設立の経緯は
1997年頃から、地方銀行を中心にコンピューターシステムを複数の銀行で一緒に利用することが出来ないかという検討があちこちでされました。銀行のシステムは規模が大きく運営管理する費用が無視できないばかりでなく、維持管理する専門技術も高度化していたからです。
福岡銀行と広島銀行は、単に共同化して費用を安くするというのではなく、コンピューターシステムをより積極的に新しいサービスに活用するという考え方で一致し、1999年にシステムを共同化することが決まりました。既存の両行のシステムの優れた部分を活用しながら新たな基幹システムを構築するという大規模なプロジェクトが開始され、共同システムが完成し2002年福岡銀行、2003年広島銀行で稼動しました。
これに先立ち、両行はこの先進的なシステムのその後の開発・保守・運用を日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)に委託(アウトソーシング)することを決定されました。システムの品質を維持し、発展させていくためには専門家に任せるのが得策だと考えられたからです。日本IBMはその実施部隊としてCSOLを2001年12月に設立しました。CSOLには発足と同時に両行、両行の関連会社、日本IBMでこのシステムの構築に携わってきた主要なメンバーが移ってきました。
その後業務の拡大とともに新たな新卒者を採用し現在に至っています。
業務で使用している言語は
銀行システムは主に勘定系と情報系の二つのシステムから成り立っています。
勘定系システムは銀行の窓口やATMで行われる入金、出金や振込処理、および電力・ガス・水道、クレジットなどの引落しなどを処理するシステムで膨大な量で発生する取引を瞬時に処理をすることが要求されます。
一方、情報系システムは勘定系で処理されたデータなどをもとにして銀行の内部で活用する情報に抽出・加工するシステムです。多様な要望に対して、きめ細かい対応や判りやすい提供が必要になります。
このように勘定系と情報系はシステムの性格が異なるため、使用される言語も異なります。勘定系は大量高速処理に向いたPL/Iが中心です。データベースもツリー構造のIMSデータベースが採用されています。
一方情報系では、多様な要望にできるだけ早く応えるため、Websphere®をベースとしたWeb技術を中心に、HTML、XMLやオブジェクト指向であるJavaが主に使われます。また、データベースはリレーショナルDBのDB2®が中心となります。
このようにCSOLでは多様な情報処理技術を活用していますので多様なITスキルを習得する機会があります。
仕事内容は
設立の経緯で紹介した共同アウトソーシングの仕事が大きな部分を占めています。大きくは開発保守とシステム運用の仕事に大別されます。
開発保守の仕事は現在稼動している共同システムに新たな機能を追加したり、機能の一部を変更したりする仕事です。最近の開発例として、クレジットカードを銀行で発行することに伴う機能の追加があります。機能の一部変更の依頼は多数の要望が継続的に寄せられますが、優先度の高いものから実施しています。
これら開発保守の仕事は、お客様の要望をお聞きしそれをシステムで実現し稼動させるまでの一連の作業が中心です。お約束した仕様、期間、品質で実現するためにはプロジェクト管理、IT技術、金融業務の知識など幅広いスキルが必要です。
システム運用の仕事は、システムを毎日確実に稼動させるだけでなく、そのための計画作成、稼動状況の管理、システム変更の実施、OSやミドルウエアのリリースアップなどの多彩な仕事があります。この仕事にもIT技術や金融業務システムなどの幅広い知識が求められます。
CSOLの仕事はこのように多様で専門的な知識やスキルを習得し利用する機会がたくさんあり興味が尽きることはありません。
