最先端のマルチメディア・テクノロジーを駆使し、エジプト各地の遺跡や博物館内のコレクションを世界で初めて1カ所に集結したほか、現在のルクソールのカルナック神殿などをリアルタイムで見ることもでき、古代から現代にいたるエジプトの悠久の歴史・文化をインターネットを通じて世界中で楽しめるよう支援を行いました。
概要
エジプト政府とのパートナーシップにより、5千年以上におよぶエジプトの文化遺産を1カ所に集め、最先端のマルチメディア・テクノロジーを駆使し、インターネット上および専用の対話型情報ステーション内に「バーチャル博物館」として公開する支援を行いました。
目的
古代から現代にいたるエジプトの貴重な文化/歴史に、テクノロジーを駆使してどこからでもアクセスできるようにし、世界中の人々にエジプトの文化/歴史の探求と、学習の機会を提供することを目的としています。
内容
エターナル・エジプトには、2つのプログラムがあります。
エターナル・エジプト情報ステーション
Webでの情報発信に加え、日本語を含む10カ国語で対応できる対話型情報ステーション(専用ラックにセットされたPCおよび32インチディスプレイ)を、世界各地の博物館・美術館・教育機関・公的機関に寄贈・設置しています。来訪者は、ツアーに参加する、または、自身で探訪するような体験を通じて、以下の3つのバーチャルに再現された仮想環境を探訪します。
1.ギザ台地の大ピラミッドとスフィンクス
ギザの台地に点在しているクフ王の大ピラミッドや、カフラー王などのピラミッドを探訪し、広大なギザ台地のさまざまな区域における意義やピラミッド建設の謎を紐解きます。
2.ツタンカーメン王墓
1922年の発見当時の状態をバーチャルに再現しています。
3.ルクソール神殿
スフィンクス参道を通り、パピルスの形をした巨大な列柱や、エジプト史上最強の大王といわれるファラオ・ラムセス
世の巨大座像などを探訪してまわります。
エターナル・エジプトWebサイト
エジプト各地にある貴重な遺跡や有名博物館に収められたコレクションを世界で初めて「バーチャル博物館」として1カ所に集結させたもので、インターネットを介し、悠久のエジプト文化・文明を織りなしてきた2,000点を超える古代遺跡や遺物・出土品を、高解像度画像や3D立体画像、バーチャルに復元した環境、360度パノラマ動画像などで見ることができます。
なお、これらは英語・フランス語・アラビア語の3カ国語で解説され、音声ガイドも提供されています。さらに、4カ所に設置されたWebカメラによって捉えた現在のルクソールのカルナック神殿や、アレクサンドリアのカイト・ベイなどの様子をリアルタイムで見ることもできます。
使用されたIBMのテクノロジー
これらのソリューションは、カスタマイズされ統合された製品およびサービスのポートフォリオから構成されています(IBM Research Image Creation Studioと3-D Scanning Studio、IBM DB2® Universal Database、WebSphere® Application Server、IBM Text-to-Speech、Linux®、AIX®など)。Webサイトとコンテンツ管理システムは、xSeries®サーバー上のIBM Global Servicesがホストとなります。Webサイトのメトリックとインテリジェンスは、Analyticsが提供します。アプリケーション開発は、WebSphere Studio Application DeveloperおよびRational® Test Suiteを使用して行われました。
沿革/実績
2001年、エジプト政府に対し250万米ドル相当の技術と専門知識を提供し構築を開始。2004年より世界13カ国で20数台の情報ステーションの寄贈・設置を進め、日本でも2006年7月に情報ステーション1号機を寄贈しました。
IBM, IBMロゴ, AIX, DB2, Rational, WebSphere, xSeriesは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
