発表のタイプ:
S/W新製品の発表
カテゴリー:
ADツール
レター番号:
RTL08090-0
発表日:
20081029
更新日:
20081029
OfferID:
5655-H31
1章コメント履歴:
IBM Enterprise PL/I for z/OS V3.8 の発表
[1]発表の概要
[1-1]発表内容
本日付けで、IBM Enterprise PL/I for z/OS V3.8 を発表いたします。
[1-1-1]製品の概要
Enterprise PL/I for z/OS V3.8 では、IBM が 30 年以上にわたって培ってきたアプリケーション開発経験を活用することができます。 この製品を使用することで、Web サービス、XML、Java、および PL/I の各種アプリケーションの PL/I ベースおよび Web ベースのビジネス・プロセスを統合し、新たなオンデマンド・ビジネスの展開を促進することができます。 また、このコンパイラーの相互運用性により、これまでの IT 設備投資を十分に活用しながら、Web ベースの新たなアプリケーションを組織基盤の一部として円滑に統合できます。
z/OS ベースの最先端コンパイラーである Enterprise PL/I は、z/OS システムで実行する主幹業務の各種業務 PL/I アプリケーションの作成および更新作業を支援します。 DB2、CICS、IMS の各システムや、他のデータおよびトランザクション・システムへのアクセスを提供します。
[1-1-2] ハイライト
Enterprise PL/I for z/OS V3.8 では、以下の機能が拡張あるいは追加されました。
- z10 アーキテクチャーのサポートを含むハードウェアの活用
- パフォーマンスの改善
- XML システム・サービスのサポート
- SQL サポートの強化
- 新しい組み込み関数
- お客様要件の取り込み
[1-1-3]出荷開始予定日
| プログラム番号 | プログラム名称 | V.R.M | 出荷予定日 |
| 5655-H31 | IBM Enterprise PL/I for z/OS V3 | 3.8.0 | 2008年10月31日 |
[1-2]製品機能詳細
[1-2-1]製品の機能詳細
■ 最新ハードウェアの活用とパフォーマンスの改善
- ARCH(8)/TUNE(8) のサポート
- PFPO 命令の活用 (16 進、2 進、および 10 進浮動小数点間のインライン変換)
- 32 ビット・コードでの 64 ビット・レジスターのさらなる活用を可能にする HGPR オプション
- GOFF オブジェクトのサポート
- 10 進浮動小数点 (DFP) 演算組み込み関数のサポート
- LEFT 組み込み関数用に生成されたコードの MVCLE ハードウェア指示の活用
- WIDECHAR に適用された場合の INDEX 組み込み関数用に生成されたコードの SRSTU ハードウェア指示の活用
- CMPAT(V3) および 64 ビット・サポートのステージ 1 のための 8 バイトの配列境界、構造体のサイズなどのその他のサポート
■ XML システム・サービス・パーサーのサポート
新しい PLISAXC 組み込みサブルーチンは、XML システム・サービス・パーサーを使用します。これにより名前空間および 2 GB を超える XML 文書の構文解析が提供されます。
■ UTF-8 および UTF-16 のサポートの強化
以下の新しい組み込み関数は、UTF-8 および UTF-16 へのサポートを強化拡大します。
- ULENGTH - CHAR または WIDECHAR のストリングに含まれる UTF-8 または UTF-16 文字の数をそれぞれ戻します。
- ULENGTH8 - WIDECHAR ストリングの UTF-16 の文字が UTF-8 に変換された場合に CHAR の長さを戻します。
- ULENGTH16 - CHAR ストリングの UTF-8 の文字が UTF-16 に変換された場合に WIDECHAR の長さを戻します。
- UPOS - CHAR または WIDECHAR のストリングの n 番目の UTF-8 または UTF-16 の文字の位置をそれぞれ戻します。
- USUBSTR - CHAR または WIDECHAR のストリングの i 番目の UTF-8 または UTF-16 の文字で始まり、そこから j 番目までの文字を含むサブストリングをそれぞれ戻します。
- UVALID - CHAR または WIDECHAR のストリングが有効な UTF-8 または UTF-16 のデータを含むかどうかをそれぞれテストします。
- UWIDTH - CHAR または WIDECHAR のストリングの n 番目の UTF-8 または UTF-16 の文字の幅をそれぞれ戻します。
■ SQL サポートの強化
- DIMACROSS 属性:
DIMACROSS オプションは構造体の次元属性を指定しますが、この次元属性は構造体から除去され、その子に伝搬されます。この属性は特に SQL 複数行フェッチで役に立ちます。 - DDSQL オプション:
DDSQL オプションにより、SQL INCLUDE ステートメントで指定されたファイルを検索するのに、DD 名 SYSLIB の代わりに使用する DD 名を指定することができます。 これにより SQL プリコンパイラーから SQL プリプロセッサーへの移行が容易になります。 - SQL プリプロセッサーの INCONLY サポート:
SQL プリプロセッサーは INCONLY オプションをサポートするようになりました。 このオプションは、MACRO プリプロセッサーの SQLONLY オプションと同じような働きをします。 PP(SSQL('INCONLY')) の下では、EXEC SQL INCLUDE ステートメントのみが処理され、他のすべての EXEC SQL ステートメントはそのまま残されます。 - LISTVIEW オプション:
SOURCE、AFTERMACRO などの Test オプションのサブオプションは、新しい LISTVIEW オプションのサブオプションとして指定しなければならなくなりました。 これにより、Test オプションのいかなるオーバーヘッドも発生させることなく、これらのサブオプションが使用できるようになります。 LISTVIEW(AFTERSQL) は、いくつかの SQL ツールで有用です。 - DBCS:
DBCS が統合された SQL プリプロセッサーで (MACRO および CICS プリプロセッサーでサポートされてきたように) サポートされます。
■ 組み込み関数の動作に関するユーザー制御の追加
- USAGE(HEX) オプション -- USAGE オプションは HEX をサブオプションとして受け入れるようになりました。
- USAGE(SUBSTR) オプション -- USAGE オプションは SUBSTR をサブオプションとして受け入れるようになりました。
- DECIMAL の FOFLONMULT サブオプション -- DECIMAL オプションは拡張され、新しいサブオプション (NO)FOFLONMULT を持つようになります。
■ 新規または改善された組み込み関数
- ONLINE 組み込み関数:
ONLINE 組み込み関数は、状態が発生したユーザー・ソースの行番号である FIXED BIN(31) の値を戻します。 - REG12 組み込み関数:
この組み込み関数は、レジスター 12 の現行値を戻します。 - FLOATDEC、FLOATBIN、FIXEDDEC、FIXEDBIN 組み込み関数:
これらの組み込み関数は、ある型の数値に必要な属性を 1 つの組み込み関数で指定可能にします。 これらは、例えば DECIMAL 組み込み関数、次いで FLOAT 組み込み関数を使用して、FIXED BIN を FLOAT DEC に変換する場合などに生じる可能性のある 2 つの変換を回避するのに特に便利です。 またこれらは特に 10 進浮動小数点 (DFP) の場合に役に立ちます。 - 再パターンの改善点:
以下の 3 つの追加の DB2 日付時刻形式がサポートされます。- YY-MM-DD
- MM/DD/YY
- DD.MM.YY
■ その他のお客様要件の取り込み
- NULL プロシージャーへの呼び出しの除去:
プログラミング手法によっては、コードの実動バージョンに、PROCEDURE と END ステートメントのみで構成されるプロシージャーへの呼び出しが含まれる場合があります (ただし、それらのテスト・バージョンには、例えばデバッグ・コードやロギング・コードが含まれる場合があります)。コンパイラーは、NULL の内部プロシージャーがあれば検出して、NULL のプロシージャーへの呼び出しを除去するようになりました。 - バッチの下での INCDIR のサポート:
この機能により hfs ファイルをバッチ・コンパイルに含めることができます。 - サブストラクチャーでの NOINIT のサポート:
NOINIT 属性がサブストラクチャーで許可されるようになりました。 - すべてのリストでのリスト・ヘッダーの拡張:
リスト・ヘッダーを 25 バイトに切り捨てる代わりに、コンパイラーは 1 行目の最初の 43 バイトを 1 ページ目以降のすべてのページのヘッダー・ラインに配置するようになりました。 - 内部プロシージャーの呼び出しでのトレーリング・オプショナル引数の省略の許可:
内部プロシージャーについてもトレーリング・オプショナル引数の省略が許可されるようになりました。 - DEFAULT の NULLSTRADDR サブオプション:
DEFAULT オプションは拡張され、新しいサブオプション (NO)NULLSTRADDR を持つようになります。
■ 新しいメッセージと変更されたメッセージ
- IBM2610 メッセージ の分割:
メッセージ IBM2610 は 1 つの引数が FIXED DEC で、別の引数が FIXED BIN または FLOAT である組み込み参照にフラグを立てます。 - 未初期化警告の抑制:
新しい SUPPRESS 属性により UNINIT と UNREF のサブオプションを指定できるようになります。 指定された場合、これらによりコンパイラーは、関連付けられた変数が初期化されていないか、または参照されていないことを告げるメッセージをそれぞれ抑制します。 - RULES オプションの NOLAXENTRY サブオプション:
RULES オプションは拡張され、新しいサブオプション (NO)LAXENTRY を持つようになります。 - Q > P の FIXED(P,Q) を生成するオペレーション:
コンパイラーは FIXED オペレーションの結果のスケール係数がその精度より大きい場合に警告メッセージ・コードでフラグを立てるようになります (例えば 2 つの FIXED DEC(15,8) の値を掛ける場合など)。 - LINESIZE - RECSIZE の不一致:
コンパイラーはファイルの宣言で指定された LRECL などに対して大きすぎる LINESIZE を OPEN で指定した場合にエラー・メッセージ・コードでフラグを立てるようになります。 - POINTER / FIXED BIN オーバーレイ:
コンパイラーは POINTER または OFFSET が FIXED BIN の ADDR で BASED として宣言されている場合 (またはその逆の場合) に警告メッセージ・コードでフラグを立てるようになります。これは 64 ビットに移行する前に変更する必要のあるコードの特定に役立ちます。 - 有効文字が含まれていない OR、NOT OR 演算式:
コンパイラーはこのエラーを認識して重大メッセージでフラグを立てるようになります。 - パラメーターを持つ INITIAL:
コンパイラーはこのエラーに対して固有のエラー・メッセージでフラグを立てるようになります。 - DEFINED を持つ INITIAL:
コンパイラーはこのエラーに対して固有のエラー・メッセージでフラグを立てるようになります。 - ライブラリー呼び出しを経由して集合体がマップされた場合の割り振り:
コンパイラーはそのようなコードに対して通知メッセージでフラグを立てるようになります。
■ DEBUG TOOL FOR Z/OS V9.1
Enterprise PL/I の以前のリリースでは、Alternate Function または Full Function 製品が利用できました。 Alternate Function 製品には PL/I コンパイラーが含まれていました。 Full Function 製品には PL/I コンパイラーと Debug Tool for z/OS にあるデバッグ機能の両方が含まれていました。 Enterprise PL/I Version 3.8 は PL/I コンパイラーのみを提供します。 これは Full Function 製品では利用できません。 このデバッグ機能の最新バージョンは、別途発注可能な Debug Tool for z/OS V9.1 で入手できます。 Debug Tool for z/OS V9.1 について詳しくは、2008 年 9月 23日付のソフトウェア発表レター「IBM Application Performance Analyzer for z/OS V9.1, Debug Tool for z/OS V9.1, Fault Analyzer for z/OS V9.1 および File Manager for z/OS V9.1 の発表」 (SWA08069) を参照してください。
[1-3]前提ハードウェア
Enterprise PL/I for z/OS V3.8 は、以下の IBM サーバーで稼動します。
- z10 Enterprise Class, またはその後継
- IBM System z9 Enterprise Class or z9 Business Class, またはその後継
- zSeries z900 or z990, またはその後継
- zSeries z800 or z890, またはその後継
[1-4]前提ソフトウェア
Enterprise PL/I for z/OS V3 は、現在サポートされている以下のリリースのプログラムおよびその後続のリリース、あるいはそれと同等のプログラムの制御のもとで、もしくは共に実行されます。 そのうち、プログラム一時修正 (PTF) の適用が必要であるプログラムの詳細については、製品と一緒に出荷される「プログラム・ディレクトリー」 および preventive service planning (PSP) bucket をご参照ください。
必要なライセンス・プログラム
- z/OS V1.8 (5694-A01), または それ以降
任意のライセンス・プログラム
- CICS Transaction Server for z/OS V2 (5697-E93)
- CICS Transaction Server for z/OS V3 (5655-M15)
- COBOL for MVS & VM V1.2 (5688-197)
- COBOL for OS/390 & VM V2 (5648-A25)
- Enterprise COBOL for z/OS and OS/390 V3 (5655-G53)
- Enterprise COBOL for z/OS V4 (5655-S71)
- DB2 UDB for z/OS V8 (5625-DB2)
- DB2 UDB for z/OS V9 (5635-DB2)
- Debug Tool for z/OS V6.1 (5655-P14)
- Debug Tool Utilities and Advanced Functions for z/OS V6.1 (5655-P15)
- Debug Tool for z/OS V7.1 (5655-R44)
- Debug Tool Utilities and Advanced Functions for z/OS V7.1 (5655-R45)
- Debug Tool for z/OS V8.1 (5655-S17)
- Debug Tool Utilities and Advanced Functions for z/OS V8.1 (5655-S16)
- Debug Tool for z/OS V9.1 (5655-U27)
- DFSORT element of z/OS (5694-A01) or OS/390 (5647-A01)
- High Level Assembler/MVS and VM and VSE (5696-234)
- IMS V8 (5655-C56)
- IMS V9 (5655-J38)
- IMS V10 (5635-A01)
- OS PL/I V2.3 (5668-909, 5668-910, 5668-911)
- PL/I for MVS & VM V1.1 (5688-235)
- VS FORTRAN V2 (5668-806, 5688-087)
[1-5]考慮点
[1-5-1]セキュリティ、監査性およびコントロール
当製品は、オペレーティング・システムのセキュリティーおよび監査機能を使用しています。セキュリティー機能の評価・選択・実装、管理手順、およびアプリケーション・システムと通信機能における適切な管理は、お客様の責任です。
[1-6]関連情報
[1-6-1]出版物
プログラム・ディレクトリー (GI10-8426) および、Licensed Program Specifications (GC27-1455) は、自動的に基本機械可読資料と共に出荷されます。その他のハードコピー出版物の出荷はありません。
■ オンライン資料
Enterprise PL/I for z/OS V3 の非ライセンス資料はすべて、次の IBM PL/I Web サイトから、ソフトコピー・フォーマット (BookManager および PDF) で無償で提供されます。
製品と一緒に出荷された資料に対する後続の更新 (テクニカル・ニュースレター または リリース間改訂) は、当ソフトウェアのライセンスが有効である限り、登録ユーザーに配布されます。資料の別途発注、または加入は必要ありません。
[1-6-2]パッケージ
Enterprise PL/I for z/OS V3 のパッケージには以下が含まれます。
- 選択されたメディアの 基本機械可読資料
- プログラム・ディレクトリー (GI10-8426)
- Licensed Program Specifications (GC27-1455)
[1-6-3]商標および免責事項
- IBM、AIX、WebSphere、MQSeries、AIX、AS/400、DB2、DB2 Connect、DB2 Universal Database、MVS、CICS、z/OS、zSeries、iSeries、pSeriesおよび OS/390 は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
- Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- UNIX は、The Open Group がライセンスしている米国およびその他の国における登録商標です。
- Action Media、LANDesk、MMX、Pentium および ProShare は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- Solaris、Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- HP は Hewlett-Packard Development Company, L.P. の商標です。
- Intel、Intel Inside (logos)、MMX、Itanium、および Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
- 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
本発表の内容は、発表時点の情報に基づいて作成されていますが、予告なく変更されることがあります。
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