本文へジャンプ

受賞者紹介

菊地 和也 (きくち かずや)
1965年7月24日生まれ
大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻 教授


菊地 和也氏の顔写真

  1. 1988年

    東京大学薬学部卒業

  2. 1990年

    東京大学大学院薬学系研究科
    修士課程修了

  3. 1994年

    東京大学大学院薬学系研究科
    博士課程修了 博士(薬学)

  4. 1994年

    米国カリフォルニア大学サンディエゴ校 博士研究員

  5. 1995年

    米国スクリプス研究所 博士研究員

  6. 1997年

    東京大学大学院薬学系研究科 助手

  7. 2000年

    東京大学大学院薬学系研究科 助教授

  8. 2001年

    科学技術振興事業団さきがけ研究21
    「タイムシグナルと制御」研究領域 研究員(兼任)

  9. 2005年

    大阪大学大学院工学研究科
    生命先端工学専攻物質生命工学講座 教授

  10. 専門:

    ケミカルバイオロジー、生物有機化学、生物無機化学

  11. ※所属先・役職は受賞当時のものです。

贈賞の理由

生体内分子を可視化する化学プローブの設計と応用

菊地和也氏は、生体内の特定分子の存在と機能を実時間で可視化するために、生物機能を解明するための新たな「分子プローブ」を開発し、顕著な業績をあげてきた。すなわち、(1)酵素活性を可視化する新規なMRIプローブを開発し、酵素活性のin vivo解析を可能にした、(2)多様な生理活性を示すNO(一酸化窒素)を生理条件下で検出する蛍光プローブを初めて開発し、細胞内におけるNO生成を直接に可視化することに成功した、(3)細胞死や神経伝達に関与するZn2+を検出する蛍光プローブを開発し、神経活動依存的にZn2+が放出され、神経抑制機能をもつことを明らかにした、(4)水中において適用可能なアニオンプローブの開発に成功し、酵素反応の高精度解析に成功した。

以上のように、菊地氏は、これまでにない特異な可視化分子プローブを新たに開発するのみならず、それらを用いて生理活性に関する新しい発見をしてきている。これらの研究は、プローブ合成と言う化学分野の成果にとどまらず、分子プローブ試薬として実用化されて生理学・生物学の研究にも用いられ、それらの発展にも大きく貢献してきている。基礎研究から学際的な応用分野にまで広がる菊地氏のこれらの業績は、日本IBM科学賞にふさわしいと認められる。

授賞式での研究発表 [2008年11月26日] : Webcast(動画)

Webcastを見るにはWindows® Media Playerが必要です。

Webcast(動画)の視聴に必要なハードウェア、ソフトウェアおよび接続環境は、Webcast使用ガイドをご覧ください。

IBM, IBMロゴは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
Windowsは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。

お問い合わせはこちら

IBM科学賞に関するご意見・ご質問はこちら


日本IBM科学賞事務局
03-5644-2913