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統一ソフトウェア・プロジェクト管理Rational ProjectConsoleを使用したMicrosoft Projectメトリクスの収集 |
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Rational Software白書 はじめにこの文書は、Rational ProjectConsoleのエンド・ユーザーがMicrosoft Projectデータをデータ・コレクションに組み込み、最新のプロジェクト進捗メトリクスのレポート、チャートおよびグラフを自動的に作成できるようにするための手助けとなるよう記述されています。利害関係者は、プロジェクト進捗に関する情報に簡単にアクセスし、メトリクスからは、プロジェクトが終わりに近づくにつれ、新しく識別された作業の比率が下がるのを確認したいと望んでいます。特定の時点でのプロジェクトの進捗に基づき、プロジェクトの状況を確認するための各種のデータ・ポイントが存在します。本書では、Micorsoft Project計画から得られる主要なプロジェクト・メトリクスのレポート、チャートおよびグラフのサンプルを示します。 主な利害関係者としては、上層管理レベル、部門マネージャ、プロジェクトマネージャ、プロダクト マネージャ、開発マネージャ、技術マネージャ、そして製品チーム・メンバーが存在します。これらすべての利害関係者が、プロジェクト・チームの状況とメトリクス情報を収集し配布するための簡単で効率よい方法を必要としています。主な製品利害関係者は、中央ロケーションに出向いて、現在のプロジェクト状況メトリクスを確認したいと考えます。プロジェクト・チームのメンバーは、マネージャに現況を報告するための効率的な方法を望み、最新のプロジェクト状況を保管し、現在のプロジェクト成果物にアクセスすることのできる集中化された場所を必要としています。 この文書に示すプロジェクトのトラッキング・メトリクスは、包括的なものではありませんが、Rational ProjectConsoleでMicrosoft Projectデータを使用して作成することのできるメトリクス・タイプの例として使用できます。Rational ProjectConsoleに習熟するにつれ、このメトリクス・セットを拡張することができます。私たちの経験では、最初から多数のメトリクスを採用するよりも、最初は少数からはじめて、その後拡張する方が一般的に良好な結果が得られます。 Microsoft Project からは、本書で扱っているより多くの測定可能オブジェクトおよび属性が得られます。また、各組織には、プロジェクト進捗のトラッキング・データについて明確な独自の必要性があるでしょう。この文書では、プロジェクトの進捗を監視するため、Microsoft Projectを使用して一般的に作成される基本的なプロジェクト・レポート・メトリクスを紹介し、続いて、Rational ProjectConsoleを使用してMicrosoft Projectデータ・コレクションを作成して、Microsoft Project進捗レポート、グラフおよびチャートに類似した、自動更新可能なレポートの作成方法を説明します。最後に、ProjectConsoleを使用したMicrosoft Projectデータコレクションに基づくサンプル・メトリクスのレポート、チャートおよびグラフを紹介しています。 Microsoft Projectを使用した従来型のメトリクスこのセクションでは、Microsoft Projectを使用したプロジェクト進捗の測定に使用される従来型のメトリクス・レポートについて説明します。ほとんどのMicrosoft Projectレポートは、テーブル・ビュー形式で印刷されます。テーブル・ビューの唯一の例外として、より一般的な表形式レポートに見られるプロジェクト・データを反映したガント図や PERT/ネットワーク図レポートがあります。従来型のMicrosoft Projectメトリクス・レポートには、タスク入力レポート、タスク・コスト・レポート、タスク・スケジュール・レポート、タスク・サマリー・レポート、タスク・トラッキング・レポート、タスク・スケジュール変動レポート、タスク作業レポート、達成額レポート、プロジェクト・サマリー・レポート、および定量的リスク分析レポートがあります。 プロジェクト・サマリー・レポートプロジェクト・サマリー・レポートには、プロジェクト、期間、作業、およびコスト・サマリー変動の情報が表示され、計画、基準、実績、および基準-実績の変動に関する情報が示されます。また、レポートの末尾には、タスクおよびリソース・サマリー情報が表示されます。このレポートの目的は、プロジェクトの主な利害関係者に、プロジェクト進捗のすべての主要インディケータの要約を示すことにあります。
タスク入力レポートタスク入力レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、達成率、タスク期間、作業時間、開始日、終了日、先行タスク、および割り当てリソースがリスト表示されます。このレポートは、高レベルの詳細なプロジェクト・タスクすべてについて、関連した計画期間、作業時間、割り当てリソース、および計画開始/終了日を検討および識別するための基本的な開始点として使用されます。利害関係者がプロジェクト進捗の詳細を知りたい場合に、各タスクの進捗状況が得られるよう、達成率も示されます。
定量的リスク分析レポート定量的リスク分析レポートには、識別されたプロジェクトのリスクについて、対応するリスクID、リスク状況説明、リスクの重要性、プロジェクトで予測される影響、予測される発生の確率、影響と確率から算出されるエクスポージャ、提案されたリスク軽減ストラテジがリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、識別されたプロジェクトのすべてのリスク、各リスクの重要性、予測されるリスクのエクスポージャ、提案されたリスク軽減策の詳細リストを示します。リスクは、識別されたエクスポージャをもとに優先付けを行う必要があります。高エクスポージャ・リスクは、プロジェクトに大きな影響を持ち、プロジェクトの過程で発生する確率の高いリスクです。高エクスポージャ・リスクは、慎重に監視して、できるだけすぐに軽減を図る必要があります。
コスト変動レポートコスト変動レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、固定コスト、固定コスト付加利子、総コスト、基準コスト、変動コスト、実績コスト、残余予算コストがリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトの予算コストと実際のコストの高レベルで詳細な状況を示します。プロジェクト・コストには、固定コストと変動コストの両方が含まれます。固定コストの例として、プロジェクトで購入する資材、設備、およびツールなどがあります。変動コストは、識別されたタスクを完了するためのリソースのコストです。リソース・コストは、各タスクの完了に要する時間に依存することから変動コストとみなされ、通常はプロジェクトに対して作業時間単位で課せられます。総コストは、識別されたすべての固定コストと変動コストの総和です。コスト変動は、当初の基準(計画)コストとその時点までの実際の総コストとの差をもとに決定されます。実績コストは、その時点までの実際の作業時間数に、割り当てられた固定コストがあればこれを加えて求められます。残余コストは、総コストからその時点までの実績コストを引いて決定されます。
スケジュール変動レポートスケジュール変動レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、開始日、終了日、基準開始日、基準終了日、開始日変動、終了日変動がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトおよび特定のタスクが予定どおり行われているかどうかを示します。タスクについて、それぞれ現時点での開始/終了日、当初の基準(計画)開始/終了日、および計画されたタスクの終了/開始日変動が高レベルかつ詳細な形で報告されます。開始日変動は、現在の開始日と基準開始日との差に基づき求められます。終了日変動は、現在の終了日と基準終了日との差に基づき求められます。
作業時間変動レポート作業時間変動レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、計画作業時間、基準作業時間、作業時間変動、実績作業時間、残余作業時間、作業時間達成率がリスト表示されます。作業時間は、プロジェクトと個々のタスクの完了に要する工程と同義です。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトと個々のタスクの完了に必要な作業工程の現在の状況に関連した情報を示します。[Work]フィールドには、各タスクの完了に必要な作業の総計が示されます。[Baseline Work]フィールドには、各タスクの完了に当初計画された作業時間数が示されます。[Variance]フィールドは、現時点でタスク完了に要する作業時間と当初の基準作業時間との差に基づいて求められます。[Actual]フィールドは、各タスクの実際の作業時間数を示します。[Remaining]フィールドは、現時点での作業時間と実績作業時間との差です。[% Work Complete]は、実績作業時間数を合計作業時間で割った値です。
タスク・スケジュール レポートタスク・スケジュール・レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、開始日、終了日、最遅開始日、最遅終了日、空き余裕期間、総余裕期間がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクト・タスクの高レベルで詳細な内容に関連した最遅開始/終了日、および空き/総余裕期間を示します。余裕期間は、後続タスクの開始日を遅らせずに、タスクを遅らせることのできる期間です。総余裕期間は、プロジェクトの終了日を遅らせずに、タスクを遅らせることのできる期間です。クリティカル・パスにあるタスクは、総余裕期間がゼロ日になります。クリティカル・パスにないタスクは、総余裕期間がゼロ日より多くなります。 Non-critical path tasks have a Total Slack of greater than zero days.
タスク・サマリー・レポートタスク・サマリー・レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、期間、開始日、終了日、達成率、コストおよび作業時間がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトと個々のタスクの達成率、その時点までのコストと作業工程を示します。
タスク・トラッキング・レポートタスク・トラッキング・レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、実績開始日、実績終了日、達成率、実績期間、残余期間、実績コスト、および実績作業時間がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトと個々のタスクのその時点までの実際の開始日、終了日、期間、コストおよび作業工程を示します。
リソース・シートリソース・シートは、使用可能なプロジェクト・リソースについて、対応するリソースID、リソースタイプ、マテリアル ラベル(タイプがマテリアルの場合)、イニシャル、最大単位割り振り、標準支払単価、超過支払単価、使用ごとのコスト、利子タイプ、およびベース・カレンダーがリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトに割り当てられたリソースと、各リソースの支払単価、超過単価、使用ごとのコストを示します。赤で強調表示されたリソースは、現在プロジェクトで割り振りが過剰なリソースです。リソースの過剰割り振りを解消するため、リソースの割り振りを均一に行う必要があります。リソースの均一な割り振りは、現実的なプロジェクト計画を得る上で重要となります。
リソース配分状況リソース配分状況には、使用可能なプロジェクト・リソースについて、対応するリソースID、および各リソースが割り当てられたタスクに基づく週または日あたりの作業時間がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、各リソースに割り当てられたタスクの詳細リストと、タスクの分類および週あたりの作業時間を示します。左側の列の赤で強調表示されたリソースは、現在配分が過剰なリソースです。右側で割り当てられた週作業時間が赤で強調表示されている場合、過剰な配分であることを示します。リソースの過剰な配分を解消するため、リソースの配分を均一に行う必要があります。リソースの均一な配分は、現実的なプロジェクト計画を得る上で重要となります。
達成額レポート達成額レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、計画された予算、達成額、実績コスト、コスト変動、スケジュール変動、CPI (Cost Performance Index)、SPI (Schedule Performance Index)、完了時の達成額、完了時の変動がリスト表示されます。このレポートから利害関係者は、プロジェクトの現時点の達成額に対する洞察が得られます。達成額の分析は、基準計画と比較してスケジュールおよび予算の実績を強調する点で有効です。達成額分析の目的は、プロジェクトの進捗を測定し、その結果を予測する手助けとすることにあります。達成額の分析は、現在のプロジェクトの実績について、資金に見合った価値が得られているか、という問いを示します。達成額の分析により、利害関係者は、1)その時点までのプロジェクトの結果にかかる真のコストと、2)プロジェクトの残り期間で継続すると思われるパフォーマンスの傾向という2つの重要な事項を判断できます。 [Planned Budget]列は、BCWS(計画予算コスト)として定義されます。これはプロジェクト当初の計画予算で、レポート作成時点までに消化される予定の額です。[Earned Value]列は、BCWP(達成額)として定義されます。これは、その時点までに完了したタスクの予算コストです。[Actual Cost]フィールドは、ACWP(実績コスト)として定義されます。これは、その時点までに完了したタスクの実績コストです。[Cost Variance]列は、タスクごとのその時点の達成額と実績コストの差です。[Schedule Variance]列は、タスクごとの当初の計画予算とその時点の達成額との差です。[CPI (Cost Performance Index)]列は、予算コストと実際のコストの比率で、CPI = BCWP / ACWPにより求められます。[SPI (Schedule Performance Index)]列は、実績と計画された作業との比率で、SPI = BCWP / BCWSにより求められます。[EVC (Earned Value at Completion)]列は、[Total Cost]フィールドと同じく、プロジェクト完了時の予測コストの合計を示します。[VAC (Cost Variance at Completion)]列は、基準の予算コストと完了時の予測コスト(EAC)の差です。
Rational ProjectConsoleへのMicrosoft Projectメトリクスの組み込みこのセクションでは、現行のMicrosoft ProjectデータをProjectConsoleのデータ・コレクションにインポートして、ProjectConsole Webサイト用に自動的に作成およびパブリッシュ可能なMicrosoft Projectメトリクスのチャート、グラフ、およびインディケータのタイプを記述する方法を説明します。 現時点でのProjectConsoleにおけるMicrosoft Projectメトリクスの制約事項初期バージョンのProjectConsoleでは、現在、期待させる結果を得るために対処すべき制約事項が存在します。これらの制約はすべて、製品の以降のリリースで訂正される予定です。 Microsoft Projectには、いくつかのカスタムDate (Date1 .. Date10)、Number (Number1 .. Number10)、およびCost (Cost1 .. Cost10)フィールドがあります。現在、これらのカスタム・フィールドは、Microsoft Project RSEアダプターには含まれず、このため、これらフィールドを含むProjectConsoleでレポート、グラフおよびチャートを作成することはできません。Microsoft Projectでカスタム・フィールドを使用していない場合、これは問題になりません。 ProjectConsoleでのMicrosoft Project Webレポートの作成ProjectConsoleを使用してMicrosoft Project Webレポートを作成するには、以下のステップを行います。 最初に、プロジェクト・データを収集するための識別済みタスクから作成されたMicrosoft Project計画が必要です。各フィールドについて、基本計画フィールドを識別する必要があります([Duration]、[Resources]、[Predecessors]、[Cost Per Resource]、および[Established Baselines]など)。基準を設定したら、タスクごとの実績作業時間や達成に現況が反映されるよう、進行に応じて計画を維持します。以下に、ベーシックなMicrosoft Project計画の例をあげます。
次のステップでは、必要とするWeb レポートごとにProjectConsole Template Builderを使用してMicrosoft Projectテンプレートを作成します。各テンプレートは、定義された各Webレポートのデータおよび形式を定義します。 それぞれのWebレポートは、Template BuilderプログラムからMS Word形式とWebページの両方に保存する必要があります。 保存したら、MS WordおよびHTML文書バージョンともにProjectConsole Microsoft Projectテンプレート・ディレクトリに移動します。 テンプレート・ファイルをProjectConsoleテンプレート・ディレクトリに移動すると、ProjectConsole管理プログラムを使用して、オンデマンドで実行が可能なMicrosoft Project Webレポートのメニューを作成できます。 上記の各ステップの実行について詳しくは、ProjectConsole Template Builderおよび管理の資料を参照してください。 ProjectConsoleでのMicrosoft Projectメトリクス・チャートおよびグラフの作成Microsoft Projectデータをもとにメトリクス・チャートおよびグラフを作成するには、最初にデータ・コレクションを作成する必要があります。ProjectConsoleを使用してMicrosoft Projectデータ・コレクションを実行するには、以下のステップを行います。 最初に、プロジェクト・データを収集するための識別済みタスクから作成されたMicrosoft Project計画が必要です。各タスクについて、基本計画フィールドを識別する必要があります([Duration]、[Resources]、[Predecessors]、[Cost Per Resource]、および[Established Baselines]など)。基準を設定したら、タスクごとの実績作業時間や達成に現況が反映されるよう、進行に応じて計画を維持します。 次に、ProjectConsole Dashboard Designerを使用して、収集に必要なすべてのMicrosoft Projectフィールドを定義してMicrosoft Projectソース・テンプレートを作成します。 データ収集に必要なディメンションおよび測定テーブルを定義します。 作成したディメンションおよび測定テーブルからソース・テンプレート・フィールドへのデータ・マッピングを定義します。スケジュールしたコレクション・タスクを作成します。 スケジュールしたコレクション・タスクを実行します。 収集後のデータ変換スクリプトを必ず実行してください。 Microsoft Projectデータ・コレクションが作成されたら、ProjectConsole Dashboardを使用して、Microsoft Project計画から収集したデータに基づきチャートおよびグラフを作成できます。 上記の各ステップの実行について詳しくは、ProjectConsole Dashboard Designer、Dashboard、および管理の資料を参照してください。 ProjectConsoleを使用したサンプルMicrosoft Projectメトリクスこのセクションでは、ProjectConsoleを使用して作成できる各種のサンプルMicrosoft Projectトレンド分析メトリクスについて説明します。 ProjectConsoleを使用して、ある時点でのプロジェクトの状態を表すMicrosoft Project Webベース・レポートや、選択したプロジェクト・メトリクスの経過時間ごとの進捗を示すグラフィカル・トレンド分析および分布チャートと作成することができます。 必要なWeb ベースのレポートを作成するため、ProjectConsole Template Builderを使用してテンプレートを作成します。グラフおよびチャートを作成するには、ProjectConsoleのDashboard Designerコンポーネントを使用してデータ・コレクション・ソーステンプレートを作成する必要があります。 ある時点での現行Webベース・レポートの例として、タスク入力レポート、作業時間変動レポート、タスク・サマリー・レポート、タスク・トラッキング、レポート、リソースごとのタスク割り当てレポート、コスト変動レポート、達成額レポート、最遅タスク・レポート、スケジュール変動レポート、最遅マイルストーン・タスク・レポート、およびマイルストーン・タスク・レポートがあります。 時間経過に伴うプロジェクトの進捗を表すグラフィカル・トレンド分析および分布チャートの例には、実績作業時間と計画作業時間、実績コストと予算コスト、時間ごとの達成率、実際の期間と計画期間、達成額と予算コスト、ACWP(実績コスト)とBCWP(達成額)、およびBCWP(達成額)とBCWS(計画予算コスト)があります。 ProjectConsole Webレポートタスク入力Webレポート タスク入力Webレポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、達成率、タスク期間、作業時間、開始日、終了日、先行タスク、および割り当てリソースがリスト表示されます。このレポートは、高レベルの詳細なプロジェクト・タスクすべてについて、関連した計画期間、作業時間、割り当てリソース、および計画開始/終了日を検討および識別するための基本的な開始点として使用されます。利害関係者がプロジェクト進捗の詳細を知りたい場合に、各タスクの進捗状況が得られるよう、達成率も示されます。
コスト変動Webレポートコスト変動Webレポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、固定コスト、固定コスト付加利子、総コスト、基準コスト、変動コスト、実績コスト、残余予算コストがリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトの予算コストと実際のコストの高レベルで詳細な状況を示します。プロジェクト・コストには、固定コストと変動コストの両方が含まれます。固定コストの例として、プロジェクトで購入する資材、設備、およびツールなどがあります。変動コストは、識別されたタスクを完了するためのリソースのコストです。リソース・コストは、各タスクの完了に要する時間に依存することから変動コストとみなされ、通常はプロジェクトに対して作業時間単位で課せられます。総コストは、識別されたすべての固定コストと変動コストの総和です。コスト変動は、当初の基準(計画)コストとその時点までの実際の総コストとの差をもとに決定されます。実績コストは、その時点までの実際の作業時間数に、割り当てられた固定コストがあればこれを加えて求められます。残余コストは、総コストからその時点までの実績コストを引いて決定されます。
スケジュール変動Webレポートスケジュール変動Webレポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、開始日、終了日、基準開始日、基準終了日、開始日変動、終了日変動がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトおよび特定のタスクが予定どおり行われているかどうかを示します。タスクについて、それぞれ現時点での開始/終了日、当初の基準(計画)開始/終了日、および計画されたタスクの終了/開始日変動が高レベルかつ詳細な形で報告されます。開始日変動は、現在の開始日と基準開始日との差に基づき求められます。終了日変動は、現在の終了日と基準終了日との差に基づき求められます。
最遅タスクWebレポート最遅タスクWebレポートには、現時点で終了日が当初計画された基準の終了日を超えた定義済みタスクについて、対応するタスクID、開始日、終了日、基準開始日、基準終了日、開始日変動、および終了日変動がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、現在予定された期日を超えるタスク関連の情報、および最遅タスクの現在の変動を示します。開始日変動は、現在の開始日と基準開始日との差に基づき求められます。終了日変動は、現在の終了日と基準終了日との差に基づき求められます。
マイルストーン・タスクWebレポートマイルストーン・タスクWebレポートには、マイルストーン・タスクに定義されたタスクについて、対応するタスクID、開始日、終了日、基準開始日、基準終了日、開始日変動、終了日変動がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、マイルストーン・タスクの状態に関連した情報と、その達成率状況、期間と作業時間、および現時点でのプロジェクトの最終日(未完了のタスク関連) を示します。
最遅マイルストーン・タスクWebレポート最遅マイルストーン・タスクWebレポートには、現時点で終了日が当初計画された基準の終了日を超えた定義済みのマイルストーン・タスクについて、対応するタスク ID、開始日、終了日、基準開始日、基準終了日、開始日変動、および終了日変動がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、未完了の最遅マイルストーン・タスク関連の情報と、その達成率状況、予想される終了日と現時点での終了日の変動を示します。
作業時間変動Webレポート作業時間変動Web レポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、計画作業時間、基準作業時間、実績作業時間、作業時間変動、残余作業時間、作業時間達成率がリスト表示されます。作業時間は、プロジェクトと個々のタスクの完了に要する工程と同義です。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトと個々のタスクの完了に必要な作業工程の現在の状況に関連した情報を示します。[Work]フィールドには、各タスクの完了に必要な作業の総計が示されます。[Baseline Work]フィールドには、各タスクの完了に当初計画された作業時間数が示されます。[Variance]フィールドは、現時点でタスク完了に要する作業時間と当初の基準作業時間との差に基づいて求められます。[Actual]フィールドは、各タスクの実際の作業時間数を示します。[Remaining]フィールドは、現時点での作業時間と実績作業時間との差です。[% Work Complete]は、実績作業時間数を合計作業時間で割った値です。
タスク・サマリーWebレポートタスク・サマリーWebレポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、期間、開始日、終了日、達成率、コストおよび作業時間がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトと個々のタスクの達成率、その時点までのコストと作業工程を示します。
タスク・トラッキングWebレポートタスク・トラッキングWebレポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、実績開始日、実績終了日、達成率、実績期間、残余期間、実績コスト、および実績作業時間がリスト表示されます。このレポートは、利害関係者に対して、プロジェクトと個々のタスクのその時点までの実際の開始日、終了日、期間、コストおよび作業工程を示します。
タスク割り当てWebレポートタスク割り当て Web レポートには、リソース名ごとに分類された割り当てタスクについて、対応するタスクID、割り当て作業時間、実績作業時間、残余作業時間、予算コスト、実績コスト、および残余コストが示されます。このレポートは、どのタスクがどのリソースに割り当てられているかを確認し、その時点までの割り当てタスクごとの実際の作業とコスト、および割り当てタスクごとの残余作業時間とコストを知る上で役に立ちます。
達成額Webレポート達成額Webレポートには、定義済みのタスクについて、対応するタスクID、基準総コスト、BCWP(達成額)、BCWS(計画予算コスト)、その時点までの実績作業時間と実績コスト、およびACWP(実績コスト)が示されます。BCWP列は、現在のプロジェクトの達成額と同義です。このレポートから利害関係者は、プロジェクトの現時点の達成額に対する洞察が得られます。達成額の分析は、基準計画と比較してスケジュールおよび予算の実績を強調する点で有効です。達成額分析の目的は、プロジェクトの進捗を測定し、その結果を予測する手助けとすることにあります。達成額の分析は、現在のプロジェクトの実績について、資金に見合った価値が得られているか、という問いを示します。達成額の分析により、利害関係者は、1) その時点までのプロジェクトの結果にかかる真のコストと、2) プロジェクトの残り期間で継続すると思われるパフォーマンスの傾向という2つの重要な事項を判断できます。
[Baseline Cost]列は、プロジェクトと各タスクに当初計画された総コストです。[Earned Value]列は、BCWP(達成額)として定義されます。これは、その時点までに完了したタスクの予算コストです。[BCWS](計画予算コスト)列は、プロジェクト当初の計画予算で、レポート作成時点までに消化される予定の額です。[Actual Cost]フィールドは、その時点までに各タスクにかかった実績作業時間のコストに基づき求められます。[ACWP](実績コスト) 列は、その時点までに完了したタスクの実績コストです。 Microsoft Projectトレンド・レポート以下に示すトレンド・チャートおよびグラフはすべて、Rational ProjectConsoleを使用してMicrosoft Projectデータ・コレクションから作成されたものです。 実績コストと予算コスト・トレンド分析レポート実績コストと予算コスト・トレンド分析レポートには、プロジェクトの経過に沿って実際のコストと当初計画された総コストのトレンドが示されます。プロジェクトの進行に合わせ、実績コストのトレンドが当初の予算コストに近づきますが、プロジェクトを予算の範囲内にとどめるにはこれを超えてはなりません。
実績期間と計画期間トレンド分析レポート実績期間と計画期間トレンド分析レポートには、プロジェクトの経過に沿って実際の期間と当初計画された期間のトレンドが示されます。プロジェクトの進行に合わせ、実績期間は計画期間に近づきますが、プロジェクトを予定どおり消化するにはこれを超えてはなりません。
実績作業時間と計画作業時間トレンド分析レポート実績作業時間と計画作業時間トレンド分析レポートには、プロジェクト期間中の実際の作業時間と当初計画された作業時間のトレンドが示されます。プロジェクトの進行に合わせ、実績作業時間数は当初の計画作業時間数に近づきますが、プロジェクトを予定どおり予算内に収めるには、これを超えてはなりません。実績作業時間が計画作業時間数を超え始めた場合、これは、プロジェクトを継続するには変更指示が必要であることを示します。
ACWP(実績コスト)とBCWP(達成額)トレンド分析レポートACWP(実績コスト)とBCWP(達成額)トレンド分析レポートは、プロジェクト期間中のACWPおよび BCWPのトレンドを示します。プロジェクトの進行に合わせ、ACWPはBCWPに近づきますが、これを超えてはなりません。ACWPがBCWPを超えた場合、プロジェクトを継続するには、指示変更が必要なことを示します。
BCWP(達成額)とBCWS(計画予算コスト)トレンド分析レポートBCWP(達成額)とBCWS(計画予算コスト)トレンド分析レポートは、プロジェクト期間中のBCWPおよびBCWSのトレンドを示します。プロジェクトの進行に合わせ、BCWPはBCWSに近づきますが、これを超えてはなりません。BCWPがBCWSを超えた場合、これは、プロジェクトを完了するには、追加作業時間の予算を設けるよう変更指示が必要なことを示します。
達成額と予算コスト・トレンド分析レポート達成額(BCWP)と基準の予算コスト・トレンド分析レポートは、プロジェクト期間における達成額と当初の基準の、予算コストのトレンドを示します。BCWPは、達成額と同義に用いられます。プロジェクト期間中、達成額は当初の予算コストに近づきますが、これを超えてはなりません。達成額が基準の予算コストを超えた場合、プロジェクトを完了するには、追加資金のための変更指示が必要なことを示します。
収集日ごとの完了マイルストーン・トレンド分析レポート収集日ごとの完了マイルストーン・トレンド分析レポートは、収集日ごとにマイルストーン・タスク総数および完了したマイルストーン・タスク数のトレンドを示します。
基準終了日ごとの完了マイルストーン・トレンド分析レポート基準終了日ごとの完了マイルストーン・トレンド分析レポートは、基準の終了日ごとにマイルストーン・タスク総数および完了したマイルストーン・タスクの数を示します。このチャートと先のチャートでは、微妙な違いがあります。このチャートは、基準の終了日をもとにしており、将来に渡るトレンドを予測します。一方、先のチャートは収集日をもとにしており、過去のトレンドのみを示します。このチャートでは、完了したマイルストーン・タスクの数が 11/6/2000 データ・ポイントでゼロになっています。このトレンドは、11/6 以降のデータ・ポイントが将来のものであることを示します。
完了マイルストーン・タスク・トレンド分析レポート完了マイルストーン・タスク・トレンド分析レポートは、収集日ごとの完了マイルストーン・タスクのトレンドを示します。
タスクおよび完了タスクの数トレンド分析レポートタスクおよび完了タスクの数トレンド分析レポートは、収集日ごとにプロジェクト計画タスクの総数と完了タスクのトレンドを示します。
最遅タスク・トレンド分析レポート最遅タスク・トレンド分析レポートは、収集日ごとの最遅タスク数のトレンドを示します。最遅タスクは、現時点での終了日が当初計画された基準の終了日を超えているタスクです。
最遅マイルストーン・タスク・トレンド分析レポート最遅マイルストーン・タスク・トレンド分析レポートは、収集日ごとの最遅マイルストーン・タスク数のトレンドを示します。最遅マイルストーン・タスクは、現時点での終了日が当初計画された基準の終了日を超えているマイルストーン・タスクです。
まとめこの文書では、Microsoft Project計画のデータによるプロジェクトの進捗測定に使用できる主要メトリクスを紹介しました。 本書に示したプロジェクト・メトリクスの例は、最初にMicrosoft Projectで作成され、その後Rationalスイートの一部であるRational ProjectConsoleを使用して作成されたものです。Rational ProjectConsole では、任意のRationalスイート・ツール、テキスト・ファイル、そしてMicrosoft Projectから情報の収集が可能です。必要な情報をProjectConsoleで表示できるようにするため、情報はこれらのソースから取得する必要があります。 ソフトウェア開発チームは、Rational ProjectConsoleを使用することで、現在のプロジェクト状況を自動的に定量化でき、最新のメトリクスによりプロジェクト開発のトレンドを評価することができます。メトリクスデータは、指定された計画により、またはオンデマンドでRationalスイートの開発環境やサードパーティ・ツールから収集され、メトリクス・ウェアハウスに保管されます。分析結果は、グラフ、チャート、およびゲージに視覚化され、プロジェクトの状況が一目で把握できます。 チャートやインディケータを表示することにより、チームではプロジェクトの進捗や質を素早く理解することができます。ProjectConsoleにより、全メンバーが個々の原則メトリクス、下位の詳細、計画-実績メトリクス、ヒストリー・データ、トレンド・チャート、または原則間のメトリクスを分析して、プロジェクト全体について深い理解が得られます。このような機能により、ソフトウェア開発チームでは、素早い是正措置を行ったり、納品が遅れる理由を明らかにし、現実的なプロジェクト予測を行い、将来のプロジェクト・マイルストーンを予測するなどして、最終的にはチーム全体で客観的に正確な方法でプロジェクトの進捗と質を測定できる態勢を整えることができます。 著者について Paul R. Wyrick氏は、IBM Rational ProjectConsoleのプロダクト・マネージャーで、この業界では18年以上の実績を持っています。11年間におよび、Texas
Utilities、Tucson Electric Power、Republic Mortgage Insurance Corporationなどの企業向けに大規模なカスタムWeb開発、コール・センター、販売促進力の自動化、データ・ウェアハウスのレポート作成ソリューションの実装を手がけてきました。以前はAkzo
Nobelのプロダクト・マネージャーとして、自動車業界初のコンピューター処理による塗料混合システムの開発、運用、サポートの任務にあたりました。ペッパーダイン大学でM.B.A.を、カリフォルニア州立大学(フラトン)ではコンピューター・サイエンスのB.S.を取得しています。参考文献[1] - Royce, W., Software Project Management A Unified Framework, Addison Wesley, 1998 [2] - Chatfield, C. & Johnson, T., Microsoft Project 2000 Step-by-Step, Microsoft Press, 2000 [3] - Rational ProjectConsole Software and User Documentation version 2001A [4] - Microsoft Project 2000 Software |
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IBMの提供するRationalソフトウェアは、ソフトウェア開発能力の向上を通じて、組織のビジネス・バリューの創造をお手伝いします。Rationalソフトウェア開発プラットフォームは、ソフトウェア・エンジニアリングのベスト・プラクティス、ツールおよびサービスを統合します。Rationalプラットフォームは、組織の応答性、回復性、集中力を向上させ、オンデマンド世界での成功を確約します。Rationalの標準ベースのクロス・プラットフォーム・ソリューションは、ソフトウェア開発チームによるビジネス・アプリケーション、組み込みシステムおよびソフトウェア製品の作成と拡大を支援します。詳細はRational Webにてご確認ください。 | ||
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