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  1. 発表のタイプ:

    S/W新製品の発表

  2. カテゴリー:

    データベース

  3. レター番号:

    DBA04081-2

  4. 発表日:

    20040922

  5. 更新日:

    20041005

  6. OfferID:

    5655J38

  7. 1章コメント履歴:


IMS V9 Transaction and Database Servers の発表


[1]発表の概要



[1-1]発表の概要


[1-1-1]製品の概要

本日付けで、 IBM は、IMS V9 Transaction and Database Servers を発表いたします。

IBM の Information Management System (IMS) は、オンデマンド・ビジネスの実現、成長、可用性、および新しい環境とコスト評価を必要とするシステム管理を支援します。V9 の IMS Database Manager (IMS DB) および IMS Transaction Manager (IMS TM) の機能拡張により、以下のような事項の実現を支援いたします。

  • 情報の統合による既存ビジネス手法の変革
  • インターネット・ビジネスの厳しい要件に適合するオンデマンド・ビジネス・アプリケーションの構築
  • 高度な拡張性、可用性、安全性および管理容易性
  • より有効な意思決定のための情報提供

IMS V9 は、統合化、オープン化、オートノミック・コンピューティング、および仮想化を通して以下の事項を提供し、オンデマンド・ビジネスへの取り組みを支援します。
  • 他の IBM 製品および業界の他社製品とプラットフォームとの統合
    お客様に利益をもたらすオープン規格についてのIBMのコミットメントに対応した、アプリケーション開発および接続性を強化するツール群の整備を進めます。
  • 管理容易性の追求
    オートノミック・コンピューティング、使いやすさ、障害の排除/削減、および IMS を使用するお客様の学習必要性の最小化を実現します。
  • スケーラビリティーの向上
    多様な異種環境に存在するデータやアプリケーションを、柔軟性の保障された並列環境に取り込むことや新ハードウェア/ソフトウェア機能を利用することで、最適なパフォーマンス、キャパシティー、可用性、リカバリー機能に対するスケーラビリティーを向上させます。この一例として、IMS V7から提供されたHigh Availability Large Databases(HALDB)に対する新しい機能拡張が挙げられます。HALDBに対する完全な統合オンライン再編成機能の提供により、データベース再編成中もオンラインからのデータ・アクセスおよび更新が可能になり、大幅に可用性が向上します。


IMS 製品およびツールについての詳細は、以下の Web サイトをご覧下さい。
■ 主な前提環境

IMS V9 は、z/OS (5694-A01) V1.4 以降を実行できるすべての IBM プロセッサーで使用することができます。
さらに、IMS V9 のそれぞれの機能ごとに追加の前提要件があります。

    ■発表製品一覧

    プログラム名称プログラム番号一般出荷開始予定時期
    IMS V9 Transaction and Database Servers 5655-J38 平成16年10月29日



    [1-1-2]ハイライト

    ■ IMS V9 Database Manager の機能拡張
    • 統合された IMS Connect 機能、オープンな Java/XML アクセス、IMS データベースへの XML データ保管
    • 使いやすくオートノミックに対応した新IMSコマンドおよびユーザーインターフェイスの提供、ならびに、インストール/システム生成/保守に対する管理容易性の向上
    • High Availability Large Databases (HALDB) の統合オンライン再編成機能、データベース・リカバリー管理(DBRC)、Fast Path、データベース・ユーティリティーに対する機能拡張により実現されるスケーラビリティーの向上


    ■ IMS V9 Transaction Manager の機能拡張
    • 統合された IMS Connect 機能、接続性の向上、およびオープンな Java/XML アプリケーション開発/実行のためのツールの提供
    • 機能拡張による自律型ネットワーク切り替え機能、ならびに、インストール/システム生成/保守/セキュリティ管理に対する管理容易性の向上
    • 仮想記憶域制限緩和(VSCR)、データベース・リカバリー管理(DBRC)、Fast Pathに対する機能拡張により実現されるスケーラビリティーの向上


    [1-2]製品機能詳細



    [1-2-1]製品の機能詳細


    1. アプリケーション開発および接続性のための統合とオープン・アクセス


    1.1) 統合 IMS Connect 機能

    • IMS Connectの製品機能が完全に統合され、IMS とインターネット間の TCP/IP および ローカル接続アクセスにおける、より高度なセキュリティーおよびトランザクション保全性が実現されます。この機能は、1 つ以上の TCP/IP あるいは ローカル接続クライアント、および 1 つ以上の IMS システム間での高性能な通信をサポートします。また、より有効なリソース使用による適切なワークロード・バランシングを支援するコマンドを提供します。さらに、クライアント・アプリケーションの設計およびコーディング作業を軽減し、IMS アプリケーションへアクセスしやすくすることにより、プログラマーの生産性を向上させます。
    • IMS Connectの統合により、IBM DB2 Universal Database および IMS Control Center を用いたIMS および DB2 の両方を制御できる単一のグラフィカル・ユーザー・インターフェースが使用可能です。これにより IMS の操作が簡易化されます。
    • IMS Connectの統合により、WebSphere 開発ツール および IMS Connector for Java を併用したIMS トランザクションにアクセスするオンデマンド・ビジネス・ソリューションの開発が大幅に簡易化されます。これらのソリューションは IBM WebSphere Application Server にデプロイすることが可能です。Web アプリケーション、Java 2 Enterprise Edition (J2EE) アプリケーション、あるいは Web サービスを使用して静的な Web サイトを動的な Web コンテンツ・ソースへ素早く変換することができ、マーケティング効果およびお客様サービスを向上させます。また、これらのソリューションは、C、COBOL、あるいは MFS IMS トランザクションを Service-Oriented Architecture (SOA) 向けの Web サービスに変換するために利用でき、新しいお客様の要件、ビジネス・オペレーション、および競合スレッドに素早く対応することができます。
    • XML ベースのソリューションである IMS SOAP ゲートウェイのサポートにより、既存あるいは新規 IMS アプリケーションが、SOAP を用いて IMS 外の環境と通信をして、プラットフォーム、環境、アプリケーション言語、あるいはプログラミング・モデルから独立したサービスの提供と要求を行うことが可能となります。最初のステップとしては以下の Web サイトで、この件に関するテクノロジー・プレビューのデモをご覧いただけます。

      http://www.ibm.com/ims
    • 今回の IMS Connector for Java の機能拡張は、SSL キー格納先として RACF キー・リングを使用することにより行われております。このサポートは、RACF におけるデジタル証明書サポートと共に機能し、RACF キー・リングからのパブリック・キーとプライベート・キーの検索を可能とすることで、この環境に対するセキュリティ管理を容易なものとしています。このサポートは、IMS V9 サービス・プロセスを通じて別途提供されます。



    1.2) JAVA および XML の機能強化
    • XML データの保管/検索機能の提供により、IMS データベースへの XML 文書の保管および IMS データベースのXML検索がサポートされます。IMS Java JDBC インターフェースが拡張され、既存の非 XML 形式の IMS データから XML 文書を構成することが可能になりました。さらに IMS は、完全な文書形式、もしくは標準の IMS セグメントおよびフィールドに分解した形式で XML 文書を IMS データベースに保管することができ、後者は既存あるいは新規の非 XML 対応アプリケーションで使用することもできます。その結果、過去の投資を無駄にすることなく機能拡張し、プログラマーの生産性を向上させることができます。
    • DL/I モデル・ユーティリティーの機能拡張により、IMS データベース定義 (DBD) およびプログラム仕様ブロック (PSB) から XML スキーマが生成されます。このユーティリティーにより、アプリケーション実行時の XML データの保管と検索をサポートされます。この機能拡張によりスキーマ生成が自動化され、IMS アプリケーション開発が加速されます。
    • これまでUSSアプリケーションとして提供されてきたDL/I モデル・ユーティリティーがEclipseプラグインとしても提供されるようになるため、グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を用いたIMS メタデータ生成の単純化、IMS Java および XML データベース・アプリケーション開発の簡易化、および IMS データベースのビジュアル表示が可能になります。
    • IMS Java リモート・データベース・サービスにより、z/OS Webアプリケーションの追加なしに、分散 J2EE アプリケーション・サーバーで実行されている EJB から IMS データベースに分散データベース・アクセスすることが可能になります。これにより、アプリケーション開発のリード・タイムが短縮され、プログラマーの生産性が向上します
    • Java従属領域内から、IMSデータベースおよびDB2データベースへの同時接続が可能になります。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • 新しいSQL (Structured Query Language) キーワードおよび集約関数 (SUM、AVG、MIN、MAX、COUNT、ORDER BY、GROUP BY、AS) をサポートする SQL 機能拡張により、アプリケーション開発が簡易化され、データ・アクセシビリティーが促進されます。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • Java従属領域内から、COBOLで記述されたビジネス・ロジックを呼び出すことが可能になります。これにより、プログラマーの生産性が向上し、オペレーションが単純化されます。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • IMS JDBC は、JDB 領域で GSAM データベース をサポートします。このサポートは、IMS V9 サービス・プロセスにより別途提供されます。
    • IMS JDBC は、JDK 1.4 をサポートします。
    • IMS JDBC ドライバーは、そのフィールドが検索可能フィールドのサブセットであるという条件の場合に、SQL WHERE 節により検索不能フィールド (DBD 内に定義されていないフィールド) を利用可能にします。
    • IMS JDBC は、SQL SELECT 節中の複数セグメントからすべてのフィールドを SELECT する追加機能を提供します。アスタリスク(*)オペレータが、セグメント名と共に使用可能です。
      SELECT A.*, B.* FROM B

    • IMS Java は、IBM zSeries 990 (z990) および IBM zSeries 890 (z890) サーバーで新しく提供される IBM zSeries Application Assist Processor (zAAP) をサポートするため、Java ワークロードを、アプリケーションの変更を必要とせずに、zAAP プロセッサー上で透過的に実行可能とします。このため、従来可能であったよりも大幅に低い総保有コスト(Total Cost of Onwership)で、データベースと同一サーバー上でJava ワークロードを統合して実行可能となります。この結果、Java アプリケーションに対する全体のコンピューティング・コストが低減され、(zAAP の活用による)汎用プロセッサーへの要求の低減によりシステムの生産性を向上させることで、他のワークロードを処理するための余裕が生まれます。
    • スクロール・インセンシティブな結果セットを取得できる機能を含む Java Database Connectivity (JDBC) サポートが、プログラマーの生産性およびアプリケーションの移植性を支援します。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • Java Batch Proccesing(JBP)領域にて、シンボリック・チェックポイント/リスタートが利用できるようになりました。これにより、プログラマーの生産性が向上し、操作上の複雑さが軽減されます。
    • IMS COBOL アプリケーションによる XML 文書の構文解析と変換を可能にする、WebSphere Studio Enterprise Edition (WSED) 生成 XML コンバーターによる COBOL XML サポートが提供されます。IMS 従属領域内で稼働する COBOL アプリケーションとの間で直接 XML 文書を送受信できるため、プログラマーの生産性が向上し、以前の投資を保護できます。



    1.3) Open Transaction Manager Access (OTMA) および
     Application Program-to-Pprogram Communications (APPC) の

          セキュリティー、保守容易性、およびパフォーマンスの向上

    • OTMA クライアントは、OTMA に再接続する必要なしに、OTMAヘッダーに含まれるユーザー ID に対して ACEE エージング値を設定でき、これによって可用性およびセキュリティーが向上します。
    • OTMA ユーザー出口 (DFSYPRX0、DFSYIOE0、および DFSYDRU0) に関する OTMT テーブル・トレース項目が標準化されたことで、出口ルーチンによってセットされた戻りコードをトレースから確認できるようになり、プログラマーの生産性が向上します。OTMA ユーザー出口ルーチン (DFSYPRX0) は、OTMA の宛先 TPIPE 名を設定できるようになり、保守容易性が向上します。
    • OTMA トランザクション入出力メッセージにおける ZZ フィールドをアプリケーションからセットできるようになり、使いやすさが向上します。
    • IMS Connect/IMS Connector for Javaには、IMS Connect が MVS CrossCoupling Facility (XCF) グループから切断された際に、OTMA に対してコミット・モード 0 (CM0) の IOPCB (Input Output Program Control Block) 応答を削除するよう通知する機能があり、これによってリカバリーが容易になります。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • /DISPLAY TMEMBER Transaction PIPE (TPIPE) コマンドの機能が拡張され、COMMIT_THEN_SEND メッセージに対して期待される肯定応答 (ACK) および否定応答 (NACK) の待機状況を表示できるようになり、使いやすさが向上します。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • 新しい Resume TPIPE オプションとして「AUTO-ONE」あるいは「SINGLE-AUTO」機能が提供されます。IMS Connect から Resume TPIPE コマンドを受け取った後、非同期保留キューにメッセージがある場合に OTMA は 1 つのメッセージを送信します。キューにメッセージがない場合、OTMA はメッセージが届いた際に 1 通のメッセージを送信します。これにより、パフォーマンスが向上します。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • MQ Series IMSブリッジ接続環境において、CM0 ノン・パーシステント出力メッセージ用の IMS 応答時間が短縮され、パフォーマンスが向上します。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • /EXITコマンドの機能拡張によって、APPC/OTMAのIMS会話型トランザクションをコンソールから終了できるようになり、可用性が向上します。
    • 拡張コマンド・サポートによって、APPC/OTMA デバイス/サブシステムから /exit を入力して IMS の会話を終了させることができます。これにより、可用性が向上します。
    • 同期 APPC/OTMA 共有キューの機能拡張により、バックエンドで RRS がダウンしている場合であってもバックエンド IMS で APPC/OTMA トランザクションを実行可能とするために、DFSDCxxx PROCLIB 内の AOS パラメータに対して "FORCE" オプションが新しくサポートされるようになりました。この機能は、IMS V8 サービス・プロセスにおいても提供されます。

    • APPC/IMS通信にて、新しいタイムアウト値が指定できるようになり、可用性が向上します。APPC には、最後の APPC 呼び出し以降 APPC 会話の非アクティブ状態が許容される時間を分単位で指定する追加のタイムアウト・パラメーターがあります。これは、会話をモニターする場合に役立ちます。
    • DFSLUEE0 for APPC ではアウトバウンド会話の同期レベルを変更でき、DFSCMU0 Exitを用いて送信に失敗した際に APPC/OTMA 向けの DFS メッセージを転送できます。これにより、使いやすさが向上します。これは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。


    1.4) その他

    RACF (あるいは同等製品) 向けのセキュリティー機能拡張によって、Security Maintenance Utility (SMU) セキュリティーからの移行が可能になり、RACF 下であらゆるセキュリティーの実装を統合できます。

    トランザクション・スケジューリング・クラス数が 255 から 999 に増え、システム・スケジューリングの調整に関するキャパシティが改良されることにより、使いやすさが向上します。

    VTAM Multi-node Persisitent Sessions (MNPS) の機能拡張により、IMS 拡張回復機能 (XRF) 用に USERVAR の代替となる機能が提供されます。IMS XRF は、IMS のためのホット・スタンバイ機能を提供しますが、MNPS機能拡張によってIMS XRF構成における3745 ハードウェア・コントローラーが不要になります。

    論理装置 (LU) タイプ 3 デバイスが、拡張端末オプション (ETO) SLU1 もしくは 3270P デバイスとしてIMSにログオンすることができるようになります。



    2. オートノミック・コンピューティングに向けての管理のしやすさの追求


    2.1) 操作性の向上
    • 拡張されたコマンド環境により、Common Service Layerの構成が単純化されます。IMS Rsource Manager領域を起動しなくても、IMS拡張フォーマット(タイプ2)コマンドおよびIMS Single Point of Controlが使用できるようになります。
    • Single Point of Control(SPOC)端末から入力可能なIMS拡張フォーマット(タイプ2)コマンドが機能拡張され、シスプレックス規模でのデータベース操作が容易に行えるようになりました。
      IMS V8 から導入されたOperations Manager (OM) は、自身を経由した IMS コマンドの発行を可能にする OM アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(OM API) を提供しました。IMS V9 では、データベースおよびエリア制御用のIMSタイプ 2コマンドがさらに強化され、IMSシスプレックス環境をより効果的に管理する能力および単一システム・イメージを提供します。これらの新コマンドは、類似した従来の (タイプ 1) IMSコマンドと同等の機能性を持っています。
    • /DISAGNOSEコマンドが提供する新トレース・データにより、IMSの保守容易性が向上します。
    • Knowledge Based Log Analysis (KBLA) によって以下の機能が提供され、 IMS の保守容易性が向上します。
      - IMS ログおよびトレース・レコードから情報を抽出および分析する新ユーティリティー群が提供されます。新ユーティリティーは、分かり易いフォーマットで情報を出力します。
      - 分析対象とする IMS ログ・データ・セットの選択および管理に対するインターフェースが提供されます。
      - KBLA プログラムおよび他の既存の IMS ログ分析ユーティリティーへの、使いやすいインターフェースを有するISPFパネル群が提供されます。
    • IMS Application Menu パネル が提供され、統合されたメニュー画面から任意のIMS用ISPFアプリケーションを選択できるようになります。
    • オペレーターがシスプレックス内の任意のシステムからコマンドを入力し、そのコマンドを正しいサブシステムに経路指定できるようにするための、コマンド認識文字(CRC)登録機能が提供されます。この自動登録により、オペレーティング・システムはサブシステム間のコマンド認識文字衝突を検出すると同時に、現在使用されているコマンド認識文字をオペレーターとシステム・プログラマーに知らせます。これにより、コマンド認識文字の操作が管理しやすくなります。

    • アクティブIMSを始動する前にFast Database Recovery(FDBR)領域を始動した場合、アクティブIMS始動時にFDBRが自動接続されるようになります。この場合、FDBR起動時に新規の DFS4172I Write-To-Operator (WTO) メッセージが表示され、FDBRはアクティブIMSの開始を待機します。これにより、FDBR環境での操作容易性が向上します。
    • Online Change Copy Utility は、IEBCOPY パラメーター(WORK=、SIZE=、および LIST=)をオーバーライドできるよう機能拡張されました。これにより、IEBCOPY実行時の最適な値を指定できるようになり、障害が削減されます。
    • グローバル・データベース・ディレクトリー・テーブルのオートノミック調整機能によって、テーブルをより効率よく管理することができ、IMS データ共有処理のパフォーマンスが向上します。この機能拡張は、IMS V7、IMS V8、および IMS V9 のサービス・プロセスで提供されています。


    2.2) システム生成 (SYSGEN) の所要時間と作業の改善
    • システム生成機能の強化により、現在 SYSGENプロセス が行っている複合モジュールに対する条件付き連係編集処理が削除されます。これにより、DB/DC、DBCTL、DCCTLなどの個々のIMS 環境用に実行ライブラリーが必要であるという制限が取り除かれます。この改善により、システム生成ステップが削減され、システム生成実行の影響も減少します。
    • オンライン変更 (OLC) モジュールの機能拡張により、OLC モジュールは Nucleusへの連係編集ステップから除去され、独自のロード・モジュール内に配置されました。これにより、16MBラインより下のストレージ使用量を節約することができます。これは、IMS資源の定義プロセスを容易にし、IMS システム生成 の影響を制限するための、もう 1 つのステップです。IMS開発部門 の長期的な目標は、IMS資源定義時の現在のバッチ処理(IMS SYSGEN処理)を不要なものとし、IMS資源を動的に定義できるようにすることです。
    • IMS SYSGEN プロセス時の Extended Terminal Option (ETO) 機能に関する指定が不要になり、ETOディスクリプターの生成有無のみを決定するよう変更されました。代替として、IMS TM 初期化プロセス時にETOフィーチャー利用の可否が検査されます。
    • タイプ 4 SVC の動的変更機能により、IMSインストール時のz/OS IPLに関する調整事項が減少します。この結果、システム全体の可用性が向上します。
    • リソース・クリーンアップ・モジュールの動的追加が可能になり、可用性と保守容易性が向上します。
    • シンタックス・チェッカー・ユーティリティーの機能拡張により、追加の IMS PROCLIB メンバーの定義と保守に対するサポート、およびさらに向上したユーティリティーの使いやすさが提供され、IMS設定に関する構文検査機能の役割が継続されます。この結果、プログラマーの生産性が支援され、オペレーターのエラーが低減されます。
    • インストール検査プログラム (IVP) の機能拡張により、Common Queue Server (CQS) および新規の拡張コマンド環境をサポートする新しいサンプル・アプリケーションが提供されることになりました。また、以前のリリースから IVP 変数をインポートする機能の導入など、使いやすさを向上させる多数の改善がなされました。



    3. パフォーマンス/キャパシティー/可用性/リカバリーにおけるスケーラビリティーの向上


    3.1) High Availability Large Database の統合オンライン再編成 (OLR)

    IMS V9 OLR は、HALDB の区画ごとに利用可能であり、同時のオンライン更新を可能とする完全な統合オンライン再編成機能を提供します。このオンライン再編成では、DBの停止は必要ありません。再編成時に最小限の DASD スペース追加が必要となるだけです。ユーザーは、オンライン処理に対する再編成の影響をさらに最小化するために OLR処理 のペースを調整できます。また複数のHALDB区画を平行に再編成することもできます。このオンライン再編成機能により、データベースの可用性が向上します。オンライン再編成の設定およびコントロールのために、IMS DBRC 機能が利用されます。


    3.2) HALDB 機能の追加拡張
    • High Availability Large Database (HALDB) の使いやすさが向上し、DBRC コマンドを使用することなく区画初期化を容易に行うことができます。
    • HALDB 向け DBRC オプションの機能拡張により、実行中に HALDB に対するデータベース呼び出しがない限り、HALDB 定義を含むPSBを使用するバッチ・プログラムが DBRC なしで実行できるようになりました。これにより、複数の環境で単一のプログラムを実行する際の柔軟性が増し、場合によってはプログラムを変換して特定の環境のみでの動作を確認する必要があったアプリケーション開発者およびオペレーターの作業が軽減されます。また、この機能拡張は、IMS V7 および IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • HALDB 処理コントロール・ステートメント の機能拡張により、HALDB 単一区画処理のコントロール・ステートメント数が 10 から 20 に増え、使いやすくなりました。これにより、お客様のアプリケーションでは、最大 20 までの DB PCB を指定することができ、HALDB での単一区画処理が実行可能になります。また、この機能拡張は、IMS V7 および IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • HALDB 区画選択出口用DSECTの機能拡張により、DFSPSEIB マクロを使用した区画選択出口用DSECT の取得が可能になりました。この結果、区画選択出口パラメーター用にお客様独自の DSECT を作成する必要がなくなり、ユーザーが定義した区画選択出口を用いた HALDB の使いやすさが向上します。また、この機能拡張は、IMS V7 および IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。
    • HALDB 区分選択出口 カストマイゼーション の機能拡張により、ユーザー定義の区画選択出口を用いるHALDB の使いやすさが向上します。この結果、IMS および稼働しているアプリケーションに従って、様々に区画選択出口を実行できます。この機能拡張は、IMS V9 のサービス・プロセスによって提供されています。


    3.3) IMS 動的割り振り Virtual Storage Constraint Relief (VSCR) の向上

    この機能強化により、Data Set Association Blocks (DSAB) が 16 M ラインより上に割り振られることになり、仮想記憶域の制限緩和が可能になります。たとえば、動的に割り振られた 20,000 個の フル・ファンクション および/またはファースト・パス用データベース・データセットが存在する場合、1 MB を超えるストレージが 16 Mラインより上に割り振られます。


    3.4) データベース・リカバリー管理 (DBRC) の機能強化
    • RECONデータセットにアクセスするためのDBRC アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)が提供されます。このAPIを利用することにより、ベンダー・ツールおよびお客様が作成したアプリケーション・プログラムは、DBRC APIが提供する豊富な機能を利用することができ、また独自ツールを作成する際のIMSバージョン移行の影響を減らすことができます。
    • IMS V8 で初めて提供された DBRC バッチ・コマンドに対するコマンド権限サポートが、オンライン DBRC領域に対する/RMx コマンドについても提供されるようになり、オペレーターの生産性が向上します。
    • 仮想記憶域制限緩和のために、いくつかの DBRC モジュールが 16 MB ラインより上に移動しました。
    • BRC にデータベースを登録するDatabase Management Block(DMB)番号が最後に達した場合、DMB スロットが再利用されるよう変更されたため、障害の可能性が減り、可用性が向上します。


    3.5) データベース・ユーティリティーおよびログの機能拡張
    • ロガー機能が拡張され、Online Data Sets (OLDS) および Write-Ahead Area Data Sets (WADS) の可用性とリカバリー機能が向上しました。WADS 利用時の再始動の際、可能であればいつでも 1 次および 2 次両方の WADS を読み取ることができるようになりました。また、OLDS に Error = Close フラグが設定されている場合、再始動の際の入力として OLDS データを使用できます。
    • イメージ・コピーおよびリカバリー・ユーティリティーにて、32 KB を超えるテープ・ブロック・サイズがサポートされました。これにより、テープ・アクセスに関するパフォーマンスが向上します。
    • Hierarchical Direct (HD) アンロードおよび再ロード・ユーティリティーの機能拡張により 、HALDB の各区画に対する統計情報が生成されるようになりました。この統計は、これまで生成されていた HALDB データベース全体の統計レポートの要約に加えて提供されます。これにより、アンロードおよび再ロードされた HALDB の各区画に関する重要な情報を得ることができます。また、データベースに再ロードするための2 つ以上のアンロード・ファイルを指定することができ、これらの機能によってデータベース管理が軽減されます。このサポートは、IMS V8 サービス・プロセスによっても提供されています。

    3.6) Fast Path の機能強化
    • FP Data Entry Database (DEDB) エリア・オープン/クローズの機能強化により、DEDB エリアのオープン/クローズ処理のパフォーマンスが向上します。複数のタスク制御ブロック (TCB) を利用することで、複数のエリア・オープン要求を同時に処理できるよう並列処理機能が向上しました。多数のエリアをオープンする場合、当機能によりパフォーマンスの向上が得られます。また、IMS緊急再始動処理などのエラー回復処理シナリオにおいて、DEDBエリア・オープン処理をいくつかのオプションから選択できるようになり、可用性がさらに向上しています。
    • FP Shared Virtual Storage Option (SVSO) マルチエリア・ストラクチャー・サポートによって、単一のカップリング・ファシリティー (CF) ストラクチャー内に複数の DEDB VSOエリアを配置することが出来るようになります。1 エリアあたり 1 つの CF ストラクチャーを配置するのではなく、1 つの CF ストラクチャー内に複数のエリアを配置することで、SVSO用CF ストラクチャーの総数を削減することができます。
    • 共用キュー環境におけるFP Extended Message Handler Queue(EMHQ)ストラクチャーの配置が、ユーザー選択可能なオプションとなります。共用 EMH 機能を使用していない場合、 EMHQ ストラクチャーとその関連データ・セットの割り振りを省略することができるようになり、管理の容易性が向上します。
    • FP Serviceability/Usability は、ファースト・パス機能の保守容易性/使いやすさを向上させるいくつかの追加機能拡張を提供します。これには、特に、順次従属セグメント (SDEP) のための追加ログ・レコード情報が含まれ、IMS Performance Analyzer がこれらの情報を利用します。


    3.7) 外部サブシステム・サポート
    • 新ユーザー出口を用いることで、DB2または他のサブシステムのリカバリー可能度が向上します。これらのサブシステムは、IMSの再始動完了を待たずに未確定トランザクションの成立可否を知ることができるようになりました。
    • IRLM Reconnect オプションによって、IRLM の障害結果としてクローズされた DEDB エリアを (IRLM 再接続処理中に) 自動で IMS が再始動するオプションが提供されます。



    [1-2-2]出版物


    1) 一般資料、ファクトシート、プラニング・ガイド

    参照先 Web サイト Http://www.ibm.com/ims

    資料名
    資料番号
    Overview of IMS
    N/A
    IMS Version 9 Presentation Guide
    N/A
    IMS What's New and What's Next
    N/A
    Introduction to IMS V9 Integrated Online Reorganization
    N/A
    IMS Version 9 Fact Sheet
    GC18-7697
    IMS Version 9 Release Planning Guide
    GC17-7831


    2) Redbook

    参照先 Web サイト Http://www.ibm.com/redbooks

    資料名
    資料番号
    IMS Primer
    SG24-5352
    IMS e-business Connectors: A Guide to IMS Connectivity
    SG24-6514
    IMS V9 Implementation Guide: A Technical Overview
    SG24-6398
    Reorganizing Databases Using IMS Tools: A Detailed
    Look at the IBM IMS High Performance Tools
    SG24-6074
    Ensuring Data Integrity Using IMS Tools
    SG24-6533
    IMS Installation and Maintenance Processes
    SG24-6574
    Using IMS Data Management Tools for Fast Path Databases
    SG24-6866
    IMS in the Parallel Sysplex Volume I: Reviewing the IMSplex Technology
    SG24-6908
    IMS in the Parallel Sysplex Volume II: Planning the IMSplex
    SG24-6928
    IMS in the Parallel Sysplex Volume III: IMSplex Implementation
    and Operations
    SG24-6929
    Application Integration Using XML on z/OS
    SG24-6285
    The Complete IMS HALDB Guide, All You Need to Know
    to Manage HALDBs
    SG24-6945
    A DBA's View of IMS Online Recovery Service
    SG24-6112
    IMS Version 7 and Java Update
    SG24-6536
    IMS Version 7 Performance Monitoring and Tuning Update
    SG24-6404
    e-business Enablement Cookbook for OS/390, Update
    Vol. I: Technology Overview
    SG24-5664
    e-business Enablement Cookbook for OS/390, Update
    Vol. II: Application Development and Enablement
    of Java Solutions
    SG24-5981
    e-business Enablement Cookbook for OS/390, Update
    Vol. III: Server Infrastructure
    SG24-5980



    ご参考

    1) 検索: IBM Publications Center

    http://www.ibm.com/shop/publications/order

    Publications Center は、70,000 品目のカタログと、IBM 製品出版物およびマーケティング資料のための、全世界に対する中央リポジトリーです。広範な検索機能が提供されています。さまざまなファイル形式の多数の出版物をオンラインで入手することができます。これらの出版物はすべて無料でダウンロードできます。


    2) 新規出版物情報: IBM Publications Notification System

    http://service5.boulder.ibm.com/pnsrege.nsf/messages/welcome

    Publications Notification System (PNS) により、加入者は、注文番号/製品番号で、興味を持ったプロファイルをセットアップすることができます。PNS の加入者は、各プロファイルで定義されているすべての新規出版物について電子メールで自動的に通知を受け取ります。その後、Publications Center を介してこれらを注文/ダウンロードすることができます。


    3) インフォ・クリエイツから印刷物としてオーダー可能な資料もあります。 

    下記 URL をご参照ください。

    URL => http://www.infocreate.co.jp/index.php


    [1-3]前提ハードウェア


    ■ プロセッサー

    IMS V9 は、z/OS V1.4 以降を実行できる IBM プロセッサーで稼働します。

    ■ システム・コンソール

    z/OS V1.4 以降のコンソール要件が適用されます。

    ■ 磁気テープ装置

    少なくとも 1 台の IBM 3420、3480、または 3490 磁気テープ装置が、インストールとメンテナンスのために必要です。

    ■ 直接アクセス装置

    バインダー作業データ・セット SYSUT1 (IMS VTAM 制御ブロック・ロード・モニター・モジュールのバインド時) と SDFSRESL の両方が、18KB 以上のレコード・サイズをサポートする装置に常駐していなければなりません。その他のすべてのシステム・ライブラリーや作業記憶スペースについては、オペレーティング・システムによってサポートされている任意の装置を使用できます。

    ■ 複数システム結合

    物理リンクがチャネル間リンクであり、かつ IMS 専用である場合は、System/370 チャネル間 (CTC) アダプター、もしくは IBM 3088 または ESCON の論理チャネルが必要です。

    ■ MSC FICON CTC サポート

    少なくとも MSC リンクの 一方が FICON チャネルおよび FICON CTC マイクロコードを持つ IBM eServer zSeries である必要があります。もう一方 (IMS) は、FICON チャネルを備えていれば、いかなるプロセッサーでも構いません。

    ■ サポートされている端末装置

    サポートされている端末装置が、IMS V9 の Release Planning Guide にリストされています。

    一般的に、IMS V9 Resource Manager の使用には、カップリング・ファシリティー、レベル 9 またはそれ以上が必要です。IRLM V2 によるシスプレックス・データ共用 (Data Caching と VSO Data Sharing を含む) には、Coupling Facility レベル 9 以降が必要です。

    Shared Queue および Shared EMH サポートには、カップリング・ファシリティー、レベル 9 が必要です。System managed duplexing には、カップリング・ファシリティー、レベル 11 またはそれ以上、および双方向 CF-to-CF リンクが必要です。

    Fast Path Virtual Storage Option (VSO) の Systems Managed Rebuild には、カップリング・ファシリティー、レベル 9 以降が必要です。VSO ストラクチャーの Auto altering には、Coupling Facility、レベル 9 以降が必要です。VSO ストラクチャーの System managed duplexingには、カップリング・ファシリティー、レベル 11、CF-to-CF リンクが必要です。

    ■ RSR 要件

    Sysplex Timer (データ共用を行うか、または複数プロセッサー間でワークロードが分散している場合) Highband 制御装置 (3172)、および少なくとも 1 台の磁気テープ装置 (3420、3480、3490) がトラッキング・サイトに必要です。

    IMS/DB2 Coordinated Disaster Recovery サポートには、DB2 ログが、eXtended Remote Copy をサポートする装置に常駐している必要があります。

    IMS Database Image Copy 2 拡張機能には、コンカレント・コピー機能を有する DASD 制御装置が必要です。

    32K テープ・ブロック・サイズのサポートには、3480 磁気テープ、3490 および 3490E 磁気テープ・サブシステム、あるいは 3590 デバイス上でラージ・ブロック・インターフェースが必要となります。


    [1-4]前提ソフトウェア


    IMS V9 は、z/OS V1.4 構成、またはそれ以降のバージョン、リリースおよび修正レベルで稼動し、特に断りがない限り、以下の最小バージョン、リリースまたは修正レベルを必要とします。

    • z/OS V1.4 (5647-A01)、DFSMS (z/OS V1.4 の基本エレメント) 付き
    • RACF (別個に発注可能な z/OS V1.4 のセキュリティー・サーバー・フィーチャー)、または等価の機能 (セキュリティーを使用する場合)
    • IBM High-Level Assembler Toolkit (5696-234)、z/OS の別個に発注可能なフィーチャー

    IMS V9 は、z/OS V1.4 の制御下にある仮想計算機 (VM) でも稼働し、お客様用プログラムの開発、テスト、および非 XRF 実稼働環境で使用することを意図しています。またいくつかの制約があります。

    Sysplex-wide Resource Management を十分に活用するには、Sysplex Terminal Management および Coordinated Online Change、ならびに Single Image Operations Manager を含め、IMS シスプレックス内のすべてのシステムが IMS V8 または V9 を使用する必要があります。

    APPC/OTMA Synchronous Shared Queue のサポートを使用する際、Multi-System Cascaded Transactions サポートを使うには、関連するすべてのシステムが、IMS V8 または V9 および z/OS V1.2、またはそれ以降で稼働している必要があります。また、Resource Recovery Services が、上記のシステムのすべてでアクティブになっていなければなりません。



    IMS Java アプリケーション・サポートおよび IMS XML DB の要件は以下のとおりです。
    • IBM SDK for z/OS Java 2 Technology Edition V1.3.1 以降
    • ランタイムの z/OS UNIX システム・サービス
    • DB2 Stored Procedures による IMS DB への JDBC アクセスには、DB2 UDB for z/OS 、V7 (5675-DB2) が必要です。また、DB2 for z/OS SQLJ/JDBC ドライバーが必要です。
    • CICS アプリケーションにる IMS DB への JDBC アクセスには、CICS Transaction Server for z/OS V2.2 (5697-E93) が必要です。
    • WebSphere アプリケーションによる IMS DB への JDBC アクセスには、WebSphere Application Server (WAS) z/OS V5.0 以降が必要です。
    • リモート・データベース・サービスでは、分散プラットフォーム側に、WebSphere Application Server V5.0.2 以降が必要です。z/OS 側には、
      WebSphere Application Server for z/OS, V5.0.2 以降が必要です。
    • Java-COBOL の相互運用には、IBM Enterprise COBOL for z/OS V3.2 で提供される、Java インターオペラビリティー用のオブジェクト指向構文が必要です。

    COBOL/XML サポートには、WebSphere Studio Enterprise Edition (WSED) 5.1 以降が必要です。



    統合 IMS Connect に含まれる IMS Connector for Java の使用には以下の要件があります。
    • WebSphere Studio Application Developer Integration Edition V5.1.1 が Java アプリケーション開発のために必要です。
    • WebSphere Application Server V5.0 以降または、WebSphere Application Server V5.1 以降が、非 MFS Java アプリケーションの配置のために必要です。
    • WebSphere Application Server V5.1 以降が MFS Java アプリケーションの配置のために必要です。



    IMS Dynamic Allocation VSCR 機能拡張では、z/OS V1.5 が必要です。

    IMS VTAM MNPS 機能拡張では、z/OS 1.6 Communications Server Persistent Sessions Forced Takeover を利用します。

    RACF のセキュリティー機能拡張では、z/OS 1.6 Security Server Defined Resource Classes を利用します。

    IMS/DB2 Coordinated Disaster Recovery サポートには、IMS V9 Remote Site Recovery (RSR) Recovery Level Tracking (RLT) フィーチャーが必要です。

    IMS V9 は、サブシステム・ルーティング通信を介して DB2 V6.1 (5645-DB2)、DB2 V7.1 (5675-DB2)、または DB2 V8 (5625-DB2) に接続できます。

    IMS V9 DB は、DBCTL インターフェースを介して CICS Transaction Server for OS/390 V1.3 (5655-147)、CICS Transaction Server for z/OS V2.2 (5697-E93)、またはユーザー作成ソフトウェアに接続できます。

    IMS V9 TM は、システム間連絡 (ISC) を介して、以下の製品に接続することができます。
    • IMS V9 (5655-J38)
    • IMS V8 (5655-C56)
    • IMS V7 (5655-B01)
    • CICS Transaction Server for z/OS V2.2 (5697-E93)
    • CICS Transaction Server for OS/390 V1.3 (5655-147) または
    • ユーザー作成ソフトウェア

    IMS ETO フィーチャーには、IMS TM フィーチャーが必要です。

    IMS RSR RLT フィーチャーには、IMS TM または IMS DB フィーチャーのどちらかが必要です。

    IMS RSR DLT フィーチャーには、IMS RSR RLT および IMS DB フィーチャーが必要です。

    IMS V9 は High Level Assembler、PL/X、および C で作成されています。


    [1-5]出荷、梱包、導入に関する詳細情報


    [1-5-1]制限事項、考慮点等

    ■ 互換性

    IMS V9 は、旧バージョンからの上位互換性を持っていますので、既存のアプリケーションやデータをそのまま使用することができます。IMS V9 では、V7 と V8 に対する移行および共存サポートが提供されます。最新の詳細情報については、予防サービス計画 (PSP) 情報をご参照ください。

    統合された Online Reorganization (OLR) 対応の High Availability Large Database (HALDB) は、IMS V8 (OLR Coexistence SPE 装備) および IMS V9 の下で動作するアプリケーションによって処理されます。このデータベースは、IMS V8 および IMS V9 システムによって共有できます。

    統合された IMS V9 Connect 機能の基本的機能の大半は、IMS V7、IMS V8、および IMS V9 の下で稼働する端末、アプリケーション、およびデータで使用可能です。別途注文可能な IMS Connect V2 Tool 機能と同様に、Distributed Operations サポートは、IMS V8 および IMS V9 をご使用の場合のみサポートされます。また IBM では、IMS V7、IMS V8、および IMS V9 をご使用の場合に別途注文可能な IMS Connect Tool のサポートを継続し、新しく統合された IMS V9 Connect 機能への IMS Connect Tool の移行を簡易化します。

    IMS V7 は、新しく組み込まれた MSC 出口 (DFSMSCE0) を提供しますが、旧 MSC 出口をサポートする最後のリリースとなります。旧 MSC 出口には、Terminal Routing (DFSCMTR0)、Input Message Routing (DFSNPRT0)、Link Receive Routing (DFSCMLR0/DFSCMLR1) または Program Routing (DFSCMPR0) があります。旧出口を使用しているお客様は、新しい出口に移行する必要があります。

    IMS V7 は、High Performance Java (HPJ) コンパイラーをサポートする最後のリリースです。HPJ でコンパイルしたアプリケーションを使用するお客様は、新しい Persistent Reusable JVM サポートに移行する必要があります。

    IMS V8 は、IMS V5 SDEP CI フォーマットをサポートする最後のリリースです。

    IMS V9 は、セキュリティーについては遷移リリースであり、お客様は Resource Access Control Facility (RACF) の機能拡張を利用して Security Maintenance Utility (SMU) から RACF に移行する必要があります。IMS V9 は、SMU をサポートする最後のリリースです。SMU を使用しているお客様は、RACF または同等の製品に移行する必要があります。

    IMS V9 は、基本通信アクセス方式 (BTAM) をサポートする最後のリリースです。BTAM を使用しているお客様は、仮想記憶通信アクセス方式 (VTAM) または TCP/IP に移行する必要があります。BTAM に依存しているユーザー・コードまたはツールは、VTAM または TCP/IP に移行する必要があります。

    ■ 制限事項

     パフォーマンスに関する考慮事項

    シスプレックス上の IMS では、1 秒あたり 21,000 を超えるトランザクション (1 日あたり約 20 億トランザクション) が実行されます。

    • IBM のパフォーマンス検証グループは、単一の T-Rex プロセッサー上の 4 つの IMS と IBM eServer zSeries 990 Model B16 (Type 2084、Model B16) を使用している高ストレスのシスプレックス環境で稼動している IMS V9 で、極めて高いトランザクション処理速度を実現させました。IMS は、99.65% の CPU 使用率と、1 秒あたり 27,448 I/O の DASD 速度で、1 秒あたりのトランザクション処理数 (tps) が 21,396 件に達しました。すべては、IMS ファースト・パス共用EMHキュー機能、4 ウェイ・データ共用、共用VSOエリア、および新規の IMS V9 機能を使用したデータベース更新による効果です。
    • 新しい T-Rex プロセッサーと IBM TotalStorage Enterprise Storage Server Model 800 (Type 2105、Model 800) を使用して、IMS は 28.5 MB/秒のロギング帯域幅に到達しました。これは、複数システムのカップリング、共有待ち行列などの高ストレスの IMS アクティビティーに対応するために、IMS が大規模ロギング要件に合うように機能拡張されたことを示しています。
    • これらのパフォーマンス・テストは、トランザクション速度とデータベース・アクセスにおいては、IMS および zSeries と同じだけのパフォーマンスを実現する製品が他には無いことを実証しています。これにより、IMS は、オンデマンド・ソリューションおよびお客様のすべてのビジネス・ニーズへの対応において、21 世紀の業界をリードし続けます。


    ■ 追加考慮事項
    • DEDBエリア・オープン/クローズ 機能拡張: IMS V9 では、IMS 制御領域においてファースト・パス用に 10 個の TCB が作成されます。これらの新しい TCB は、並列のDEDBエリアのオープン/クローズ用に設計され、エリアのオープン/クローズ時間を短縮します。新しい 10 個の TCB を活用する新規コードと連動して、既存のオープン/クローズ・コードも最適なエリアのオープン/クローズ・パフォーマンスを提供できるように再構成されます。この機能拡張によって、高速機能(Fast Path)エリアのオープンは、コールド・スタートおよびウォーム・スタートに関して約 30%、緊急再始動に関して約 20% 改善されました。
    • DBRC の機能拡張: 出力イメージ・コピー DD ステートメントの DCB で、32,760 バイトを超えるブロック・サイズを指定することにより、バッチ・イメージ・コピー用に、IMS V9 大容量テープ・ブロック・サイズのサポートが呼び出されます。続いて、このようなイメージ・コピーの出力は IMS DB Recovery Utility への入力データとして利用されます。機能拡張によって、イメージ・コピーおよび IMS DB Recovery Utility 用の経過時間が約 10% 改善されました。


    [1-5-2]セキュリティ、監査および管理

    発表されたプログラムは、ホスト・ハードウェアまたは、オペレーティング・システム・ソフトウェアのセキュリティーおよび監査機能を使用します。アプリケーション・システムおよび通信ファシリティーにおけるセキュリティー・フィーチャー、管理プロシージャー、および適切な制御の評価、選択、および実装は、お客様の責任で行っていただきます。


    [1-6]関連情報


    [1-6-1]商標

    • IBM、WebSphere、MQSeries、AIX、Everyplace、AS/400、DB2、QMF、zSeries、xSeries、iSeries、pSeries、RS/6000、z/OS、および OS/390 は、IBM Corporation の登録商標または商標です。
    • Microsoft、Windows、Windows NT、および Windows のロゴは、Microsoft Corporation の商標です。
    • Solaris, Java およびすべての Java ベースの商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc の商標または登録商標です。
    • UNIX は The Open Group の商標です。
    • Intel は Intel Corporation の登録商標です。
    • 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。

    本発表の内容は、発表時点の情報に基づいて作成されていますが、予告なく変更されることがあります。


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