発表のタイプ:
S/W新製品の発表
カテゴリー:
トランザクションソフトウェア
レター番号:
SWA08018-1
発表日:
20080407
更新日:
20080506
OfferID:
5655-R36
1章コメント履歴:
WebSphere MQ for z/OS V7.0の発表
[1]発表の概要
[1-1]発表内容
[1-1-1] 製品の概要
IBM WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、IBM System z プラットフォームに対して、汎用メッセージング・バックボーンの一部としてメッセージングの強力な機能を提供します。この製品は、Web サービスおよび Web 2.0 を含むアプリケーションに対して、信頼性の高い柔軟なメッセージングのための堅固な接続を行います。これには、市場最先端の JMS が組み込まれており、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングも提供するようになりました。
IBM WebSphere MQ for z/OS は、市場最先端のメッセージ指向ミドルウェア製品であり、信頼性の高い、実績のあるメッセージング・バックボーンを世界各国の IBM System z マシンの約半数に対して提供します。
IBM WebSphere MQ for z/OS により、IT 部門は、複雑な基盤ネットワーク処理に取り組むことなく、アプリケーションとの接続に必要な既得スキルを活用できるようになり、また時間や労力を他の部内接続のメンテナンスに費やすことができるようになります。また、WebSphere MQ for z/OS は、z/OS アプリケーションと他の商用 IT システムで仮想的に実行されている z/OS アプリケーションを接続して、IT 部門が、これらのシステムを組み合わせた状態でも、ハードウェアおよびソフトウェアを選択して変更することができるようにします。
WebSphere MQ for z/OS は元来、System z プラットフォーム用に設計されており、その固有機能を利用して、次のように、メインフレーム環境に厳密に適合できるようにします:
- マルチ・キュー・マネージャーが同一キューをアクセスできるようにし、永続および非永続メッセージの可用性、容量、パフォーマンスを向上させることにより、IBM 並列シスプレックス・テクノロジーを利用します。
- z/OS プラットフォームで非常に可用性の高いメッセージングを可能にする、プル・モデル・ベースのワークロード・バランシングを提供します。
- この製品が提供する特殊なブリッジを介して確実に CICS と IMS が強固に統合されるようにします。
- z/OS からサブシステムに提供されるグローバル・トランザクション調整機能を最大限に活用して、1 つのトランザクションの一部として複数のリソースが含まれている場合に、必ず、トランザクションの完全な保全性が保たれるようにします。
WebSphere ソフトウェア・ポートフォリオの重要なメンバーである WebSphere MQ for z/OS は、SOA の最初のステップです。これは、エンタープライズ・サービス・バス (ESB) 層を支持し、拡張する汎用メッセージング・バックボーンを System z プラットフォームに提供します。
[1-1-2] ハイライト
WebSphere MQ for z/OS の主要な機能拡張には以下のものが含まれます。
- z/OS キュー・マネージャーに組み込まれたパブリッシュ/サブスクライブ・サポート
- パブリッシュ、サブスクライブ、および Java Message Service (JMS) メッセージングの使いやすさの向上
- JMS のパフォーマンスの向上、最大 220% (1) までのメッセージ・リスナー・スループットの増加
- MQI プログラミング・インターフェースの新しい呼び出しおよび動作による開発者の生産性の向上
- WebSphere MQ クライアントのスループットおよび可用性の増大
- Asynchronous JavaScript and XML (AJAX) と Representational State Transfer (REST) を使用して、HTTP アプリケーションとMQ メッセージ・バックボーンをブリッジングして、より充実したユーザー・エクスペリエンスの作成に役立つ Web 2.0 サポート
(1) リリース前レベルのコードで見られる予備段階の結果。最新のパフォーマンス情報については、次のアドレスから「Performance Reports」を選択してください。
http://www.ibm.com/webspheremq/support
[1-1-3] 出荷開始予定日
| プログラム 番号 | プログラム名称 | V.R.M | 一般出荷予定日 |
| 5655-R36 | WebSphere MQ for z/OS, V7.0 | 7.0.0 | 2008年6月27日 |
[1-2]製品機能詳細
[1-2-1] 製品の機能詳細
パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージング
イベント・ドリブン SOA は、即応性がある柔軟なインフラストラクチャーを提供し、簡単に素早くアプリケーションの接続方法を変更できるようにします。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、新しく統合されたパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングのサポートにより、イベント・ドリブン SOA に対する理想的なトランスポート層となります。パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングは、疎結合アプリケーションに対して、柔軟なイベント・ドリブン・パターンを提供します。
これは、どのアプリケーションがメッセージの受信を必要としているかを事前に知らなくても、アプリケーション間でメッセージを送信できるようにします。
メッセージを公開して、受信するアプリケーション間のリンクは明示的には定義されません。これは、データの送受信を行うアプリケーションの変更が必要な場合も、変更する必要はありません。このようなアプリケーション間のパスは、WebSphere MQ for z/OS が動的に決定します。この決定は、メッセージの公開時に、メッセージのサブスクライブまたはタグ付けを行う際に特定のメッセージ内のインタレストの宣言に使用されたトピックまたはキーワードによって行われます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 には、パブリッシュ/サブスクライブ・サポートが取り入れられ、メッセージング・ソリューションの柔軟性が向上しています。このサポートは、z/OS キュー・マネージャーに統合されています。ご使用のアプリケーション内のトピックを直接公開したり、サブスクライブしたりすることができます。パブリッシュ/サブスクライブ・サービスは、すべてのキュー・マネージャーの一部として自動的に使用可能になります。
既存のアプリケーションを、コード変更を行なわずに、ポイント・ツー・ポイントのメッセージ・パターンの使用からパブリッシュ/サブスクライブ・パターンへと切り換えることができます。管理者は、アプリケーションのためにサブスクリプションを作成し、キューを再定義して、トピックが割り当てられるようにすることができます。アプリケーションで、MQI の拡張機能を使用すると、より簡単にパブリッシュおよびサブスクライブを利用することができます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 には、トピック・オブジェクト・タイプが含まれており、パブリッシュおよびサブスクライブ用トピックを定義し、広範なトピック・スペースに対応するトピック階層の作成に使用することができます。キュー・マネージャーは、非永続サブスクリプションの後で、自動的に消去されるので、管理が簡単で、リソースが節約されます。トピック・オブジェクトは、親トピックからの継承もサポートし、セキュリティー設定などの属性を継承することができるので、人手による管理を削減できます。パブリッシュおよびサブスクライブの使用を開始するためにトピックを定義する必要はなく、キュー・マネージャー内のデフォルト設定を使用することができます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、既存の SAF 準拠 MQ セキュリティー・モデルに従い、トピック・オブジェクトに設定された権限によってトピックの使用を制限して、パブリッシュおよびサブスクライブ許可の管理を容易にします。
使いやすさの向上
Eclipse ベースのグラフィカル・ツールである MQ エクスプローラーを使用して、WebSphere MQ for z/OS をリモート側で構成することができます。MQ エクスプローラーは、配布される製品 WebSphere MQ と一緒に提供されますが、MQ for z/OS と組み合わせて使用することもできます。Linux on x86 および Microsoft Windows マシンから MQ エクスプローラーを使用して、z/OS 上にデプロイされたリソースも含めて、WebSphere MQ ネットワーク全体の表示、ナビゲートおよび構成を行うことができます。無許可の変更を回避するために、Secure Sockets Layer (SSL) で MQ エクスプローラー接続を保護することができます。MQ エクスプローラーは、WebSphere MQ for z/OS V7.0 およびその前のリリースである WebSphere MQ for z/OS の両方を構成できます。さらに、WebSphere MQ for z/OS で実行しているパブリッシュ、サブスクライブ、および JMS リソースをグラフィカルに構成できます。
JMS パフォーマンスの向上
WebSphere MQ for z/OS V7 は、JMS メッセージングのスループットおよびパフォーマンスを最適化するための強化機能を提供します。
- JMS クライアント・アプリケーションは、WebSphere MQ for z/OS V7.0 のパフォーマンス向上による利点を受けることができます。メッセージ先読みにより、非永続 JMS スループットを向上させることができます。
- WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、宛先をモニターする場合に、ポーリングを行わず、非同期メッセージ配信を使用することにより、JMS メッセージ・リスナーを最適化します。本リリースでは、待ち時間の改善が加えられ、JMS メッセージ・リスナーのスループットを最大 220% まで増加させることができます。
詳細については、『クライアントの機能拡張』のセクションを参照してください。
WebSphere MQ V7.0 は、パブリッシュ/サブスクライブ機能をキュー・マネージャーに統合することで、永続公開メッセージをキュー・マネージャーと以前の独立した単体のパブリッシュ/サブスクライブ・コンポーネント間で 2 度キューに入れる必要がなくなります。永続パブリッシュ/サブスクライブのメッセージ・ロギングの最適化により、JMS メッセージングのスループットを増加させることができます。JMS 標準のこの観点からの機能拡張の詳細については、『機能拡張されたパブリッシュ/サブスクライブのパフォーマンス』セクションを参照してください。
JEE アプリケーション・サーバーは、上記のパフォーマンス強化機能を利用して、メッセージが WebSphere MQ を介して着信した時に常に呼び出されるメッセージ駆動型 Bean (MDB) のメッセージ・スループットを向上させることができます。メッセージング・プロバイダーによるポーリングを廃止することによってもアプリケーション・サーバーの CPU 使用率を削減できます。
(1) リリース前レベルのコードで見られる予備段階の結果。最新のパフォーマンス情報については、次のアドレスから「Performance Reports」を選択してください。
http://www.ibm.com/webspheremq/support
拡張されたメッセージ・キュー・インターフェース (MQI)
WebSphere MQ には、機能が豊富なプログラミング・インターフェースであるメッセージ・キュー・インターフェース (MQI) が組み込まれています。このインターフェースは、サポートされる全プラットフォームに共通で、WebSphere MQ の拡張機能にアクセスする簡単な呼び出しセットを提供します。WebSphere MQ for z/OS V7.0 では、MQI 開発者により使いやすいように設計された新しい呼び出しおよび動作が追加され、MQI がさらに拡張されています。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 には、次のような MQI に対するメッセージ・プロパティーおよびメッセージ処理が導入されています。
- MQI ユーザーは、メッセージ・ヘッダーをユーザー定義のデータでカスタマイズできます。
- 新規 MQI 呼び出しにより、プロパティーの設定 (MQSETMP) および照会 (MQINQMP) が可能になり、アプリケーションがメッセージ・ヘッダーを解析して、メッセージ・メタデータを見つける必要がなくなりました。
- 開発者は、メッセージ・ハンドルを使用して、特定のメッセージに対する応答メッセージがいつ送信されたかといったメッセージ間の関係を明示的に指定することができます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 には、MQI へのコールバック機能として新規呼び出し MQCB が導入されています。この呼び出しを使用して、JMS および MQI クライアントをキュー・マネージャーに登録し、利用するメッセージまたは公開メッセージが着信した時は必ず、自動的に通知を受け取るようにすることができます。コールバック機能は以下の操作を行います:
- クライアント・アプリケーションが持続的にキュー・マネージャーにポーリングを行う必要がないようにします。
- ネットワーク帯域幅から完全に解放します。
- メッセージ着信から送信までの時間の遅れを削減します。
- サーバーおよびクライアントの CPU 使用率を削減します。
以前は、WebSphere MQ クライアントは、MQGET を使用して、メッセージに対するポーリングを行ってきましたが、本リリースでは、MQI、JMS、および XMS クライアントは、コールバックの利点を受けることができるようになりました。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングのために MQI を使用する開発者のサポートを強化します。
- MQSUB を使用すると、アプリケーションをサブスクリプションに登録できます。
- MQSUBRQ を使用すると、新しいサブスクライバーが、すでにトピックに送信された保存済みの最新公開メッセージを受信できるようにします。
- 既存の MQI 呼び出しに、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングに関する新規オプションが追加されました。MQOPENは、トピックのアクセスに使用することができ、MQCLOSE は、永続サブスクリプションの終了を行います。また、MQPUT と MQGET は、サブスクリプションの公開および受信に使用できます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 には、MQI に対するセレクターのサポートが導入されています。
- アプリケーションは、メッセージ・プロパティーまたはメッセージ・ヘッダーの値に基づいて、キューからメッセージを選択できます。
- 標準照会言語 (SQL92) で構成された照会は、メッセージ・プロパティー内の基準と突き合わせを行って、フィルターに掛けたメッセージ・セットを取り出すことができます。
- MQSUB 呼び出しは、セレクターと一緒に使用して、所望の基準に合致した一連のメッセージを取り出すことができます。
- サーバー上で照会を実行して、クライアントのパフォーマンスを最適化することができます。これは、クライアントが受信したくないメッセージは廃棄または無視するだけで、送信する必要をなくすことによって、パフォーマンスを向上させ、ネットワーク帯域幅の使用率を低減することができます。WebSphere Message Broker for z/OS を使用すると、ヘッダーおよびプロパティーだけでなくコンテンツ本体に基づくメッセージのフィルター処理も可能です。
クライアントの機能拡張
WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、新しい Quality of Service 拡張機能を導入して、メッセージ・ストリームの非永続配信が必要なクライアント・アプリケーションのパフォーマンスの最適化を可能にします。サーバーは、クライアントがメッセージを要求する前に、クライアント・マシンのバッファーにメッセージを着信させることができるように、クライアントに対してメッセージのストリーム処理ができるようになりました。このメッセージ先読み機能により、WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、クライアントが要求すると予期されるメッセージを事前にディスパッチしておくことができます。
また、WebSphere MQ for z/OS V7.0 サーバーは、クライアントへのメッセージ・フローを調整することもできます。メッセージ先読み機能は、非永続メッセージングのスループットを大幅に向上させることができます。クライアント上のメッセージは、クライアントのメモリー内に保持され、キューに入れられることはないので、この機能は、非永続メッセージングを使用する予定の計画においてのみ適用されます。WebSphere MQ サーバーがクライアントに対して永続メッセージを送信する必要がある場合は、WebSphere MQ は自動的に、通常の Quality of Service に戻して、それらのメッセージを処理します。WebSphere MQ for z/OS V7.0 クライアントがメッセージ先読み機能を使用できるようにするために、既存のアプリケーションを変更する必要はなく、WebSphere MQ を再構成するだけです。
WebSphere MQ V7.0 クライアントは、TCP/IP の全二重プロトコルを使用して、より効果的なハートビートを可能にし、接続障害およびオーファン・サーバー接続チャネルの迅速な検出によって、可用性を向上させます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 を使用して、TCP/IP ソケットを共用し、多数のクライアント接続を簡単に管理することができます。
接続を共用すると、複数クライアントの接続状況を一見して簡単に調べることができます。クライアントは、ソケットの共用により、スケーラビリティーの拡張、接続に要する時間の短縮、および全体のスループット (特に SSL 接続のスループット) の増加が可能になります。
クライアント・アプリケーションは、新機能を使用して、メッセージをキューまたはトピックにプットした後で、有益な作業を続行することができます。非同期にメッセージをプットすることにより、メッセージがキューまたはトピックにプットされるたびに、クライアントがキュー・マネージャーから応答コードが返信されるのを待つ必要がなくなります。戻りコードが必要な場合は、後で新規呼び出し MQSTAT を使用して要求することができます。この呼び出しは、最後の非同期戻りコードを提供します。クライアント・アプリケーションは、待機しないことを選択して、MQ サーバーとの同期化まで休止することなく、次のメッセージの送信準備をしたり、他の有益な作業を行ったりすることができるようになりました。この新機能により、応答コードを必要としないアプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上します。
クライアント接続機能
別料金のクライアント接続機能 (CAF) を使用すると、WebSphere MQ クライアントと WebSphere MQ z/OS キュー・マネージャーを接続することができます。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 では、MQ エクスプローラーを使用することができますが、これは、X86 の Windows および Linux プラットフォームで実行し、CAF を購入しなくても、ご使用の WebSphere MQ ネットワークの z/OS 部分を管理します。この使用は、5 つのクライアント接続までに制限され、使用するチャネル名は SYSTEM.ADMIN.SVRCONN にする必要があります (MQ エクスプローラーで使用するように構成されたデフォルトです)。
このような制限付き使用でも、WebSphere Message Broker 構成マネージャー・コンポーネントは、SYSTEM.BKR.CONFIG チャネルを介して 5 つのクライアント接続を作成できます。
WEB 2.0 に価値を与える
Web 2.0 は必ず、AJAX のような新規 Web 技法および REST のような単純な技法を使用して、ユーザー・インターフェースを作成する有力な新しい方法を使用します。
有力で価値のあるユーザー・インターフェースには、単なるインターフェースおよびツールを超える機能が必要です。Web 2.0 ユーザーに真に価値のあるデータを配信するには、有意義な最新ビジネス・データにアクセスすることが重要です。
WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、コア・アプリケーション内の本質的なビジネス・データと Web 2.0 間の接続を確立し、そのデータの値をアンロックして、Web 2.0 ユーザーに簡単に提供できるようにします。WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、RESTful なプログラミング・モデルを使用して、AJAX アプリケーションと WebSphere MQ バックボーンをリンクする bridge for HTTP (以前は、SupportPac MA0Y として使用可能でした) を提供します。Web 2.0 の開発者には、新規アプリケーションをコアとなるビジネス・システムに接続するための WebSphere MQ の知識やスキルは必要ありません。ポイント・ツー・ポイントおよびパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングはいずれも、WebSphere MQ キューとトピックにマップする uniform resource indicator (URI) を介してサポートされ、アクセスされます。 REST の verb である GET、DELETE、および POST は、キューまたはトピックへの MQGET および MQPUT 呼び出しにマップされます。
サンプル・アプリケーションは、Web 2.0 ソリューションの開発を促進し、コア・アプリケーションと Web 2.0 をリンクさせることの価値を示すのに役立ちます。クライアント・アプリケーションは、WebSphere MQ クライアント・コードをインストールまたは構成する必要はないので、ゼロ・クライアント・フットプリントが必要である場合は、bridge for HTTP を使用することができます。WebSphere MQ への簡単なアクセスが必要な大規模アプリケーション・コミュニティーを簡単に管理することができます。
[1-2-2] 製品の位置づけ
WebSphere MQ ファミリーは、SOA 接続のための汎用メッセージング・バックボーンを提供します。これは、信頼性の高いメッセージングで、Web サービスと同様に、新規アプリケーションと既存アプリケーションを接続します。また、ESB を支持するトランスポート層として SOA の最初のステップとして機能します。他の Quality of Service と同様に、確実で信頼性の高いメッセージング機能を提供し、配信クラスを選択できるようにします。
WebSphere MQ for z/OS は、業界標準の Java Message Service (JMS) メッセージングをサポートします。この製品は、Web 2.0 からコア・バックエンド・アプリケーションへの簡単で RESTful なアクセスを可能にし、z/OS アプリケーションと 80 を超えるプラットフォーム構成にわたる他の商用 IT システムを仮想的に統合します。さらに、Java Enterprise Edition (JEE) アプリケーション、.NET アプリケーション、CICS、IMS、DB2、およびパッケージ化されたアプリケーションも統合します。
WebSphere MQ for z/OS は、アプリケーションおよび Web サービス間でメッセージを交換するための信頼性が高く柔軟な統合バックボーンを提供して、組織がその IT 投資からより多くの効果を得られるようにします。
- WebSphere MQ for z/OS は、IBM System z プラットフォームの機能を利用して、メッセージングの強力な機能を提供します。
- WebSphere MQ は、80 を超えるプラットフォーム構成にわたる商用 IT システムに、信頼性の高い、実績のあるメッセージング・バックボーンを仮想的に拡張します。
- WebSphere MQ for HP OpenVMS、WebSphere MQ for HP NonStop Server、および MQSeries for VSE/ESA はいずれも、WebSphere MQ の機能範囲をこれらの特定コンピューティング・プラットフォームに拡張します。
- WebSphere MQ Extended Security Edition は、ご使用のアプリケーションのエンドツーエンド・データ保護を使用して、WebSphere MQ for z/OS が提供する業界標準セキュリティーを拡張します。本製品を使用すると、お客様の MQ ネットワークで、全社的なセキュリティー・ポリシーのリモート管理機能が利用可能になります。 本製品は、既存の WebSphere MQ アプリケーションに変更を加えることなく、既存の実稼働環境に展開できます。
- WebSphere MQ Low Latency Messaging (Linux、Microsoft Windows、および Solaris プラットフォーム用) は、WebSphere MQ 製品ファミリーを短い待ち時間で、高いスループットの配信を行えるように拡張します。これは、金融市場の企業およびデータ配信速度が最優先事項である業界に典型的な、大容量データを短い待ち時間で送受信したいという要求に合わせて最適化されています。
WebSphere MQ は、IBM ESB ポートフォリオを支持し、拡張するメッセージング・バックボーンを提供します。これは、ESB の基盤として使用できるトランスポート層を提供し、メディエーション、変換、およびルーティング・サービスによりバックボーンを拡大することができます。
- WebSphere Message Broker for z/OS は、WebSphere MQ for z/OS のメッセージング・バックボーンに、変換、インテリジェント・ルーティング、および情報フロー・モデリングを追加します。この ESB は、ビジネス・イベントで生成された情報およびデータを、拡張エンタープライズ全体およびそれを越えて、リアルタイムで、ユーザー、アプリケーション、およびデバイスに配布します。
- WebSphere ESB for z/OS は、Web サービス標準機能を活用し、WebSphere Application Server に組み込まれているメッセージングを基盤としています。
- WebSphere DataPower Integration Appliance XI50 は、1 つのアプライアンス・フォーム・ファクターで ESB を使用可能にしています。これは 1U (約 4.4 センチメートル (1.75 インチ) の薄さ) のラックマウント型ネットワーク・デバイスで、バイナリー、レガシー、および XML を含むさまざまなメッセージ・フォーマット間の変換を行い、メッセージ・ルーティングおよびセキュリティー機能を提供することができます。XI50 は、WebSphere MQ バックボーンにクライアントの接続機能を提供します。
WebSphere MQ ファミリーは、世界各国の 800 を超える IBM ビジネス・パートナーのスキル、サービス、および製品で補完されます。
また、IBM Tivoli ポートフォリオは、大規模な WebSphere MQ ソリューションのシステム管理機能を提供します。Tivoli OMEGAMON XE for Messaging は、WebSphere MQ ソリューションの可用性とパフォーマンスの向上に役立ちます。これは、共通問題を識別し、重要な WebSphere MQ メトリックをモニターしながら、事前定義された業界のベスト・プラクティス・シチュエーションを使用して、修正アクションを自動化します。 Tivoli OMEGAMON XE for Messaging は、リアルタイム・データおよび履歴データの解析を行い、可用性およびキャパシティーをモニターして、サービス・レベル・アグリーメント (SLA) の管理を改善できるようにします。複雑な WebSphere MQ 環境のオートディスカバリーおよびモニターなど、すぐに使用できる機能によって、IT 担当者の生産性を向上させ、管理コストを削減することができます。
さらに、SupportPac 製品機能拡張は、インターネットからダウンロードできる追加機能も提供します。以下のアドレスにアクセスしてください。
http://www.ibm.com/webspheremq
WebSphere MQ に基づくメッセージング・バックボーンは、組織が以下のことを実現するのに役立ちます:
- 迅速かつ経済的に IT システムを接続する
- 交換中のビジネス・データの信頼性および正確度を向上させる
- IT がビジネス・デマンドの変化に対応できるだけの柔軟性を持つように機動性を高める
- IT および組織の変化を受け入れられるように柔軟性を保つ
- 法令準拠および業界イニシアチブに対応できるように、より万全な準備をする
- 新しいシステムと既存システムを接続し、Web 2.0 および Web サービスをコアとなるバックエンド・システム・メッセージングに接続しながら活用する
汎用メッセージング・バックボーン
SOA では、ESB が統合層を提供し、その層は、データがサービス・コンポーネント間をトランスポートされる時に、データのメディエーション、変換、および拡充を行います。ESB 層を支持するトランスポート層は、ESB 層がこれらのサービス資産間でデータを移動できるようにするメッセージング・バックボーンです。WebSphere ソフトウェア・ポートフォリオの重要なメンバーである WebSphere MQ は、SOA への最初のステップを支援する汎用メッセージング・バックボーンを提供します。
WebSphere MQ for z/OS は、Simple Object Access Protocol (SOAP) 対話が Web サービス要求元とプロバイダー間のメッセージング・バックボーンを通過できるようにします。Web サービス対応のレガシーおよびバッチ・アプリケーションも、これらのシステムに対する要求のフローを調整するバッファリング機構として、非同期モードで WebSphere MQ for z/OS を使用することによる利点を得ることができます。 WebSphere MQ for z/OS は、サービスの相互作用に信頼性と追跡可能性を付加し、ビジネスに重要な SOA を実装できる、スケーラブルで信頼性が高く、かつ回復力のあるバックボーンを提供する理想的なトランスポート層となります。
[1-2-3] 開発意向表明
IBM は、現在、WebSphere MQ for z/OS V7.0 製品が、Java Message Service (JMS) Technology Compatibility Kit (TCK) との完全な整合性を達成できないという問題に対処できる追加機能をこの製品に提供していく意向です。特に、次のように計画しています:
- v7 モード (通常モード) の JMS 操作では、ポイント・ツー・ポイントのメッセージ選択機能が使用可能になります。
- v6 モード (互換モード) の JMS 操作では、JMS TCK と整合性を保つための追加製品が必要ないようにパブリッシュ/サブスクライブ機能が使用可能になります。
ただし、開発意向表明 に記載の製品化の最終決定は、あくまでも IBM の技術上、および、ビジネス上の判断に基づき行われます。
[1-3]前提ハードウェア
必須レベルのオペレーティング・システムを稼働させる能力があり、プログラミングの前提条件、WebSphere MQ for z/OS、各アクセス方式、および各アプリケーション・プログラムの諸要件を満たす十分なストレージを持つ IBM System z プロセッサー。
[1-4]前提ソフトウェア
主要前提ソフトウエアは以下になります。
o IBM z/OS V1.8, or later
o Coupling Facility Level 9
o IBM DB2 V8.1
製品と共に出荷されるプログラム・ディレクトリーには、ソフトウェア要件の最新の情報、特にサポート製品に関する APAR または PTF レベルの情報が含まれています。
前提ソフトウェアの詳細については次のWebサイトをご覧ください。
http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/
[1-5]考慮点
[1-5-1] セキュリティ、監査性およびコントロール
当発表製品は、オペレーティング・システムのセキュリティーおよび監査機能を使用します。
アプリケーション・システムと通信ファシリティーのセキュリティー・フィーチャー、管理手順、および適切な制御については、それらの評価、選択、および実装をお客様の責任で行っていただきます。
[1-5-2] 互換性
WebSphere MQ for z/OS V7.0 は、MQSeries for MVS/ESA V1.2、MQSeries for OS/390 V2.1、MQSeries for OS/390 V5.2、および WebSphere MQ for z/OS V5.3.1 用に作成されたプログラムとの上位互換性があります。 互換性の確認のために、レグレッション・テストが行われています。
WebSphere MQ プラットフォーム
WebSphere MQ は、IBM および他社製の 80 種類を超えるプラットフォームをサポートしています。 プラットフォームによっては、本製品で利用可能な機能の一部をサポートしていない場合があります。
[1-5-3] パフォーマンスの考慮点
パフォーマンス情報は、下記の Web 上の WebSphere MQ サポート・パック・ライブラリーから入手できます。
[1-6]関連情報
[1-6-1] 製品資料
■ 非ライセンス資料
発表製品とともに出荷される資料はありません。
Program Directory と Licensed Program Specifications の資料は、基本機械可読資料とともに自動的に提供されます。
■ ソフトコピー資料
WebSphere MQ の資料は、表示可能ソフトコピー形式で提供されます。 すべての非ライセンス資料が含まれています。 表示可能資料は、無償フィーチャー として利用できます。 ファイルは、CD-ROM. で出荷されます。 機械可読ファイルのご使用条件は、ファイルとともに出荷出荷されます。
| 発注用サプライ番号 | 名称 | 配布メディア |
| S014T9R | WebSphere MQ Documentation for Linux on x86 | CD-ROM |
| S014T18 | WebSphere MQ Documentation for Windows | CD-ROM |
WebSphere MQ 資料は、WebSphere MQ Information Center から利用できます。
資料の注文に関する詳細情報については、IBM Publications Center ウェブサイトを参照してください。
http://www.ibm.com/shop/publications/order
テクニカル・ニュースレターや、リリースとリリースの間に行われる改訂など、製品とともに出荷された資料についての更新情報は、本ソフトウェアのライセンスが有効である限り、登録ユーザーあてに配布されます。 別途、資料を購入したり、購読申込をしたりする必要はありません。
[1-6-2] パッケージ
以下が提供されます。
- 3480 1/2-inch tape cartridgeに収容されたWebSphere MQ for z/OS V7.0ベース製品
- オプション、Client Attachment feature on 3480 1/2-inch tape cartridge
- WebSphere MQ Clients CD-ROMs (LK4T-2618 ) ( Client Attachment フィーチャーを注文した場合)
- WebSphere MQ for z/OS V7.0ベース製品 には以下のハードコピー資料があります(各一部)
| 資料番号 | 資料名 |
| GI13-0529 | WebSphere MQ for z/OS Program Directory |
| GC34-6958 | WebSphere MQ for z/OS License Program Specifications |
| SK4T-2617 | WebSphere MQ Documentation for Windows CD-ROM |
| SK4T-2616 | WebSphere MQ Documentation for Linux CD-ROM |
別途注文の資料として以下があります。
- WebSphere MQ Documentation for Windows CD-ROM (SK4T-2617)
- WebSphere MQ Documentation for Linux CD-ROM (SK4T-2616)
[1-6-3] アクセシビリティー情報
■ ソフトウェア・オファリングの場合
以下のフィーチャーは、身体障害者による使用をサポートします。
- キーボードのみによる操作
- フォント拡大およびハイコントラスト表示設定 (オプション)
- 視覚障害者による使用テストを行った画面読取装置および画面拡大装置
- 身体の移動に関する障害を持つ人による使用テストを行った音声認識製品
- 聴覚障害者用の音声アラートの表示 (オプション)
[1-7] 商標および免責事項
- IBM、AIX、WebSphere、MQSeries、AIX、AS/400、DB2、DB2 Connect、DB2 Universal Database、MVS、CICS、z/OS、zSeries、iSeries、pSeriesおよび OS/390 は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
- Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- UNIX は、The Open Group がライセンスしている米国およびその他の国における登録商標です。
- Action Media、LANDesk、MMX、Pentium および ProShare は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- Solaris、Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- HP は Hewlett-Packard Development Company, L.P. の商標です。
- Intel、Intel Inside (logos)、MMX、Itanium、および Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
- Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
- 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
本発表の内容は、発表時点の情報に基づいて作成されていますが、予告なく変更されることがあります。
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