概要
エンジニアズ・ウィーク(Engineers Week : 略称 EWeek)は、技術者自らが、子どもたちに科学や数学、テクノロジーの面白さを伝え、エンジニアの仕事に興味をもってもらう活動として、IBMなどの企業が協賛し、アメリカで始まったプログラムです。現在、日本IBMでは、EWeek Japanコミュニティーとして社員ボランティアが中心となり活動を行っています。
目的
EWeekの目的は以下の通りです。
- 技術キャリアに対する青少年(K-12)の理解・興味の向上
- 将来の技術者を確保するためのキャリア教育
上記の目的を踏まえEWeek Japanコミュニティーでは、技術を通して子どもたちに夢や楽しさを伝え、技術に対する興味を高め、エンジニアという職種に対するあこがれを醸成することを目標として活動しています。
内容
EWeek Japanコミュニティーの活動内容は以下の通りです。
- 主な対象は小学校高学年から中学生
- 学校、地域の科学館など外部施設、またはIBM事業所内で実施
- 半日、もしくは一日単位のプログラムで、以下の内容を組み合わせて実施
- エンジニアとは ?
- コンピューターに命令するとはどういうこと ?
- ROBOLABプログラミング
(パソコンを使ってレゴ・ロボットの動きを制御するプログラムを作り、思い通りにロボットを動かすことを目的とした課題解決型の授業) - トライサイエンス「探査機を宇宙に飛ばそう」(「作用・反作用の原理」を使い風船を長距離飛ばす)、トライサイエンス「ゆかいなクラクション」(紙コップとたこ糸でクラクションを作り、音の伝わり方を実験する)など
沿革/実績
USでは1951年よりNational Engineers Week Foundationが主催し、75以上の学者・技術者団体、50以上の企業や政府機関が参加して、2月の第3週に多くのイベントが行われています。1990年からIBM(US)が参画。2008年にはIBM会長のSam PalmisanoがEngineers Week名誉会長を務めています。
日本IBMでは2005年に東京基礎研究所にてパイロット実施。2006年より箱崎、幕張、大和の各事業所を3拠点としてコーディネーターを立て、社員ボランティアによるEWeek Japanコミュニティーとして活動しています。また、大阪などの関西地区、東京都三鷹市などでの展開も実施しています。
EWeek Japanコミュニティー発足時の2006年は10回のイベントに312名の生徒たちが参加。延べ80名の社員がボランティアとして参加しました。その後2008年までに70回以上のイベントを実施し2,000名以上の生徒たちが参加。延べ600名近くの社員がボランティアとして参加しました。
参加した子どもたちからは「プログラミングの大変さや試行錯誤を繰り返す楽しさ、大変さがわかってすごくよかった」、「将来ロボットを作って人の役に立つようにすることが夢で、将来に向けてのいい経験になった」、先生方からは「何度も失敗しては試すという課題解決型のよいクラスだった」などの声が寄せられています。
