<概要>
WAS V6.0/V6.1, WAS CE V2.0で使用可能なFeature Pack for Web 2.0が公開されました
<内容/目次>
WebSphere Application Server V6.0.2/ V6.1 および WebSphere Application Server Community Edition V2.0(日本では未発表)上にアドオン可能な、Feature Pack for Web 2.0が公開されました。このFeature Packを使うと、WebアプリケーションにWeb 2.0の機能を追加することができるようになります。
Feature Packは無償でダウンロードできる製品の機能拡張であり、WAS V6.0/V6.1の保守契約をお持ちのお客様には、Feature Packのサポートも提供されます。
Feature Pack for Web 2.0 では 高度にインタラクティブなWebアプリケーションのインターフェースから、外部のWebサービスや内部のSOAサービス、そしてJEEオブジェクトへの接続を提供します。ITコストの削減や、市場に出るまでの時間を短縮するために、Feature Pack for Web 2.0では、IBMの正式サポート対象となる、WAS用の、最高クラスのAjax (Asynchronous JavaScript and XML)開発ツールキットを 提供します。Ajaxは、Webベースのアプリケーションにおいてリッチなユーザー・エクスペリエンスを作成するためのオープンな技術であり、ブラウザーにプラグインを追加する必要はありません。Ajaxインターフェースを使うことにより、Webアプリケーションとエンド・ユーザー間のやり取りが減り、結果として、お客様満足度の向上や作業の効率化が期待できます。
【Feature Pack for Web 2.0のハイライト】
- Web 2.0 から SOA への接続 – Ajaxクライアントやマッシュ・アップから、外部のWebサービス、内部のSOAサービスやJEE資産にアクセスできるようになります。Webフィードを通して、企業のデータを顧客やパートナーにまで拡張することができます。
- Ajaxメッセージング – Ajaxクライアントから、株価やインスタント・メッセージなどのリアルタイムに更新されるデータに接続できるようになります。
- Ajax開発ツールキット – Dojo (dojotoolkit.org)ベースにIBM拡張機能を付加した、WAS用のAjax開発ツールキットを提供します。
【なぜAjaxなのか 】
Ajaxを使うと、Webアプリケーションの対話モデルは、デスクトップ・アプリケーションのような、途切れない対話と使いやすさの向上が実現します。 ご使用のアプリケーションに Ajax機能を追加することには、以下のような利点があります。
- インタラクティブで他とは違う使用感を提供することにより、セッションの持続と、顧客ロイヤリティーの向上
- 破棄されるトランザクションが減り、完了率があがることによる、エンド・ユーザーの生産性向上
他のリッチWebユーザー・インターフェースのアプローチとは異なり、Ajaxのアプリケーションは、Webブラウザーの標準の機能を活用し、ブラウザーのプラグインを必要としません。
【Web 2.0 から SOA への接続】
Web 2.0 アプリケーションは、リッチ・ユーザー・エクスペリエンスと、外部と内部のコンテンツ統合により、SOAの価値を高めます。技術上およびブラウザーのセキュリティー上の制約から、AjaxクライアントとSOAサービスとの基本的な接続においても、複雑で開発コストがかかるものになってきています。Web 2.0 から SOA への接続を提供することにより、Ajaxを使用したSOAの拡張はよりシンプルになり、コスト削減と開発時間の短縮が期待できます。
具体的に言えば、WebSphere Application Server Feature Pack for Web 2.0 には Ajaxプロキシー・コンポーネントが組み込まれており、これにより、内部サービスと外部サービスを結合する時に問題となる、クロスドメイン・スクリプト(クロス・サイト・スクリプティング)といったブラウザーにおけるセキュリティーへの不安を解消します。さらに、JSON4J ライブラリーおよび Web リモーティング機能は、JEEサービスへの直接接続をシンプルにします。 SOAデータを顧客やパートナーといった企業の外部にまで拡張するために、Feature Packは、ATOMなどの標準に準拠するフィード・シンジケーションをサポートします。
【Ajaxメッセージング】
従来、Web アプリケーションは、ユーザーのアクションによりブラウザー・ウィンドウへの更新が指示される、リクエスト/レスポンス・モデルに依存してきました。よりインタラクティブなユーザー・エクスペリエンスを実現するために、Ajaxアプリケーションでは異なる手法が求められています。
Ajaxメッセージングにより、サーバーがデータの更新、メッセージ、およびイベントをリアルタイムにクライアントに送信することができる、パブリッシュ/サブスクライブ・モデルが利用可能になります。 Ajaxメッセージングは、Cometアプリケーション・パターンを使用し、クライアント側にプラグインを追加する必要はありません。このパッケージには、Ajax と親和性があるJSONベースのメッセージを使って通信する、サーバー・サイドおよびクライアント・サイドのAjaxコンポーネントが含まれています。
その結果、エンタープライズ・サービス・バス (ESB) や他のメッセージ・ソースからインターネット・ブラウザーに、データの更新やイベントをリアルタイムに送信できるようになります。
【Ajax開発ツールキット】
何百といった独自またはオープンなAjaxの実装があるため、開発者や設計者は、「どのAjaxプラットフォームが企業標準として有力となるか」という困難な選択に直面しています。IBMは、オープン・ソースのDojoツールキット (dojotoolkit.org)を内部標準として採用しており、Dojoプロジェクトにおける主要なコントリビューターであり、Dojoファウンデーションにおけるコミット・メンバーとなっています。IBM は Dojo プロジェクトへのコミットメントとして、国際化対応、データ・バインディング、およびアクセシビリティー・サポートなどの企業向け機能にも貢献しています。
Feature Pack for Web 2.0 は、Dojo Toolkit AjaxライブラリーとWeb 2.0サンプル・アプリケーションを提供します。Dojoツールキットに追加されたIBM拡張機能には、ATOM データ・アクセス用のライブラリー、アナログおよびバー・ゲージ、SOAP Web サービスへの単純化されたアクセスが含まれます。
WebSphereのお客様にサポート対象となる最高クラスのIBM Ajax開発ツールキットを提供することにより、市場に出すまでの時間の短縮と、Ajax採用のコストの削減が可能となります。さらに、Feature Pack for Web 2.0 は、IBM Rational Application Developer 7 (fixpack level 3; 7.0.0.3)などの既存の統合開発環境(IDE) で動かす事ができます。
【ハードウェアの前提条件】
WebSphere Application Server V6.0.2 および V6.1をサポートする全てのハードウェア
【ソフトウェアの前提条件】
WebSphere Application Server V6.0.2 and V6.1
WebSphere Application Server Community Edition V2.0 (日本では未発表)
【Feature Pack for Web 2.0 が提供するサンプルおよび機能がサポートするブラウザー環境】
最新のMozilla Firefox (現在 2.0+)
最新のWebkit Version (Mac OS/X Safari 3)
Internet Explorer (Windows) 6.0+
【サポートする統合開発環境(IDE)の例】
Rational Application Developer V7 with fixpack level 3 (7.0.0.3).
Eclipse V3.2 with Web tools platform (WTP) 1.5.
この発表の詳細については、以下のUSのFlashをご参照ください。
http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg21290646
日本での発表レターはこちらをご参照ください。12/19公開
WebSphere Application Server Feature Pack for Web 2.0 の発表
Feature Pack for Web 2.0は、こちらからダウンロードできます。(IBM IDが必要です。無料)
WAS for z/OSでは、Feature PackはProgram Temporary Fix (PTF)として提供されます。詳細情報はこちらをご参照ください。
Feature Pack for Web 2.0の概要については、こちらの資料をご参照ください。
【補足】既に公開済みのFeature Packもご参照ください。
WebSphere Application Server V6.1 Feature Pack for Web Services (2007年6月公開)
- WAS V6.1 Feature Pack for Web Services 公開のお知らせ
- 【FAQ】WAS V6.1 Feature Pack for Web Servicesに関するFAQ
- Webサービス相互運用性と開発生産性を高めるWAS V6.1 Feature Packのご紹介 (WSDD連載)
WebSphere Application Server V6.1 Feature Pack for EJB 3.0 (2007年11月公開)
<添付資料>
<文書情報>
製品/カテゴリー名
WebSphere Application Server
有効期限
2015年12月18日
発表日
資料番号
