概要

IBMとTNCは、人類と自然のために
世界の水資源を保全する重要な
イニシアチブを発表しました。ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(The Nature Conservancy : TNC)と協業し、イノベーション、知識、技術によって河川や湖など世界の水資源の保全に取り組むプログラムです。
目的
最先端技術によって得られる水データと地理データを活用して、人間の土地や水の利用によって生じた河川流域の環境変化をモデル化することを目的とし、そこから得られたモデルを踏まえ、世界中の大河の将来に向けた計画策定シナリオを検討し、持続可能な水資源利用政策を主導するための意思決定支援システムを構築することを目標としています。
内容

世界の水資源からの引水は人口増
加の2倍の速さで行われています。赤
色部分は水資源の損失を示します。このプロジェクトは、IBMの持つ最高の技術力を世界の重要なイノベーションのために有効活用するという「IBM Global Innovation Outlook(GIO)」を具現化した活動の一例です。
IBMの分析技術とコンピューター・モデリングなどにおける経験と実績を活用し、水データ(透明度や成分分析など)と地理データを利用し、人による土地や水の利用によって生じた河川流域の環境変化をモデル化します。
この開発予定の水管理ツール(Water Management Tool)は、気候、降雨、土地の保護、植生、生物の多様性に関するデータの分析を支援し、ツールの利用者は、さまざまな条件を入力することで、水質や水量、健全な河川生態系に与える影響についてシミュレーションできるようになり、今後どのように土地開発をしたらよいかなどの計画の指針として活用される予定です。
なお、最初は以下の地域の大河の水質保護に取り組みます。
- ブラジル : パラグアイ・パラナ水系
この地域には、ブラジル、サンパウロの飲料水源や希少な自然生息環境(大西洋岸森林、熱帯サバンナ、世界最大の湿原パンタールなど)があります。
- 中国 : 揚子江
山々から海へと流れる揚子江とその流域には、中国の人口の3分の1が暮らし、作物の50パーセントが生産されており、魚や渡り鳥の重要な生息地でもあります。
- 米国 : ミシシッピ川
10州、1,800万人の人々の飲料水源です。北米の鳥のおよそ3分の2はミシシッピ川の水路に沿って移動します。
沿革/実績
2007年4月、IBMとTNCは、主要な水供給源である河川を技術と科学を利用して保全することを目的とした重要な技術コラボレーションを発表しました。
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