発表のタイプ:
S/W新製品の発表
カテゴリー:
トランザクションソフトウェア
レター番号:
SWA06134-1
発表日:
20061116
更新日:
20070322
OfferID:
5655N53; 5655P27; 5655R15; 5655R16
1章コメント履歴:
WebSphere Process Server for z/OS V6.0.2 および WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS V6.0.2 の 発表
[1]発表の概要
[1-1]発表内容
[1-1-1] 製品の概要
■ WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS
WebSphere Enterprise Service Bus (ESB) for z/OS は、アプリケーションとサービスを統合するための柔軟な接続インフラストラクチャーであり、サービス指向アーキテクチャー (SOA) に基づいて開発可能なように設計されています。 WebSphere ESB は、WebSphere Application Server for z/OS を基盤にして、標準ベースの接続および統合ソリューションを提供することにより、インターフェースの数および複雑さを軽減して、アプリケーションとサービス間の対話を迅速かつ簡単に作成し、デプロイできるようにします。 お客様は、IT ではなく、コア・ビジネスに集中することができるようになります。
■ WebSphere Process Server for z/OS
WebSphere Process Server for z/OS は、お客様のビジネス・プロセス・マネージメント・ソリューションのまさに心臓部にあたります。 これは、お客様が WebSphere Business Modeler または WebSphere Integration Developer で設計したプロセスが確実に、整合性、信頼性、セキュリティーを維持し、トランザクションの保全性を保ちながら実行されるようにします。 また、オープン・スタンダードに基づいて、WebSphere Process Server はお客様の SOA または SOA 以外のインフラストラクチャー内のサービス (人、情報、システム、および取引パートナー) を包括的に調整するプロセスをデプロイし、実行します。 WebSphere Business Monitor の強力な機能と組み合わせると、絶えず変化し続けるビジネスの要件に合うようにプロセスが最適化され、ビジネスが競争優位性を得られるようになります。 WebSphere Process Server は、WebSphere Enterprise Service Bus の機能をベースとしており、これらの機能を含みます。
■ WebSphere Integration Developer
WebSphere Integration Developer は、WebSphere Process Server for z/OS、WebSphere ESB for z/OS、および WebSphere Adapters にまたがる、SOA ベースの統合ソリューションを作成するための共通ツールです。 これは、既存の IT 資産をサービス・コンポーネントにすることによって SOA の導入を迅速化する豊富な機能を簡単に統合し、再利用および効率化を推進します。
インテグレーション開発者は、このツールを使用することによって、プロセス、メディエーション、アダプター、またはコード・コンポーネントのいずれを含んでいても、最小限のスキルで複雑なビジネス・ソリューションを組み立てることができます。
Java の実用的な知識がなくても、ドラッグ・アンド・ドロップ手法を使用して、プロセスおよび統合ソリューションを構成できます。
[1-1-2] ハイライト
WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS、WebSphere Process Server for z/OS、および WebSphere Integration Developer は、以下のものを提供します。
- エンドツーエンドのトランザクションのサービス・ホスティング、メディエーション、およびオーケストレーションをデプロイし、実行する単一の統合プラットフォーム
- 1 つのツール、およびプロセス、メディエーション、アダプター、およびコンポーネント・サービスのディスカバリー、オーサリング (作成)、および統合を行うためのビジネス主導型設計方針に基づく一連のスキル
- 包括的で高度なヒューマン・ワークフロー機能
- 再始動および再デプロイなしの動的な管理および構成
- 豊富な情報管理テクノロジーとの統合
- エンドツーエンドのサービス・ガバナンス (統御) およびオーケストレーションのために WebSphere Service Registry and Repository と連携したサービスの動的起動およびディスカバリー
- サービス・コンポーネント・アーキテクチャー (SCA) のバインディングによりエンタープライズ全域に拡張された接続性
- 複雑さおよび依存性を単純化するためのビジネス・オブジェクト・サービス・フローのリファクタリング
- すぐに使用できる経験を可能にし、エンドツーエンドの統合を行うために WebSphere Adapters を WebSphere Integration Developer に統合
- ビルドおよびサイクル・パフォーマンスの向上
[1-1-3] 主要前提条件
- z/OS V1.4 または それ以降
[1-1-4] 出荷開始予定日
| プログラム番号 | プログラム名称 | 出荷開始予定日 | 言語 |
| 5655-R15 | IBM WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS | 2007年3月30日 | 英語/日本語 |
| 5655-R16 | IBM WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS Subscription & Support | 出荷済 | 英語 |
| プログラム番号 | プログラム名称 | 出荷開始予定日 | 言語 |
| 5655-N53 | IBM WebSphere Process Server for z/OS | 2007年3月30日 | 英語/日本語 |
| 5655-P27 | IBM WebSphere Process Server for z/OS Subscription & Support | 出荷済 | 英語 |
[1-2]製品機能詳細
[1-2-1] 製品の機能詳細
[1-2-1-1] WebSphere ESB for z/OS
WebSphere ESB for z/OS は、SOA を開発できるように設計された、アプリケーションおよびサービスの統合用の柔軟な接続インフラストラクチャーです。 WebSphere ESB は、アプリケーションとサービスの統合の複雑さを軽減することによって、SOA を推進します。
WebSphere ESB は、サービス間の接続を促進する、標準ベースの統合プラットフォームを提供します。 Web サービス接続、Java Message Service (JMS) メッセージング、およびサービス指向の統合により、以下のことが可能になります。
- IT 環境で迅速にサービスの変更または作成を行うことによって、ビジネスの柔軟性を向上させます。
- WebSphere ESB を使用して統合ロジックを扱うことによって、中断を最小限にします。
- ビジネス・イベントとエンドポイント間のインテリジェントな対話を可能にします。
WebSphere ESB は、ツールおよびランタイムの両方の観点から使いやすいものとなっています。 WebSphere Integration Developer (WebSphere ESB 用に選択できる開発ツール) によって、プログラミング・スキルがほとんどなくても、統合化された、対話式のビジュアルな開発を行えます。 理解しやすいサンプルおよび広範囲な文書のサポートによって、短時間で立ち上げ、稼働させることができます。
サービス宣言および相互接続定義のタスクを単純化する機能、およびインテリジェントなメッセージのルーティング、エンリッチメント、および変換用の最上級ツールのサポートを備えた、メディエーション機能をビジュアルに作成する機能により、開発はさらに容易になります。 新しい役割ベースの管理サポートにより、ソリューション管理者の使用感は単純化され、WebSphere ESB デプロイメントの管理は簡単になります。
さらに、投資対効果を上げるまでに要する時間も短縮できます。 WebSphere ESB は、変化していくビジネス・ニーズを満たすための、サービス対話の動的再構成を促進します。 拡張 WebSphere アダプター・サポートは、何百もの ISV ソリューションへの接続を提供します。 組み込みメディエーション機能により、時間と開発コストが節約されます。
■ WebSphere ESB for z/OS V6.0.2 の新機能
(ビジネスの柔軟性および即応性を実現する) SOA の利点を体感するためには、SOA ライフ・サイクルの全ステージを通して、情報が支障なく流れていなければなりません。 管理者には、ビジネス条件の変化に応じて即座に軌道修正する柔軟性が要求されます。 ビジネスのモニターには、スコアボードをモニターするための主要なイベントの送信と定義を行う機能が必要です。 さらに、WebSphere ESB は、WebSphere Service Registry and Repository と統合することができます。
本リリースでは、SOA ライフ・サイクル全体を通して、他の IBM SOA Foundation 製品との WebSphere ESB の統合機能が大幅に拡張されています。 新しい管理機能により、動的再構成が可能になりました。 また、WebSphere Service Registry and Repository と統合することによって、エンドツーエンドのサービス・ガバナンスが提供されます。
■ 動的再構成によるビジネスの柔軟性と即応性の向上
- エンドポイントの管理上の構成: 管理者は、ビジネス要件の変化に応じて、サービス・エンドポイントの定義を変更できます。
- メディエーションの管理構成: 管理者は、実行時のメディエーションの動作の詳細を動的に変更できます。
- エンドポイントの動的選択: 管理者は、メッセージに含まれた値、時刻に基づいて、レジストリーでエンドポイント定義を検索することによって、あるいはその他の事前定義パラメーターによって、人間の介入なしに、エンドポイントをプログラマチックに変更できます。
■ 柔軟かつ動的なサービスのコンシューマビリティー (使いやすさ)
WebSphere ESB は、WebSphere Service Registry and Repository との統合により、レジストリーおよびリポジトリーからメタデータを使用して動作を管理することができ、ランタイムの変更が必ず、承認済みポリシーによって管理されるようにします。
- 新しい動的エンドポイント検索プリミティブ: 管理者は、動的エンドポイント検索プリミティブを使用することによって、再開発およびデプロイメントを行うことなく、WebSphere Service Registry and Repository からサービス・エンドポイントを照会できます。
- ITCAM for SOA は、サービスのパフォーマンス情報を WebSphere Service Registry and Repository に送信することによって、WebSphere ESB がサービス・エンドポイントの動的選択をより効果的に制御できるようにします。
■ 単純化および削減されたタイム・ツー・マーケット
- WebSphere Integration Developer のパッケージ化でバンドルされたテクノロジー・アダプターにより、タイム・ツー・マーケットが迅速化され、開発時間が削減されます。
- お客様がイベントを定義して、WebSphere Monitor に送付できるように、CEI (共通イベント・インフラストラクチャー) プリミティブにより、ビジネス・アクティビティー管理 (BAM) の柔軟性が向上します。
- メッセージ・エレメント・セッターを使用することにより、メッセージ変換コードを作成せずに、メッセージ・エレメントに値を設定できるようになりました。
■ WebSphere ESB V6.0.2 には以下の機能拡張が含まれています。
- 新しい WebSphere MQ JMS バインディングにより、WebSphere MQ 資産が迅速にご使用の ESB の一部になるように拡張されます。
- WebSphere MQ のネイティブ・バインディング・サポートにより、WebSphere Message Broker および WebSphere MQ と簡単かつ迅速に統合できます。
- 構成ウィザードが用意されています。
- パフォーマンスが著しく向上しています。
- カスタム・データ・バインディングの開発を容易にする新規サンプルを提供します (データ・ハンドラー・サポート)。
[1-2-1-2] WebSphere Process Server for z/OS V6.0
WebSphere Process Server は、既存の IT を単純化する固有の統合フレームワークを提供します。 多くの場合、ビジネスの要求をサポートするために IT 資産が増加するにつれ、それらの複雑さおよび管理の容易性の問題も増大します。 WebSphere Process Server は、基盤となる IT 機能のオーケストレーション、メディエーション、接続、マップおよび実行を行う 1 つの共通モデルを提供する SOA インフラストラクチャーのデプロイを支援します。 これによって、WebSphere Process Server は、既存の IT 資産を再利用可能なサービスとして活用し、ビジネス・プロセスの統合を単純化します。 これには、以前の統合化の方法に付きものであった複雑さはありません。
ビジネスにおける最大の課題の 1 つは、ビジネス・プロセスにオンデマンドで応答する機敏性 (アジリティー) を備えることです。 WebSphere Process Server を使用すると、従来の統合方法と異なり、ビジネスの要求に動的に対応し、ビジネス条件に合わせて対処することができます。 これは、ビジネス・ルール、ビジネス状態マシン、およびインターフェース・マッピングといった豊富な機能によって可能になります。 オープン・スタンダード・ベースのサービス・アーキテクチャーにより、お客様は、ビジネス・プロセスに与える影響を最小にして、基盤となる IT 資産を変更することができます。
WebSphere Process Server は、事前定義のビジネスおよび WebSphere Adapters テクノロジーを使用して、ビジネスの基盤となっている SAP、Oracle、およびその他の多くのビジネス・アプリケーションまで統合する完全な統合化プラットフォームの一部です。
WebSphere Process Server は、WebSphere ESB および WebSphere Application Server の豊富な機能を継承した共通プラットフォームとツールを使用して作成されます。 また、Microsoft .NET および Java のようなサード・パーティーのプラットフォームだけでなく、DB2、Tivoli、Lotus、および Rational といった他の IBM 製品のテクノロジーも活用しています。
WebSphere Process Server for z/OS V6.0.2 の新機能には、WebSphere ESB の全機能に加えて、次の機能が含まれています。
- すぐに使用可能な Web サービス、アプリケーション・アダプター、および拡張メッセージング機能がさらなる統合 - WebSphere Process Server は、組み込み JMS プロバイダー、Web サービス、および広範囲のアプリケーション・アダプターとテクノロジー・アダプターの活用に加えて、本来全社的に WebSphere MQ インフラストラクチャーとの統合が可能です。
- 次のような使いやすく包括的なユーザー本位のビジネス・プロセス・マネージメント (BPM) シナリオが可能です。
- ビジネス・ユーザーにカスタム・ユーザー・インターフェース、JSP フォーム、およびタスク・リストを迅速に生成するための Web カスタマー生成ツールを提供します。 これらのリストは、さらに内容の統合を進めた場合、容易に拡張できます。
- - 管理者用としてすぐに使用可能でカスタマイズ可能な構成管理クライアントを提供します。
- サービスの動的ランタイム・ディスカバリーおよび起動によるサービス・ガバナンスのサポート - WebSphere Service Registry and Repository と WebSphere Process Server を統合すると、すべてのサービスに対する真のエンドツーエンド・ガバナンスが提供され、サービスおよびサービス・メタデータ情報の動的ディスカバリーと起動がランタイムで行なわれます。
- これにより、リアルタイム・プロセスの動作の適応が可能になります。
- ランタイムの管理が向上しています (再構成または再デプロイなしで動的再構成できます)。
- メディエーションのプロパティーおよびエンドポイントの管理構成
- 動的なエンドポイント選択: 管理者は、プロセスの一部を取得し、異なるシステムに接続させるために介入することができます (例えば、将来のプロセス・インスタンスのために動的に Oracle から Siebel へと変更)。
- Web サービス呼び出しによって発生したモデル化されていない障害の処理機能
- デプロイメントの後で、WebSphere Integration Developer を使用せずにメディエーション・モジュールを追加する機能
- イベントの順序付け: リモート側で発生したイベントの処理シーケンス (順序) を保存します。
- データベースからビジネス・プロセスのインスタンスを自動的に削除するための構成可能なクリーンアップ・サービス
- 新しい IT レベルでの監視、レポート生成、および統計機能。 これらは、平均プロセス所要時間や実際の作業時間など、ヒストリカルおよび累積的なデータのグラフィカル・チャートおよび柔軟で詳細な調査機能を提供します。
- 情報サービスとビジネス・プロセスとの密接な統合を可能にします。
- SQL のフル・サポートおよび他の情報管理サービス (例えば、Extract、Transform、Load (ETL)) との対話を使用して、関係データベース・システムには直接アクセスを行い、ECM システムのような異種混在情報ソースには統合アクセスを行う情報サービス・アクティビティーを導入します。
- WebSphere Integration Developer の情報管理アクティビティー用ツールのプラグインをサポートします。
- ビジネス・ルールの設計時間、実行時間、および運用面での改良が行われています。
- より多くの共通ビジネス・ルール・ロジックのシナリオをサポートする機能。 これには次の機能が含まれます。- -- デシジョン・テーブルの初期化ロジックの指定
-- デシジョン・テーブルの条件に「otherwise」文節を指定すること
-- ルール・セットで使用可能な「return」オプションを使用して、ルール・リストの実行を強制終了させること
- 新しい監査機能によって、ビジネス・ルールの変更が認識できるように可視性が改良されました。 これには、ルールがある環境から別の環境へプロモートされた場合の「承認 (approval)」シナリオのサポートが含まれます。
- 新しいビジネス・ルールのインポート/エクスポート機能により、サーバーまたは環境のインスタンス間の整合性を維持するプロセスが非常に単純化されました。
- カスタム・データ・バインディングの開発を容易にする新規サンプルを提供します (データ・ハンドラー・サポート)。
- Web ベースおよび WebSphere Portal カスタマー両方のための強力な JavaServer Faces (JSF) コンポーネントから、ビジネス・ユーザーのクライアントを作成するためのサポートが強化されています。
- .NET および J2EE を含むプラットフォーム上のワークフロー・クライアント・アプリケーション用の Web サービス・インターフェースをサポートします (つまり、プロセスと対話するためのリモート・クライアントへのアクセスが容易になりました)。
- WebSphere Process Server API (WebSphere Process Server と同じシステム上のものだけでなく) を使用するカスタム・リモート・クライアントの環境を設定するリモート・クライアントのインストール・オプションを提供します。
- 同じジョブまたは責務を交代であるいは平行して分担するすべてのユーザーのグループまたはチームに対して作業を割り当てることができます。
- 臨時タスクの処理: ビジネス・ユーザーが、追加タスクを作成したり (タスク・リストに追加タスクを挿入)、自身に対するフォローアップ作業をスケジュールしたり、同僚に対してフォローオン作業をスケジュールしたり、事前に予定されていなかったイベントの処理を行うといった柔軟性を提供します。
- プロセスまたはタスクについて、ワークフローを使用して、ヒューマン・タスクのエスカレーションのためのカスタマイズされた電子メール・メッセージ (例えば、タスクが処理されていないことを管理者に警告するなど) を作成できます。
- スタッフ照会結果の後処理により、スタッフのワークロード・バランシング、不在の場合の代理人、または希望するアクティブ・ユーザーといったお客様固有の要員管理ポリシーを入力でき、追加のカスタム・スタッフ・リポジトリーの統合がサポートされます。
- 発注 ID またはカスタマー名といったカスタマー固有のプロセス・データに基づいて、ビジネス・プロセスのリストを照会したり、フィルターに掛けることができ、それらの照会およびフィルターを専用ビューとして保管できます。
- タイマーで制御されるデーモンを使用して、組織のスタッフおよび責務の変更を反映させて、タスクを再配布することができます。
- サーバーで制御されるページ・フロー機能を使用して、同じビジネス・プロセス内の当面のタスクを次々と自動的にユーザーに提供できます。
- ユーザーにプロセスのグラフィカル・ビューを提供して、状況をトラックしたり、個々のユーザー・アクティビティーを詳細に調べたりすることができます。
[1-2-1-3] WebSphere Integration Developer
WebSphere Integration Developer は、WebSphere Process Server および WebSphere ESB にまたがる、SOA ベースの統合ソリューションを作成するための共通ツールです。
- 既存の IT 資産をサービス・コンポーネントにすることによって SOA の導入を迅速化する豊富な機能を簡単に統合し、再利用および効率化を推進します。
- 統合化の開発者は、このツールを使用することによって、プロセス、メディエーション、アダプター、またはコード・コンポーネントのいずれを含んでいても、複雑なビジネス・ソリューションを組み立てることができ、それに要するスキルはごくわずかです。 Java の実用的な知識がなくても、ドラッグ・アンド・ドロップ手法を使用して、プロセスおよび統合ソリューションを構成できます。
WebSphere Business Modeler は、WebSphere Integration Developer の機能を活用して、ビジネス中心のプロセス・モデリング・ビューを提供します。 統合化開発者に必要なのは、一連のスキルを習得して、1 つのツールを多くの用途に適用することだけです。
WebSphere Integrator Developer の発注情報については、以下の発表レターを参照してください。
- 2006年10月25日付け 発表レター「IBM WebSphere Enterprise Service Bus、WebSphere Process Server および WebSphere Integration Developer V6.0.2 の発表」(SWA06112)
■ WebSphere Integration Developer V6.0.2 の新機能
- より迅速な BPM ソリューションのオーサリングと、簡単な外部サービスへの統合。
- リファクタリング: 一箇所で変更を行うと、依存関係のある他所にもそれらの変更が反映されるので、エラーおよび依存関係を解決する複雑さが軽減されました。
- WebSphere Business Monitor との統合: WebSphere Business Modeler への入力に加えて、WebSphere Business Monitor への入力がサポートされました。
- 開発および実働時に使用することが可能な電子メール、FTP、フラット・ファイル、および JDBC アダプターが組み込まれています。
- 開発時のみ使用することが可能なアプリケーション・アダプター (SAP、PeopleSoft、Oracle Ebusiness、JD Edwards) がパッケージにバンドルされています。
- イベント順序付け構文のサポート
- 迅速な Web クライアント生成ツール
- 統合の容易性
- Web Services Description Language (WSDL) および XML Schema Definition (XSD) の統合の向上。 データ・モデルの業界スキーマ (業界定義およびクライアント定義パターン)、Microsoft Web Services、Rational Application Developer との同期、Web サービスのインターオペラビリティー
- WebSphere Business Monitor および Rational RequisitePro との統合が改良されました。
- WebSphere Service Registry and Repository との統合
- WebSphere MQ Workflow User-Defined Program Execution Server (UPES) アプリケーション・プログラムとの対話機能
- WebSphere ESB 拡張機能のメディエーション・ツール・サポート
- WebSphere Service Registry and Repository 検索の新しいメディエーション・プリミティブ、CEI イベント・エミッション、メッセージ設定、および動的なエンドポイント呼び出し
- 管理時に、プリミティブ、フロー、およびコンポーネント・レベルでプリミティブ・プロパティーを変更するためのプロモートのサポート
- モデル化されていない応答障害のサポート
- Java コンポーネントを必要としない、Java スニペットのインプレース・カスタムのサポート
[1-2-1-4] バリュー・ユニットをベースとした料金設定
適格の IBM eServer zSeries IPLA プログラムに対するバリュー・ユニット料金設定により、より低いコストでのシステムの拡張および全社的集計が可能となります。 バリュー・ユニットで料金設定される zSeries IPLA 製品にはそれぞれ、バリュー・ユニット当たりの単一の料金と、指定された測定値からバリュー・ユニットへ変換するための Value Unit Exhibit と呼ばれる変換マトリックスが設定されています。 最も一般的に使用される Millions of Service Units (MSU) は、IBM がバリュー・ユニットへ換算する際に指定している測定単位です。 その他の測定単位には、エンジンやメッセージがあります。 MSU は、最も一般的な測定単位であるため、この記述の残りの部分では、この測定単位が使用されています。
バリュー・ユニットの料金設定は、料金に関する利点をお客様に供与します。 バリュー・ユニットによって料金設定される各 zSeries IPLA プログラムの場合、適用される IBM 契約条件を満たすのに必要なそのプログラムの数は、「必要なライセンス・キャパシティー」で示されます。 さまざまな Value Unit Exhibits のそれぞれが、より大きい必須ライセンス・キャパシティー、必要となるより少ないMSU 当たりのバリュー・ユニット数を規定します。 Value Unit Exhibits は、3 桁のコードで一意的に識別され、ノーメンクレチャー VUExxx (xxx は 3 桁のコード) の使用を示します。
バリュー・ユニットで料金設定されるプログラムを今後お客様が取得する際は、さらに料金に関する利点がお客様に供与されます。 取得した各 zSeries IPLA プログラムの数量は、「同梱ライセンス・キャパシティー」と呼ばれます。 zSeries IPLA プログラムの同梱ライセンス・キャパシティーを大きくしたい場合、必要となる追加のバリュー・ユニット数を判別する計算は、すでに取得してあるバリュー・ユニット数に基づいて行われます。
バリュー・ユニットによって料金設定される各 zSeries IPLA プログラムの場合、お客様は以下を行う必要があります。
- 必要なライセンス・キャパシティーを判別する (MSU 数)。
- 企業全体の MSU 数を集計する。
- 該当する Value Unit Exhibit を使用して、MSU の総数をバリュー・ユニット数に変換する。
- 1 バリュー・ユニット当たりの料金とバリュー・ユニットの総数を掛けて、総コストを判別する。
指定された測定から VU 数へ、またはその反対の変換を単純化するには、バリュー・ユニット・コンバーター・ツールを使用してください。 バリュー・ユニット・コンバーター・ツールの詳細を知りたい場合、あるいはコピーを取得したい場合には、下記の場所にあるバリュー・ユニット・コンバーター・ツールの Web サイトをご覧ください。
特定の製品のバリュー・ユニット数は、他の製品のバリュー・ユニット数と取り替えたり、交換したり、集計したりすることはできないということに注意してください。
選択した zSeries IPLA プログラムの必要なライセンス・キャパシティーを判別する場合は、[4-4]発注情報 を参照してください。
[1-2-2] 製品の位置づけ
■ WebSphere ESB for z/OS
WebSphere は、プログラミング・モデル、サービスの品質、および複数のデータ・タイプにわたる、多様な統合ニーズを満たすいくつものソフトウェア製品を提供しています。 IBM WebSphere 製品は、単一アプリケーションの作成から企業全体のサービス指向アーキテクチャーの実装まで、お客様の要件を満たすように設計されています。
WebSphere ESB for z/OS は、プログラミングをする必要なく、ESB for z/OS の高速な実装およびデプロイメント用の、Web サービス接続、JMS メッセージング、およびサービス指向統合を提供します。
■ WebSphere Process Server for z/OS
WebSphere Process Server は、単一の統合プラットフォームであり、業界首位のアプリケーション・サーバーおよび統合機能の利点を結合したものです。 これは、高度にスケーラブルで信頼できるプラットフォーム上でのビジネスの柔軟性を提供します。 WebSphere Process Server は、堅固なプロセス自動化、高度なヒューマン・ワークフロー、および豊富な統合能力を備えたビジネス・ルールをすべて、完全な ESB 接続性を持つ一般的なネイティブ SOA プラットフォーム上で提供します。
■ WebSphere Integration Developer
WebSphere Integration Developer は、特に単一の統合 Eclipse プラットフォーム上の統合開発者をターゲットにした、役割ベースの開発経験を提供します。 IBM の開発ツール・ファミリーから別の製品を追加することによって、ビジネス・アナリスト、J2EE 開発者、またはエンタープライズ開発者などの別の役割に拡張することができます。
[1-3]前提ハードウェア
WebSphere Process Server のハードウェア要件の詳細については、以下を参照してください。
http://www.ibm.com/software/integration/wps/sysreqs
WebSphere ESB のハードウェア要件の詳細については、以下を参照してください。
http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/sysreqs
[1-4]前提ソフトウェア
WebSphere Process Server のソフトウェア要件の詳細については、以下を参照してください。
http://www.ibm.com/software/integration/wps/sysreqs
WebSphere ESB のソフトウェア要件の詳細については、以下を参照してください。
http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/sysreqs
[1-5]考慮点
[1-5-1] セキュリティ、監査性およびコントロール
WebSphere Process Server for z/OS および WebSphere Enterprise Service Bus for z/OSは、ホスト・ソフトウェアのセキュリティーおよび監査機能を使用します。
アプリケーション・システムおよび通信機能におけるセキュリティー機能、管理手順、および適切な統制に関する評価、選択、および実装は、お客様の責任で行っていただきます。
[1-5-4] 計画情報
■ グローバリゼーション
WebSphere Process Server for z/OS および WebSphere ESB for z/OS は、すべてのロケールでの基本イネーブルメント・サポートを提供します。 英語のほか、どちらの製品にも日本語翻訳があります。
注: WebSphere Process Server および WebSphere ESB には、必須製品および補足製品が含まれます。 これらの必須製品および補足製品をバンドルした製品には、以下の言語への翻訳が含まれます(利用可能な場合)。
- フランス語
- イタリア語
- ドイツ語
- スペイン語
- ブラジル・ポルトガル語
- 日本語
- 韓国語
- 中国語 (簡体字)
- 中国語 (繁体字)
■ 共通基準 (Common Criteria)
WebSphere Process Server for z/OS および WebSphere ESB for z/OS は、WebSphere Application Server for z/OS V6 ランタイム環境のセキュリティー機能に依存しており、これらの製品に追加された直接的なセキュリティー機能はありません。 したがって、これらの製品はセキュリティー機能の基礎となるランタイム環境に依存しており、IA (Information Assurance) 対応および非 IA 対応のいずれでもないので、共通基準評価は不要です。
■ FIPS 140-2
WebSphere Process Server for z/OS および WebSphere ESB for z/OS の暗号化機能は、WebSphere Application Server for z/OS V6 ランタイム環境によって管理されす。
■ 延長エンタイトルメント
IBM は、お客様の投資を保護することを計画しており、現在のお客様がすぐに現行のライセンス製品から WebSphere Process Server for z/OS に移行されるとは考えておりません。 お客様が移行期間を容易に延長できるようにするため、IBM は延長エンタイトルメントを提供しています。 適格製品に対する有効な契約をお持ちのお客様は、WebSphere Process Server for z/OS の延長エンタイトルメントをアクティブにすることができます。 延長エンタイトルメントのアクティブ化、適格製品およびそれと同等の延長エンタイトルメント製品、および延長エンタイトルメントに関する一般情報については、次の アドレスの「ENTITLEMENT」セクションを参照してください。
http://www.ibm.com/software/integration/wps/library
ご質問およびさらに詳しいアシスタンスについては、IBM の営業担当員にお問い合わせください。
[1-6]関連情報
[1-6-1] 出版物
■ WebSphere Enterprise Service Bus
WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS V6.0.2 の製品資料は、主に次の Web アドレスで利用できるインフォメーション・センターで配布されます。
http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/library
IBM WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS V6.0.2 Program Directory (GI13-0509) は、ご注文により、および次の Web アドレスから入手できます。
http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/library
IBM WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS V6.0.2 License Information (GC34-6771) は、ご注文により、および次の Web アドレスから入手できます。
http://www.ibm.com/software/sla
ライセンス ID は L-TMAN-6S9CWJ です。
注: この資料は、IBM プログラムのご使用条件 (Z125-3301) の拡張であり、WebSphere Enterprise Service Bus for z/OS プログラム特有の条件を含んでいます。 さらに、プログラムのコンポーネントに含まれる可能性があるライセンス条件に優先する条件も含みます。 この資料は、CD-ROM パッケージ(LK4T-2575) に収録されているソフトウェアに対するお客様の権利および義務の詳細を示しています。
■ WebSphere Process Server
WebSphere Process Server for z/OS V6.0.2 の製品資料は、主に次の Web アドレスで利用できるインフォメーション・センターで配布されます。
http://www.ibm.com/software/integration/wps/library/infocenter
IBM WebSphere Process Server for z/OS V6.0.2 Program Directory (GI10-0781) は、ご注文により、および次の Web アドレスから入手できます。
http://www.ibm.com/software/integration/wps/library/infocenter/doc
「WebSphere Process Server for z/OS V6.0.1 License Information」(LC23-4990) は、ご注文により、および次の Web アドレスから入手できます。
http://www.ibm.com/software/sla
ライセンス ID は L-MKOL-6RWHSK です。
注: この資料は、IBM プログラムのご使用条件 (Z125-3301) の拡張であり、WebSphere Process Server for z/OS プログラム特有の条件を含んでいます。 さらに、プログラムのコンポーネントに含まれる可能性があるライセンス条件に優先する条件も含みます。 この資料は、CD-ROM パッケージ( LK4T-1419) に収録されているソフトウェアに対するお客様の権利および義務の詳細を示しています。
WebSphere Process Server for z/OS の資料の一部は日本語に翻訳されて、2007年3月30日以降に次のアドレスから入手できる予定です。
http://www.ibm.com/software/integration/wps/library/infocenter
WebSphere ESB for z/OS の資料の一部は日本語に翻訳されて、2007年3月30日以降に次のアドレスから入手できる予定です。
http://www.ibm.com/software/integration/wsesb/library
ライセンス ID は L-TMAN-6S9CWJ です。
[1-6-2] パッケージング
以下の情報は、WebSphere Process Server for z/OS V6.0.2 および WebSphere ESB for z/OS V6.0.2 の両方に適用されます。
プログラム・コンポーネントは、以下の従来の z/OS フルフィルメントにより配送されます。
- CBPDO
- ServerPac
z/OS プラットフォーム上での稼働を意図しているプログラム・コンポーネントは、単一のテープで配布されます。 WebSphere Application Server for z/OS V6.0.2 (入手可能な最新のサービス・レベルを適用したもの) は、WebSphere Process Server for z/OS および WebSphere ESB for z/OS の両方のプロダクト・テープに収録されています。
z/OS プラットフォーム上での稼働を意図しているコンポーネントの他に、z/OS 以外のシステム上での稼働を意図しているコンポーネントがいくつかあります。 それらについては、以降の段落で説明します。
プロダクト・テープに収録されており、他の z/OS 以外のプラットフォーム上の FTP ダウンロード用 HFS およびインストール済み環境にインストールされるものとして 6 つのインストール・イメージがあり、それぞれに以下のものが限定供給扱いで組み込まれています。
- アプリケーション・サーバー・クライアント
- DataDirect Technologies JDBC ドライバー
テープで提供されるマテリアルの他に、以下の CD-ROM が含まれています。
- メッセージング・クライアント
- Process Server Clients (included only with WebSphere Process Server for z/OS)
- Application Server Toolkit 6.0
- Edge Components 6.0
- Tivoli Access Manager 5.1
これらの CD-ROM はすべて、z/OS 以外のプラットフォームにインストールして実行することを意図しています。
[1-6-3] アクセシビリティー情報
WebSphere Process Server for z/OS および WebSphere ESB for z/OS を身体障害者が使用する場合のサポート機能には、以下が含まれます。
- スクリーン・リーダーやスクリーン拡大ソフトウェアなどの支援テクノロジーの使用
- 色、コントラスト、フォント・サイズなどの表示属性のカスタマイズ
- キーボードのみを使用したシステム操作
[1-6-4] 参照情報
- 2006年4月26日付け 発表レター「WebSphere Enterprise Server Bus for z/OS V6 および WebSphere Process Server for z/OS V6 の 発表」(SWA06037)
- 2006年10月25日付け 発表レター「WebSphere Process Server V6.0.2, WebSphere Integrator Developer V6.0.2, および WebSphere Enterprise Server Bus V6.0.2
- 2006年10月25日付け 発表レター「WebSphere Business Monitor V6.0.2 の 発表」(SWA06114)
- 2006年10月25日付け 発表レター「WebSphere Business Modeler Advanced, Basic, および Publishing Edition, V6.0.2 の発表」(SWA06111)
- 2006年10月25日付け 発表レター「WebSphere Business Modeler Publishing Server の 発表」(SWA06113)
[1-6-5] 追加情報
[1-6-5-1] WebSphere ESB for z/OS - 詳細情報の追加
■ SOA エンドポイントに対する幅広い接続性
Enterprise Service Bus は、サービス・エンドポイント間のさまざまな対話を以下のレベルでサポートします。
- WebSphere ESB for z/OS により、さまざまな対話プロトコル (Java Message Service (JMS) 1.1 など) および API を使用して、対話エンドポイントを接続することができます。
- SOAP over HTTP(S) や SOAP over JMS の他に、WebSphere Platform Messaging に実装された JMS 1.1 を介した対話をサポートします。
- WebSphere ファミリー (WebSphere Application Server、WebSphere MQ、および WebSphere Message and Event Broker) と相互運用可能であり、WebSphere Adapter を活用してビジネス・イベントのキャプチャーおよび配布ができます。
- Message Service Client for C/C++ および Message Service Client for .NET により、非 Java アプリケーションを Enterprise Service Bus に接続することができます。 Web Services Client は JAX-RPC に似た C++ 用の Web サービス・クライアントであり、ユーザーは C++ 環境の内部から WebSphere 上にホストされる Web サービスに接続することができます。
- このレベルの機能は、要求をディスパッチするためにリクエスターが使用するプロトコル (SOAP over HTTP など) が、それらの要求を処理するためのサービス・プロバイダーのプロトコル (SOAP over JMS など) と異なる場合に、対話エンドポイント間の基本的なプロトコル変換を実行するために使用できます。
- 対話モデルの範囲には、以下が含まれています。
- 一連の対話モデルのサポート。 要求/応答、Point-to-Point、およびパブリッシュ/サブスクライブ・スタイルの対話など。
- WS-* 標準のサポート。 WS-Security および WS-Atomic Transactions など。 これには、サービス・エンドポイント・メタデータを公開および管理するために使用できる UDDI 3.0 レジストリーが含まれます。
- メディエーション・サービス
- プロトコル変換を超えた、エンドポイント間の対話のメディエーションをサポートします。
- 対話エンドポイントの代わりに、Enterprise Service Bus で統合論理処理を扱えるようにします。
- ロギングや変換など、メッセージに対する他の操作に加え、Enterprise Service Bus を介して交換されるメッセージのコンテンツ・ベースおよびコンテキスト・ベースのルーティングのサポートを含みます。
事前に作成されたメディエーション機能により、メディエーションをビジュアルに構成して、XML 変換、メッセージ・ロギング、メッセージ・ルーティング、およびデータベース検索を組み込むことができます。 お客様は、独自のカスタム・メディエーション機能をプログラミングすることにより、提供されたプリミティブの機能を拡大することができます。
提供されたメディエーション機能には、以下が含まれています。
- 失敗。 これは例外をスローし、メディエーション・フロー内のパスを終了します。
- 停止。 これはメディエーション・フロー内のパスをサイレントに終了します。
- MessageFilter。 これはメッセージの内容をユーザーが構成した XPath 式のリストと比較し、その結果に基づいてメッセージを次のメディエーション・プリミティブにルーティングします。 統合開発者は、このプリミティブを Stop プリミティブと併用してフィルターを作成することができます。
- XSLT。 これは、XSL スタイル・シートによって定義される変換に応じてメッセージを変換します。
- DatabaseLookup。 これはデータベースから値を検索し、XPath 式によって識別されるエレメントとしてメッセージ内に保管します。
- MessageLogger。 これは将来の検索または監査用に、メッセージの XML コピーをデータベースに記録します。 統合開発者は、メッセージ・プリミティブをカスタマイズ (例えば検索対象のデータベースに名前を付けたり、XSL スタイル・シートを提供したりして) します。
■ 使いやすさ
WebSphere ESB for z/OS および WebSphere Integration Developer は、広範囲の文書、理解しやすいサンプル、および人を引き付ける創造的な経験によって、すぐに稼働できるように設計されています。 WebSphere Integration Developer は、Enterprise Service Bus ベースのアプリケーションをモデル化、テスト、構成、およびデプロイする際に統合開発者が標準的なタスクを実行するのに最小限のプログラミング・スキルしか必要としない、使いやすいツールを提供します。 統合開発者は、対話エンドポイントを宣言し、WebSphere Integration Developer のグラフィカル・モデリング・ツールを使用して、サービス要求元とサービス・プロバイダーとの間に想定される相互接続を記述します。
さらに、そのような接続によって二者間でやり取りされるメッセージ・フローには、対話作業を行うために適用しなければならない一連のメディエーションが必要なことがよくあります。 メディエーション・フローは、必要なメッセージ・ルーティング、濃縮、および変換操作を実行するために構成された一連の事前定義メディエーション機能から組み立てられます。
WID により、メディエーション対話を WebSphere ESB for z/OS ランタイム環境にデプロイする前に、そのテストを実行することができます。
WebSphere ESB for z/OS 管理コンソールにより、ソリューション管理者は、WebSphere ESB for z/OS デプロイメントを新しい役割ベースの管理サポートにより管理することができます。 この管理サポートは、漸進的に公開される機能によって、基礎となる WebSphere 管理機能に完全にアクセスできるようにするほか、単純化されたユーザー・エクスペリエンスをそのユーザー役割に提供します。
■ 投資収益率を認識するまでに要する時間の削減
WebSphere ESB for z/OS は、サービスを統合するためのコスト効率のよい基本レベルのソリューションを提供します。 これは、Enterprise Service Bus のアーキテクチャー・パターンの実装をサポートします。 これによって、お客様は既存の投資の価値を拡張するための柔軟な統合インフラストラクチャーを迅速に構築し、既存の IT 投資を活用します。 この製品が提供する広範囲なビジネス標準および IT 標準のサポートによりさらに相互運用と移植が容易になり、数百もの ISV ソリューションに対する最上級のサポートや、新たな JCA ベースのアダプターを含む広範囲な WebSphere Adapter サポートを使用することができます。
補足的な WebSphere Integration Developer ツールにより、対話エンドポイント間のメッセージ・フローの開発サイクルは大幅に短縮されます。 あらかじめ提供されるメディエーション機能により、メッセージ・フローをビジュアルに構成し、XML 変換、メッセージ・ロギング、メッセージ・フィルター処理、データベース検索、およびカスタムを組み込むことができます。
WebSphere ESB for z/OS が管理する対話を動的に再構成して、WebSphere Integration Developer、または WebSphere ESB for z/OS 管理コンソールの一部の相互接続およびメッセージ・フロー対話論理を変更することで、変わりゆくビジネス・プロセスの負荷に対応することができます。 対話エンドポイントは、Enterprise Service Bus ベース・アプリケーションの他の部分に影響を与えることなく、動的に追加または置き換えができます。
■ WebSphere プラットフォームとのシームレスな統合
WebSphere ESB for z/OS は、WebSphere Application Server の基礎となる機能を十分に活用し、そのサービス品質、ワークロード・バランシング、クラスタリング、高可用性、およびスケーラビリティー機能を継承します。 WebSphere Application Server との緊密な統合により、これは Tivoli のセキュリティー、ディレクトリー、およびシステム管理オファリングとの統合も継承し、Tivoli Access Manager (拡張と複雑さの管理に役立つ、セキュアな統合されパーソナライズされたエクスペリエンスを提供するためにオプションで使用)、および Tivoli Directory (LDAP サーバーとしてオプションで使用) を含みます。
WebSphere ESB for z/OS は、追加のモニターおよび管理機能用に IBM Tivoli Composite Application Manager for SOA と統合します。 この製品は、共通の WebSphere 管理コンソールを使用し、WebSphere Application Server、WebSphere ESB for z/OS、および WebSphere Process Server にまたがるシステム管理を可能にします。 十分なスキルを持つお客様は、WebSphere Application Server Network Deployment の基礎となる機能を最大限に活用できます。
WebSphere ESB for z/OS は、既存の WebSphere MQ メッセージングのインストールと組み合わせて、オープンな業界標準の方法で新しい環境を統合することができます。 これは WebSphere Message Broker と相互運用して、WebSphere ESB for z/OS が業界標準の Web サービスの対話を処理し、WebSphere Message Broker が非 Web サービス・アプリケーションの統合を処理する複雑なトポロジーを実装するのに使用できます。
WebSphere ESB for z/OS は、開発および管理ツールを WebSphere Process Server と共用するので、容易に SOA インフラストラクチャーを WebSphere ESB for z/OS 上で構築し始めて、必要な場合には WebSphere Process Server がサポートするさらに高度なサービス構成およびオーケストレーション機能を追加することができます。
最後に、WebSphere ESB for z/OS は WebSphere プラットフォームとのシームレスな統合を提供します。 WebSphere ESB for z/OS は、市場をリードする WebSphere ApplicationServer Network Deployment 上に構築されているので、WebSphere のサービス品質であるクラスタリング、フェイルオーバー、システム管理、およびセキュリティーを活用します。 ツールおよび管理が共通であるということは、WebSphere ESB for z/OS から WebSphere Process Server に難なく移行できることを意味し、IBM Tivoli セキュリティーおよびシステム管理オファリングとの統合により、世界的に認められたセキュリティーおよびシステム管理機能を提供します。
[1-6-5-2] WebSphere ESB の位置づけ - 追加情報
WebSphere ESB for z/OS は、プログラミングの必要なく Web サービス接続、JMS メッセージング、およびエンタープライズ・サービス・バスの高速な実装とデプロイメントのためのサービス指向統合を提供します。
- WebSphere Application Server は、先端を行く J2EE アプリケーション・サーバーおよび開発環境であり、J2EE アプリケーション間のメッセージング用の組み込み JMS エンジンを備えています。
- WebSphere MQ は、80 を超えるプラットフォーム構成上で使用可能であり、アプリケーション統合接続の中核を提供し、多くのさまざまなプラットフォーム、システム、およびアプリケーションを統合します。 これは異種間メッセージングを提供し、確かで信頼できるメッセージ配信によりエンタープライズ・サービス・バスを拡張します。
- WebSphere Message Broker は、WebSphere MQ および WebSphere Application Server が提供するトランスポート・オプションと接続オプションを最大限に活用し、拡張エンタープライズ・サービス・バスを実装するための追加のルーティングおよび変換機能を可能にします。
- WebSphere Event Broker により、さまざまな情報ソースからリアルタイム情報を配布することで、異種プラットフォーム間でアプリケーションとデバイスを活用する、柔軟で拡張性に優れた安全・確実なインフラストラクチャーを迅速に構築できます。 これは、WebSphere MQ メッセージング・トランスポートを他のプロトコルで拡張することで、組織を統合するための新しい強力な手段を提供します。 これにはエンタープライズ、リアルタイム、テレメトリー、モバイル、およびマルチキャスト・エンドポイント用のものが含まれています。
- WebSphere Process Server は、WebSphere ESB for z/OS を使用して構築されており、業界最先端の J2EE ランタイム上に構築した、機能が豊富で包括的な SOA ベースのプロセス統合ソリューションを提供します。 これはプロセスの設計およびデプロイメント機能の他に、アプリケーション・インフラストラクチャーおよびアプリケーション統合を任意に選択して拡張する管理機能を提供します。 これは、より高いレベルのビジネス問題を解決するために WebSphere ESB for z/OS が提供するサービス指向統合を拡張するのに理想的です。
- WebSphere MQ Extended Security Edition は、WebSphere MQ を、エンドツーエンドのアプリケーション・レベルのデータ保護機能により拡張します。 この製品により、ご使用の MQ ネットワーク上での、企業全体でのセキュリティー・ポリシーのリモート管理が可能になり、既存の WebSphere MQ アプリケーションを変更せずに、既存の実稼働環境にデプロイすることができます。
- WebSphere Portal は、アプリケーション、コンテンツ、プロセス、および利用者とのユーザー定義操作のシングル・ポイントを提供します。 これは調整されたワークフローによりビジネス・プロセスとポータル・ユーザーとを統合するので、従業員の生産性を向上させ、クライアントのロイヤリティーを高める、スケーラブルで信頼できるポータルの構築に役立ちます。
WebSphere MQ、WebSphere ESB for z/OS、および WebSphere Message Broker を含む、市場で最先端を行く IBM のアプリケーション統合ソフトウェアにより、以下を行うことができます。
- ビジネス・インテグレーション問題に迅速かつ経済的に対応する。
- より機動的になり、新しいビジネスの機会を迅速に活用する。
- 柔軟性を保ち続ける。
- クライアント志向を維持する。
- 競争において優位に立つ。
WebSphere ESB for z/OS を使用すると、以下によって、統合されたオンデマンド・ビジネスとしての柔軟性を最大にすることができます。
- サービス間でのメッセージのルーティング
- リクエスターとサービスとの間でのトランスポート・プロトコルの変換
- リクエスターとサービスとの間でのメッセージ・フォーマットの変換
- 異種ソースからのビジネス・イベントの処理
- プログラミング・スキルの必要が少なくて済む、統合され、対話的で、ビジュアルな開発環境による、タイム・ツー・バリューの向上
■ SOA およびエンタープライズ・サービス・バス
SOA では、多くの場合 Enterprise Service Bus と呼ばれる接続レイヤーが、サービス要求元とサービス・プロバイダーとの間の情報配布を最適化します。 それぞれの企業は、オンデマンド・ビジネスへの進行状況に従って、独自の Enterprise Service Bus をデプロイできます。
整合性のよいアプリケーション間を単純なメッセージングに基づいて接続することによって、効果的な Enterprise Service Bus の実装に必要な統合の性質が得られることに気づくユーザーもいます。 また、別のユーザーはそれらの機能をさらにデプロイされたインフラストラクチャーにまで拡張するために、WebSphere ソフトウェア・ポートフォリオの他の部分が重要であることに気づいています。 WebSphere ソフトウェア・ポートフォリオの主要製品である WebSphere ESB for z/OS および WebSphere Message Broker を使用すると、Enterprise Service Bus のデプロイをすぐに開始できます。
これらのプログラムは、ハードウェアやオペレーティング・システム・プラットフォーム、および J2EE や .NET などの標準化が進んでいるプログラミング・モデルを超えて、この接続レイヤーが到達できる環境の幅を広げることで、お客様の IT 投資の価値を最大化することに役立ちます。
WebSphere Application Server が提供し、WebSphere ESB for z/OS で使用できる、WebSphere MQ および JMS メッセージング・リソースの実績ある送達機構は、事実上あらゆるタイプのアプリケーションまたはシステムを接続および統合するための、企業内全体の信頼できる接続により、Enterprise Service Bus の到達範囲を拡張します。 WebSphere Application Server のメッセージング・リソースは、J2EE ホスト・アプリケーションへの接続に使用するための最善の JMS 実装を提供します。 WebSphere MQ はこれらのメッセージング・リソースを非 J2EE 環境にシームレスに拡張し、80 を超えるプラットフォーム間で、事実上すべてを統合します。 WebSphere ESB for z/OS は、必要に応じてどちらのタイプのメッセージング環境も使用できます。
WebSphere ESB for z/OS は、SOA を強化するために、標準ベースのインターフェースを持つアプリケーションに接続する Enterprise Service Bus を提供します。 WebSphere ESB for z/OS は、WebSphere Integration Developer と共に使用します。 これは、使いやすさに留意して設計されており、最小のプログラミング・スキルしか必要とせず、対話式ビジュアル環境をベースとしています。 真の Enterprise Service Bus を作成するために、WebSphere ESB for z/OS は WebSphere ソフトウェア・スタックとのシームレスな統合もサポートしています。 これにより、WebSphere ESB for z/OS が提供する Web サービス・ベースの統合と同様に、さらに複雑なビジネス問題を解決するために上位のスタックに移動することができます。
WebSphere Message Broker は、柔軟性とパフォーマンスを向上させるための一連のメッセージ配布オプションおよびプロトコルのサポートに加え、コンテンツ・ベースのメッセージ・ルーティングおよび変換などのサービスを追加します。 これらの機能により、WebSphere Message Broker は、Enterprise Service Bus の標準化された統合機能を拡張して、すべてのビジネス・システムおよびアプリケーションを対象とすることができます。 これによりビジネスの IT 資産を十分に活用しながら、ビジネス・パートナー様のアプリケーションおよびビジネス・プロセスとの統合の改良が促進されます。
WebSphere ソフトウェアが提供する統合機能により、お客様は SOA の利点を享受し始めることができます。 これにより、現在のあらゆるビジネス・インフラストラクチャーで Enterprise Service Bus の利点を生かす、エンドツーエンド環境のデプロイが開始できます。
IBM は、オンデマンド・ビジネスを目標に、プロジェクトごとの成長を支援します。 WebSphere MQ、WebSphere Application Server、WebSphere ESB for z/OS、および WebSphere Message Broker は、サービス指向アーキテクチャー (SOA) を作成するための極めて重要な役割を果たし、IBM が IT エコシステム全体に広がる Enterprise Service Bus のデプロイメントを加速するために強化された能力を提供するにつれ、重要な役割を持ち続けます。
[1-6-6] 商標および免責事項
- IBM、Lotus、Tivoli、Rational、AIX、WebSphere、MQSeries、AIX、AS/400、DB2、DB2 Connect、DB2 Universal Database、MVS、CICS、z/OS、zSeries、iSeries、pSeriesおよび OS/390 は、IBM Corporation の商標です。
- Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- UNIX は、The Open Group がライセンスしている米国およびその他の国における登録商標です。
- Action Media、LANDesk、MMX、Pentium および ProShare は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- Solaris、Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- HP は Hewlett-Packard Development Company, L.P. の商標です。
- Intel、Intel Inside (logos)、MMX、Itanium、および Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
- SET、SET ロゴは、SET Secure Electronic Transaction LLCの商標です。
- 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
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