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  1. 発表のタイプ:

    S/W新製品の発表

  2. カテゴリー:

    トランザクションソフトウェア

  3. レター番号:

    SWA09084-0

  4. 発表日:

    20091014

  5. 更新日:

    20091014

  6. OfferID:

    5724-T21; BA0XYEN; D0BV9LL; E088FLL; D0BVALL; D0BU5LL; D0BU6LL; E0880LL; D0BU4LL; E087ZLL; D0BU3LL; D0VB8LL; E088ELL; D0BV7LL

  7. 1章コメント履歴:


WebSphere MQ Low Latency Messaging V2.3の発表


[1]発表の概要



[1-1]発表の内容


本日付で WebSphere MQ Low Latency Messaging V2.3を発表いたします。

[1-1-1] 製品の概要

■ 発表の概要

WebSphere MQ Low Latency Messaging バージョン 2.3 では、大容量で低レイテンシー、信頼性の高いメッセージング機能という従来の特長に加え、インテリジェント自己管理機能、Assured Delivery、その他の新機能が追加されました。これらの新しい機能により、WebSphere MQ Low Latency Messaging は、低レイテンシーで大量のデータを確実に配信する必要があるトレーディング部門、取引所、その他の組織にとって魅力的なソリューションとなります。

Low Latency Messaging ( 以降 LLM)機能によって、柔軟で管理しやすいメッセージング環境に、幅広いメッセージング・サービス品質オプションと、可用性が高く、多層化されたレプリケーション環境のサポートを備えることができます。バージョン 2.3 では、既存の機能に以下のような機能拡張が追加されています。

集中トピック・マッピング・サービスによるインテリジェント自己管理機能

  • トランスポート詳細を自動的にマッピングするようにトピックを構成できます。これにより開発者は、LLMの 機能を利用するアプリケーションを一層容易に作成することができます。
  • トピック・マッピング規則の集中管理ができます。

■ マルチキャスト信頼性、または WAIT-N ACK サポートに対する確認応答数を指定する機能
  • 高信頼性マルチキャスト・メッセージング (RMM) 送信側で、別個の受信側の数 (「n」) を指定できます。RMM はその指定数の別個の受信側からの肯定応答 (ACK) を受信しなければ、ストリームの履歴キューからパケットを除去することができません。
  • 提供されている、既にサポート対象の Wait-1 ACK 単一確認応答が拡張されています。
  • 「応答義務のある確認側」という概念を追加します。これは、指定されたすべての「応答義務のある受信側」がメッセージを受け取ったことが確認されない限り、メッセージはキューから除去されないという意味です。
  • 受信側は確認応答を制御し、どのアプリケーションがメッセージの受信を確認する必要があるかを指定することができます。

■ 送信するアプリケーションに対する肯定応答フィードバック通知
  • アプリケーションは、送信したメッセージが肯定応答されたことを知ることができます。
  • アプリケーションがフィードバック通知に対して持つことができる制御の範囲を拡大します。
  • 非同期モードと同期モードの両方をサポートします。
  • 非同期 ACK 通知と関連した遅延を避けるための、高速 ACK 通知トピック・パラメーターを追加します。

■ Message Store Assured Delivery (メッセージ・ストア配信保証)
  • 低レイテンシー・メッセージ・ストア (Low Latency Message Store) 機能は拡張され、送受信するアプリケーションにより、メッセージがディスクまたは他の不揮発性ストレージに書き込まれたことを確認できます。
  • ハイパフォーマンスなストア・アンド・フォワード形式の保証パーシスタンスを提供します。
  • 経過するとメッセージが自動的にディスクに書き込まれる最大制限時間の設定機能が追加されます。
  • アプリケーションへの ACK フィードバック通知との組み合わせにより、ハイレベルの配信保証と、ハイパフォーマンスを提供します。

■ 同期イベント配信
  • 定義された条件を検出した時点でイベント通知を即時に配信することを指定します。
  • イベントがアプリケーションにより処理されるまで、追加メッセージが関連トピックで配信されないようにします。
  • パケット・ロスが重大な問題と見なされる場合には支援を行い、不要なシーケンス番号のチェックに関連したオーバーヘッドを削減します。

■ スプリット・ブレインの防止および検出のサポート
  • Reliable and Consistent Message Streaming (RCMS) 高信頼性機能は、コンポーネントのレプリケーションを特長とする複数層環境で生じる可能性がある問題に対処するように拡張されています。
  • 複数のサーバーが 1 次サーバーとして動作してしまうスプリット・ブレイン状態に対処します。
  • サンプルの単純なアービトレーターの実装および API インターフェースの両方が提供されており、それらによってカスタム・アービトレーターを作成することができます。
  • ティア(層)のメンバーが異なる出力を生成するという不適切な状態を識別するために、同期チェックポイントを追加しています。
  • Linux のみでサポートされます

■ RCMS メッセージ・フィルター操作
  • アプリケーションがメッセージ・プロパティーと RCMS トピック上の TurboFlow を、他の RMM トピック上での使用と同じ方法で使用できるメカニズムを提供します。
  • ティアのすべてのメンバー間で整合が取れる方法で、メッセージにフィルター操作が実行されるようにします。
  • ティアのリーダーの下にあるトランスポートティアでメッセージ・フィルター操作を実行し、ティアのメンバーをティアのリーダーと整合するように同期させます。

■ RCMS ストリーム受諾コールバック
  • RCMS トピック受信側を、あらかじめトピックの名前を知っていなくてもストリームを受諾するように構成できます。
  • ティアのすべてのメンバーがそれぞれのティアのトピックで同じデータを受け取り、すべてのストリームが同一であることが必要です。

■ ネイティブ InfiniBand 用のマルチ・ホスト・チャネル・アダプター (HCA) サポート
  • 単一の LLM インスタンスで、ネイティブ InfiniBand の使用時に複数の HCA インターフェースを使用することができます。
  • Linux のみでサポートされます

■ 高信頼性ユニキャスト・メッセージング (RUM) レイテンシーモニター
  • 既にサポート対象である RMM レイテンシーモニターを、高信頼性ユニキャスト・トランスポートにまで拡張します。
  • RUM 送信側および受信側内の内部レイテンシーに関する情報を提供します。
  • レイテンシーの増大につながるパケットまたはメッセージの累積を示す場合がある、主要なキューの状況に関する統計を提供します。
  • 消費されるリソースと提供される情報量との間でバランスを取ることができる、レイテンシーモニター・パラメーターの動的設定をサポートします。

■ 追加のプラットフォーム・サポート
  • Linux on IBM System p
  • Red Hat Enterprise MRG

■ 資料の増補
  • オンラインのインフォメーション・センターの問題判別のセクションが増補されており、LLM 通知メッセージと、それぞれの説明およびユーザー応答に関する資料が追加されています。
  • インフォメーション・センターのパフォーマンス調整のセクションが増補されており、Linux 上での LLM パフォーマンスの最適化に役立つ技法および推奨事項が追加されています。

■ クロック同期テクノロジーのサポートについてのテクノロジー・プレビュー (1)
  • 複数のマシン間でクロックを正確に同期させることができます。
  • 複数のマシン間で同期する高精度クロックである、調整クラスター時刻 (CCT) ソースを提供します。
  • 複数のマシン間でレイテンシーを正確にモニターし、低レイテンシー・メッセージ・ストア でタイム・スタンプを正確に同期させます。
  • Linux on x86 のみで動作します。

(1) IBM およびその直接または間接の子会社は、このテクノロジー・プレビューを特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任または保証条件は適用されないものとします。テクニカル・プレビュー・コードの使用またはパフォーマンスから生じるリスクについては、すべてお客様の責任において行われるものとします。

[1-1-2] ハイライト

■ ハイライト

WebSphere MQ Low Latency Messaging V2.3 は、以下の新機能を提供します。
  • 集中トピック・マッピング・サービスによるインテリジェント自己管理機能
  • マルチキャストの信頼性を確保するために確認応答数を指定する機能
  • 送信するアプリケーションに対するフィードバック通知
  • メッセージ・ストア配信保証
  • 同期イベント配信
  • スプリット・ブレインの防止および検出、および他の信頼性が高い拡張機能
  • ネイティブ InfiniBand 用のマルチ・ホスト・チャネル・アダプター (HCA) サポート
  • 高信頼性ユニキャスト・メッセージング (RUM) レイテンシーモニター
  • Linux on IBM System p および Red Hat Enterprise MRG の各プラットフォームのサポート
  • 資料の増補
  • クロック同期テクノロジーのサポートについてのテクノロジー・プレビュー



[1-1-3] 出荷 開始予定日
製品名称ダウンロード開始予定日一般出荷開始予定日
(メディア・パック)
IBM WebSphere MQLow Latency Messaging V2.32009年 12月 1日2009年12月 1日


[1-2]製品機能詳細


■ 製品の機能詳細

WebSphere MQ Low Latency Messaging では、金融市場におけるフロント、ミドル、およびバック・オフィスや、同様のニーズを持つその他の業界用として、広範囲にわたるメッセージに対し、信頼性が高く、高速で、高いスループットを持つトランスポートが提供されます。WebSphere MQ Low Latency Messaging V2.3 で使用できるようになった新しい機能は次のとおりです。

■ 集中トピック・マッピング・サービスによるインテリジェント自己管理機能

インテリジェント自己管理機能は、トピック・マッピング・サービスにより提供されます。このサービスにより、トピックを自動的に構成できるので、開発者はLLMを利用するアプリケーションを一層容易に作成することができます。

  • トピック・マッピング・サービスにより、トピック・マッピング規則の集中管理が可能になります。これによりアプリケーション開発者は、下位のトランスポート・トピック構成パラメーターを理解する必要なく、LLMトピックを作成することができます。
  • トピック・マッピング・サービスを使用するように構成されているアプリケーションは、LLMトピック構成 API を明示的に呼び出す必要はなく、それらの操作は代わりにサービスによって自動的に処理されます。
  • 集中管理可能なパラメーターには、宛先 IP アドレス、ポート番号、および修復ポート番号が含まれます。

■ マルチキャスト信頼性、または WAIT-N ACK サポートに対する確認応答数を指定する機能

Wait-N ACK サポートを使用した場合、高信頼性マルチキャスト・メッセージング (RMM) 送信側は、指定数 (「n」) の別個の受信側からパケットの確認応答 (ACK) を受信しなければ、ストリームの履歴キューからパケットを除去することができません。これは、LLM で提供されている、既にサポート対象である Wait-1 ACK 単一確認応答の拡張機能です。
  • Wait-N ACK サポートは、「応答義務のある確認側」の概念を導入しており、指定された重要な受信側に確認応答を要求することができます。さらに、確認応答の受信側制御が組み込まれています。これにより、受信側がメッセージに確認応答するかどうかを変更して、重要なメッセージが重要度の低いアプリケーションにより確認応答されないようにできます。
  • Wait-N ACK サポートは、低レイテンシー・メッセージ・ストア と連携して使用すれば、メッセージ・ストアまたは他の主要なアプリケーションがメッセージを受信したことを確認応答するまではメッセージをキューから除去しないように指定できるので、基幹アプリケーションにとって大きなメリットとなります。

■ 送信するアプリケーションに対する肯定応答フィードバック通知

この機能によりアプリケーションは、同期または非同期のいずれかで、送信したメッセージが肯定応答されたことを知ることができます。これはアプリケーションがフィードバック通知に対して持つことができる制御の範囲を拡大します。以前には、そのような制御はLLM・トランスポート内でしか行えませんでしたが、このバージョンからはアプリケーション自体が通知を制御できるようになりました。
  • 非同期および同期の両方のモードがサポートされます。
    - 非同期モードでは、アプリケーションはメッセージを処理依頼しますが、メッセージに対して確認応答されたかどうかは後から調べて判断できます。
    - 同期モードでは、アプリケーションはメッセージを処理依頼し、メッセージが確認応答されるまでは処理依頼の呼び出しを完了しません。
  • さらに、同期 ACK 通知による遅延の可能性を避けるため、高速 ACK 通知トピック・パラメーターが追加されています。ネットワークおよび RMM 送信側に高い負荷をかける可能性があるため、デフォルトでは、RMM 受信側はすべてのパケットに対して ACK を行うことはしないように指定されています。ただし同期 ACK 通知を使用する場合、送信側が別のメッセージを送信できるようになるまでに長い遅延が発生する可能性があるため、これが問題となることがあります。新しい高速 ACK 通知トピック・パラメーターにより、より高速な ACK 通知によってこの遅延を削減することができます。

■ Message Store Assured Delivery (メッセージ・ストア配信保証)

Assured Delivery は、Low Latency Messaging V2.2 で発表された、低レイテンシー・メッセージ・ストアの拡張機能です。この拡張機能により、送受信するアプリケーションは、メッセージがディスクまたは他の不揮発性ストレージに書き込まれたことを確認することができます。この新機能を使用して、LLM は、ハイパフォーマンスなストア・アンド・フォワード形式の保証パーシスタンスを提供することができます。
  • 以前には、送信メッセージは、メッセージ・ストアと他の受信側とに同時に送信されていました。そのため、データを送受信するアプリケーションは、データの送信または要求前に、メッセージが既にディスクに書き込まれているかどうかを判別できませんでした。
  • 現在では、メッセージ・ストア配信保証 により、送受信するアプリケーションは、データの送信または要求前に、メッセージが既にディスクに書き込まれているかどうかを確認できるようになりました。さらに、メッセージ・ストア配信保証 機能は、経過するとメッセージが自動的にディスクに書き込まれる最大制限時間を設定することもできます。
  • メッセージ・ストア配信保証 と、アプリケーションに対する ACK フィードバック通知との組み合わせにより、ハイパフォーマンスでハイレベルな配信保証が実現します。この組み合わせは、極めて高速な実行と、メッセージが失われないという保証の両方を必要とする、注文ルーティング・システムなどの金融市場フロント・オフィス・アプリケーションで活用することができます。
  • メッセージ・ストア配信保証 には、以下の 3 つの基本構成パラメーターが組み込まれています。- TimeToWrite: メッセージは通常、メモリー・バッファーが満杯になるとディスクに書き込まれます。しかし、TimeToWrite を設定することにより、バッファーが満杯になったときだけでなく、設定した時間に書き込み操作を開始することもできるようになります。これにより、メッセージ・ストア・サーバーがダウンした場合にも、メッセージが不揮発性ストレージに残る可能性を高くすることができます。
    - AckAfterWrite: この設定により、メッセージ・ストアは、データが不揮発性ストレージに書き込まれるまで送信側に ACK を戻さないように指示されます。これにより送信側は、どのデータが既に書き込み済みであるかを知ることができます。
    - RouteAfterWrite: この設定により、送信側は、メッセージが不揮発性ストレージに書き込まれるまでそれをルーティングしないように指示されます。これにより受信側は、書き込み済みのメッセージのみを受け取ることができます。
  • メッセージ・ストア配信保証 は、Linux および Windows 上でのみサポートされます。

■ 同期イベント配信

同期イベント配信により、定義された条件を検出した時点でイベント通知を即時に配信するように指定できます。イベントがアプリケーションにより処理されるまで、追加のメッセージが関連トピックで配信されないようにします。
  • 以前の LLMでは、イベント通知は非同期で配信されていたので、イベントが発生すると、通知がキューに追加され、それから順序どおり配信されていました。ただし、一部のアプリケーションにとってイベントが同期で配信されることは重要であるため、イベントが検出されると、即時に配信され、そのイベントがアプリケーションにより完全に処理されるまで、それ以上のアクションは取られません。現在では新しい同期イベント配信によりこれが可能になりました。

これを活用できる例として、パケット・ロスが重大な問題と見なされるという場合が挙げられます。この状況において、メッセージが失われたと判断された後には、アプリケーションにメッセージをそれ以上処理させないようにすることができます。これにより、失われたメッセージが再送されて受信されるまでメッセージ配信内のギャップを検出しようと、アプリケーションがシーケンス番号を維持して確認し続けなければならないという状態からアプリケーションを解放することができます。

■ スプリット・ブレインの防止および検出のサポート

新規のスプリット・ブレインの防止および検出機能は、LLMの Reliable and Consistent Message Streaming (RCMS) 高信頼性機能の拡張機能です。これらの機能により、コンポーネントのレプリケーションを特長とする複数層環境で生じる可能性がある問題に対処できます。スプリット・ブレイン防止機能は、複数のサーバーが 1 次サーバーとして動作してしまうという状態に対処するように設計されています。

スプリット・ブレイン検出は、ティアのメンバーがそれぞれ異なる出力を生成するという不適正な状態を識別するために使用できます。
  • スプリット・ブレイン防止: スプリット・ブレイン状態は、例えば、異なるティアにある複数のサーバー間での通信問題がある場合などに発生することがあります。スプリット・ブレイン状態は、ティア間が同期していないことによる、望ましくない動作の原因となる場合があります。この状態に対処するために、RCMS には、スプリット・ブレイン状態を防止するためのアービトレーターと呼ばれる新規インターフェースが追加されています。

アービトレーターの役割は、1 次サーバーをモニターし続け、その 1 次サーバーがダウンした場合は新しい 1 次サーバーを指定し、元の 1 次サーバーが再び稼働状態に戻った場合は規定の適切なアクションを取ることです。新しい機能にはデフォルトのアービトレーター実装が含まれており、それはまたアプリケーション開発者が独自のカスタム・アービトレーターを作成できる API インターフェースも提供しています。
  • スプリット・ブレイン検出: RCMS は、同期チェックポイントと呼ばれるさらに別の機能も提供しています。これはティアのメンバーがそれぞれ異なる出力を生成するという不適正な状態を識別するために使用できます。アプリケーションは、メッセージ・チェックサムを使用して、ティアのすべてのメンバーが同じ出力を生成していることを定期的に検査できます。RCMS がチェックサム比較が失敗したことを検出した場合、イベント通知がアプリケーションに出されます。
  • スプリット・ブレインの防止および検出は、Linux 上でのみサポートされます。

■ RCMS メッセージ・フィルター操作およびストリーム受諾
  • RCMS メッセージ・フィルター操作は、アプリケーションがメッセージ・プロパティーと RCMS トピック上の TurboFlow (ラベルまたはビットマップ) を、他の RMM トピック上での使用と同じ方法で使用できるメカニズムを提供します。RCMS により、メッセージには確実にティアのすべてのメンバー間で整合が取れる方法でフィルター操作が実行されます。このようにするために、メッセージ・フィルター操作は、ティアのリーダーの下にあるトランスポート層で実行され、RCMS は、ティアのリーダーのフィルター操作と整合するように、ティアのメンバー間でのフィルター操作を同期させます。これによりメッセージのフィルター操作は、RCMS 環境であっても高速で効率的な状態を維持することができます。
  • RCMS 受諾ストリーム・コールバックにより、RCMS トピック受信側を、あらかじめトピックの名前を知っていなくてもストリームを受諾するように構成できます。それでも RCMS では引き続き、ティアのすべてのメンバーがそれぞれのティアのトピックで厳密に同じデータを受け取り、指定されたティアのトピックにより受諾されるすべてのストリームが同一であることが必要です。

ネイティブ InfiniBand 用のマルチ・ホスト・チャネル・アダプター (HCA) サポート

この機能により、単一の LLM のインスタンスで、ネイティブ InfiniBand の使用時に複数の HCA インターフェースを使用することができます。

ネイティブ Infiniband のマルチ HCA サポートは、Linux 上でのみサポートされます。

■ RUM レイテンシーモニター

RUM レイテンシーモニターは、既にサポート対象である RMM レイテンシーモニターを、高信頼性ユニキャスト・トランスポートにまで拡張します。レイテンシーモニターは、RUM 送信側および受信側内の内部レイテンシーに関する情報を提供します。これはさらに、レイテンシーの増大につながるパケットまたはメッセージの累積を示す場合がある、主要なキューの状況に関する統計を提供します。アプリケーションはレイテンシーモニター・パラメーターを動的に設定して、モニター・プロセスにより消費されるリソースと、提供される情報量との間でバランスを取ることができます。

■ 追加のプラットフォーム・サポート
  • Linux on IBM System p がサポートされるようになりました。機能のレベルは、Linux on x86 で使用可能な機能と同等です。
  • Red Hat Enterprise MRG (Red Hat Realtime Linux ディストリビューション) がサポートされるようになりました。

■ 資料の増補

資料の増補内容には、オンラインのインフォメーション・センターの問題判別のセクションへの追加と、Linux 上でのパフォーマンス調整に関する新規セクションがあります。
  • LLM インフォメーション・センターの問題判別セクションへの増補として、LLM 通知メッセージと、それぞれの説明およびユーザー応答に関する資料が追加されています。
  • インフォメーション・センターのパフォーマンス調整についての新しいセクションには、Linux 上での LLM パフォーマンスの最適化に役立つ、アプリケーション開発者向けの技法および推奨事項が記載されています。

■ クロック同期テクノロジーのサポートについてのテクノロジー・プレビュー

この機能は、複数のマシン間でクロックを正確に同期させることができる、サポート対象ではないテクノロジー・プレビューです。このクロック同期テクノロジー機能は、複数のマシン間で同期する高精度クロックである、調整クラスター時刻 (CCT) ソースを提供します。LLM は、CCT をその時刻ソースとして使用するように構成できます。この時刻ソースは、複数のマシン間でレイテンシーを正確にモニターしたり、さらに 低レイテンシー・メッセージ・ストア とタイム・スタンプを正確に同期させたりするために使用できます。このテクノロジー・プレビューは現在のところ、Linux on x86 上でのみ動作します。

テクノロジー・プレビューとして、この機能はまだ開発途上であり、信頼性に欠ける可能性もあるため、サポート対象の一般出荷可能プログラムの一部ではありません。

IBM およびその直接または間接の子会社は、このテクノロジー・プレビューを特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任または保証条件は適用されないものとします。テクニカル・プレビュー・コードの使用またはパフォーマンスから生じるリスクについては、すべてお客様の責任において行われるものとします。


[1-3]前提ハードウェア



■ 前提ハードウェア:

ここでは最小要件をリストします。ご使用のシステムでの実際の要件は、お客様固有の環境、レイテンシー、スループット、およびデータ要件の複雑さに応じてここでの説明よりも多くなる場合があります。

キャパシティー要件に基づいて必要になる可能性がある追加のハードウェア:

  • CPU (プロセッサーまたはマルチコア・プロセッサー)
  • メモリー
  • サーバー (追加のキャパシティーまたは冗長用)
  • ディスク

ギガビットのネットワーク・アダプターおよびルーターが高速トランスポートには必要です。ネイティブ InfiniBand および IP over InfiniBand もサポートされています。
  • プロセッサー: AMD または Intel x86 アーキテクチャーの 32 ビットまたは 64 ビット、Solaris UltraSPARC、Linux で使用する PowerPC、HP-UX で使用する Intel Itanium IA64 プロセッサー、または Linux で使用する IBM System z z9 か z10
  • 最低速度 2.0 GHz の、1 プロセッサー (デュアル・プロセッサーまたはデュアル・コアを推奨)
  • インストール用の空きディスク・スペースとして、最低で 300 MB が必要
  • 以下のネットワーク・アダプターの 1 つ以上:
    - イーサネットの場合、1 または 10 ギガビットのイーサネット・アダプター
    - InfiniBand の場合、OFED-1.3 以降によりサポートされるホスト・チャネル・アダプター
  • 低レイテンシー・メッセージ・ストア 機能の場合、保管されるメッセージを保持するための十分なディスク・スペース、および保管されるメッセージの速度をサポートする十分に高速なディスク・システム


[1-4]前提ソフトウェア



オペレーティング・システム

■ 前提オペレーティング・システム

イーサネット、RCMS、および IPV6 経由の RMM および RUM の場合、以下のオペレーティング・システム・プラットフォームのいずれか 1 つ:

  • Red Hat Enterprise Linux 4 (x86 または x86-64)
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (x86、x86-64、ppc64、z9、または z10 (2))
  • Red Hat Enterprise MRG 1.1 (x86 または x86-64)
  • SUSE Enterprise Linux 10 (x86、x86-64、z9、または z10 (2))
  • SUSE Enterprise Linux 11 (x86、x86-64、または ppc64)
  • Microsoft Windows XP SP2 以降 (x86 または x64)
  • Microsoft Windows Server 2003 SP1 以降 (x86 または x64)
  • Microsoft Windows Vista (x86 または x64)
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86 または x64)
  • Solaris 10 UltraSPARC (32 ビットまたは 64 ビット)
  • Solaris 10 (x86 または x86-64)
  • HP-UX 11i v2 (3)

(2) RCMS および IPv6 は Linux on System z 上での動作がサポートされていません

(3) RUM、RCMS、および IPv6 は HP-UX 上での動作がサポートされていません

低レイテンシー・メッセージ・ストア の場合、次のいずれかのオペレーティング・システム・プラットフォーム:
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (x86 または x86-64)
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (x86、x86-64、または ppc64)
  • Red Hat Enterprise MRG 1.1 (x86 または x86-64)
  • SUSE Enterprise Linux 10 (x86 または x86-64)
  • SUSE Enterprise Linux 11 (x86、x86-64、または ppc64)
  • Microsoft Windows XP SP2 以降 (x86 または x64)
  • Microsoft Windows Server 2003 SP1 以降 (x86 または x64)
  • Microsoft Windows Vista (x86 または x64)
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86 または x64)

ネイティブ InfiniBand、共有メモリー・トランスポート、および RCMS スプリット・ブレイン機能を使用する RMM および RUM の場合、以下のオペレーティング・システム・プラットフォームのいずれか 1 つ:
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (x86 または x86-64)
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (x86、x86-64、または ppc64)
  • Red Hat Enterprise MRG 1.1 (x86 または x86-64)
  • SUSE Linux Enterprise 10 (x86 または x86-64)
  • SUSE Linux Enterprise 11 (x86、x86-64、または ppc64)

■ ランタイム要件
  • C および C++ アプリケーション -- Windows プラットフォーム: Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (出荷済み)
  • Java アプリケーション
    - Linux on x86 プラットフォーム: IBM JRE 5.0 (出荷済み)、または Sun Java SE 5 か 6
    - Linux on IBM system p か system z、または HP-UX: IBM JRE 5.0 (出荷済み)
    - Solaris プラットフォーム Sun Java SE 5 または 6
    - Windows プラットフォーム
      -- IBM JRE 5.0 (出荷済み)、または Sun Java SE 5 か 6
      -- Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (出荷済み)
  • .NET アプリケーション
      -- Windows プラットフォーム: Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (出荷済み)、および前提条件として Microsoft.Net Framework 2.0

■ InfiniBand のランタイム要件
  • OpenFabrics Enterprise Distribution (OFED) V1.3 以降

■ 開発システムの前提ソフトウェア
  • C および C++ アプリケーション
    - Windows プラットフォーム -- 以下のいずれかで実行する Microsoft Visual Studio 8.0 または 9.0 (32 ビット版または 64 ビット版):
      -- Microsoft Windows XP (SP2+)
      -- Windows Server 2003 (SP1+)
      -- Microsoft Windows Vista
      -- Microsoft Windows 2008
    - Linux プラットフォーム
      -- GCC 3.4.3 または GCC 4.1.0、32 ビットまたは 64 ビット (Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 4 での場合)
      -- GCC 4.1.2、32 ビットまたは 64 ビット (Red Hat Enterprise Linux Server 5 での場合)
      -- GCC 4.1.0、32 ビットまたは 64 ビット (SuSE Linux Enterprise Server 10 での場合)
      -- GCC 4.3.2、32 ビットまたは 64 ビット (SuSE Linux Enterprise Server 11 での場合)
      -- GCC 4.1.2、64 ビット (SuSE Linux Enterprise Server 10 on IBM System p または System z での場合)
      -- GCC 4.1.2、64 ビット (Red Hat Enterprise Linux Server 5 on IBM System System p または System z での場合)
    - Solaris プラットフォーム: Solaris 10 (SPARC) で実行する Sun Studio 11 (32 ビット版または 64 ビット版)
    - HP/UX プラットフォーム: HP-UX 11i v2 で実行する HP C/aC++ for HP Integrity サーバー (32 ビット版または 64 ビット版)
  • Java アプリケーション
    - Linux プラットフォーム: IBM SDK for Java 5.0 (出荷済み)、または Sun JDK 5 か 6
    - Windows プラットフォーム: IBM SDK for Java 5.0 (出荷済み)、または Sun JDK 5 か 6
    - Solaris プラットフォーム: Sun JDK 5 または 6
    - HP/UX プラットフォーム: IBM SDK for Java 5.0 (出荷済み)
  • .NET アプリケーション -- Windows プラットフォーム: Microsoft Visual Studio 8.0 か 9.0、および Microsoft .NET Framework 2.0

プログラムの仕様および所定稼働環境情報は、入手可能であれば、README ファイルなどのプログラムに付属の資料や、発表レターなどの IBM により公開される他の情報から参照することができます。資料および他のプログラムの内容は、英語だけでしか提供されていない場合があります。


[1-5]考慮点



[1-5-1] セキュリティ、監査性およびコントロール

アプリケーション・システムおよび通信機能におけるセキュリティー機能、管理手順、および適切な統制に関する評価、選択、および実装は、お客様の責任で行っていただきます。 


[1-5-2] IPLA とサブスクリプションおよびサポートの考慮事項

IPLA ライセンスは、1 つのマシンから企業内 (ただし、1 つの企業に限定されない) の別のマシンに移すことができます。お客様は、より経済的な料金にするために、製品を稼働しているすべてのプロセッサーのキャパシティーを集約することができます。その場合は、1 つのライセンス証書 (PoE) となります。製品ライセンスの使用許諾の制限内でのバリュー・ユニット配分の管理は、お客様の責任で行っていただきます。

サブスクリプションおよびサポートは、製品ライセンス使用許諾と同じキャパシティーをカバーするものでなければなりません。サブスクリプションおよびサポートは、契約した国でのみご利用いただけます。


[1-5-3] お客様の責任

WebSphere MQ Low Latency Messaging のインストール、設計、インプリメンテーション、およびメンテナンスの支援をお受けになるには、IBM サービスをご利用いただけます。WebSphere MQ Low Latency Messaging のインプリメンテーションには、以下のスキルが必要です。

  • ネットワーキング
  • C、Java、および .Netによるプログラミング
  • WebSphere MQ Low Latency Messaging に関する完全な理解

パスポートアドバンテージまたはパスポートアドバンテージ・エクスプレス経由で購入されたライセンスには、ソフトウェア サブスクリプションおよびサポート(ソフトウェア・メンテナンスと呼ぶこともあります)が含まれています。 契約に記載されているように、ソフトウェア サブスクリプションおよびサポートでは製品アップグレードおよびテクニカル・サポートが提供されます。
製品アップグレードでは、対象となるソフトウェアの最新バージョンおよびリリースが提供され、テクニカル・サポートでは、世界中の IBM サポート組織への音声または電子メールによるアクセスが提供されます。

IBM では、ご購入いただいた各プログラムのライセンス取得に 1 年間のソフトウェア サブスクリプションおよびサポートを含めています。初回のソフトウェア サブスクリプションおよびサポート期間は、更新オプションを購入していただくことによって延長が可能です。


[1-6]関連情報


[1-6-1] 出版物

製品と同梱して出荷される資料はありません。

IBM Publications Center は、70,000 品目のカタログと、IBM 製品出版物およびマーケティング資料のための全世界に対する中央リポジトリーです。拡張検索機能が使用できます。発注の支払オプションとしては、クレジット・カード (米国) を使用するか、または 20 か国でお客様番号を利用できます。
また、さまざまなファイル形式の多数の出版物をオンラインで利用することができ、それらはすべての国でダウンロードできます。

IBM Publications Center

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[1-6-2] パッケージ

WebSphere MQ Low Latency Messaging は、以下が含まれる単一のパッケージとして配布されます。

  • クイック・スタート CD。これには README ファイル、クイック・スタート・ガイド、およびインストールと構成のガイドが含まれています。
  • CD メディアに収められた IBM プログラム・パッケージ

[1-6-3] 参照情報
  • 2009年5月13日付け発表レター
WebSphere MQ Low Latency Messaging V2.2の発表」(SWA09036)

[1-6-4] 考慮点
MQ Low Latency Messaging V2.3は英語版で提供されます。

[1-7] 商標および免責事項


商標表示
  • IBM、AIX、WebSphere、MQSeries、AIX、AS/400、DB2、DB2 Connect、DB2 Universal Database、MVS、CICS、z/OS、zSeries、iSeries、pSeriesおよび OS/390 は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。 
  • Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。 
  • UNIX は、The Open Group がライセンスしている米国およびその他の国における登録商標です。 
  • Action Media、LANDesk、MMX、Pentium および ProShare は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
  • Solaris、Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • HP は Hewlett-Packard Development Company, L.P. の商標です。
  • Intel、Intel Inside (logos)、MMX、Itanium、および Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。 
  • Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。 
  • 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
本発表の内容は、発表時点の情報に基づいて作成されていますが、予告なく変更されることがあります。


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