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  1. 発表のタイプ:

    開発意向表明

  2. カテゴリー:

    S/390 Systems and zSeries; データベース

  3. レター番号:

    DBA08100-0

  4. 発表日:

    20080924

  5. 更新日:

    20080924

  6. OfferID:

    5635-A02

  7. 1章コメント履歴:


IMS Version 11 Transaction and Database Servers の公表


[1]発表の概要



[1-1]発表の内容


本日付けで、IMS Version 11 Transaction and Database Servers に関して以下の公表を行います。

[1-1-1]製品の概要


IMS は、IBM System z 向けの IBM の高度なパフォーマンスのアプリケーションであり、データ・サーバーです。 極めて高度なパフォーマンス、スケーラビリティー、堅牢な信頼性、および実行時の効率性が組み合わさったソリューションは、他にはありません。 業務処理の中核となるアプリケーションを実行する際に、世界的な大企業の多くが IMS を頼りにし続けています。

今日のエンタープライズ IT のニーズは、かつてないほどビジネスと緊密に結び付いています。 ビジネスで必要とされるのは、グローバルな経済で求められるコスト削減の課題を満たす効率性と応答性です。 エンタープライズ IT は成長性をサポートし、企業が競争力を維持するために新製品やサービスを迅速に開発できるようにし、同時に、必要に応じて生産性や柔軟性を向上させなければなりません。 今日のビジネスでは、IT システムに回復力があることも必要であり、ビジネス・リスクを削減し、あらゆる規制および統制への準拠も求められます。

IMS および IMS ツールは、企業のお客様に価値を提供し、ニーズに応じるための進化を続けています。 これらにより、およそ 40 年間にもわたり投資が保護されていますが、今後も長期的に保護する予定です。

IMS V11 は、拡張された統合性、開放性、管理の容易性、およびスケーラビリティーによって、お客様のオンデマンドなビジネス・ニーズに対応する、卓越した能力を備えています。 IMS V11 には次の利点があります。

    • 統合化とオープン・アクセスの向上:

      ユーザーに柔軟性を提供し、ビジネスの成長要件を支援します。

    • 使いやすさとオートノミック・コンピューティング機能の改善:

      管理の容易性が強化され、システム・スタッフの生産性を最適化し、可用性を向上させます。

    • スケーラビリティーの向上: 

      IMS V11 では、64 ビットのストレージを活用することで、実績のあるパフォーマンス、効率性、可用性、および回復力を向上させます。


IMS V11 には、多くの追加機能と改善が含まれており、System z プラットフォームとともに、お客様の IT およびエンタープライズ・データ・センターに関するコスト削減の課題、効率性、回復力、および柔軟性に対するニーズを満たすのに貢献します。

IMS 製品およびツールについての詳細は、以下のサイトにアクセスしてください。

http://www.ibm.com/ims


[1-1-2]ハイライト

■ IMS V11 Database Manager の機能拡張
    • IMS Open Database サポート:

      IMS データに直接の分散 TCP/IP アクセスが提供され、コストの効率化、アプリケーションの拡張を可能にし、回復力の向上を実現します。

    • 機能強化された Java および XML ツール:

      IMS データへのアクセスと開発が容易になります。

    • 64ビット・ストレージの活用:

      64ビットのストレージを活用することで、IMS Fast Path Buffer Manager、アプリケーション制御ブロック・ライブラリー、およびストレージ削減がなされた Local System Queue Area の可用性と全体的なシステムのパフォーマンスが向上します。

    • コマンドとユーザー出口の拡張:

      操作が単純になり可用性が向上します。


■ IMS V11 Transaction Manager の機能拡張
    • IMS Connect の機能拡張:

      IMS のトランザクション、操作、およびデータへの TCP/IP のゲートウェイとして、IMS の柔軟性、可用性、回復力、およびセキュリティーが向上します。

    • 機能強化された Java および XML ツール:

      IMS アプリケーションの開発と接続が容易になり、IMS Web サービスの拡張によって開発者がビジネスの変革に対応できるように支援します。

    • コマンドとユーザー出口の拡張:

      操作が単純になり、可用性が向上します。

    • 64ビット・ストレージの活用:

      64ビットのストレージを活用することで、IMS アプリケーション制御ブロック・ライブラリーとストレージ削減がなされた Local System Queue Area の可用性とシステム・パフォーマンスが向上します。



[1-1-3]前提条件
  • IMS V11 は、z/OS (5694-A01) V1.9 以降を実行できるすべての IBM プロセッサーと併用できます。
  • 特定の IMS V11 機能には、追加の前提条件があります。



[1-1-4]予定される使用可能日
  • IMS V11 (5635-A02)の Quality Partnership Program (QPP プログラム) の開始日は、2009 年 1 月 16 日です。
  • IBM は、QPP プログラムに参加を希望されたお客様に対し、IMS V11 の出荷を予定しております。
  • IMS V11 の一般出荷開始日は、後日発表される予定です。



[1-1-5]お断り

今回の公表は、IBM の計画と方向を示しています。使用可能日、料金、発注情報、契約条件などの情報は本製品の発表時に提供されます。なお、具体的な製品化の最終決定は、あくまでもIBMの技術的及びビジネス上の判断に基づいて行われます。事前の通知なしに変更や取り消しが行われることもありうることをお断りいたします。


[1-2]製品機能


[1-2-1] 製品の機能詳細

1. 新規アプリケーションの開発と接続性のための、統合化とオープン・アクセス


1-1. IMS Open Database サポート

IMS データへの分散アクセスと IMS の可用性を拡張します。 このサポートは、IMS Connect 機能を IMS データへのゲートウェイとして拡張し、IMSデータにアクセスするアプリケーションおよび操作に対するサポートを強化します。 また、TCP/IP 対応の Windows、Linux for System z、および z/OS プラットフォームから IMS データへの、標準ベース (J2EE および JDBC) の直接インターフェースを提供します。 アクセスは、J2EE 実行時環境 (例えば、WebSphere Application Server) 向けの IMS Universal DB Resource Adapter だけでなく、非 J2EE 環境向けの IMS Universal JDBC ドライバーと IMS Universal DLI ドライバーによって提供されます。 これには、IMS データへの IMS Open Database Access (ODBA) インターフェースを介して接続を管理する、新しい Common Service Layer アドレス・スペースが含まれます。 この機能により、アプリケーションは論理パーティション (LPAR) 境界を越えて IMS DB にアクセスできるようになり、IMS DB と同じ LPAR にアプリケーションが存在する必要はありません。

新しいアドレス・スペースの使用により、この環境における U113 の異常終了の発生を減少させることができます。 このサポートは、IMS Connect での接続プール、セキュリティー認証、および ODBA におけるセキュリティー認証を提供しながら、標準ベースのアプリケーション・フレームワークを使用して、拡張が容易な分散データ・アクセス・ソリューションを提供します。


1-2. IMS Connect の機能拡張

IMS への、最適化された、最良の TCP/IP 接続インターフェースを提供します。 これらの機能拡張により、信頼性、システム管理、使用可能度、保守容易性、およびクライアント接続プロセスが向上します。 また、柔軟性が向上し、診断、エラー検査、およびユーザー定義メッセージが改善されます。 拡張機能には、構成メンバーのサポート、コマンドの機能強化、新しいレコーダー・トレース機能による可用性の向上、新規または変更メッセージ、および HWSTECLO 出口に対する新しいイベント・レコードが含まれます。 IMS Connect の機能拡張により、必要な再始動が少なくなり、オペレーターの関与が減少するため、可用性が増大します。 また、お客様は、ポートごとに適切な時間の値を設定することで、キープアライブ処理を調整できます。 これにより、失敗したセッションをタイミングよくクリーンアップして、レコーダー・データ・セットがフル状態になるのを回避し、セッションが失敗した後の TCP/IP への接続を再確立するオペレーターの相互作用を軽減できます。

  • 単一の SSL ポートへの制限を強制することで、複数の SSL ポートを使用する際のエラーを防ぐことができます。 SSL クライアント接続を処理する際の IMS Connect の信頼性が向上します。
  • ソケット切断なしでユーザー・メッセージ出口がIMS Connectに処理を戻すためのサポートが提供されます。これにより、センド・バック・タイプのユーザー・メッセージ・フローにおいてソケット接続を維持し続けることが可能となり、クライアントが接続を再確立する負担がなくなります。
  • データ・ストア上の Super Member によって細分性が追加され、お客様は、各 IMS Connect 内のどのデータ・ストア・インスタンスを Super Member ごとに組み込むかを選択できます。 このため、定義済みのすべてのデータ・ストアを同一の Super Member グループの一部にする制限がなくなります。
  • HWSP1410Wのメッセージ出力が詳細化され、ストレージ解放に失敗した場合の不適切なストレージ・アドレス含まれるようになったため、迅速に問題を判別できます。
  • TCP/IP キープアライブのサポートがポート・レベルで提供されます。
  • TCP/IP および IMS Connect 間で稼動する、メッセージ編集のためのポート・メッセージ編集出口を提供します。
  • VIEWHWS応答に、サマリー・レベル出力およびデータストアからクライアントまでの表示機能が追加されます。
  • IMS Transaction Manager Resource Adapter に対する生成済みクライアント ID サポートは、クライアント ID が提供されない、または重複した ID が検出された場合、HWSxxxxx クライアント ID を生成します。 この機能により、WebSphere Application Server が Transaction Manager Resource Adapter と併用されて、多くのインスタンスを実行する際に、IMS Transaction Manager Resource Adapter で重複したクライアント ID の生成が原因で発生する、クライアント ID の重複エラーを回避できます。 以前、この機能は、IMS SOAP ゲートウェイと、独自のソリューションを開発するクライアントに提供されていました。
  • Base Primitive Environment (BPE) トレースには、レコーダー・トレースが組み込まれています。 それにより、このトレースの可用性が向上し、データ・セットの容量がフル状態でもデータの損失が発生しません。また、付加の労力をほとんど必要とせずに、トレース・データ・セットの定義、管理、および保守を柔軟に実行できます。
  • TCP/IP再起動の際に、自動再接続が行われる機能が提供されます。
  • MAXSOC の改良点には、ポート・レベルのソケット・カウントと全体のソケット・カウントの保持、ソケット警告レベルに達したときの警告メッセージの発行、および VIEWHWS コマンド出力への現行ソケット・カウントの表示が含まれます。
  • Commit Mode 0 (CM0) ACK タイムアウトが提供され、Open Transaction Manager Access (OTMA) への接続時にタイムアウト・キュー名を指定できるようになりました。 また、OTMA タイムアウト機能が拡張され、TPIPE をハング状態のままにしないようCM0 出力メッセージを処理するサポートが提供されています。 このサポートにより、タイムアウトによって発生した TPIPE ハング状態を解消するためにIMS コマンドを発行する必要がなくなります。 これにより回復性が強化されます。 以前は、TPIPE が commit-then-send 出力を送信し、クライアントが確認応答を送信しなかった場合、TPIPE がハングしそれに続く多くのメッセージが 滞留する可能性がありました。


1-3. IMS Transaction Manager Resource Adapter の MFS および BPEL サポート

Message Format Service (MFS) および Business Process Execution Language (BPEL) のサポートは、WebSphere Integration Developer に対するサポートで、統合開発者と上級 J2EE 開発者が企業間取引の変革に対応できるように支援します。 このサポートは、既存の MFS ベースの IMS アプリケーションから Web サービス/EJB/JSP を作成し、Service Component Architecture (SCA)、Enterprise Metadata Discovery (EMD) 1.1、および BPEL に対するサポートを提供します。 これに含まれる GUI ウィザードを使用すると、MFS ソース・ファイルの構文解析を行い、サービス定義と成果物の生成が可能です。 生成されたアプリケーションは、ビジネスのオーケストレーションとコレオグラフィーのために、WebSphere Process Server に実装して実行できます。


1-4. Sysplex Manager アフィニティー・ルーティングの機能拡張

Transaction Manager と MSC Message Routing and Control ユーザー出口ルーチン (DFSMSCE0) に対する機能拡張で、以下のように、DFSMSCE0 のアフィニティー・サポートの機能と使用可能度を向上させます。
  • DFSMSCE0 ユーザー出口によって、リソース・リカバリー・サービス (RRS) または APPC/OTMA 共有キュー・サポート (AOS) がアクティブでない場合も、APPC/OTMA 同期メッセージをバックエンド IMS に送付できるようになります。 このため、お客様によっては、APPC/OTMA のアフィニティーの制限が解決されます。
  • DFSMSCEP ユーザー・パラメーター・リストの IMSID のアフィニティー・フィールドが、XRF のサポートのために 4 バイトから 8 バイトに増加します。
  • トランザクションがアフィニティーに登録されているかどうかを表示するために、新しい状況表示値 (status=LCLAFFIN) が QUERY TRAN に追加されます。 これにより、アフィニティー・ルーティングの管理が容易になります。
  • DFSMSCEB および DFSMSCEP 制御ブロックのサイズを増やすことで、DFSMSCE0 ユーザー出口にサービスおよび将来的な機能拡張のためのスペースを提供します。


1-5. IMS V10 サービス・プロセスによる IMS V11 の統合に対する追加の機能拡張
  • IMS Transaction Manager Resource Adapter および IMS SOAP ゲートウェイに対する同期コールアウト:
    コールアウト要求の相関を管理します。 これにより、IMS アプリケーションは外部アプリケーションを呼び出し、同期して、同一の IMS トランザクション・インスタンスで応答を受け取ることができます。 外部アプリケーションとサーバーには、WebSphere Application Server における J2EE アプリケーション (EJB/MDB) または Web サービス・プロバイダー、Web サービス・プロバイダー (Microsoft .Net など)、およびその他のクライアント・アプリケーション (SAP など) が含まれます。 これにより、現行のコールアウト機能が強化され、IMS アプリケーションは同一の IMS トランザクション・インスタンスで応答を待機できるようになり、他のサーバーやアプリケーションと IMS との統合が強化されます。
    このサポートには、OTMA 宛先ルーティング記述子 (IMS の始動時に読み取り/初期化が行われ、IMS ユーザー出口なしにコールアウト・メッセージのルーティング定義と仕様を決定する) のサポート、同期コールアウトによるタイムアウト値を指定する新しい SYNTIMER キーワード、および /DIS ACTIVE (領域が同期コールアウト応答を待機していることを示す)、/PSTOP (待機を停止する)、/DIS TMEMBER TPIPE (TPIPE が同期コールアウト・メッセージの ACK または応答を待機中であることを示す)、および /STOP TMEMBER TPIPE (待機をクリアする) などのコマンド機能拡張が含まれます。
  • IMS Transaction Manager Resource Adapter の機能拡張:
    - WebSphere Transformation Extender (WTX) のサポート

    IMS トランザクションを呼び出しながら、複合データ形式と、SEPA (ヨーロッパの銀行の XML フォーマット要件)、X-12、EDIFACT (産業界共通の電子データ交換標準)、HIPAA (医療関係)、HL7、SWIFT (金融サービス)、NCPDP など、業界固有の要件に対応する分散プラットフォームにおける、標準ベースのトランザクション・サポートを活用します。 このサポートは、業界および規制の標準によって、迅速に標準に準拠し、自動データ検証によってデータ品質を改善します。

    IMS トランザクションを呼び出しながら、複合データ形式と、SEPA (ヨーロッパの銀行の XML フォーマット要件)、X-12、EDIFACT (産業界共通の電子データ交換標準)、HIPAA (医療関係)、HL7、SWIFT (金融サービス)、NCPDP など、業界固有の要件に対応する分散プラットフォームにおける、標準ベースのトランザクション・サポートを活用します。 このサポートによって迅速に標準への準拠が可能になり、業界および規制の標準を用いた自動データ検証によってデータ品質を改善します。

    - IMS Transaction Manager Resource Adapter Socket Reconnect サポート

    WebSphere Application Server から Connect を介して要求/応答を送受信する際通信障害が発生した場合に、接続の再確立にユーザーが関与しなくても、再試行/再接続する機能を提供します。 この再試行は、Sync Level Confirm の対話で重複を回避するために実装さ

    WebSphere Application Server と要求/応答メッセージを送信/受信する際に通信障害が発生した場合、ユーザーの関与なしで接続を自動的に再試行/再接続する機能を提供します。 この再試行は、Sync Level Confirm の対話で重複を回避するために実装されます。 以前は、システム・メンテナンスのためお客様がIMS Connect を再始動した場合、WebSphere Application Serverの接続プーリング機能の副次的な影響によってアプリケーションに接続エラーが発生することがありました。 このソリューションは、不必要なエラーを回避して接続を迅速に再確立することで、IMS の可用性と運用特性を拡張し、これらのアプリケーションが接続エラーからシームレスに回復できるようになります。

    - IMS Transaction Manager Resource Adapter Send Only Reroute サポート

    CMO の現行 Sync-Send (Send-Only) 対話の転送を行います。 転送フラグを TRUE に設定し、転送 TPIPE 名を指定すると、Send-Only トランザクションから発生する IOPCB 出力メッセージは、転送 TPIPE のキューに入れられます。

    - IMS Transaction Manager Resource Adapter JCA 1.5 インバウンド・サポート

    IMS トランザクションからの非同期出力とコールアウト・メッセージを取得するために、JCA 1.5 メッセージ・インフロー規約を用いてメッセージ駆動型 Bean を起動する標準ベースのサポートを提供します。 また、WebSphere Application Server におけるワーク・マネージメントのサポートの活用によって、並行性も提供します。
  • IMS Connect Client API は、クライアント TCP/IP アプリケーションに対する IMS アクセスの設計、開発、およびテストを簡素化します。 この機能は、実行される対話のタイプを定義するプロファイルの拡張セットと、これらの対話の実行に高レベルと低レベルの方式を提供します。 この単純な API は、プロトコルの複雑さをシールドしつつ対話を可能にし、IMS 要求メッセージ・ヘッダーの提供と、ソケット・プログラミングを可能にします。 また、再使用可能なプロファイルを使用して、TCP/IP ソケット接続、対話プロトコル、メッセージ・ヘッダー、およびデータを記述する単純な方法を提供します。 制御をより直接的にするため、より細かな低レベルの呼び出しが提供されます。 Java、C、Windows、および z/OS 環境がサポートされます。
  • IMS Connect Cancel Client ID オプションは、クライアント ID の新規インスタンスを提供し、接続を維持したまま、以前のインスタンスをすべて終了します。 以前は、古いセッションが一定期間クリーンアップされない場合があったため、クライアントが切断されると、「重複クライアント ID」のため再接続できず、セッションを再確立できませんでした。 Cancel Client サポートにより、IMS Connect がこのクライアント ID の既存 (失効した) インスタンスをすべてクリーンアップするように、クライアントが接続要求を指定できます。 これにより、IMS の可用性とパフォーマンスが向上します。
  • IMS Connect Clientid Hash Table サポートは、OTMA から Connect を経由する応答メッセージをより効率的に処理することができます。 このサポートでは、すべてのクライアント (ソケット) 制御ブロックによるチェーニング検索でなく、ハッシュ・テーブルによる直接アクセスが使用されます。 多くのクライアント (ソケット) のチェーニング検索では、応答ごとに制御ブロックをチェーニングするため、多くの命令が必要でした。 新しいハッシュ・テーブル・サポートではこの処理がなくなったため、OTMA からの返信用のクライアント・セッションの検出に必要な命令と、メッセージに必要な命令が大幅に減少しました。 このため、システムの CPU 制約に応じて、CPU の使用量 (特に、多数の並行クライアント・ソケットを保有するお客様の場合) が減少し、パフォーマンスが向上し、経過時間も減少します。
  • Exit Interface Block Data Store エントリーの IMS Connect 拡張によって、IMS Connect ユーザー出口またはベンダー・アプリケーションに OTMA サーバーの可用性情報が提供されます。 IMS Connect の表示コマンド (VIEWHWS、VIEWDS、QUERY MEMBER、QUERY DATASTORE) も更新されたことで、Target Member 出力行の OTMA によって報告されると、ターゲット IMS の OTMA の可用性状態が表示されます。 IMS Connect の新しいイベント・レコードは、OTMA リソースが、重大、警告、または通常状態のいずれにあるかを判別する OTMA プロトコルに基づいて、OTMA 可用性情報を記録します。
  • Exit Interface Block Data Store エントリーの IMS Connect 拡張によって、IMS Connect ユーザー出口またはベンダー・アプリケーションに OTMA サーバーの可用性情報が提供されます。 IMS Connect の表示コマンド (VIEWHWS、VIEWDS、QUERY MEMBER、QUERY DATASTORE) も更新されたことで、ターゲット IMS の OTMA の可用性状態が表示されます。 IMS Connect の新しいイベント・レコードは、OTMA リソースが、重大、警告、または通常状態のいずれにあるかを判別する OTMA プロトコルに基づいて、OTMA 可用性情報を記録します。
  • Transaction Expiration サポートは、TRANSACT マクロまたは OTMA メッセージ接頭語に指定された有効期限に基づいて、OTMA からのトランザクションを終了させます。 これによって、不必要なトランザクションの処理コストと CPU の反復が減少します。
  • IMS Connect IRL フラグは、トランザクションの有効期限を OTMA メッセージ接頭語に渡します。
  • 共用キュー環境のバックエンドIMSにて作成されたALTPCB ISRT出力に対するIMS ConnectおよびOTMAの取り出し機能が強化されます。既存のSuper Memeber機能に対し、フロントエンドIMSに対するResume TPIPE AUTO要求とSINGLE-WAIT要求機能にインタレストを登録する機能を追加し、かつResume TPIPE AUTO NAK要求機能を拡張します。この新機能がない場合、バックエンドIMSにて作成されたALTPCB ISRT出力を、フロントエンドIMSから多様なオプションを指定したResume TPIPE要求で取り出すことができませんでした。
  • OTMA Monitoring サポートが提供するクライアント/サーバー・プロトコルによって、OTMA が特定のリソースをモニターし、そのリソースの可用性レベルを判別し、必要に応じてサーバー・アクションを起こし、クライアントにプロトコル・メッセージを送信できるようになります。 このメッセージは、トランザクションが別の IMS へリダイレクトできるように、OTMA クライアントによって処理されます。 以前は、IMS Connect や MQSeries などの OTMA クライアントによってサブミットされた作業を効率よく処理するリソースが OTMA に存在しなくても、クライアント・アプリケーションが常にその状態を認識しているわけでないので、IMS に作業が送信され続けていました。 このため、トランザクションのあふれ(滞留)や IMS の停止を引き起こし、すべてのクライアント・アプリケーションが中断する可能性がありました。 このサポートを使用して、未処理の OTMA XCF メッセージと OTMA 入力トランザクションが大きな数になると、それを検出し、報告することができます。
  • DFSMSCE0 Routing and Control ユーザー出口ルーチンの機能が強化されて、アフィニティー名としての IMSID をルーティング情報に追加することで、IMS 共有キューのシスプレックス内で指定されたバックエンド IMS にトランザクション・メッセージを送付できるようになりました。 この情報は、メッセージをシスプレックス内でバックエンド IMS に送付するために、Sysplex Manager ツールによって使用されます。
  • IMS DLIModel ユーティリティー・プラグインがIMS DB Web サービスをサポートするよう機能強化されます。 Data Access Services 構成エディターの提供が、IMSのデータ・アクセス・サービスをWebサービスとして要求することに役立ちます。


1-6. IMS V10 および IMS V11 ユーザー向けの個別製品として追加の統合アイテムの提供
  • IBM Mashup Center InfoSphere MashupHub V1.0 の IMS Web 2.0 サポートにより、お客様は、RSS、ATOM、または XML フィードによって IMS トランザクションへのアクセスが提供されるため、IMS 投資を Web 2.0 マッシュアップとアプリケーション・ソリューションに拡張できます。 このサポートにより、IMS COBOL および PL/I アプリケーションの再組み合わせとマッシュアップを簡単に実行できるため、これらのアプリケーションを新しいビジネス・ロジックや、Web マーケットにおけるパートナーシップとの強化に拡張できます。 これにより、企業内の情報、ブラウザー・ベースのリッチ・アプリケーション、およびソーシャル・ネットワーキングやコラボレーション・ソフトウェアに、セキュアで、信頼性の高い方法で容易にアクセスできます。 このサポートは、あらゆるタイプのデータやコンテンツを、組織が容易にカタログ記載、結合、変換、および再組み合わせすることを可能にする、統合製品スイートのプラグインです。 また、データ・ソースを RESTful サービスおよびフィードに変換し、複合サービスに対応する操作 (集約、ソート、フィルタリング) をサポートします。 IBM Mashup Center には、Web 2.0 アプリケーションの生成ツールと実行時エンジンをホスティングする Web サーバーとして、WebSphere Application Server も含まれています。
  • IMS SOAP ゲートウェイ (Web からダウンロード可能な、無料の個別製品) の機能が強化されて、IMS Synchronous Callout サポートを支援し、複数セグメント・メッセージになるデータ・ストリームを処理できるようになりました。 Web Services Description Language (WSDL) を使用して、複数のデータ構造で構成されるメッセージを渡し、入出力のマッピング、順序、および発生回数を要求できます。 これにより、IMS マルチセグメント・アプリケーションは、IMS Connect XML Adapter 機能を使用して、Windows、AIX、Linux on System z、および z/OS 環境からの SOA に参加できるようになります。


2. オートノミック・コンピューティングへの進化を容易にする管理の容易性


2-1. ユーザー出口の機能拡張

ユーザー出口ポイントが追加され、単一の出口ポイントから複数の出口ポイントの呼び出しが可能になり、選択した IMS 制御領域ユーザー出口 (『Exit Routine Reference 』マニュアルにて定義) がリフレッシュできるようになりました。

新しい出口ポイントは、以下の処理のために提供されます。
    • 早い段階の初期化: (IMS 初期化の早い段階、およびユーザー出口のリフレッシュの後に呼び出される)
    • Common Queue Server (CQS) イベント: (IMS が CQS イベントを処理した後に呼び出される)
    • CQS Structure イベント: (IMS が CQS Structure イベントを処理した後に呼び出しされる)

この機能拡張によって、これらの出口のアーキテクチャーが変更され、IMS 固有の出口名ではなく、タイプによって定義される出口のリストをサポートするようになります。 これらの出口ルーチンは、IMS で同じユーザー出口タイプの複数インスタンスを管理できるため、管理が容易です。 この機能拡張は、IMS を再始動せずに、これらの出口の動的な変更をサポートします。 IMS 制御領域がアクティブ中に出口ルーチンをリフレッシュするコマンドが提供されます。 ユーザー出口の情報を表示するコマンドも提供されます。 これにより IMS 可用性が拡張され、これらのユーザー出口ルーチンをリフレッシュするために、IMS 制御領域を停止する必要はありません。


2-2. コマンドの拡張
  • Database Quiesce 機能によって、IMSシスプレックス環境内の IMS Fast Path Data Entry Databases (DEDB)、DEDBエリア、Full Functionデータベース、そしてデータベース・グループ全体に対する調整されたリカバリー・ポイントを作成することができるようになり、DBのオフラインやアプリケーションによるDB使用不可状態の検知が不要となります。新しいフォームのタイプ2コマンドを使用して、データベースに対する仕掛かり中の更新や未反映の情報が無く現在の状態が正確に反映された整合性を持つ、新しい回復点を作成することができます。この時点に到達した段階で、各データベースに対しこの回復点を迅速に復元するためのイメージ・コピーが取得される場合があります。静止処理の完了後、データベースはIMSによってオープンされ、割り振られたままの状態です。例えば、お客様がリカバリー・ポイントを作成するためにデータベース群に対するQUIESCEコマンドを発行します。 この場合、データベース・データ・セットのクローズやオープン、およびデータベースのオーソライズやアンオーソライズによるオーバーヘッドが発生しません。 これにより、お客様はリソースをオフラインにせずに容易にリカバリー・ポイントを確立できるため、可用性が向上し、1 つのコマンドを発行すればそのタスクを達成できるので、使用が容易になります。
  • DC タイプ 2 QUERY コマンド・サポートは、タイプ 2 のコマンド・アーキテクチャーを拡張し、ノード、ユーザー、LTERM、およびユーザー ID といった IMS Transaction Manager リソースを組み込みます。 QUERY コマンドの機能が強化され、ワイルドカードやフィルターによって、タイプ 1 のコマンドでは使用できなかったオプションが提供されます。 これにより、照会が簡素化され、これらの IMS リソースの管理が容易になり、複数のタイプ 1 コマンドの出力が単一のタイプ 2 コマンドの出力に統合されることで、効率が向上します。
  • OTMA タイプ 2 のコマンド・サポートによって、新しいタイプ 2 の OTMA コマンドが作成されます。 QUERY OTMAOTI は、特定の Transaction Member (TMEMBER) の、Transaction Pipe (TPIPE) の下にある入力メッセージを表す、OTMA トランザクション・インスタンスをモニターする機能を提供します。 これは、各トランザクション・インスタンスに関連した制御ブロックによってストレージがいっぱいになるなど、障害をもたらす可能性のある問題も識別します。 QUERY、CREATE、UPDATE、および DELETE OTMADESC は、IMS の稼動中に出力メッセージの宛先を動的に変更する機能を提供します。 従って、IMS を再始動しなくても、IMSPlex 環境においてアウトバウンド・トランザクションのワークロード・バランシングを行うことができます。 これらのコマンドでは、ワイルドカード、フィルター、秒で指定された経過時間、および潜在的ボトルネックに対するアラートが提供されるため、使用の容易性と可用性も増大します。


2-3. 構文チェッカーの機能拡張

IMS V11 の IMS.PROCLIB のメンバー上で、パラメーターとそれらの値の定義、検査、検証を希望するお客様のために提供されます。 これには、Open Database 機能向けに追加された、新しい PROCLIB メンバーへのサポートが含まれます。 これらの機能拡張は、構文チェッカーが既存の IMS PROCLIB メンバーを処理する場合、始動時のサブキーを含めるために、キーの値だけの表示から拡張されます。 これにより、IMS のインストールとリリースの移行の管理の容易性が向上します。

IMS V11 の IMS.PROCLIB のメンバー上で、パラメーターとそれらの値の定義、検査、検証を希望するお客様のために提供されます。 これには、Open Database 機能向けに追加された、新しい PROCLIB メンバーへのサポートが含まれます。 これらの機能拡張は、構文チェッカーが既存の IMS PROCLIB メンバーを処理する場合、キーだけ表示するのでなく、始動時のサブキーを含めるように拡張されます。 これにより、IMS のインストールとリリース移行の管理の容易性が向上します。


2-4. RACF 大/小文字混合パスワードの始動パラメーター PSWD=(U/M) の機能拡張

デフォルト値「R」が含まれ、RACF に定義された値を使用できるようになります。


2-5. 保守容易性の向上
  • IMS DB の信頼性、可用性、保守性 (RAS) の機能拡張によって、空の GSAM 出力データ・セットを持った GSAM XRST が使用可能になり、U845 異常終了情報が改善されるため、問題解決に必要な時間が短縮します。

    - GSAM XRST (空の出力データ・セットに対する再ポジショニングの場合)。 この状態では、新しい理由コードを含む U0102 異常終了が発行され、お客様は迅速に問題の原因を判別し、XRST ジョブを再サブミットできます。 これにより、問題の原因を判別する際のデータ損失と時間の無駄を省くことができます。 問題の原因が明確に判別され、文書化されます。 また、XRST を正常に完了するために必要な実行ステップについて、詳しい説明も付きます。 これにより、問題の原因を迅速に判別し、最小のダウン時間で通常の処理を再開する機能が提供されるため、可用性と使用可能度の両方が向上します。

    - U0845 異常終了の前に DFS1058E メッセージが発行されることで、お客様と IMS サポート・チームは、U0845 異常終了の場所と原因を迅速に判別できるため、可用性と使用可能度の両方が向上します。

    - UPDATE DB コマンドを使用するデータベース・レベル・トレースによって、選択したデータベースのデータベース関連トレースを開始できるため、IMS サポートで実行を要求された場合、お客様はアプリケーションに影響を与えずに必要なトレース情報を収集できます。 これにより、不必要なトレース情報がなくなり、必要な情報がトレース・テーブルに残るようになります。
  • DIAGNOSE コマンドの機能拡張には、SNAP ブロック (CSCD)、モジュール、構造、およびユーザーの SNAP Function リソースが含まれます。 これにより、分析中のモジュールの現行保守レベルと、困難で複雑な問題の診断とデバッグに使用されるモジュール・アドレスを判別できます。 この機能拡張によって、お客様がフィックスを適切に適用したかどうかを検証できるため、問題判別に要する IMS サポートとお客様の時間を節約することができます。
  • IMS ダンプ・フォーマッターの機能が拡張され、Log Record Extraction が含まれるようになりました。 ログ・データ・セットに物理的に書き込まれなかったログ・レコードは、ダンプのバッファーから抽出され、ログに追加されます。 これにより、問題診断が簡素化され、問題のターンアラウンド・タイムを短縮することができます。
  • SDFSRESL に含まれる別名の数を削減します。 これにより、モジュールをあるデータ・セットから別のデータ・セットにコピーする際に、別名に関連したライブラリー保守におけるエラーが削減される場合があります。
  • Knowledge Based Log Analysis (KBLA) の機能拡張では、データ入力パネルのスクロール機能と複数ボリューム KBLA 出力データ・セット割り振り機能が提供されます。 これによって、パネルと生成された JCL の使用可能度が向上します。


2-6. IMS V10 サービス・プロセスにより IMS の管理の容易性に追加される機能拡張:
  • 動的な LOCKTIME 機能拡張で提供される動的コマンドは、ユーザーがシステムを停止せずに LOCKTIME 値を変更するのに必要となります。タイムアウト値は IMS 始動時に設定され、後に、長くロック待ちしているタスクのウェイクアップ(発見)に使用されます。 ユーザーは、変化するビジネスの状況と同期をとって、値を変更する必要があります (例えば、多くの口座に対四半期ごとに利息計算を変更する場合など)。

  • Dynamic Resource Definition (DRD) メンテナンス・ユーティリティーは、IMS Sysgen マクロ、MODBLKS データ・セット、またはログ・レコードから RDDS を作成し、CREATE コマンドを生成する JCL ストリームを生成するユーティリティー・セットとメカニズムを提供することにより、使用可能度を向上させます。 ISPF IMS Application Menu によって、Manage Resources パネルからユーティリティーを呼び出すサポートが提供されます。 これにより、RDDS を作成または再作成するための追加機能が提供されるため、DRD 使用可能度が向上します。 また、RDDS の作成に必要な手動の作業が削減されるため、DRD に対するサービスインが容易になります。
    このユーティリティー・セットは、チェックポイントおよび x22 ログ・レコードと、Sysgen マクロから RDDS を生成します。 このセットは、MODBLKS データ・セットおよび Sysgen マクロから CREATE コマンドを生成することもできます。 RDDS の内容を表示できます。 Manage Resources パネルを使用して選択を行い、これらのタスクを実行する JCL を生成することが可能です。 これらの機能によって、お客様は、コールド・スタートでリソース定義への更新が失われることを防ぐために、ログ・レコードから RDDS をリカバリーまたは作成することができます。 これらのユーティリティーには、DRD へ移行するための追加オプションがあります。 これらは、IMS がダウンしているときにリソースを定義する機能を提供し、DRD と非 DRD の混合環境をサポートします。 リソース定義は、DRD が使用可能であろうと使用不可であろうと、稼働中の IMS システム間で受け渡すことができます。
  • SPOC 印刷オプションを使用すると、WRAP、BYCOL (列ごと)、および BYRSC (リソースごと) という新しい 3 つの印刷オプションを指定できます。 SPOC 印刷オプションは、TSO SPOC、REXX SPOC、バッチ SPOC、および関連プログラムからの印刷済み出力の新しい印刷フォーマット・オプションを提供します。 印刷済み出力は、次の 3 つのスタイルでフォーマット設定できます。 WRAP (必要に応じて次の行に折り返す)、BYCOL (列のグループごとに印刷する)、および BYRSC (リソースのグループごとに印刷する)です。 新しいオプションは、TSO SPOC 設定パネルから選択するか、バッチ・プログラムへの入力パラメーターとして選択できます。 これにより、使用か容易になります。



3. パフォーマンス/キャパシティー/可用性/リカバリーにおけるスケーラビリティーの向上


3-1. アプリケーション制御ブロック・ライブラリー (ACBLIB) の使用可能度の向上

ACB メンバーを 64 ビットのストレージにロードし、ACBLIB データ・セットの動的割り振りのために DFSMDA メンバーを作成することができます。 IMS オンライン変更は、非アクティブ ACBLIB に動的割り振りを使用するようになり、IMS がアクティブのときに非アクティブ ACBLIB にアクセスできるようにします。 保守のために IMS を停止せずに、非アクティブ ACBLIB をオフラインにできるため、ACBLIB をオフラインにしてACBLIB データ・セットのサイズ変更動的な割り振りを行うことが容易になります。 この機能拡張では、ACB メンバーが 64 ビットのストレージにキャッシングされるため、IMS の可用性が向上し、読み取り入出力の量が減少し、アクセスが迅速になります。 この機能により操作が単純化し、ストレージの使用状況とパフォーマンスが向上します。


3-2. ローカル・システム・キュー域 (LSQA) のストレージ削減

IMS CTL および DL/I 領域から特定タイプのストレージを追跡する場合、Content Directory Element (CDE) に類似した要素に、64 ビットのプライベート・ストレージを使用できます。 以前は、大規模なストレージ要求を発行する場合、使用可能な 24 ビットのプライベート・ストレージが CDE ブロックでフル状態になるため、z/OS リカバリー終了マネージャーは、IMS の異常終了の後処理に十分なストレージを取得できませんでした。 このため、IMS のアドレス・スペースでシステム 40D 異常終了が発生し 、タスクに関連するクリーンアップがすべてスキップされる可能性がありました。 割り振られた共通ストレージにクリーンアップが行われないと、IMS を再び立ち上げるための共通ストレージの不足により、z/OS IPL が必要な場合もありました。 この機能拡張では、IMS が特定のタイプの IMS ストレージを追跡することで 24 ビットのプライベート・ストレージの使用が減少し、40D 異常終了とそれに続く z/OSの再 IPLが発生する可能性も減少します。異常終了がまだ発生する場合は、それらの原因の判別に役立つ拡張診断も追加されています。


3-3. データベース・リカバリー管理 (DBRC) の機能拡張

Recovery Control データ・セット (RECON) に新しい保守容易性オプションを提供します。
  • BPE ベースの DBRC は、BPE ベースで実行されるオンライン DBRC 領域のオプションを提供します。 それらの領域に、リフレッシュ可能なユーザー出口、同じユーザー出口タイプの複数出口、および外部トレースが提供されます。
  • 非実働 RECON コピーへの DBRC セキュリティー・オーバーライドを使用すると、ユーザーは CMDAUTH を使用せずに、既に CMDAUTH が使用可能になっている RECON のコピーにアクセスする方式が提供されるため、セキュリティーを強制することができます。 これにより、ユーザーは、オプションで RECON にデータ・セットの高位修飾子 (HLQ) 属性を設定できます。 アクセス中のデータ・セットの HLQ が COPY1 RECON の HLQ に一致しない場合は、CMDAUTH 使用されません。 これは、テストまたはデバッグ環境など、セキュリティーが必要ないインスタンスに便利であり、コピーされた RECON のセキュリティー・チェックのバイパス不要になるため、使用が容易になります。
  • RECON 情報の無条件削除によって、ユーザーは、新しい CLEANUP.RECON コマンドを使用して、リカバリー情報に最大保存期間を指定することができます。 この機能により、イメージ・コピーを削除してALLOC 情報を更新し、その期間まで PRILOG 圧縮を強制します。 これによって、物理的に存在しない (しばしば有効期限ポリシーが原因) データ・セットのログやイメージ・コピーに関して保持される RECON 情報の量やサイズが減少します。 そのため、お客様は、有効期限切れのデータ・セット RECON の情報を、簡単かつ確実にクリーンアップできるため、この情報を手動で検索してクリーンアップする必要がありません。
  • DBRC の移行と共存をサポートします。


3-4. 高可用性大規模データベー(HALDB)オンライン再編成 (OLR) の機能拡張

CPU 時間と経過時間が減少します。 VSAM KSDS、OLR ロッキング・ルックアサイド、ルート・オンリー・データベースの GNPのスキップ、データ・セット・ビジー・ロックの最適化、および間接リスト・データ・セット (ILDS) 更新のブロック・ロックの除去に対して、サポートが提供されます。 さらに、ログ・レコードのフル・ブロック更新への統合 (可能な場合) により、OLR によって生成されるログ・ボリュームが減少し、ロック要求が IRLM へ行く回数を削減するロック・ルックアサイド機能が提供されます。 これにより、IRLM に対する呼び出し回数が減少し、パフォーマンスが向上します。


3-5. Fast Path (FP) の機能拡張

64 ビットのFast Path (FP) Buffer Manager が導入され、FP エリア・オープンの新しいオプションと新しい保守容易性オプションが提供されます。
  • FP の 64 ビットの Buffer Manager は、拡張 CSA (ECSA) の制限を緩和し、使用可能度と柔軟性を改善します。 これは、2 GB 境界を上回るすべての高速処理データベース (DEDB) のデータ・バッファーを、64 ビットの制御領域のプライベート・ストレージに移動し、1 つ以上のサブプールによるバッファー・プールを作成します。 各サブプールは、固有のコントロール・インターバル (CI) サイズをサポートします。 64 ビットのストレージ割り振られたサブプールごとに、順次従属セグメント (SDEP) 挿入、主記憶データベース (MSDB)、エリア・オープンなど、システムが使用する、小規模なシステム・サブプールが ECSA に割り振られます。 64 ビット・バッファーの管理に使用される制御ブロックは、引き続き ECSA に常駐します。
  • FP 保守容易性/使用可能度のアイテムは、パフォーマンスの向上、サービスの機能強化、不要なメッセージの削除を実現します。 これにより、以前メッセージ処理プログラム (MPP) のスケジュールによって発生した、作業域の GETMAIN/FREEMAIN の繰り返しによる CPU のオーバーヘッドが減少します。 作業域の FREEMAIN/GETMAIN は、現行作業域に新規トランザクションを処理する容量が不足している場合にのみ、実行されるようになりました。 また、UPD DB/UPD AREA タイプ 2 コマンドに新しくキーワード OPTION (OPEN) を提供し、ユーザーがエリアを PREOPEN として定義しておかなくてもエリアオープンすることができます。 また、U1026 に新規サブコードが提供されます。 これは、アプリケーションで procopt=GOX が使用されたため、異常終了が引き起こされたことを示し、問題判別が容易になります。 また、AREA 名が EPST (EPSTARNM) に追加されます。 これは、ABENDU0035 (DBCTL の SYNC 失敗) の問題判別をサポートするために、6705 SNAP ログに含まれます。


3-6. IMS V10 サービス・プロセスにより、IMS V11 のスケーラビリティーへ追加される機能拡張
  • DBRC 変更累積 (CA) 機能拡張によって、JCL が作成された後に、イメージ・コピー、オンライン再編成、またはオフライン再編成が発生した場合にも、CA を実行できます。 DBRC により、入力ログが検査される限り、JCL で Purge Time を使用して、CA 用に生成された JCL を実行することができます。 これにより、CA JCL が生成されてから実行までの間に RECON の内容変更されたことによるCA ユーティリティーの失敗を回避できます。 この拡張により、CA ユーティリティーの失敗による 1 日 24 時間 週 7 日の運用の中断を最小限にすることができます。
  • DBRC DELETE.DB コマンドの機能拡張により、アプリケーションとデータの再確立とリカバリーにおけるパフォーマンスと可用性が向上します。 これは、このコマンドと INIT.DB の使用によって、RECON 上の DB 情報をリセットするために、アプリケーションやデータを再確立する場合です。 以前は、特定の DB に関して DBDS/Area とリカバリー関連情報が大量の場合、実行に数分かかることがあり、これを実行する間、他の DBRC が RECON にアクセスできず、パフォーマンスの低下やタイムアウトが発生していました。
  • 古い入力データ・セットに、OLR Display、Query Statistics、および DEL/NODEL オプションを使用すると、/DIS DB OLR (タイプ 1) と QRY OLR (タイプ 2) でより多くの情報を表示できます。
  • OLR Retain BYTES Field の機能拡張により、BYTES フィールドが TERM OLR 全体で保持されるようになり、この情報を使用して、OLR の実際の進行状況を判断し、OLR 統計をより有効にすることができます。
  • Full Function Response Mode Recovery オプションを使用すると、シーケンス問題が発生しないように、フル・ファンクションレスポンス・モードを回復できます。 これ、PROCLIB メンバーにオプションを実装します。 オプションを使用可能にすると、IMS は、ユーザーのサインオフまたは端末のログオフの後に、フル・ファンクションレスポンス・モードを回復します
  • Fast Path DEDB Areas Different Access Levels を使用すると、DEDB のもとの設定とは異なるアクセス・レベルを使用するように、DEDB エリア を更新できるため、変更を行う際の可用性を改善できます。 これにより、ユーザーは、コマンド・インターフェースを使用して、DEDB の 1 つ以上のエリアに対するアクセス・レベルを変更できます。 この変更で、DEDB の一部のエリアに読み取りアクセスを持ち、同一の DEDB の他のエリアでは更新アクセスを持つようにできます。 この機能拡張により、DEDB のすべてのエリアが同じアクセス・レベルを持つという以前の制限がなくなり、エリアの可用性の向上と、エリア・アクセスの柔軟性が実現します。
  • 順次従属セグメント (SDEP) を持つ Fast Path DEDB を回復不能として定義できるようになったため、非 SDEP に対する以前のサポートが拡張されました。 このため、データベース変更レコードのロギングなしに、順次データを保管できるようになり、ユーザーはログ・データ・セットに関する作業と DASD の使用が減少するため、使い捨てできるジャーナリングとデバッグのデータの作成のために、より多くの IMS ワークロードを処理できます。


4. 障害を持つユーザーのためのアクセシビリティー

本製品のアクセシビリティー・コンプライアンスを含む、米国リハビリテーション法の第 508 条に準拠するための Voluntary Product Accessibility Template (VPAT) については、次の URL の IBM の Web サイトでご確認ください。

http://www-3.ibm.com/able/product_accessibility/index.html



[1-2-2] 製品の位置づけ

IMS は、IBM System z 向けの高いパフォーマンスを提供するトランザクション・サーバーかつデータベース・サーバーであり、お客様のビジネスに不可欠な製品です。z/OS プラットフォーム専用の IMS V11 は、データベース管理とトランザクション管理のために、DB2、CICS、および WebSphere サーバーを補完します。これらの製品はすべて戦略的な IBM 製品であり、今後も引き続き強化されます。


■ IMS Database Manager

階層編成テクノロジーを活用していますが、DB2、Oracle、およびデスクトップ・システムはリレーショナル・データベース・テクノロジーを活用しています。 階層データベースとリレーショナル・データベースは、それぞれが独自の特性と異なる役割をもって成長を続けてきました。 階層データベースは、基幹業務処理および最大限のパフォーマンスを必要とする業務に最適です。 リレーショナル・データベースは、意思決定支援に最適です。

階層データベースは、照会が事前に分かっており、それに従ってデータ・構造が設計されている場合、リレーショナル・データベースを大幅に上回るパフォーマンスを発揮します。 多くの場合、実行が必要な照会の内容を事前に知ることは不可能であり、リレーショナル・データベースは、データを独立したテーブルにフラット化しますが、構造は照会時にしか追加されません。 このため、リレーショナル・モデルは、階層モデルよりも設計が複雑になりますが、使いやすさの点では、リレーショナル・モデルに大きな優位性があります。 両者は、それぞれの独自の役割において最い能力を発揮します。 これらのテクノロジーをサポートする製品は、異なるアプリケーション要件にも対応できるように機能強化され、機能の点で重なり合う部分が増え続けています。 しかし、元々ある特定の機能を目的として設計された製品は、その機能において最高の能力を発揮するものです。

リレーショナル・テクノロジーと階層テクノロジーの併用により、最良のソリューションが生まれます。 お客様は、運用データを効率的に階層形式で保管できます。 このデータには、普段使っているリレーショナルな意思決定支援ツールから容易にアクセスできます。 また、作成される階層型のデータには最小の影響しか与えません。 IMS データには直接アクセスするか、もしくは要約、拡張、およびマイニングを行うためにリレーショナル・データに複製することができます。 IBM は、他のデータと同様に IMS データにアクセスするための標準アプリケーション・インターフェースを提供しています。 IMS Transaction Manager および WebSphere サーバーを利用して、リレーショナル・データおよび階層型IMSデータの両方に、同時もしくは個別に最も効率よくアクセスできます。

IBM は、これらの補完型のソリューションへの投資と提供を継続しています。


■ IMS Transaction Manager

CICS、および WebSphere サーバーは、すべて戦略的アプリケーション・マネージャーであり、相互に活用できるように機能拡張されています。 それらは、それぞれが本質的には異なる特性を持っています。 IMS は、アプリケーション管理、データ・ストレージ、およびデータ・アクセスにおいてはより効率的ですが、このアクセスに対して厳しいルールを適用します。 WebSphere を使用すると、Web への対応が容易になり、事前に十分定義されていない可能性のあるデータを統合できます。 つまり、両者は企業において異なる役割を果たします。 お客様は、新しい Web ベースのアプリケーションには WebSphere を使用し、基幹業務の、高いパフォーマンスや可用性を必要とする低コストなトランザクション・アプリケーションおよびデータには IMS を使用しています。

IMS、Rational、および WebSphere は共に、この組み合わせを最適な環境にするためのツールを提供しています。 WebSphere および Rational の開発ツールは、IMS TM Resource Adapter を使用して、Web に対応可能で、かつ既存または新規の基幹業務の IMS アプリケーションに容易にアクセスできる Web アプリケーションを開発できます。 WebSphere アプリケーションは、IMS DB Resource Adapter および IMS Open Database Access を使用して、IMS DB データに直接アクセスすることもできます。


■ IMS 拡張の継続

IBM は、IMS の拡張を継続することにより、この製品に対して責任を持つことを表明します。現行の投資には、次のような機能拡張が行われています。
  • データベース可用性の大幅な向上
  • IMS トランザクションへのオープン・アクセスの確立
  • 並列シスプレックス・システム・サポートの拡張


[1-3]前提ハードウェア


プロセッサー: IMS V11 は、z/OS V1.9 以降を実行できる 64 ビットの IBM プロセッサーで稼働します。

直接アクセス装置(DISK):

バインダー作業データ・セット SYSUT1 (IMS VTAM 制御ブロック・ロード・モニター・モジュールのバインド時) と SDFSRESL の両方が、18KB 以上のレコード・サイズをサポートする装置に常駐していなければなりません。
IMS Database Image Copy2 (IC2)ユーティリティー(DFSDMT0)の並行コピー・サポートには、並行コピー対応の DASDコントローラーが必要です。
IC2 高速レプリケーション・サポートには、DFSMS の並行コピー機能、IBM Enterprise Storage Server (ESS) の FlashCopy 機能、または、IBM RAMAC Virtual Array (RVA) ストレージ・システムの Snapshot 機能のいずれかが必要です。

その他のすべてのシステム・ライブラリーや作業用ストレージ・スペースについては、オペレーティング・システムによってサポートされている任意の装置を使用できます。

要件項目の詳細およびサポートされている端末装置のリストは、以下のサイトの『IMS V11 Release Planning Guide』を参照してください。

http://www.ibm.com/ims


[1-4]前提ソフトウェア


■ IMS V11 トランザクション・サーバーおよびデータベース・サーバー

IMS V11 は、z/OS V1.9 構成、またはそれ以降のバージョン、リリースおよび修正レベルで稼動し、特に断りがない限り、以下の最小バージョン、リリースまたは修正レベルを必要とします。

  • z/OS V1.9 (5694-A01)、DFSMSdfp (z/OS V1.9 の基本エレメント) 付き
  • RACF (別個にオーダー可能な z/OS V1.9 のセキュリティー・サーバー・フィーチャー)、または等価の機能 (セキュリティーを使用する場合)
  • IBM High-Level Assembler Toolkit (5696-234)、z/OS の個別に注文可能なフィーチャー

IMS V11 は、z/OS V1.9 の制御下にある仮想計算機でも稼働し、お客様のプログラム開発、テスト、および非 XRF 実稼働環境で使用できることを意図しています。 ただし、いくつかの制限があります。

IMS Parallel Recon Access には、z/OS DFSMStvs (z/OS V1.9 の個別に注文可能なフィーチャー) が必要です。

要件項目の詳細は、以下のサイトの『IMS V11 Release Planning Guide』を参照してください。

http://www.ibm.com/ims

IMS V11 DB は、IMS V11 TM (5635-A02)、CICS Transaction Server for z/OS V3.1 (5655-M15)以降、WebSphere Application Server V6 以降、DB2 UDB for z/OS V8 (5625-DB2)以降、およびユーザー作成ソフトウェアに対して、適切なインターフェースを使用して接続することができます。

IMS V11 TM は、IMS V9 TM (5635-J38)以降、CICS Transaction Server for z/OS V3.1 (5655-M15)以降、WebSphere Application Server V6 以降、DB2 UDB for z/OS V8 (5625-DB2)以降、およびユーザー作成ソフトウェアに対して、適切なインターフェースを使用して接続することができます。

IMS ETO フィーチャーには、IMS TM フィーチャーが必要です。

IMS/DB2 Coordinated Disaster Recovery整合災害時回復)サポートには、IMS V11 Remote Site Recovery (RSR) Recovery Level Tracking (RLT) フィーチャーが必要です。

IMS RSR RLT フィーチャーには、IMS TM または IMS DB フィーチャーのどちらかが必要です。

IMS RSR DLT フィーチャーには、IMS RSR RLT および IMS DB フィーチャーが必要です。

IMS V11 は High Level Assembler、PL/X、および C で作成されています。


[1-5]考慮点


[1-5-1] 互換性およびパフォーマンスの考慮点

■ 互換性

IMS V11 は、旧バージョンからの上位互換性を持っているため、既存のアプリケーションやデータを変更せずに使用することができます。 IMS V9 と V10 用に移行および共存のサポートが提供されます。 最新の詳細情報については、予防サービス計画 (PSP) 情報をご参照ください。

IMS V8 は、IMS V5 SDEP CI フォーマットをサポートする最後のリリースです。

IMS V9 は、セキュリティー保守ユーティリティー (SMU) をサポートする最後のリリースです。 SMU を使用しているお客様は、RACF または同等の製品に移行する必要があります。

IMS V9 は、MSC ユーザー・ルーティング出口 (DFSCMTR0、DFSCMLR0、DFSCMPR0、および DFSNPRT0 を使用できる最後のリリースです。 IMS V10 または V11 では、DFSMSCE0 を使用してください。

IMS V9 は、基本通信アクセス方式 (BTAM) をサポートする最後のリリースです。 BTAM を使用しているお客様は、仮想記憶通信アクセス方式 (VTAM) または TCP/IP に移行する必要があります。 BTAM に依存しているユーザー・コードまたはツールは、VTAM または TCP/IP に移行する必要があります。

IMS V9 は、HWSIMSOO および HWSIMSO1 ユーザー・メッセージ出口をサポートする最後のリリースです。 これらの出口をご利用のお客様は、HWSSMPL1 に移行する必要があります。

Enterprise Workload Manager (EWLM) に対するサポートは終了しました。 IBM では EWLM 2.1 をご利用のお客様に、IBM STG Lab Services ベースのオファリングへの移行をお勧めしております。 この新しいオファリングは、EWLM 2.1 製品の機能を拡張することを目的としています。 料金および契約条件を含むオファリングの詳細については、Contact Darrell Hawkins (darrell.hawkins@us.ibm.com) にお問い合わせください。 さらに、IBM Tivoli は、Tivoli Workload Automation 製品ファミリーによって、ワークロードの自動化およびモニター・ソリューションを提供します。 これには、Tivoli Dynamic Workload Broker、Tivoli Workload Scheduler、Tivoli Workload Scheduler for z/OS、および Tivoli Composite Application Manager for Response Time Tracking が含まれます。

IMS V10 は、z/OS ベースのバッチ DLIModel ユーティリティーをサポートする最後のリリースです。 この機能を使用するお客様は、DLIModel ユーティリティー・プラグインに移行する必要があります。

IMS V10 は、BookManager フォーマットで IMS 情報を使用できる IMS の最後のリリースです。 IMS 情報は、次の Web サイトの Information Management Software for z/OS Solutions Information Center において、引き続き PDF ファイルと XHTML 形式としてオンラインで使用できます(診断情報を含む)。

http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/imzic

IMS V11 に関する情報を含むハードコピーの書籍は、下記のサイトにある IBM Publications Center でもご購入いただけます。

http://www.elink.ibmlink.ibm.com/publications/servlet/pbi.wss


■ パフォーマンスの考慮点

最近のテストでは、2-Way IMS Full Function データ共用と共有キュー環境で、構成済みプロセッサーの約 95 % を使用する z990 上での同じ数の CP と比較して、System z10 では、2 倍のトランザクション量を処理できることが示されました。

  • IMS V10 を使用する単一の System z9 上で、IBM パフォーマンス・グループは、単一 IMS 制御領域を使用する Fast Path データベース更新で、これまでに毎秒 22,372 のトランザクション・レートを達成しました。
  • IBM DS8000 (2107-921) を使用して、IMS は、毎秒 82メガバイトのロギング処理能力を達成しました。 これは、IMS の機能が、MSC や共用キューなど高負荷の IMS アクティビティーで求められる膨大なロギングの要件を満たせるほど向上したことを示しています。
  • これらのパフォーマンス・テストは、トランザクション速度とデータベース・アクセスにおいては、IMS および System z に匹敵するパフォーマンスを実現する製品が他には無いことを実証しています。



[1-5-2] セキュリティ、監査性およびコントロール

このプログラムは、ホスト・ハードウェアまたは、オペレーティング・システム・ソフトウェアのセキュリティーおよび監査機能を使用します。 アプリケーション・システムおよび通信ファシリティーにおけるセキュリティー・フィーチャー、管理プロシージャー、および適切な制御の評価、選択、および実装は、お客様の責任で行っていただきます。


[1-6]関連情報


[1-6-1] 出版物

以下の出版物が、2008 年 10 月より IBM Publication Center よりソフトコピーで入手可能になります。

資料名
資料番号
IMS Version 11 Fact Sheet
GC19-2451
IMS Version 11 Release Planning Guide
GC19-2442
IMS and SOA Executive Overview
GC19-2516


以下の IMS Redbooks は、現在、Mechanicsburg または 以下の Web サイトで入手できます。

http://www.ibm.com/redbooks

資料名
資料番号
Powering SOA with IBM Data Servers
SG24-7259
Powering SOA Solutions with IMS
SG24-7662
IMS Performance and Tuning Guide
SG24-7324
IMS V10 Implementation Guide: A Technical Overview
SG24-7526
IMS Connectivity in an On Demand Environment:
A Practical Guide to IMS Connectivity
SG24-6794
Publishing IMS and DB2 Data Using WebSphere Information Integrator: Configuration and Monitoring Guide
SG24-7132
IMS V9 Implementation Guide: A Technical Overview
SG24-6398
IMS V8 Implementation Guide:
A Technical Introduction of the New Features
SG24-6594
Reorganizing Databases Using IMS Tools:
A Detailed Look at the IBM IMS High Performance Tools
SG24-6074
IMS Installation and Maintenance Processes
SG24-6574
Using IMS Data Management Tools for Fast Path Databases
SG24-6866
IMS in the Parallel Sysplex Volume I:
Reviewing the IMSplex Technology
SG24-6908
IMS in the Parallel Sysplex Volume II:
Planning the IMSplex
SG24-6928
IMS in the Parallel Sysplex Volume III:
IMSplex Implementation and Operations
SG24-6929
The Complete IMS HALDB Guide,
All You Need to Know to Manage HALDBs
SG24-6945


以下の資料は、PDF、HTML、および/または Powerpoint フォーマットで、以下のサイトから入手できます。

http://www.ibm.com/ims

資料名
IMS: An Overview Presentation Guide
IMS Version 11 Presentation Guide
IMS: What's New and What's Next
IMS On Demand Integrated Solutions
IMS White papers on SOA, XML, Performance, Connectivity その他


以下の出版物は、印刷物として IBM Press から入手可能です。

資料名
An Introduction to IMS

詳細は、以下を参照してください。

http://www.ibm.com/ims


[1-6-2] 参照情報

関連する IMS についての情報は、以下の発表レターを参照してください。
  • 2007年10月10日付け (DBA07070) IMS V10 Transaction and Database Servers の発表レター
  • 2006年10月20日付け (DBA06117) IMS V10 Transaction and Database Servers の公表 


[1-6-3] 商標および免責事項
  • IBM、AIX、WebSphere、MQSeries、AIX、AS/400、DB2、DB2 Connect、DB2 Universal Database、MVS、CICS、z/OS、zSeries、iSeries、pSeriesおよび OS/390 は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。 
  • Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。 
  • UNIX は、The Open Group がライセンスしている米国およびその他の国における登録商標です。 
  • Action Media、LANDesk、MMX、Pentium および ProShare は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
  • Solaris、Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • HP は Hewlett-Packard Development Company, L.P. の商標です。
  • Intel、Intel Inside (logos)、MMX、Itanium、および Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。 
  • Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。 
  • 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。

本発表の内容は、発表時点の情報に基づいて作成されていますが、予告なく変更されることがあります。


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