内容/目次
当技術文書はIBMソフトウェア・サポートでの問題判別の過程で判明した情報(発生条件、回避策、対応策)についてお知らせするものです。
当技術文書の内容をもとに回避策の実施または最新のFix Packの適用をご検討ください。
【概要】
HTTP セッション管理のメカニズムにURL再書き込みを使用している場合、Webサーバー・プラグインの不具合により、セッション・トラッキングが正常に動作しない場合があります。
【障害内容】
HTTP セッション管理のメカニズムにURL再書き込みを使用しており、Webサーバー・プラグインをV6.1.0.25、V6.1.0.27、V7.0.0.5のいずれかのバージョンで使用している場合、Webサーバー・プラグインの不具合により、URL内のセッション情報識別子(デフォルトでjsessionid)後の"="を"%3D"とエンコードした状態でアプリケーション・サーバーへリクエストを転送するため、アプリケーション・サーバーでセッション・トラッキングが維持できなくなります。このため、アプリケーションによっては、例えばログイン後の画面に遷移せず、再度ログイン画面に戻されるといった現象が発生します。
【対象ソフトウェア】
対象プラットフォーム:全てのプラットフォーム(AIX、Linux、Windows、Solaris、HP-UX、i5/OS、z/OS)
対象バージョン:WAS V6.1.0.25/V6.1.0.27/V6.1.0.28/V7.0.0.5/V7.0.0.6のWebサーバー・プラグイン
※V6.1.0.28およびV7.0.0.6はWAS for z/OSのみ存在するバージョンです。
【発生条件】
下記の条件全てを満たす場合に該当します。
1. HTTP セッション管理のメカニズムにURL再書き込みを使用している。
2. V6.1.0.25/V6.1.0.27/V6.1.0.28/V7.0.0.5/V7.0.0.6のうち、いずれかのバージョンのWebサーバー・プラグインを使用している。
※V6.1.0.28およびV7.0.0.6はWAS for z/OSのみ存在するバージョンです。
※WebサーバーおよびWebサーバー・プラグインを使用せず、Webブラウザー等のクライアントからOn Demand Router等のプロキシーを経由、もしくは直接アプリケーション・サーバーへアクセスしている場合は該当しません。
※HTTP セッション管理の設定確認は、【関連情報】内「Information center - WAS V7.0: セッション・トラッキングの構成」をご参照ください。
※Webサーバー・プラグインのバージョン確認は、【関連情報】内「Verifying the IBM HTTP Server Plug-in build version shipped with IBM WebSphere Application Server fix packs」をご参照ください。
【回避策】
ありません。
【対応策】
[AIX、Linux、Windows、Solaris、HP-UXの場合]
APAR PK90452により修正されます。APAR PK90452を含むWebサーバー・プラグインに対するFix Pack、もしくはそれ以降のFix Packを適用してください。
APAR PK90452の情報公開時点では、Webサーバー・プラグイン V6.1.0.29(WAS V6.1用Fix Pack 29)および V7.0.0.7(WAS V7.0用Fix Pack 7)以上のバージョンで修正される予定です。
※Fix Packの提供状況および入手先は、【関連情報】内「Recommended fixes for WebSphere Application Server」をご参照ください。
※APAR PK90452はV6.1.0.29およびV7.0.0.7以上に含まれる予定ですが、実際にどのFix Packに含まれているかを確認したい場合、【関連情報】内「Fix list for IBM WebSphere Application Server version 7.0」および「Fix list for IBM WebSphere Application Server version 6.1」をご参照いただき、"PK90452"のキーワードでリスト内の検索を行ってください。検索で一致するものが存在しない場合は、検索時点では提供済みのFix Packに含まれていないことを意味します。
APAR PK90452を含むFix Pack出荷前に修正モジュール(Interim Fix)の入手を希望される場合は、サービス契約をご確認の上、IBMサービス・ラインにお問い合わせください。
※Webサーバー・プラグインのバージョンは、アプリケーション・サーバーと同等もしくはそれ以上のバージョンにしていただくことを推奨しています。詳しくは、【関連情報】内「Web server plug-in policy for WebSphere Application Server」をご参照ください。
[i5/OSの場合]
ご使用されているi5/OS、WAS のバージョンに併せたAPAR/PTFを適用してください。
APAR PK90452の情報公開時点では、グループPTFに含まれておりませんが、今後含まれる予定です。PTFは、IBM Fix Central より入手できます。
○i5/OS v6r1の場合
WAS 6.1 - SE38483/SI36143
WAS 7.0 - SE39038/SI36235
○i5/OS v5r4の場合
該当するお客様は、IBMサービス・ラインにお問い合わせください。
[z/OSの場合]
APAR PK90452の情報公開時点では、Webサーバー・プラグイン V6.1.0.29(WAS V6.1用Fix Pack 29)および V7.0.0.7(WAS V7.0用Fix Pack 7)以上のバージョンで修正される予定です。
【関連情報】
PK90452: SESSION AFFINITY FAILS WHEN USING URL REWRITE AND HTTP PLUG-IN
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg1PK90452
Information center - WAS V7.0: セッション・トラッキングの構成
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/tprs_sesa.html
Verifying the IBM HTTP Server Plug-in build version shipped with IBM WebSphere Application Server fix packs
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27013332
Recommended fixes for WebSphere Application Server
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27004980
Fix list for IBM WebSphere Application Server version 7.0
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27014463
Fix list for IBM WebSphere Application Server version 6.1
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27007951
Web server plug-in policy for WebSphere Application Server
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg21160581
IBM Support: Fix Central
http://www.ibm.com/support/fixcentral/
【お問合せ先】
技術的な内容に関して、サービス契約のあるお客様はIBMサービス・ラインにお問い合わせください。
IBMサービス・ライン開設のご案内
http://www.ibm.com/jp/news/20070420001.html
【変更履歴】
2009年10月26日 外部公開しました。
2009年11月17日 i5/OS、z/OSに対する情報を追記しました。
文書情報
有効期限: 2017年10月21日
資料番号: WAS-09-00I
