよう支援するための製品になります。

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社会への貢献と公約の持続

アクセシビリティが業務変革への取り組みに発展してきた今や、IBMは障害を持つ方々を募集、雇用し、また職場で成功できるよう支援することに取り組み続けてきています。IBMは、働きやすい雇用慣行の整備、教育・雇用プログラムの提供などを行い、障害を持つ方々をご支援します。このプログラムには、障害を持つ若者が企業で働くための職業訓練や、障害を持つ学生への職業カウンセリングの提供などがあります。

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障害を持つ方々の採用

  • Entry Point (IBM US)は、IBMのインターンシッププログラムで、障害を持つ学生が専攻に応じて実地の職業経験をつみ、IBM内でのキャリアについて知ることができます。
  • Project Able (IBM US)は、IBMダイバーシティ採用プログラムで、障害を持つ方々にIBMでのキャリアを模索する機会を提供します。
  • Project View (IBM US)は、多用なバックグラウンドを持つ有能な大学生達とコンタクトをとるために、1970年代に確立された新人採用プログラムです。このプログラムは1995年に対象が拡大され、女性や障害を持つ方々も含まれるようになりました。

日本IBMの採用については、障がい者のページを参照ください。

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障害を持つ社員への配慮
IBMは、幅広い配慮と支援機器を、障害を持つ社員に適用しています。以下はその一例です: (日本IBMでは若干異なる場合もありますが、基本的には同じ考えで活動しています。)
  • スロープ、自動ドア、駐車場等を整備し、下肢障害を持つ方々を支援
  • 聴覚障害を持つ社員のため、ビデオへの字幕付け、研修や会議における手話通訳およびノートテイカーの派遣を実施
  • 視覚障害を持つ社員および退職者のため、会社出版物をカセットテープに記録
  • 障害を持つ方々が仕事関連の器材を使えるよう、支援サービスまたは改善を提供。例として、スクリーン・リーダーや画面拡大ソフト、キーボード・ガードや特種スイッチ、および会議やウェブキャストに対するリアル・タイムの字幕付け、通信装置および電話機用アンプなどがあります。
  • 障害のために移動に問題がある社員に、トラベル・アシスタントを手配

なお、IBMは Accommodation Assessment Teamを設置し、配属先事業所に関する要望に対応します。このチームのメンバーは障害をもつ社員と面談のうえ、必要となる設備を洗い出し、その効果を評価します。また、社員のニーズを考慮に入れて、配属先事業所に改善を依頼します。

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教育の機会の提供

IBM のコミュニティへの貢献の中で、「教育」は最優先事項です。戦略的な取り組みを通して、IBMは先進のITとIBMが適用しうる最高の知識を利用したソリューションをもって、教育に関する最も難しい問題の数々を解決してきました。これらのプログラムは、全学区との協力関係を通して、全国の組織を系統だてて改革するための下準備をご支援します。

  • MentorPlace - IBM全社的公約の重要な要素である公共教育への貢献と学力強化を主な目的とした MentorPlace®プログラムは、IBM 社員がオンラインで学生に学業援助や職業カウンセリングを提供するというものです。
  • Reading Recognition program - 読字認識ソフトウェアを利用し、生徒はスクリーンに映し出された本を読み、合図に従って声を出して読んだり、内容を理解しているかどうかを確認するための質問に答えたりします。生徒が声に出して読んだ時に、読み方や発音の正確さに関して、ソフトウェアが即座にフィードバックを与える機能も備わっており、非常に優れた学習環境を実現できます。
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影響力のある関係の構築

アクセシブルな環境について、より深く理解し、促進できるよう、IBMは社外の一流のアクセシビリティ専門家と交流しています。
このような交流を持つことにより、IBMは具体的な問題を理解したり、先進の情報技術にアクセシビリティを組み込み続けるために、キーとなる人達と協力関係を持つことができるのです。

確立した関係は、アクセシビリティの多くの面をカバーして、次のような面で IBM を支援します:
  • 障害を持つ方々および高齢者の方々がどのような情報の提示方法を求めているか理解する
  • 障害を持つ方々および高齢者の方々の市場の中でのニーズをより深く理解するために、支援団体と協力する
  • 支持団体とIT利用に積極的な当事者の協力を通して、企業とコミュニティにアクセシビリティの事例を組み込むことの価値を提唱する
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アクセシビリティ標準への取り組み
IBMは、アクセシビリティの標準を規定する世界的な規制機関の多くに参加し、長い間活動してきました。重要な活動グループへの参加は絶えず成功事例に影響を与え、新しい規準を制定するのに役立ちます:
  • IBMは、米国リハビリテーション法508条の最終的な法案の基礎を形成する段階で、その委員会の副議長を務めていました。
  • IBMは、World Wide Web Consortium (W3C) Web Accessibility Initiative (WAI)の創立メンバーおよびスポンサーであり、WAI Steering Council および Web Content, Authoring Tools and User Agent Guidelines でも重要な役割を果たしています。
  • IBMは現在、W3C、20 以上の国際的および米国内のグループを含め、他の標準化団体および業界グループでの委員としての活動を通して、オープンで一貫したアクセシビリティの標準を提唱しています。
  • 日本IBM、JIS X8341シリーズの作成に当初により参加していました。JIS X8341-2においては副議長を、X8341-3においては副主査を務めました。

アクセシビリティの規準が全世界で一貫していれば、IT企業はより多くの時間をアクセシブルな製品の研究に注ぎ込むことができて、様々な先進の支援技術を応用した製品を皆様にお届けできる、とIBM は考えています。IBM は標準化団体でのリーダー的存在を担い、世界中の多くの人々にアクセシビリティを届けるため、協力関係にある標準化団体の中でも活躍しています。

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全社的な社内標準にアクセシビリティへの取り組みを明記

IBMには、ユーザーの障害の有無に関係なく、アクセシブルで幅広く利用できるIT機器を扱ってきた長い実績があります。世界的な市場においてのIBMの競争力は、クライアントから出される様々な要求を満たす製品を提供する努力によって成り立っています。

障害を持つ方々がIBMの製品を使用できるよう支援し、またIBMが政府の調達基準を満たすには、製品が支援技術を利用して、あるいは直接に利用できるよう、製品開発にアクセシビリティに関する重要な機能や特徴を組み込むべきだと考えます。

1999 年、IBM は Corporate Instruction 162 (CI 162) という社内標準で、製品のアクセシビリティに関する管理規定を成文化しました。CI 162 は、社内のアクセシビリティへの認識を高めたばかりではなく、すべての新製品に対するアクセシビリティ機能の評価基準を担い、アクセシビリティの必要条件を IBM の製品開発プロセスに統合する結果となりました。具体的には、 CI 162 は、全ての IBM 組織および IBM が運営している子会社に対して、IBM のハードウェアおよびソフトウェア製品、インターネット・システムおよびWeb サイト、ドキュメンテーション、内部ツールおよびアプリケーション等の機能や操作を、障害を持つ方々にアクセシブルなものとして設計するよう指示しています。CI162は、たとえIBM で開発されていない部品を使っていたとしても、IBM やその子会社で生産されるか、IBM の製品として市場に供給される、または販売される全ての製品に適用されます。アクセシビリティをきちんと網羅しているかどうかは、IBM がベンダーまたはサプライヤーを選ぶ基準の一つであり、第三者からコンポーネントを手に入れる際の必須事項と見なされています。

「アクセシビリティ・チェックリスト」は、製品がCI162標準を満たすための必要条件を定義しています。現在、このチェックリストは米国リハビリテーション法508条の必要条件を反映しており、またWebの場合の必要条件は、W3C Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) によって定められ、米国以外の多くの国々も標準として採用しているPriority 1ガイドラインの大部分を網羅しています。将来、新しい標準が発表され、採択された場合は、IBMはそれらの必要条件をチェックリストに組み込んでいきます。

社内標準の規準に加えて、各チェックリストでは、追加の理論的解釈、実装のヒント、およびテスト技術を提供しています。これらのチェックリストは、Web サイト、一般的なソフトウェア、Java™ソフトウェア、IBM Lotus® Notes® アプリケーション、Lotus Domino® Web アプリケーション、ハードウェア・システム、ハードウェアの周辺機器、および文書に対しても適用されます。

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IBM内のビジネス・プロセスへのアクセシビリティの組み込み

CI 162 は、IBM自身のためのIBM の考えるアクセシビリティを定義しています。IBMはすべての事業部の事業プロセスの中でこれを確かに実行しています。

IBMの基本的な構図の中にアクセシビリティを組み入れる説明の図[d]

CI162の遵守は、IBMの統合製品開発(IPD)プロセスに組み込まれています。 IPDとは、ヒット商品の開発・提供プロセスを最適化する管理システムです。IPDは、6つのフェーズ(構想、企画、開発、評価、出荷、ライフサイクル)から成り立っており、各フェーズ間にはチェックポイントがあり、事実に基づいた意志決定を前提としています。 IPDの基礎を成すのは、チームベースのマネジメントで、全関連部門が積極的に参画することも含まれます。開発プロセスの鍵となるフェーズでは、アクセシビリティ・チェックリストを全て満たす事が求められており、アクセシビリティの実証は、テストや検証手順に組み込まれています。

IPD と非常によく似たもので、IBM には Integrated Service Development (ISD) プロセスというものがあります。ISDの目的は、繰り返し提供可能なサービスの効率的な開発と世界的展開を可能にするための骨組みおよび一連のサポート手段とツールを提供することです。基本的な構造もIPDと似ており、定期的なチェックポイント、事実ベースの意思決定、チームベースのマネジメントを伴う6つのフェーズから成り立っています。サービスの開発は製品の開発とは異なり、必ずしも形のある製品を開発するわけではないので、アクセシビリティの基準は、カスタム・ソフトウェア、Webサイトまたはサービスに関する資料を作成する際に適用されます。

特殊なニーズを持つクライアントに対して展開されるサービスのために、IBMにはIBM Global Services(IGS)Method というものもあります。IGS Methodは資産ベースのプロセスで、クライアントとの契約に対するソリューションの開発の中で、形のある資産および知的資産を再利用するように、実行者にそのためのノウハウを提供します。アクセシビリティの必要条件は、IGS Methodで適当な資産を通して編み出されます。

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アクセシビリティの組み込み

IBM にとってアクセシビリティは極めて重要であるため、IBMは、アクセシビリティを社の構造自体に組み込むプロセスを管理する方法を模索していました。2003 年、IBM 会長兼 CEO の Sam Palmisano は、IBM 内の様々な部署がアクセシビリティを当社のビジネス・ソリューションに取り込めるよう、世界に点在するアクセシビリティ・センターに協力を要請しました。全プロセスを実施および管理するため、内部ツールや Web サイトなどが構築されました。具体的には、アクセシブルな製品の実装を支援するいくつかのデータベース、レポート文書および Web サイトなどから成り立っています。

このデータベースを使用すれば、開発者、お客様担当者ともにアクセシビリティに関する情報を簡単に手に入れることができます。また、データベースでお客様のアクセシビリティの状況に関する問い合わせがどれ程あるか確認することによって、売れ筋製品の傾向を確認することができます。これらの傾向は、開発チームがお客様のアクセシビリティへの重大な要求を今後に向けて特定するために戦略的計画を立てるのに役立ちます。

IBMアクセシビリティ・センターのイントラネットは、進行中のアクセシビリティ関連の取り組みにおいて、IBMの開発者やテスト担当者を支援するための情報を提供しています。このサイトは頻繁に更新されており、ユーザーニーズに対応するためにIBM内および業界全体における最新のアクセシビリティ関連の情報を提供しています。このサイトには、商品開発の際の最良事例を示すアクセシビリティの基準も記載されています。蓄積された膨大な情報は、製品テスト・プロセスで使われるソフトウェアのダウンロードへのリンクを含め、アクセシビリティに関連した情報を調べるために使用されます。世界的な標準および規制を記したセクションでは、現在審議中または既に可決されたアクセシビリティに関する法律についての最新情報を提供しています。ニュースルームには、業界内の興味深い記事へのリンクや、IBM の中の最新のアクセシビリティに関するニュースおよびイベントを記載しています。

アクセシビリティー・センターのイントラネットは開発者やテスト担当者だけでなく、営業やマーケティングのチームにとっても、情報の宝庫です。これらのチームはサイトを閲覧し、販売ツール、パンフレット、デモ、販売サポートのための問い合わせ窓口の他、クライアントのリファレンスも引き出すことができます。

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アクセシブルなツールのプロセスの中への導入

IBMの内部のデータベースとWebサイトを連携させることにより、IBMはより迅速にアクセシビリティ関連の情報をお客様にお届けすることができ、また、アクセシビリティに対する様々な取り組みや問題を議論するインタラクティブな手段をも提供しています。たとえば、オンラインで入力できる製品のアクセシビリティに関するリクエストフォームを使用して、お客様やIBMの営業チームが、IBM 製品に対する米国リハビリテーション法 508 条VPATsや、その他のアクセシビリティ情報を要請することができます。また、困難と思われる特定の問題について質問を投げかけることのできる場も提供しています。重要な書き込みがあった場合、IBM アクセシビリティ・センターは担当する製品開発チーム、標準化団体および IBM ビジネス・パートナーと協力し、それらの問題に対処することができます。

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アクセシビリティの拠点を設立

2002 年にはアクセシビリティ・プロジェクト・オフィス (Accessibility Project Office) を設立し、アクセシビリティに準ずる計画を推進して、アクセシビリティ関連の様々な問題に対処する能力の育成、教育およびコンサルティングを目的としたセンターとしました。その使命は、社内および外部でのアクセシビリティへの認識を促進することにあります。

世界中の様々なアクセシビリティのユーザーや関係者と対話するために、多くの方法が用いられています。たとえば、年 4 回のアクセシビリティ・ウェブキャスト、月に一度発行されるテクニカル・ニュースレター、オンデマンド・ワークショップ、標準化とその議論についてのデータベース、および一日 24 時間・一年 365 日開校しているウェブ大学などです。これら各々のメディアは、最新技術、ツール、関連する法律、ちょっとしたコツやヒント、成功を収めた実行例や戦略などを、ユーザーや関係者に紹介するために用いられています。

加えて、プロジェクト・オフィスのメンバーは、アクセシビリティが主だったプロセスにさらに取り入れられるようにするために、アクセシビリティに関して個々の相談に応じ、社外のアクセシビリティに関する委員会に参加し、アクセシビリティに対する世界的な標準や規制を監視し、アクセシビリティのイベントに出席し、営業、購買、ユーザー・エクスペリエンスおよびビジネス変革チームのような IBM 内の他の組織と協力し合います。

プロジェクト・オフィスは、IBM 製品開発チームと営業チームを繋ぐ役割を担い、クライアントの契約に含まれる製品およびサービスが、どの程度アクセシビリティ基準を満たしていれば良いかを決定します。クライアントが製品購入時の見積もりにアクセシビリティ要項を含めることを希望した場合、営業チームはプロジェクト・オフィスと協議し、詳細なアクセシビリティに関する情報およびテンプレートを提供します。プロジェクト・オフィスはアクセシビリティ・センター内の適切な開発チームやメンバーと協力し、クライアントが購入を検討している製品に適用できるアクセシビリティの標準と、その製品にどの様に導入するかについて再確認して、適切な資料を見積もりとして提供します。

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先端技術の頂点に立つ

当初、多くの支援技術がIBMの研究所で開発されたため、IBM はアクセシビリティ・センター内に特別チームを結成し、研究者等と協力して、一般的に使われる製品にもアクセシビリティを強化して組み込むことができる新技術を開発しようとしています。良いものが開発されれば、この特別チームは他の IBM ビジネス部門、ISVおよび支援技術ベンダーと協力して、その技術を適当と思われるサード・パーティーへ移行します。多くの場合、IBM は IBM Research から最新技術を取り入れ、それを実際に使用可能なプロトタイプ製品に組み込んで、お客様と共同でテストします。

テスト製品の試用機会を提供することに加えて、このチームは、重要なプラットフォームの推進と広範囲のアクセシビリティ・テストのリーダーシップを執る役割を果たします。また、このチームは、IBM のアクセシビリティ計画の発展を促進させ、技術的な相談と実装に関するサポートを提供し、様々なアクセシビリティの問題の解決を早めます。テスト能力においてもそのチームは、重要な IBM プラットフォームや、製品、サービスおよびカギとなる ISV アプリケーションに支援技術を統合することに対して、リーダーシップを発揮します。

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有言実行

社外の製品のアクセシビリティと同様に、IBMは厳格な内部ビジネスの変革管理システムを備えています。IBMは、インターネット、イントラネット、ツールおよびアプリケーションを含む、自身の技術基盤全般において、アクセシビリティを達成することを目指しています。IBM は、自社の技術的な基盤全般でも、アクセシビリティを達成するよう努めています。IBM の IT ビジネスのプロセスおよび環境は絶えず監視され、最大限の効率化が図られるよう合理化されています。この結果、IBM は、それぞれのビジネス部門にアクセシビリティの準拠状況を得点式で提供するウエブ標準集中管理システムを構築することができました。各々のビジネス部門の役員には、会社全体で一貫してアクセシビリティの受け入れを推進することに取り組んでいる、全社的なチームの代表者がいます。

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情報へのより簡単なアクセス方法で先に立つ

世界的な規模と豊富な経験を活かし、IBM は情報へのアクセスをより簡単にするソリューションをご提供します。これらのソリューションは、サービスやハードウェア、ソフトウェア、場合によっては研究技術から成り立ちます。

数多くのサービスを提供することによって、IBM はクライアントの組織が必要としている隅々まで行き届いたアクセシビリティの必要条件に応じることができます。我々のサービスは、クライアント組織がアクセシブルな IT 戦略を練る際の様々な支援から、戦略的なフレームワークおよびアーキテクチャーの構築まで、広範囲に渡っています。コンサルタントは既存の Web サイトがアクセシブルかどうか評価し、アクセシブルでない場合は手直しするか、もしくは新しくサイトを設計し直します。最も重要なことは、IBM は幅広い技術とビジネス洞察力を持ち併せており、アクセシビリティをクライアントのビジネス・プロセスと融和させ、カスタマー・サービス、お客様満足度の改善、クライアント側の従業員の教育と保持および事業効率の改善をご支援できるということです。

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結果を出す

IBMのアクセシビリティに対する努力は、着実に実を結んでいます。様々な組織および出版業界が、IBMのアクセシビリティへの積極的な関与とその成果を高く評価しており、現在までにIBMは、雇用、職場環境の整備およびテクノロジーの分野で、アクセシビリティに関する30以上の賞を受賞しています。

IBM は、アクセシビリティに関する世界的な標準を統一する主要なサポーターとして認められており、今後もこの分野をリードし続けます。内部的な観点では、IBM は、世界中で使用されるアクセシブルなアプリケーションの数を絶えず増やし続けています。そして、開発中の IBM 製品に関しては、ここ 3 年で更なるアクセシビリティの強化を実現することでしょう。

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アクセシビリティへの統合的なアプローチの確立

IBM では現在、隅々まで行き届いたトータルなアクセシビリティへのアプローチを考えています。我々は、このアプローチを明瞭に表現するために、準拠、経験、関係および社会的変化の 4段階から成るフレームワークを提唱しています。

IBMのアクセシビリティへの取り組みチャート図[d]

アクセシビリティは、上記のフレームワークに関連して、ただ単に製品が規則に遵守しているという意味ではなく、よりよいユーザー・エクスペリエンスおよび人間の生活全体の質を究極まで高めるといった構想をも含みます。IBM はこれを、当社のビジネスを優位に進める世界的な挑戦と位置づけています。支援技術のインフラ整備から始まり、ビジネスの変革で終わる、壮大な挑戦です。

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第一歩を踏み出す

貴社のビジネス・プロセスにアクセシビリティを導入し始める際は、まず、トップから合意を得てください。そうすることにより、貴社の組織はアクセシビリティ計画をずっと容易に進めることができます。人を集め、アクセシビリティ特別チームを編成するのも良いかもしれません。このチームは、貴社の組織がアクセシビリティに関して何を成功とし、実際にどういう措置を執るのかを決定して、仕事の役割分担やその計画のはかどり具合を管理するためのカギとなります。

実施するプロセスを確立することは、適切なアクセシビリティ・レベルを維持するために重要です。そのとても良い例がウェブです。ウェブには、絶えず新しいページが追加されます。操作しやすく、アクセシブルなサイトであり続けるためには、貴社の組織が決定した基準を新しいページが満たしている必要があります。

最後に、変化に対しての柔軟性を失わないように心がけてください。法規や標準は絶えず変わりますが、貴社の社内標準およびプロセスは、進行中の貴社のビジネスに対して最小限の混乱で済むような、柔軟性と拡張性を持ち合わせていなければなりません。

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公共性を守り通す

IBM は、より多様な市場を獲得し、IT の将来に更なる革命を起こすため、職場環境における障害を持つ方々の役割を拡大することに取り組んでいます。雇用機会を維持し、革新的なプログラムを導入し、新しい技術を開発することによって、IBM はオンデマンドの世界の中で障害を持つ方々がリーダー的存在となることをご支援します。そして、技術、サービスおよび隅から隅まで行き届いたアクセシビリティ・ソリューションを外部でも利用できるようにすることによって、IBM は、他の企業や組織が同じようにアクセシビリティをビジネスに取り入れるのをご支援します。

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