内容/目次
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更新ログ |
(2009/05/18 15:43) Solaris部分を修正。
内容について確認が必要な場合は、IBMサービス・ラインにお問い合わせ下さい。
【1. 対象のお客様】
WebSphere Application Server Network Deployment (以下、WAS ND)版において、Web サーバー・プラグインを前段に配置し、アプリケーション・サーバーでHTTP セッションに対する分散セッションにメモリー間複製を使用されているお客様
【2, 対象S/W】
対象プラットフォーム:
AIX、Linux、Windows、Solaris、HP-UX、i5/OS、z/OS
対象バージョン:
WebSphere Application Server (以下、WAS) およびWebサーバー・プラグイン(以下、プラグイン)共に下記のバージョンでお使いのお客様
- V7.0: 7.0.0.3
V6.1: 6.1.0.23
(V6.0 ではAPAR PK71492の修正はV6.0.2.35に含まれる予定ですが、WAS V6.0 用Fix Pack 35 がリリースされるまでに本障害を修正予定のため影響しません。)
1. V7.0およびV6.1のプラグインのバージョンはversionInfo コマンドにより確認できます。
詳しくは、下記のURLをご参照ください。
- Information Center 「versionInfo コマンド」
- 例)Linuxプラットフォームの場合
下記の例では、「インストール済み製品」後の「バージョン」で6.1.0.23であることが確認できます。
(プラグインのインストール・ディレクトリを/opt/IBM/HTTPServer/Pluginsと仮定)
# cd /opt/IBM/HTTPServer/Plugins/bin
# ./versionInfo.sh
…
インストール済み製品
------------------------------------------------------
名前 Web server plug-ins for IBM WebSphere Application Server
バージョン 6.1.0.23
ID PLG
ビルド・レベル cf230910.10
ビルド日 3/10/09
…
2. プラグインのログ・ファイルhttp_plugin.log で文字列"Bld date" を検索することにより判断できます。
対象となるバージョンのビルド日は下記の通りです。
バージョン | ビルド日 |
6.1.0.23 | 2009/2/26 |
7.0.0.3 | 2009/3/2 |
- ※プラグインのログファイルは、使用しているWebサーバーの構成ファイル (httpd.conf等) からプラグインの構成ファイル plugin-cfg.xml の場所を特定し、plugin-cfg.xml内の"Log" タグの属性Nameの値より見つけることができます。
例)Linuxプラットフォームの場合
下記の例では、プラグインのログファイルhttp_plugin.log 内の"Bld date" が"Feb 26 2009, 22:33:24" であることから、2009/2/26のビルド日、つまりバージョン6.1.0.23を使用していることがわかります。
プラグインのログファイルhttp_plugin.log 内:
…
PLUGIN: ------------System Information-----
PLUGIN: Bld version: 6.1.0.cf230908.25
PLUGIN: Bld date: Feb 26 2009, 22:33:24
PLUGIN: Webserver: IBM_HTTP_Server
…
WAS ND 環境において、プラグインを前段に配置し、アプリケーション・サーバーでHTTP セッションに対する分散セッションにメモリー間複製を使用されている場合、WAS 7.0.0.3および6.1.0.23のWebサーバ・プラグインに含まれるPK71492の修正に対して新たに発生した不具合により、セッション・データが消失する可能性があります。
例えば、お客様のWeb アプリケーションにログイン後、画面が推移した際に、入力したデータがクリアーされたり、ログイン画面に予期せず戻される問題が発生する可能性があります。
【4. 原因】
WAS のクラスター環境では、プラグインでのセッション類縁性(アフィニティー)により、所定のセッションの要求は同一アプリケーション・サーバー(以下、サーバー)に送られます。セッションの現行所有者のサーバー・インスタンスへのルーティングが失敗すると、プラグインはその要求をクラスター内の別の適切なサーバーに送ります。
セッションに対する分散セッションをメモリー間複製で構成することにより、別のサーバーに送られた場合にもセッション・マネージャーは所定のセッションに対するコピーを取得することができ、アプリケーションを継続することができます。
APAR PK71492 では、セッション・マネージャーに対し、プラグインがサーバーをダウンと検知した旨を知らせる内部ヘッダーを追加しました。この内部ヘッダーにより、セッション・マネージャーはより確実に最新のセッションを取得することが可能となりました。
例えば、あるリクエストが直前まで別のサーバーにおいて処理されていたことが内部ヘッダーにより明らかになった場合、別のサーバーにおいて変更されたセッションと自身が保持しているセッションとの間に差が生じている可能性が高くなります。その際、セッション・マネージャーは内部ヘッダーの存在により、自身の保持しているセッションではなく、メモリー間複製の機能によりコピーされたセッションを取得することができ、より確実に最新のセッションを採用することができるようになります。
しかし、プラグインは適切でないタイミングで内部ヘッダーを付加し、セッション・マネージャーにより自身の保持しているセッション・データを消去する可能性がある問題が発生したため、APAR PK83788がオープンされています。
【5. 発生条件】
以下の条件に全て該当している場合、問題が発生する可能性があります(AND条件)
(1) Network Deployment 版を利用している。
(2) メモリー間複製を利用している。
(3) アプリケーション・サーバーのバージョンが7.0.0.3 もしくは6.1.0.23 である。
(4) Web サーバー・プラグインのバージョンが7.0.0.3 もしくは6.1.0.23 である。
・Base 版やExpress 版ではメモリー間複製を利用できないため問題は発生しません。
・メモリー間複製ではなく、データベースによるセッション・パーシスタンスをご利用いただいているお客様には影響しません。
・アプリケーション・サーバーもしくはプラグインどちらかのバージョンが該当バージョンではない場合は問題は発生しません。
(参考) メモリー間複製および設定の確認方法 【6. 回避策】
なし
APAR PK83788 に対する修正が含まれるWAS V7.0用 Fix Pack 5、WAS V6.1用 Fix Pack 25 以降のFix Pack を適用してください。
最新のFix Pack のリリース状況および次期Fix Pack のリリース予定日は、それぞれ下記のWeb サイトで確認することが出来ます。
WAS V7.0用 推奨修正モジュール情報
WAS V6.1用 推奨修正モジュール情報
WAS V7.0用 Fix Pack 5、WAS V6.1用 Fix Pack 25 が出荷されるまでは、APAR PK83788 に対するプラグイン用 Interim Fix を適用してください。
APAR PK83788 に対するInterim Fix は、下記のWeb サイトよりダウンロードできます。
PK83788; 7.0.0.3: incorrect handling of partition tables by plugin
注意)APAR PK83788 に対するInterim Fix 適用前に、プラグインに対してWAS V7.0用 Fix Pack 3、WAS V6.1用 Fix Pack 23 を事前に適用していただく必要はありません。
ただし、Fix Pack を適用済みでもAPAR PK83788 に対するInterim Fix を適用することができます(Interim Fix に上書きされます)。
【8. 参考情報】
Flash: If using webserver plug-in with Session Manager's Memory to Memory replication avoid PK71492
PK83788: INCORRECT HANDLING OF PARTITION TABLES BY PLUGIN.
PK83788; 7.0.0.3: incorrect handling of partition tables by plugin
《重要》【障害情報】WAS V5.1, 6.0, 6.1および V7.0上で稼動するWebモジュールに含まれるファイルが閲覧される可能性
「WAS上で稼動するWebモジュールに含まれるファイルが閲覧される可能性」におけるiFix/FixPack適用の注意
IBMサービス・ライン
以上
文書情報
有効期限: 2014年4月20日
資料番号: WAS-09-020
